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ひさしぶりにブルックナーを聴きだしたら、なんだかすごくいい!若い頃は、曲が長くて3管編成のオケなんて厚ぶったくてあまり好んでは聴かなかった。レコードだと2枚組でかけるのめんどくさかったしね。年を重ねるとともにブルックナーの”良さ”がだんだんわかってきたというか、近頃は何度でも聴き返したいと思う。繰り返し聴くうちに新たに気付くことがあったりして、ブルックナーのシンフォニーは奥が深いなー、と思う。今日は、7番を聴いていて、ここが「すごくいいー!!」と思った。このヴァイオリンパート!ああ、なんと美しい。。。最近はゆっくりしたテンポの抒情的な音楽が好きです。やはり歳をとったせいだろうか。しばらくは、ヨッフムじいさんのこの全集とお付き合いします。ブルックナー 交響曲全集オイゲン・ヨッフム指揮/ ドレスデン・シュターツカペレEMI TOCE-6931~39[by NAGたま]
2010.05.17
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『ヘキサゴンファミリーコンサート WE LIVE ヘキサゴン2009』 (デラックスバージョン) [DVD]ヘキサゴンオールスターズ(ポニーキャニオン PCBC-51242)さっそく見ました。とにかく楽しいです、本編139分があっという間でした。ヘキサゴンファミリーがみんな楽しんで歌っているのが伝わってきて見ていてとにかく楽しい。NAGたま的には「19. LOVEマシーン/ヘキサゴンオールスターズ女祭り」が一番の盛り上がりでしたね。そして、最後にちょっぴり泣かされました。”仲間”っていいですね。[by NAGたま]
2010.01.26
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Perfume 2nd Album 『 GAME 』(徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-73325)最近お気に入りでよく聴いているのはPerfumeです。Perfumeは「近未来型テクノポップユニット」などといわれていますが、NAGたまが始めて聴いた時の印象は「懐かしい~!」でした。それは、中学生の頃に聞いていた『Yellow Magic Orchestra(略してYMO)』のサウンドを思い浮かべるものだったからです。当時シンセサイザなどの電子楽器やコンピュータを多用したサウンドは珍しく、YMOの活動はテクノミュージックという新たな音楽ジャンルの確立に大きな影響を及ぼしたのでした。おそらくNAGたまと同じ世代で1980年代のテクノブームを知っている人はPerfumeのサウンドを懐かしく感じるのではないかと思います。逆に若い世代には新しいのでしょうかね。そんなちょっとレトロな感じのするPerfumeの楽曲を手懸けるのは中田ヤスタカ氏です。自身も参加するユニットcapsuleの他、音楽プロデューサーとして数々のアーティストに楽曲提供をおこなっています。シーケンスによるメロディとヴォコーダーやエフェクトを効かせたヴォーカルサウンドが特徴的で、capsuleではクラブサウンド的要素が強いようですが、Perfumeではさらにキャッチーなメロディラインを使うとによりアイドル的要素を持たせているように感じます。Perfumeの3人それぞれの声の特徴を生かしたヴォーカル処理とコンピュータによる無機質なサウンドを融合することにより独特の効果を出しています。このアルバムの中でのNAGたまのお気に入りは10曲目の「Butterfly」です。これはYMOのデビューアルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』のサウンドそのものといった感じで、もしかして『 GAME 』 というアルバムタイトルもここら辺からきているのでは?と思ってしまいます。最近テレビ出演が多くなっており、広島弁による軽妙(?)なトークでも楽しませてくれています。[by NAGたま]
2008.04.29
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シュトックハウゼン / 電子音楽「テレムジーク」(1966)KARLHEINZ STOCKHAUSEN / TELEMUSIK シュトックハウゼン全集第9集(GER EXP139)よりカールハインツ・シュトックハウゼンは1928年生まれのドイツを代表する現代音楽の作曲家です。オリヴィエ・メシアンに師事し、第二次世界大戦後の前衛音楽の中で、ピエール・ブーレーズ、ルイジ・ノーノらと共に現代前衛音楽の三羽烏と言われていました。電子音楽では「テレムジーク」「ヒュムネン」などの傑作を作曲し、日本の黛敏郎をはじめ多くの音楽家に影響を与え、電子音楽の発展に大きく貢献しました。「テレムジーク」は1966年1月23日から3月2日にかけて東京のNHK電子音楽スタジオにて製作され、オリジナル・テープは1966年3月22日に東京のNHKスタジオにて世界初演されました。曲名はギリシャ語で「遠い」を意味する「Tele」とドイツ語で音楽を意味する「Musik」を合わせたものです。ドイツからはるばる遠い日本まで来て製作したということもあるのでしょうが、曲の素材として世界中の民族音楽をコラージュしていることに由来するものと思われます。「テレムジーク」は32のStructure で構成されています。それぞれのStructure は13秒から2分23秒の持続時間を持ち、アフリカ、アマゾン、バリ、ベトナム、ハンガリー、スペイン、日本など世界中の様々な民族音楽をコラージュして電子的に加工され6トラックのテープレコーダー使って製作されています。すべてのStructure は別々に製作されたあとテープをつないで最終的に1曲にまとめられています。各Structure の接続部分には日本の伝統的な打楽器の音が使用されていて、作曲者の日本への敬意の表れが感じられます。NAGたまが初めて聞いたのは中学生のころNHK-FMで放送されたものでした。NHK電子音楽スタジオの特集番組で黛敏郎や湯浅譲二などの作品も放送され、とても衝撃を受けました。電子音楽を聴くのは初めてでしたからね。オリジナルは5chのマルチチャンネルで、会場を包み込むように配置されたスピーカーから空間を自由自在に飛び交う音響効果はいかなるものか想像するだけでもわくわくしますが、CDでは2chステレオでしか聞くことが出来ないのが残念です。この曲のNAGたまのお気に入りは、曲の終盤に近い「Structure31」の部分です。「Structure31」は2分23秒でこの曲中ではもっとも長い部分です。高周波で電子的に変調された日本の寺院の鐘の音が、果てしなく広がる静かな地平と彼方に煌く星たちを連想させ、ブラックホールを抜けて別世界に到達したような感覚を感じます。今日では電子音楽の古典的作品となってしまいましたが、久しぶりに聴いてもその前衛性はまったく色あせておらず、むしろ新鮮に感じます。[by NAGたま]
2008.01.06
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ブルックナー 交響曲第9番 ニ短調 (原典版)カール・シューリヒト指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音1961年)新星堂創業40周年記念オリジナル企画 ウィーン・フィルと偉大な指揮者たち(CD3枚組)SGR-1002よりブルックナー最後の交響曲で未完成の作品。作曲は1887年から1896年にかけて。ブルックナー最晩年の作品で、彼の最高傑作と言えます。最近では多くの録音がありますが、この曲の名演はなんといってもこのシューリヒト&VPOの1961年のステレオ録音です。ブルックナーの高い精神性を見事に表現した演奏ではないかと思います。弦楽のトレモロの出だしから一挙にブルックナーの世界に引き込まれます。第1楽章ではホルンの動機が印象的ですがウィーンフィルのホルンはピアノでは温かくフォルテシモでは輝かしく荘厳に響き身震いをおぼえます。シューリヒトの指揮は強調や誇張がなく枯れた味わいのある表現で、特に音符と音符の間の絶妙な”間”の表現が素晴らしい。NAGたまが特に好きなのは第3楽章155小節のAの和音から始まる下降型。この神秘的とも言える音は天才でなければ書くこのできない、透明で高い天に上るような情景を思わせます。そして最後は夢見るようなホルンの上行型に続く和音で曲が閉じます。まるで聞くものを清浄の彼方へと連れ去るかのように。[by NAGたま]
2008.01.05
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