1979年前半のアリスは明治製菓主催の「HAND IN HAND CONCERT」で全国の 体育館を回るツアーをしてました。 その時のセットリストを基本に、この野外コンサートのセットリストは 組まれてました。 「HAND IN HAND CONCERT」は各会場で2組のゲストミュージシャンが出たので 実質アリスの演奏曲は13曲だけでした。
「HAND IN HAND CONCERT」と、この野外コンサートの大きな違いは ホーンセクションが追加されたのと、ラテンナンバーの追加。 きんちゃんのティンパレスは「HAND IN HAND CONCERT」の時はなかった。
10曲目「冬の稲妻」 11曲目「涙の誓い」 この2曲の繋げ方は「HAND IN HAND CONCERT」とまったく同じアレンジでした。 この頃は「冬の稲妻」を短縮版にして「涙の誓い」はフルバージョンで演奏してました。今と反対です。「涙の誓い」の最後はやっぱり「♪オ〜オオ〜オ〜」の方が いいな・・・。今は「♪オ〜オ〜イエェー」になってる。
13曲目「砂塵の彼方」 「砂塵の彼方」は1978年の初夏の二人のアリスツアーからセットリスト入りして 8/29、30、9/1の「栄光への脱出」から秋の全国ツアー、 そして1979年春の「HAND IN HAND CONCERT」ツアーからHOT JAM'79まで セットリスト入りしました。 ただ、1978年クリスマスの東京、大阪、名古屋の3本だけセットリストから はずれました。 この日も武道館ライブと同じく兵士が行進する音が流れ、 チンペイさんの詩の朗読で始まる演出でした。
14曲目「この空の下」 この時にMCで「空を見上げて下さい。この空がフランスやアメリカやインドに 繋がってると思うと…」という話をしてから歌い始めました。 HOT JAM'79での感動的なMCの構想がこの時に出来たんじゃないかと思います。
15曲目「遠くで汽笛を聞きながら」 1979年はスタジオ盤にほぼ忠実なアレンジで演奏したのは 春の「HAND IN HAND CONCERT」とこの滝野とHOT JAM'79まで。 夏のツアーからは静かにピアノから始まり間奏はブルースハープのバージョンです。この曲は極力、いじくらない方が好きなんだけど1979年夏ツアーのアレンジは 凄く感動しました。「限りなき挑戦」や「ALICE THE MOVIE 美しき絆」で 聴けるバージョンです。