喜多山栄の乗って、歩いて、湯に浸かり…

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喜多山栄

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2007.10.05
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カテゴリ: 温泉
 JR紀伊勝浦駅から熊野交通バス「那智山神社お寺前駐車場」ゆきに乗って約10分。「杉の木」バス停で下車すると「那智天然温泉」の看板が見えてきます。

紀伊勝浦駅にて 熊野交通 那智山ゆき

那智天然温泉の入口を示す看板



 鉄パイプに穴を開けた料金箱に200円の入浴料を投入して中に入ります。受付のおっちゃんが「ロッカーのカギ、いる?」と聞いて来たので「要ります」と答えたらカギが手渡されました。申告しないとロッカーは使えないということですね。入口の建物は事務所、休憩室と男性用脱衣所を兼ねた建物で、浴室は奥にある水色屋根のビニールハウスでした。

手前の建物が事務所、休憩室、男性用脱衣所 奥のビニールハウスが浴室

 「ビニールハウス温泉」は初めてです。先客は1人。あとから親子連れが入ってきました。

 タイル張りの二重半円形浴槽です。真ん中に男女の仕切りがあり実際は二重扇形の浴槽になります。外側の浴槽に「これでもか」というくらい多量に非加熱源泉がかけ流されていました。源泉温はS39年の分析表で36.2℃。湧出量は毎分600リットルとのこと。無色透明、硫黄臭、卵味がはっきり感じられるつるつるのお湯でした。

 加熱湯は二重半円浴槽の内側。外側の浴槽と浴槽内部でつながっており、源泉が供給されます。、浴槽の壁に2つの穴が開いていました。ちょうどその場所に対応する屋外に風呂釜が設置されていたので、常時生源泉を足しながら浴槽内で加熱するシステムのようです。入ってみましたが、加熱湯はアチチで長湯はできず、非加熱湯にどっぷりと浸かってしまいました。

加熱用の風呂釜がついている

 露天風呂もありました。ここは男女の仕切りなし。男湯からも女湯からも同じ露天風呂に出ます。白昼堂々と混浴露天に出てくる人は男だけのようでした。こちらは非加熱生源泉かけ流しでしたが、空気に触れる面積が広いためか、タマゴスープ状の湯の花の析出も確認できました。

 思わず長湯したくなるお湯でしたね。素朴さも気に入りました。お気に入り湯の1つにしたいと思いました。

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Last updated  2007.10.05 10:49:17
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