存生記

存生記

2009年11月16日
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今月いっぱいで引っ越すのでその準備に追われている。今日はあの一角を攻めようという感じで、戦闘状態である。ハンマーで叩いて組み立て式の本棚を分解する。撤収も大変だ。今日までに大きなダンボール箱19個つめたところである。足りないので業者に追加発注する。清掃業者の人に申し訳ないくらい山ほどゴミが出る。必要なもの、何となく捨てられないものとふるいにかけていくと、捨ててもいいものはけっこうあるものだ。持っていてもきちんと収納して閲覧できないと、持っているだけでほとんど意味がないものもある。記憶で意識化できないモノなど存在しないのと同じである。

民主党の事業仕分けが話題になっているが、仕分けというのは荒っぽい。パッパパッパと決断していかないと先に進めない。引っ越しの仕分けで「改革」は達成されるのか。何かしら改善されたのか。それども移動に時間にエネルギーを消耗して失ったものの方が大きいのか。引っ越し準備で仕事のペースは明らかに落ちている。

手続きも面倒だ。電話局とプロバイダーが連動しているので、電話を解約し、メールアドレスを残すように手続きしてもらう。メールアドレスを維持するだけで月300円ちょっと払うのもシャクだ。簡単にアドレスを変えられない、変えたくないこちらの足元を見られている。

五時で役所が終わるので、転出届を出しに行く。隣の窓口では年金問題でずっと話し合っている女性がいる。引っ越しを何度もするか、あるいは仕事を変えていくと年金記録の書類をちゃんと保管するのは大変だろう。

こんなことばかりしていると、モノという存在の意味、モノに埋もれて生活することの必然性について嫌でも考えさせられる。どこまで捨てられるのかというのは、けっこうスリリングな過去の清算である。これからどうするかということも迫られる。そんなことが「パッパパッパ」の間に決定されていく。重要事項には、即座に決定すべきことと熟慮断行すべきものと二つあるが、とりあえず引っ越しに関しては、無造作なまでにスピーディに決めなければならない。

それにしても収納スペースが限られているというのは、脳内の思考の制限にも関わることだということも再認識する。手帳というのが電子手帳も含めて時間の活用ツールだとすれば、収納というのは空間の活用術であり、どちらも情報やリソースの活用という点において連関している。だが手帳と違って収納のほうは、最初から限界がある。

とにかく黙々と撤収を続けるだけだ。





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最終更新日  2009年11月17日 00時42分20秒


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