存生記

存生記

2010年09月18日
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「ミックマック」の悪役は、軍需産業だというところがいかにもフランス的だ。ところが検索してみると世界の軍需産業のベストテンにもフランスの企業は入っていない。米英がほぼ独占している。さすがに二十位以内となるとフランスから二社がランクインしている。お客さんは政府で、独占契約のために競争原理が他の商品のようには貫徹されないこともあり、スキャンダルも起こりやすい。この映画でも社長たちが契約を結ぼうと血眼になっていた。

 軍需産業は兵器だけではなく食品や衣料も含まれる。近代戦は最先端の技術がぶつかりあう総力戦なので兵器の優劣で勝敗が決するわけではない。どこでどう戦争とつながっているかわからない。いつのまにか軍需産業で働いているかもしれない。戦争と関係ない産業は有用性が低いとして仕分けされる世の中になるかもしれない。すでに経済競争という次元ではそれが現実になっている。

 この映画でコテンパンなめにあう社長たちのせいで会社の株価も暴落するのだが、いずれ他社がその地位におさまるか、別の社長が就任して軍需産業自体は存続してゆくのだろう。そういう力がものをいうやりきれない現実があるので、この映画のように悪役同士を競わせて自滅させるという「用心棒」のようなエンターテイメントはこれからも撮られることだろう。





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最終更新日  2010年09月19日 00時18分20秒


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