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ここでは、私が撮影に使っているN.I.N.A.(ニーナ)の基本設定について記載しています。いろいろ試しながら設定を変更していってるから、忘れないように現状をまとめておきます。(最終更新:2025/3/15: StellariumはQT5版を追記)<NINAの紹介>N.I.N.A.は天体写真を撮影するためのソフトウェアで、無料で利用することができます。セットアップがx64での提供なので、最新バージョンのニーナを利用するためには64bit OSが必要です。残念ながら、32bitPCで使っている場合は古いバージョンを使うしかなさそうです。N.I.N.A.のサイトは、https://nighttime-imaging.eu/ で、現在(2025/3/12)の最新バージョンは3.1 HF2です。<ダウンロード>https://nighttime-imaging.eu/download/1)Releasesのところにある「Download N.I.N.A. Setup x64 [64 bit]」ボタンを押して ダウンロード。2)ネットが使えないところでN.I.N.A.を利用する場合は、Miscのところにある 「Offline Sky Map Cache (3.3GB) 」も忘れずにダウンロード。<オプション設定>ダウンロードしたら、1)のN.I.N.A.をインストール。2)のファイルも展開しておきます。起動したら、以下の設定を行います。変更した設定は、現在開いているプロファイル(最初はDefaultなんちゃらというプロファイル)に反映されます。いろんな機材を切り替えながら使う方は、プロファイルを複数個定義して選択して利用する形になりますので、共通の設定を最初にやっておいてそのプロファイルをベースにして定義を増やしていくと、それぞれのプロファイルで個別に設定しなくてよくなります。言語の設定(オプション→一般)・起動したら、左のアイコンメニューからOptions(オプション)を選択して、サブメニューはGeneral(一般)へ。・右側のGeneral(一般)の欄のLanguage(言語)の項目を「日本語」を選択すると表示が日本語になります。・右側のスカイサーベイキャッシュディレクトリを先ほど2のファイルの展開先のフォルダにします。展開先のフォルダの末尾は、…\FramingAssistantCache_Full\FramingAssistantCacheになっているはず。機材の設定(オプション→機材)・カメラ、望遠鏡、架台等を設定します。・プラネタリウムソフトを併用する場合は設定します。私はStellarium(入手先:https://stellarium.org/ja/)を設定しています。Stellarium側のサーバ設定も必要です(別途後述します)が、これでN.I.N.A.から観測場所、ターゲット情報などをStellariumから取得することができるようになります。★カメラと望遠鏡のところの設定値は、プレートソルブ、フレーミングや撮影時に参照されるので、できるだけ正しい値を設定しておきます。なお、レデューサを介しているケースなどで、正確な焦点距離が分からない場合は、撮影した画像からASPSで計算することができるので、とりあえずおおよその値でもいいです。★★重要★★Stellarium25.1でQT6版もASCOMを再度サポートするようになりました。その場合、ASCOM7が必要とのことでしたので、ご注意ください。(2025/5/2更新)Stellariumは必ずQT5版をダウンロードしてください。QT6版は24.3以降のバージョンではASCOMをサポートしなくなりました。QT6版では選択肢にASCOMが出ません。オートフォーカスとドームは該当せず使っていないので省略。撮像の設定(オプション→撮像)・ファイル設定で画像の形式とパスを指定します。・ファイル名称は必要に応じて変更します。★望遠鏡を複数お持ちの方はファイル名に望遠鏡名等を挿入しておくとよいと思います。※右の列の設定は必要になった際に変更でよいと思います。 なお、私は次回からLegacy Sequence Templateファイルを指定する予定です。プレートソルブの設定・(準備)あらかじめプレートソルブに使用するソフトウェアをダウンロードしてインストールしておきます。・プレートソルバー(通常使うもの)、ブラインドソルバー(空のどこかわからないときに使うもの)を設定します。・プレートソルブ設定で、利用するソルバーの実行ファイルの位置(インストール先)を設定します。※私は通常は、ASTAP(入手先:https://www.hnsky.org/astap.htm)を設定しています。星の数が少ないときには、All Sky Plate Solver(ASPS)(入手先:https://www.astrogb.com/)に切り替えて使っています。ひと通り設定が完了したら、オプション-一般に戻って、プロファイルのコピー(+ボタン)してバックアップをとっておきます。<プラグイン> プラグインの選択(プラグイン→利用可能) ・利用するプラグインを選択します。 ※私は極軸設定にThree Point Polar Alignment(TPPA)を利用しているので、ここでインストールします。プラグインをインストール後、再起動を促されるので、ニーナを一度停止して、再度開始します。<サイト情報(再掲)>・N.I.N.A.のサイト:https://nighttime-imaging.eu/・N.I.N.A.のダウンロード:https://nighttime-imaging.eu/download/・Stellariumのサイト:https://stellarium.org/ja/・Stellariumのダウンロード:https://github.com/Stellarium/stellarium/releases・ASTAPのサイト:https://www.hnsky.org/astap.htm・All Sky Plate Solver(ASPS):https://www.astrogb.com/基本的な設定はこんな感じです。変更したら、また追記しますね。お気づきの点がありましたら、教えてくださいませ。<My撮影環境ノウハウ> =目次=N.I.N.A.の基本設定StellariumとN.I.N.A.の連携(設定と使用例)プレートソルバー ASTAP編プレートソルバー ASPS編ZWO AM5とPC・スマホとの接続についてAM5をPCから使う
2025.03.12
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<連携のための設定>StellariumをN.I.N.A.と連携させるためには、まず、N.I.N.A.のオプションのプラネタリウムソフトの項目で、Stellariumを選択します。次にStellarium側のサーバを使う設定を行います。Stellariumのプラグイン「リモートコントロール」を選択。「起動時に実行」をチェック。「設定」から、「サーバが利用可能」及び「起動時に自動的に有効にする」をチェック。これでStellariumとN.I.N.A.の連携の準備が整いました。<使用例>私がよく使う連携機能は以下の通りです。1)位置情報の取得設置完了後に、Stellariumで場所を選択・設定した後、N.I.N.A.の「オプション→一般」の天文測定学の項目にあるボタン(下記)で、場所を取得する。後で赤道儀と接続した際に、N.I.N.A.→赤道儀で位置情報を同期することができます。2)ターゲットの位置情報(赤経・赤緯)の取得N.I.N.A.には強力な検索機能を持つスカイアトラスが組み込まれており、オフラインキャッシュファイルも利用できるので、ターゲットを選択するときにはこれを使うこともできます。ここから、対象の天体を導入したり、シーケンサーにデータを送ることもできますし、「構図取り支援に設定」でフレーミングに送ることもできます。ただ、SkyAtlasには天球上を移動する惑星や彗星のデータは含まれていないし、星図を眺めながら、ターゲットを選択したいときもあります。こういうときは、Stellariumで目標を選択した後で、フレーミングでターゲットの位置情報を取得します。以下は昨年10月のC/2023 A3を選択した画面です。N.I.N.A.のフレーミングで、座標のところにある取得ボタンを押すと、Stellariumのターゲット座標を取得することができます。明るい彗星の場合はどちらに尾が伸びているか、によって構図の中心をここで少しずらした上で、「目標をシーケンスに追加」からシーケンサーにデータを送ります。シーケンサー(Legacy Sequencer)の例。現在の日付と時刻になるので、出没グラフは当時のものではありません。念のため。当日の撮影シーケンスが整ったら、シーケンスを開始して、撮像を行います。シーケンサーでは、ターゲットの撮像中に別のターゲットを選択して追加することもできますし、当該ターゲットの撮影枚数を減らしたりすることもできます。一連のシーケンスが終わった後、カメラの昇温や架台をパークポジションへ動かしておくこともできます。物理的に、順調に撮影できる環境が整ったら、仕掛けて寝てしまうこともできるわけです。笑。N.I.N.A.とStellariumの連携はこんな感じです。<My撮影環境ノウハウ> =目次=N.I.N.A.の基本設定StellariumとN.I.N.A.の連携(設定と使用例)プレートソルバー ASTAP編プレートソルバー ASPS編ZWO AM5とPC・スマホとの接続についてAM5をPCから使う
2025.03.12
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今日は嫁さんのFIT4(e:HEV HOME)の車検でした。代車はFITの予定だったけど、まだ戻ってきてないとのことで、N-BOX JOY(NA)になりました。まあ、終いのクルマは軽かなぁ、と思っていたので、実はいい機会だと思いました。あわてて整備さんに文句を言っている営業さんに、「だって、ホンダでいちばん売れてるクルマでしょ?乗ってみますよ」と告げて乗り込み。IGN ON!あ。ガソリンが3目盛りしか入ってないや。。。すかさず営業さんが「あ。ガソリン入ってない。なにやってるの。足りないですよね?」3目盛り、1/3か。150kmぐらい走るんじゃないですか?ま、いいですよ、と言って走り出す。走り出して燃費計を見ると、走行可能距離は89km、燃費は19.0km/Lと表示された。思ったより走れないね。とりあえず、嫁さんと予定していたランチへ向かう。ECONモードの発進は、軽NAらしく、ちょっともっさり。ハンドルは軽め。サスはやわらかめでショックはいなすけど、少し横揺れの収束が遅れる感じ。まあ、軽トールワゴンだからこんなもんかなぁ。ECONモードをオフ。ふむ。発進時のレスポンスはがぜん良くなる。けど、上りになると、結構回る感じだわね。ちょっとうるさい。笑。こりゃ長崎みたいにアップダウンが多いところだと、低回転で走れるターボの方が燃費はいいかもねぇ。。。ACCはフィットより優秀!ちょっとした減速時にFITだとすぐにブレーキ踏んでくるので、スバル乗りにはすごい違和感があるんだけど、N-BOXは普通にアクセル抜くだけみたい。FITのやつもこれにアップデートしてほしいなぁ。目的地の駐車場についた。バックビューモニターは魚眼レンズのような周辺の歪みがおおきい表示でむりやり広角にしてる感じ。まあ、もともと免許取り立てのときに家の配達でトラックを運転してた関係で、窓から直接目視してバックする私にはあんまり関係ないけど、嫁さんは驚いていた。爆。クルマが箱型だから、まっすぐ入れやすいのは入れやすい。ランチを食べて、クルマに乗ったところで営業さんから電話。嫁さんから電話を受け取って話をきく。何?フィットのカギがしまっている?いや、受付担当に言われた通りにドアハンドルのところに鍵入れておきましたけど。。。あ。やっぱり入ってますよね。そりゃそうだ。そういえば、ホンダ車はたとえクルマの中に鍵があっても、鍵を持っている人がドアハンドルに触るとロック・アンロックができてしまう。スバルだと、ピーピーピーと言われてロックできないんだけどなぁ。この仕様はキー詰め込みのトラブルしか産まない気がするので、要改善だと思います。>ホンダの設計の方嫁さんが荷物を降ろしているときにドアハンドルスイッチ(ボタンじゃない、タッチ)に触れてロックされたっぽいな。国道に面した駐車場だからドアロックの音に私も気づかなかったし。。。ま、しょうがないね。買い物が終わったら、鍵もっていくわ、と告げて、買い物へ。買い物終了。はあ、ホンダに寄って帰ると回り道だなぁ、と思いながら、走り出す。うーん。ECONオンで走ってるけど、走行可能距離がズンズン減っていくなぁ。あと59kmだって。嫁さんが通勤で使った後、どこにも行けないレベルだわ。。。満タンでどれくらい走るんだろ?このクルマ。営業所に到着。バックビューモニターは切り替えたらずいぶんせまいけど、広角歪みはなくなりました。FITのカギを開けて、ドアのところにある鍵を整備さんへ手渡す。ガソリンやっぱり足りないみたいだけど、こっちで入れたら払ってくれるの?それともクーポン出せる?整備さん、思案の末、そういえば代車用のFITが戻ってきてます。こっちはほぼ満タンです!とのこと。んじゃ、それで。N-BOXのカギは運転席ドアのところに。窓は開けてあります。笑。そういうわけでN-BOX JOY体験はあっさり終了。ほんとはいろんなところに行って、クルマの性格をもっと見たかったんだけどなぁ。。。まあ、しょうがないね。ま、よくできたクルマだけど、所有して乗ったらいろいろ不満がおっきくなるかなぁ、という感じでした。そういうわけで、次は、FIT4(NA)のインプレッションになります。笑。
2024.12.20
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さて、スタパーです。今夜は20時過ぎにスピカ食があるということで、明るいうちに山に上がります。着きました。あ、暑い~。蚊よけの長袖シャツをイスにかけて、Tシャツ姿で作業します。受付を設置した後、スピカ食観測用に80EDとポルタを出します。お手軽セットですね。月を導入してみて、準備完了。撮影しないから、ま、これぐらいで。途中で買ってきたサンドイッチをほおばります。晩飯食べておかないと、途中で電池切れするもんね。潜入まで、まだ時間があるので、やってきた親子連れの方に、月(とスピカ)を観てもらいます。電視観望で見せる機材も隣に出てるから、まあ大丈夫でしょうけど、親子連れにいちおう双眼鏡を貸出しておきました。こちらの双眼鏡は、先日SVBONYさんのキャンペーンで当選していただいたSV30になります。なんとピント調整機構がないんです。いただいたときは半信半疑だったのですが、私の矯正視力ではちゃんとピントが出ることは確認済みですが、本格的に出すのは今夜がはじめて。最初に親子連れさんに代わる代わる覗いてもらって、覗き方を説明して、月がちゃんと見えることを確認してもらいました。小さなお子さんでも持てるようなので、結構使えそうですね。よかったよかった。Ksさん家族がやってきた。潜入までの時間があまりないので、いそいで機材の設置中。この緊張感は、家族にはあんまり伝わらないよねー。手は出さずに、手元を照らしながら、様子を見る。PoleMasterは薄明じゃ極軸がでないんですよー。うんうん。AM5も似たようなもんだよ。宵の彗星は大変よねー。さて、潜入です。だいぶ近づいてきました。周りでは子供たちがカウントダウンをしています。最初は30秒ぐらいから始まってましたけど、ゼロまで行って、何度も10秒前にさかのぼってカウントダウン。まあ気分でいいんです。笑。あ、消えた。恒星食だとホントに一瞬ですねぇ。さて、出現は20分か30分ぐらい後?Fさんのタイマーお任せして、しばし月を鑑賞。やっぱり月はきれいだわ。懐中電灯を取り出して親子連れに夏の星座を一通り解説して、あとは周りの望遠鏡陣におまかせ。笑。今日は、先日FJさんが仕入れてきたばかりの銀次30cmの白木峰デビューということで、そちらが主役だな。いちおうC5も外に出して温度順応させてるけど、他の人の望遠鏡を覗かせてもらうのも楽しいからね。いろいろ見せてもらって、やっぱり口径の威力ってすごいんだなぁ、と実感しました。あ。アラームが。そろそろ出現の時間だ。赤道儀で追っかけているわけじゃないから、だいたいこの辺かな?というところをジーッと観続ける。あ。出てきた。まるで月面に隕石がぶつかったみたいに月の縁がピカッと明るく輝く。さすがにスピカ。明るいわー。潜入と出現を両方観測できたな。好天に感謝だわね。あとは、私はのんびり観望だな。撮影もしないし。Ksさんところを覗いてみる。撮影画像のチェック中か。Yくんから質問。土星はまだ見えないですかね?そろそろ上がってきてるんじゃね?自分のところに戻って探す。お。居た居た。土星だ。お団子。おー、今日はシーイングがいいな。Yくんに声を掛けて、位置を確認してもらう。自分の機材に戻っていった。ドブソニアンで覗くにはまだ高さが足りないので、周りに居る人たちに、80EDでちっちゃい土星を観てもらう。ねー、串にささったお団子みたいですよねぇ。おもしろいですよね。アルビレオ、コートハンガー、ミザール-アルコル、コルカロリなどを観てもらって、さりげなく目を慣らしてもらう。見えているものを頭の中でイメージ化できるようになっておくのは、とても大切だものね。笑。hiroさんからお声がかかる。オライオンのマクカセ(OMC140DX 14cm)と笠井のニュートン(スーパー銀次 15cm)の見比べだ。同じアイピースとのことなので、望遠鏡の性格がそのまま比較できる。どちらもすごい土星なんだけど。いざサイドバイサイドで覗いてみると、ぜんぜん違うのねぇ。笑。14cmマクカセは背景がストンと暗くなる。その中でしっとりした土星が宇宙に浮かんでるみたいな感じ。土星本体の模様のコントラストもいい。ひさしぶりにマクカセ覗かせてもらったわー。極小斜鏡の15cmニュートンは反射らしいきれいなカラッとした星像を見せてくれる。カチッとしたこの見え方、私はとっても好きだなぁ。隣りではFJさんがいろんな天体を導入しては見せてくれる。すごくうれしそう。ずっと13cmで、念願の大口径だものねぇ。気持ちはよく分かります。13P/Olbers彗星を入れてくれたときはちょっと驚いた。口径が大きいと、これぐらいの等級でもとっても彗星らしく見えますね。「彗星らしい」とコメントさせてもらったけど、うまく伝わったかしらん。笑。・・・13P、やっぱり撮影してみてもよかったのか?いやいやスピカ食と両方は厳しいもんね。よくばってどっちも失敗するのがオチだわ。爆。ENさんとしばしクルマ談義。おー、なつかしい。NA、FCの話は言うに及ばず、ファミリアターボの四駆の話とかスリーローターのコスモの話とかまでできて、とってもおもしろかった。電池切れする前に買ってきておいたおにぎりをほおばる。・・・nob.さんが雲仙ハムを焼いてくれた!おいしー。・・・ten.さんからは恒例の野菜コンソメスープ。大満足だな。お。星見人さんがやってきた。今日は観望会をこなしてから到着なので、すでに夜半は回ってる。観望会はうまくいったらしい。そりゃ晴天だったからね。私はすでにバテバテで動きがスローモーなんだけど、やっぱり覗かせてもらわないわけにはいかないよねぇ。笑。いろいろ覗かせてもらいながら話をしていると、ten.さんが二人組を連れてきた。少し雲がでてきてるけど、星見人さんだと開いてるところでなんとかするから問題ないね。私は横からチャチャを入れながら、ミニ観望会だ。自分が観たいものを提案しながら見せてもらってるから一挙両得。爆。木星と火星を覗かせてもらって、少し雲がでてきたから一服しに席に戻った。いやあ、木星は言うにおよばず、火星はまだまだ小さいのに模様が見えるわ。40cmおそるべし、とイスに座って、しばし感慨にふける。hiroさんのニュートン、木星ですか?はりゃー、15cmでフェストーンのモヤモヤまで見えてるわ。こりゃすごい。今夜のシーイングがめちゃいいのもあるけど、この望遠鏡の底力はすごいなぁ。お宝望遠鏡ですねぇ。さて、一休み終了。いつのまにかすっかりピーカンだわ。今度はニンジャの近くにイスを持っていって、体力節約。。。。いろいろ横から見せてもらう。ニンジャの口径を活かした低倍率のラインアップもずいぶんと充実した感じ。もともと頭の中にはいろんな対象がぎっしり詰まってるから、空さえ見えていれば、そりゃ次々と。エンドレスだな。4時を回ったところで、体力の限界。寝落ちしそうだから、一足お先に帰路につく。スタパー、今夜もよく晴れてくれました。ご参加いただいたみなさん、覗かせてもらったみなさん、どうもありがとうございました。あ。そうだ。Pixel8aで撮った天の川です。Yくんが使ってたポラリエUに載せてもらって撮影しました。南の方は諫早の明りがけっこう明るいですね。こちらは夏の大三角です。七夕(旧暦)ですからね。年に一度の逢瀬です(^^)
2024.08.10
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今回はプレートソルブに利用するプレートソルバーを説明します。<プレートソルブ・ソルバー>実際に撮影した画像を解析して、望遠鏡が空のどこを向いているか、を得ることをプレートソルブ、プレートソルブしてくれる仕掛け・ソフトウェアをプレートソルバーと呼ぶようです。これにより、極軸望遠鏡がない赤道儀で極軸を合わせたり、極軸が多少ずれているセッティングでもずれを補正して視野のセンターに導入することができます。昔は自分でセンタリングして同期を掛けながら、導入の誤差を小さくしていったわけですけど、技術の進化ってすごいですねぇ。<N.I.N.A.のプレートソルバーの解説>N.I.N.A.のプレートソルバーに関するページ:https://nighttime-imaging.eu/docs/master/site/advanced/platesolving/詳しいことはこちらを直接参照していただくのがいちばんです。笑。自動でプレートソルブするために重要なポイントは二つあります。Camera Pixel SizeGo to Options->Equipment->Camera section, the pixel size needs to be entered in micrometers.Telescope Focal LengthGo to Options->Equipment->Telescope section and set the focal length of your telescope in millimeters. The value has to be the effective focal length considering all correctors and optical elements that could shift the overall focal length要は、設定のところでも軽く触れていたカメラのピクセルサイズと望遠鏡の焦点距離ですね。N.I.N.A.はプレートソルブを行う際に、プレートソルバーに対して上記の二つのパラメタを渡すので、ちゃんと設定しとかないと、正常にプレートソルブできなくなります。TipIf you are unsure about the effective focal length, you can use nova.astrometry.net to validate your real focal length. Upload a non binned image of a target that used your current setup. Once the image is solved the "Pixel Scale" is displayed. You can extract the focal length now by using the formula"Focal Length = (Camera Pixel Size / Pixel Scale) * 206.26"もし、(合成)焦点距離がはっきりしないときは、Astrometryで撮影した画像を解析してもらって、PixelScaleの値を元に、(焦点距離)=(カメラのピクセルサイズ)/PixelScale*206.26で算出することができます。計算するのが面倒な方は、後述のASPSにもツールが内蔵されています。ASPSはPixelSizeをfits画像のヘッダから取得するので、Astrometryで得られたPixelScaleの値を入力するだけで、焦点距離を得ることができます。<プレートソルバー:ASTAP>最初に紹介するのは、N.I.N.A.のマニュアルページでも推奨してあったASTAPです。ASTAPはオフラインで動作します。通常の夜空でのプレートソルブは非常に高速で、ほぼ瞬時か数秒で解析してくれます。ブラインドソルバーとしても優秀です。ASTAPのサイト:https://www.hnsky.org/astap.htmこちらから①Program Installer、②Star Databaseの二つをダウンロードしてインストールします。②のStar Databaseについては説明があるので、環境/写野に応じて必要なものを選択します。私が出先で使っているのは、ストレージが小さいタブレットがD05、ミニPCがD20です。自宅のデスクトップでもD20でしたが、今回この記事を書きながらV50をインストールしてみました。ASTAPに、先日撮像したM86付近(マルカリアンチェーン)のfitsをプレートソルブした結果は下記のようになります。North(天の北極)方向は-173.64°で7°ほど南北方向がずれていること、南が上になっていることがわかります。もうちょいまっすぐセッティングできるといいんですけどね。毎回調整を忘れてしまいます。ASTAPが変更したfitsヘッダは右上のBOXに表示されています。この内容は下記のようになってます。(撮影地のロケーションは伏字にしてます)SIMPLE = T / C# FITS BITPIX = 16 NAXIS = 2 / Dimensionality NAXIS1 = 4144 NAXIS2 = 2822 BZERO = 32768 EXTEND = T / Extensions are permitted IMAGETYP= 'LIGHT' / Type of exposure EXPOSURE= 60.0 / [s] Exposure duration EXPTIME = 60.0 / [s] Exposure duration DATE-LOC= '2025-03-09T02:51:06.628' / Time of observation (local) DATE-OBS= '2025-03-08T17:51:06.628' / Time of observation (UTC) DATE-AVG= '2025-03-08T17:51:36.834' / Averaged midpoint time (UTC) XBINNING= 1 / X axis binning factor YBINNING= 1 / Y axis binning factor GAIN = 240 / Sensor gain OFFSET = 10 / Sensor gain offset XPIXSZ = 4.63 / [um] Pixel X axis size YPIXSZ = 4.63 / [um] Pixel Y axis size INSTRUME= 'SVBONY SV405CC' / Imaging instrument name CAMERAID= 'SVBony_01230D3CDF0B028DEE230816000d' / Imaging instrument identifier SET-TEMP= 0.0 / [degC] CCD temperature setpoint CCD-TEMP= 0.1 / [degC] CCD temperature BAYERPAT= 'GRBG' / Sensor Bayer pattern XBAYROFF= 0 / Bayer pattern X axis offset YBAYROFF= 0 / Bayer pattern Y axis offset USBLIMIT= 1 / Camera-specific USB setting TELESCOP= 'C5' / Name of telescope FOCALLEN= 909.0 / [mm] Focal length FOCRATIO= 7.0 / Focal ratio RA = 186.550031052177 / [deg] RA of telescope DEC = 12.9431179607102 / [deg] Declination of telescope CENTALT = 64.1975 / [deg] Altitude of telescope CENTAZ = 223.441666666667 / [deg] Azimuth of telescope AIRMASS = 1.11041148034863 / Airmass at frame center (Gueymard 1993) PIERSIDE= 'East' / Telescope pointing state SITEELEV= 110.0 / [m] Observation site elevation SITELAT = **.************* / [deg] Observation site latitude SITELONG= ***.************ / [deg] Observation site longitude OBJECT = 'M86 Markarian''s Chain' / Name of the object of interest OBJCTRA = '12 26 13' / [H M S] RA of imaged object OBJCTDEC= '+12 56 36' / [D M S] Declination of imaged object OBJCTROT= 0.0 / [deg] planned rotation of imaged object ROWORDER= 'TOP-DOWN' / FITS Image Orientation EQUINOX = 2000.0 / Equinox of coordinates SWCREATE= 'N.I.N.A. 3.1.2.9001 (x64)' / Software that created this file CTYPE1 = 'RA---TAN' / first parameter RA, projection TANgential CTYPE2 = 'DEC--TAN' / second parameter DEC, projection TANgential CUNIT1 = 'deg ' / Unit of coordinates CRPIX1 = 2.072500000000E+003 / X of reference pixel CRPIX2 = 1.411500000000E+003 / Y of reference pixel CRVAL1 = 1.865500176084E+002 / RA of reference pixel (deg) CRVAL2 = 1.293500407673E+001 / DEC of reference pixel (deg) CDELT1 = 2.925516593370E-004 / X pixel size (deg) CDELT2 = 2.926635433304E-004 / Y pixel size (deg) CROTA1 = -1.736248629486E+002 / Image twist X axis (deg) CROTA2 = -1.736321769113E+002 / Image twist Y axis (deg) E of N if not lipped.CD1_1 = -2.907425773496E-004 / CD matrix to convert (x,y) to (Ra, Dec) CD1_2 = 3.248425921840E-005 / CD matrix to convert (x,y) to (Ra, Dec) CD2_1 = -3.245955401529E-005 / CD matrix to convert (x,y) to (Ra, Dec) CD2_2 = -2.908579153948E-004 / CD matrix to convert (x,y) to (Ra, Dec) PLTSOLVD= T / Astrometric solved by ASTAP v2024.03.13. COMMENT 7 Solved in 0.1 sec. Offset 29.0". Mount offset RA=0.0", DEC=29.2"END 最後のところを見てもらうとわかるのですが、プレートソルブに0.1secしかかかっていません。TPPAで合わせた極軸は29秒ほどずれているようですね(^^;ASTAPはプレートソルブだけではなくて、実はすごい多機能なソフトウェアです。画像のスタックもできますし、Toolメニューの内容は以下のようになっています。ワクワクしますよね(^^)これはM86の画像に、いちばん下の「Deepsky annotation」をやってみた例です。この記事はプレートソルブに関するトピックなので、他の機能の紹介はまた改めて記述したいと思います。一個だけ付け足すと、今回の紹介記事を書いてて、銀河のHyperledaアノテーション機能を試そうとしたりしているうちに、いつのまにかプレートソルブができなくなりました。なんかぶっ飛んだようです。アンインストール&再インストールしてみても同じだったので、File→Settings→Return to Default setting and exitを行うと、正常に動作するようになりました。初めての出来事だったので結構焦りました。同じような状態になったら、アンインストールする前に試してみてくださいね。ああ。ASPSについても書こうと思ってましたが、すでに長くなってしまったので、ASTAP編で一旦終わりにします。<My撮影環境ノウハウ> =目次=N.I.N.A.の基本設定StellariumとN.I.N.A.の連携(設定と使用例)プレートソルバー ASTAP編プレートソルバー ASPS編ZWO AM5とPC・スマホとの接続についてAM5をPCから使う
2025.03.13
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