喜多山栄の乗って、歩いて、湯に浸かり…

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喜多山栄

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2009.05.28
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カテゴリ: 温泉
 長湯温泉訪問の記事を書き進めます。長湯温泉には街中にも飲泉所が設置されており“温泉を飲む文化”が奨励されています。ただがぶ飲みは厳禁。腹の中が“急降下”状態になりかねません。下剤に相当する成分が含まれているわけですから。

長湯温泉 飲泉所1
長湯温泉 飲泉所1 posted by (C)喜多山栄

長湯温泉 飲泉所2
長湯温泉 飲泉所2 posted by (C)喜多山栄

 さて、長湯温泉でガニ湯とともに外せないのが、高濃度炭酸泉(二酸化炭素泉)で知られるラムネ温泉館。長湯にある大丸旅館の外湯としての位置付けですが、体中に細かい泡付きが見られ“銀色の泡”と形容される低温二酸化炭素泉に入浴できる唯一の施設としても有名。

ラムネ温泉1
ラムネ温泉1 posted by (C)喜多山栄

 二酸化炭素含有率が高く“世界一の炭酸泉”といわれている長湯温泉ですが、源泉温度が高いと湧出口から湧き出た瞬間に気化して大気中に放出されてしまいます。長湯の多くの源泉は温度が高いため、二酸化炭素泉の特徴よりも重炭酸土類泉の特徴が強く出ています。ラムネ温泉館の低温ラムネ湯は長湯温泉のほかの源泉と比べてもはるかに多い遊離二酸化炭素含有量(源泉1キログラム中1380ミリグラム)を有しています(同館の高温浴槽の源泉に含まれる遊離二酸化炭素は911ミリグラム)。

ラムネ温泉2
ラムネ温泉2 posted by (C)喜多山栄

 古いガイドブックには「仮設の浴場」と書かれているものもありますが、立派な浴舎が建てられています。500円払って中に入ります。大浴場は露天エリアに低温の「ラムネ温泉」があります。源泉温32.3℃の含二酸化炭素・マグネシウム・ナトリウム・カルシウム‐炭酸水素塩泉です。

 受付でもらったチラシを見ると「かけ湯をしてから“高温汗室”というサウナに数分→汗をシャワーで流す→ラムネ温泉に20分→内湯に10分」という手順が示されています。泉質との相性が悪いという理由で石けん、シャンプーの類は置いてありません。

ラムネ温泉3
ラムネ温泉3 posted by (C)喜多山栄

 ラムネ温泉が屋外にあるということは、酸欠事故が怖いということなんでしょうな。雨天時や冬場はつらそうですが仕方ありません。雨よけのビニールテントの装備もありました。

 入った瞬間に体への細かい泡付きがあるのが分かります。ゆっくりと30分以上浸かりました。

 内湯は41.2℃の高温泉で泉質はマグネシウム・ナトリウム・カルシウム‐炭酸水素塩泉です。黄土色で石灰華を多量に析出するお湯でした。

 同館のキャッチコピー「体を洗わずに心を洗う」とはよく言ったものです。パンフレットでは「スーパー銭湯ではなく、心臓病、高血圧症に効果のある薬湯の施設です」と言い切っています。

 ただ残念なのはラムネ湯の浴槽が広すぎてプールのような様相になっていること。連休最終日の夕刻で観光客が引き上げてしまった後に訪問したので、芋の子洗い状態は避けられました。ピーク時はすごかったんでしょうな。

 1時間2000円の「家族湯」を借りれば小さい浴槽で新鮮なラムネ湯を味わえると後で聞いたのですが、一人旅で家族湯などそんな酔狂なことまでしたくはありません。

 「今度来るときはちゃんと“家族”を作って来るぞ」と決意を新たにしました。


長湯温泉 ラムネ温泉館


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Last updated  2009.05.28 10:42:26
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