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可愛いに間に合わない(ファッションと猫と通販な日々)

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2017.09.06

LH♯3 宮内優里+KEIMABASS+斜陽ライブレポその3

カテゴリ： ★娘・ライブレポいろいろ

そんなこんなで
観に行って来たんですよ

さて、斜陽さんの演奏が終わり
(演奏時間はKEIMABASSさんと同じ約30分でした)、
いよいよトリ、宮内優里さんの登場です！

でもそんな、満を持して！というような
力んだ空気は一切なく、宮内さんはのっそりと現れ、
「宮内です、よろしくお願いします」と短く挨拶したあと、
ウィンドチャイムをキラキラと鳴らしながら、
演奏を始めました

宮内優里さん★多重録音を解説する「遊山にて

宮内さんは、多重録音による即興演奏が基本スタイルで、
上記画像に写っている布製の七つ道具入れ？から
(会場でこの道具入れを最初観たとき、私、目が悪いので、
布製の絵が飾ってあるのかと思ってたんですよ。
でも途中でトライアングルとかドラムスティックとかが
挿し込んであるのに気付いて。素敵だなぁと思いました)
次々と道具を取り出し音を鳴らし重ねて録音し、
それに自分のギターを合わせて……、ってそうです、
先ほど斜陽さんがやったのと同じスタイルなんです

宮内さん、MCで自らそのことについて言及、

「斜陽さんがやってたやつ、僕と同じやつだなと(笑)。
いや、パクリとか言ってる訳じゃないんですけど(笑)」

しかしフォローも忘れず

「でもまさか電話をそれごと振るとは思わなかったです。
あれ感動しました」

でもスタイルが同じといっても、
斜陽さんは斜陽さんの、宮内さんは宮内さんの音なんですよね
特に宮内さんのギターは素晴らしく、
ギターの音自体も良かったのですが、
旋律がすごくあたたかいんですよ
無機質な音との絡みが絶妙でなんとも心地よく、
正に職人芸！という感じでした

そして宮内さん、演奏だけでなく、
トークの方も実に達者なかたで、
なんとなく寡黙なイメージがあったのですが、
とんでもなかったです
最初から最後まで笑いっぱなしでした(笑)

ここからいくつか印象的だったMCをご紹介したいと思います

●「朗報です。今日は調子がいい(笑)」

最初のほうで早々と絶好調宣言(笑)

●「今日初めて僕のライブを観る人、
　　手を挙げてみてください」

観客50人位のうち、
半分ほどの人たちが挙手してたんじゃないかな
もちろん私も手を挙げさせて頂きました

●「最近、映画音楽を手掛けることが多くなって、
　　映像を観て音楽を作ることを繰り返していると、
　　ライブでもお客さんの雰囲気に
　　影響されるようになってきて」

　　「以前はもっと自由にやってたんですけど、
　　　なんか音が骨太じゃなくなってきた」

要するに、イメージが限定されてしまいがち、
というようなことなのかな？
でも仰ってることはよくわかるような気がしました

●「僕は千葉出身なんですけど、
　　千葉駅と小倉駅って似てるんですよ。
　　どっちもモノレールがあって。
　　ただ、小倉は上のほうにあるけど、
　　千葉は吊り下げ式で下のほうにある。
　　でも運賃がクソ高い。採算がとれてないっていう」

こちらが小倉駅のモノレール

こちらが千葉駅のモノレールです

おお、確かに吊り下げられてる！不思議だな～

●「僕は、自分で自分の名前を検索する…、
　　"エゴサーチ"を結構するんですけど」

　「6年前、まだ星野源さんがそこまで売れてない頃、
　　コラボをしたことがあるんですよ。
　　まさかあんなに売れるとは思ってなかった。
　　去年の紅白観て、この人と一緒にしたんだなぁ～と。
　　ガッキーがこれ(恋ダンス)やったりして。
　　すげえ可愛かったですけど」

　「ヤフーで自分の名前で調べると、
　　関連検索が出ますけど、
　　"宮内優里　星野源"はいいんですけど、
　　それに"なんで"が付いてたりする(笑)。
　　ごもっともなんですけど」

　　「名前が『優里』だから女性と思う方が多いらしくて、
　　星野さんのファンが
　　『どんな女が調べてやる！』って検索したら、
　　こんなヒゲのオッサンの画像ばかりが出てきて、
　　怒りが収まったそうです」

　「その星野さんとのコラボ曲、今日は僕が歌います。
　　ニセモノですけど。歌は苦手なんですけど」

そう言いながら歌ってくださった星野さんとのコラボ曲、
私はこの曲のことを存じ上げなかったんですけど、
すごく良かったです
宮内さんの低めの歌声が
優しく胸に響いてきて感動しました

宮内優里 / 読書 (feat. 星野源)

こちらが星野源バージョン

20160619_宮内優里／読書

そしてこちらが宮内優里バージョンです

好みもありますが、
私は宮内さんバージョンの方が好きかなぁと思いました
でも星野さんのこの曲の歌詞はいいなぁ

そして、いよいよ最後の曲、というところで、
「これ、言っといた方がいいのかな…」と突然切り出す宮内さん
何を言い出すのかと思ったら――

「最後、僕は20分ほど即興演奏をしようと思ってます。
で、かっこいい感じで終わって、楽屋に引っ込みます。
それで、僕はアンコールを用意してるので、
みなさん安心してアンコールの手拍子をよろしくお願いします。
ホールとかだとアンコールやるのが当然みたいな空気ですけど、
こういう小規模なライブだとみなさん不安になるかなと思って、
先に言ってみました。
ではみなさん、打ち合わせ通りでお願いします」

「みなさんの手が痛くならないうちに、
割と早めに出てきますんで」

もう大爆笑ですよ(心の中で)

で、予告通り長めの即興演奏があり、
演奏後、宮内さんはいったん楽屋へ退場、
観客は言われた通りアンコールの手拍子、
そしてほんとうに素早く
再びステージに戻ってきた宮内さんだったのでした

アンコールはKEIMABASSさん、斜陽さん、宮内さん全員での
即興演奏で、曲の最後が斜陽さんのギターノイズで
フェードアウト、というところで、
宮内さんが斜陽さんに
「ギターが泣いてましたね。別れを惜しんで」と
声を掛けていました

という訳で、
「LH♯3 宮内優里+KEIMABASS+斜陽ライブ」、
こういうタイプのライブを観るのは初めてだったのですが、
とても楽しかったです

欲を言えば、宮内さんのトライアングルがもっと聴きたかったな
もしまたこちらに来られることがあれば、
次回は『トライアングルコーナー』を作ってほしいです！

ここまでレポを読んでくださったかた、
ありがとうございました

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すみれゆきの

いつのまにか母娘でやることになったブログです。娘は主に音楽関係を2017.04あたりから担当。 '17.07.22現在『アジアの音楽』『アジア以外の音楽』の両カテ以外の音楽の記事は娘です。私は映画やドラマなどを中心に気功や太極拳などの情報ファッションや猫や人間の健康に関することなどを発信してます。混乱します？そうでもない？娘は几帳面。私はイイカゲン。そんな感じの見分け方で(笑)

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