◆フィギュアスケート 全日本選手権第2日(26日、長野・ビッグハット)
アイスダンスのリズムダンス(RD)が行われ、結成後、2戦目となった村元哉中(かな、27)、高橋大輔(34)組=ともに関大KFSC=が、67・83点で2位発進。朝の公式練習で村元が左膝の裏側を負傷するアクシデントに見舞われたが、痛みに耐え、2022年北京五輪の枠取りが懸かる世界選手権(来年3月・ストックホルム)出場へ、希望をつないだ。小松原美里(28)、小松原尊(29)組=ともに倉敷FSC=が、71・74点で首位。フリーダンスは27日に行われる。
【写真】演技を終え、村元を抱きしめてたたえた高橋
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https://hochi.news/articles/20201226-OHT1T50331.html?mode=photo&photoid=1
◆2人に聞く
―パートナーがいることの影響は?
高橋「今までは自分の体の感じやフィーリングが一番重要だったが、今は相手がどういう状況かを感じないと。自分だけが先に行きすぎてもダメ。それがシングルと一番違うこと」
―NHK杯の64・15点より得点がアップした。
高橋「前回のNHK杯と比べると、自分たちとしてもよくなっているのは感じた。得点に表れてうれしかった」
―アクシデントの後はお互いにどんな声をかけ合ったか?
村元「一瞬パニックになったので、大ちゃんには大丈夫だよ、と声をかけた。本番の時は大ちゃんが頑張ろう、と声をかけてくれたので、全力で大ちゃんに頼った」
高橋「哉中ちゃんは気を使ってくれている感じはしたけど、声をかけるより自分がしっかりしないとな、あまり動じないようにしなきゃなって思って、いつもと変わらないように過ごした」
報知新聞社
フィギュアスケート全日本選手権(長野・ビッグハット)のアイスダンスは26日、出場5組によるリズムダンスが行われ、注目の〝かなだい〟こと村元哉中(27)&高橋大輔(34=ともに関大KFSC)組が67・83点をマーク。71・74点で首位の〝夫婦カップル〟小松原美里(28=倉敷FSC)&ティム・コレト(29、小松原尊)組に次いで2位という好成績を残し、27日のフリーで優勝を狙う。
デビュー戦となった先月のNHK杯では多くの課題を残した。今大会は細かい部分でマイナーチェンジを図り、高橋は「大きく見られるように」と衣装も一変。目立ったミスなく終えた村元は「変えたところが多かった。もう少しスピードが出るようなトランディションだったり、もう少し動きが大きく見せられるような変更をたくさんしてきた。それがうまく、このような状況でもまとめられたのは良かったと思います」と満足げに語った。
充実の言葉の中にある「このような状況でも…」というフレーズ。この日の2人のメンタルを如実に表したものだった。試合前の公式練習中、村元に悲劇が襲った。フィンステップの最中に後ろに転倒し、高橋の全体重が左足にのしかかった。激痛の中で氷上に横たわり、しばらく立ち上がれなかった。周囲が騒然とする中で「ヤッバーって感触」(村元)、「生きた心地がしなかった」(高橋)目の前が真っ暗になった。決戦を5時間後に控えながら、カップル結成最大のピンチを迎えたのだ。
しかし、2人が大会前に掲げたテーマが救った。村元は言う。
「2人の今大会の目標は『攻める』だった。その部分は、できたかなと思っています」
不測の事態の中、メンタルが共倒れしてもおかしくない状況だったが、演技が始まった瞬間にスイッチオン。左足の不安を吹き飛ばすほど、とにかく攻める演技に徹した。高橋は「痛いはずなのに、本番は何事もなかったかのようにパフォーマンス。かっけぇーなって感じながら滑っていました」とパートナーに舌を巻いた。さらに、高橋は「技術的なことは短期間だと難しい。表現という部分でなんとかしなきゃ、と。練習の時から思いっきりやってきたので、それが演技としてうまく生かせたと思います」と自画自賛した。
村元の左足にはいささかの不安は残る。だが、27日のフリーも「攻める」テーマは忘れない。
「滑るなら滑るで思いっきり、全力を尽くしてやっていきたい」
その気持ちにブレがない限り、かなだいは明日も銀盤で輝くことができるだろう。
東京スポーツ
「フィギュアスケート・全日本選手権」(27日、ビッグハット)
アイスダンスのフリーダンスが行われ、リズムダンス(RD)2位の村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)は84・03点。合計151・86点で2位だった。優勝は小松原美里、小松原尊組で、フリーダンス103・49点、合計175・23点で3連覇を達成した。
村元、高橋組は、バレエ曲「ラ・バヤデール」で荘厳な世界を表現したが、中盤のリフトで高橋が抱え上げた村元を降ろす際にバランスを崩して氷に手をつくミス。ツイズルでは2人の回転が合わなくなるなど、不安定な演技が続いた。
前日のRDは、朝の公式練習で村元が左膝裏付近を痛めるアクシデントがあった。大きなミスなく演技を終えて2位につけたが、症状は回復せず、27日朝のFD曲をかけた公式練習では、振り付けの確認に終始した。村元はFDの本番には、左膝付近をテーピングのような物で固めて臨んでいた。
演技後、村元は「朝の練習で思った以上に足に痛みがあったので、大丈夫かなと正直不安はあった」と明かした。その上で「初めての全日本で大ちゃんに不安を感じさせてしまったけど、RDとFDを通して大ちゃんが100%サポートして守ってくれたので感謝しています。まとめられてよかった」と話した。高橋は「午前中の練習で相当痛そうだなと不安や心配があったが、哉中ちゃんが何とかしますとすごく前を向いたので僕もサポートした」と振り返った。
「フィギュアスケート・全日本選手権」(26日、ビッグハット)
5組によるアイスダンスのリズムダンス(RD)で注目の村元哉中(27)、高橋大輔(34)組=関大KFSC=が67・83点で2位につけた。午前中の公式練習で村元が左膝裏付近を負傷するアクシデントを乗り越えて、上々の演技をみせた。3連覇を目指す小松原美里、小松原尊組(倉敷FSC)が71・74点でトップ。男子フリーは前日のショートプログラム(SP)1位の羽生結弦(26)=ANA=が5年ぶりの優勝を果たした。最終日の27日にアイスダンスと女子のフリーを実施する。
【写真】試合前に思わぬアクシデント 負傷した村元の肩を抱える高橋
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https://www.daily.co.jp/general/2020/12/26/0013966341.shtml?ph=1
ダイナミックなローテーショナルリフトからフィニッシュを決めると、2人は顔を見合わせて思わず抱擁した。「どうなるかなと思ったけど、ミスなく満足いく演技ができたので安心した」と村元。高橋も「いつも以上にメンタル的に厳しかったが、前回のNHK杯と比べると、よくなったと感じた。得点にも表れてよかった」と胸をなで下ろした。
デビュー戦のNHK杯より3・68点上回るRD67・83点で2位発進。ただ、スコア以上に大きかったのは、力を合わせてピンチを乗り越えた達成感だ。
この日の朝、思わぬアクシデントに見舞われていた。公式練習で2人の足が引っかかって転倒し、村元が左膝裏付近を負傷した。転倒で村元の左足の上に高橋が全体重で乗る形になり「どうしよう。本当にやばいかもと思った」と高橋。氷にうずくまり、しばらく立てなかった村元も「やっばーいという初めての感触だった」と言う。一時は出場も危ぶまれたが「ドクターにじん帯は切れていないと聞いて安心し、5分間練習で決めた」と演技直前の練習で出場に踏み切った。
本番では故障の影響を感じさせることなく、映画「マスク」の世界をコミカルかつ表現力豊かに演じきった。NHK杯後は2人の動きをより大きく見せるための修正を重ねてきたといい、演技の同調性も進化していた。ステップなどの難度を表すレベルも前戦よりそれぞれ1段階ずつアップ。特にツイズルは、2人とも前回の3から最高レベルの4になり、最後のリフトも前回同様に4を守った。
ピンチを乗り越えたことで絆も深まった。これまではアイスダンスの先輩である村元が引っぱる“かかあ天下”だったが、村元が「コールされる直前に大ちゃんが『頑張ろう』と声をかけてくれた。今日は全力で大ちゃんを頼った。男らしくて格好よかった」と言うように、この日は“夫唱婦随”で乗り切った。「いやいや、哉中ちゃんの方が男前。動じることがなくカッケーなと思った」と高橋は照れ笑い。報道陣から「ほれ直した?」と聞かれて「ほれ直しました」とパートナーの肝っ玉をたたえていた。
フィギュアスケートの全日本選手権(長野・ビッグハット)のアイスダンスが26日に行われ、〝かなだい〟こと村元哉中(27)&高橋大輔(34=ともに関大KFSC)がリズムダンス2位の好発進を決めた。
だが、気になるのは村元の左足の状態だ。この日の午前中の公式練習で、村元はフィンステップで転倒。左足の上に高橋の全体重がのしかかった。苦痛に顔をゆがめながら氷上に約1分間、横たわった。この時、村元は「そういう(転んでいる)状況というのは良くない」と感じ、すぐに起き上がろうとしたが「立ちたくても力が入らない感じだった」という。
その5時間後、村元はアクシデントを感じさせない演技を披露し、試合後は何度も「大丈夫です」と気丈に振る舞った。では、実際にどうなのか? 最初の報道では「左ヒザ負傷」とされたが、痛めた個所について村元は「ヒザというよりかはヒザ裏? ハムストリング…内転筋の筋(すじ)みたいなところ」と表現。この日は詳しい検査はしておらず、ケガの詳細は今後の検査によって判明。会場のドクターによれば靭帯の損傷はないという。
村元にとってアイスダンスデビューがこの長野の全日本選手権。思い出は詰まった場所だけに、内なる思いは強いはずだ。
「明日(27日)に足の状態がどうなるか。ひと晩おいてどうなるか分からないですけど、十分にケアして、ドクターにももう一度診てもらって。せっかくの全日本なので滑れる状況に持って行けるようにメンタルも体も整えて、また滑りたいと思います」
そう意気込んだ村元の気持ちを隣で感じていた高橋は「明日の様子見てってことになると思うんですけど、滑るなら滑るで思いっきり、全力を尽くしてやっていきたい」と言い切った。
フリーダンスは27日16時スタート、5組中4番目。いろいろあった2020年、最後は〝かなだい〟が笑顔を届けられるか。
東京スポーツ
◆フィギュアスケート 全日本選手権 最終日(27日、長野・ビッグハット
アイスダンスのフリーダンスが15時30分から行われる。リズムダンス(RD)で2位につけた村元哉中(27)、高橋大輔(34)組=ともに関大KFSC=が朝の公式練習に参加。前日26日の練習中に村元が左膝を痛めており、「ラ・バヤデール」の曲かけは、振り付けの確認に終始した。
【写真】アイスダンスRDの演技を終え、村元を抱きしめてたたえた高橋
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https://hochi.news/articles/20201226-OHT1T50331.html?mode=photo&photoid=1
RD後には、村元は「せっかくの全日本なので、滑れる状況にもっていけるように整えて滑りたい」と前向きに話し、高橋は「思いっきり全力を尽くしてやっていきたい。その準備をして迎えたい」と意気込んでいた。
4番滑走の村元、高橋組は16時に登場予定。
報知新聞社
フィギュアスケートの全日本選手権第2日は26日、長野市ビッグハットでアイスダンスのリズムダンス(RD)が行われ、今季男子シングルから転向した2010年バンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔(関大KFSC)、村元哉中(同)組は67.83点で2位発進した。
【アイスダンス・フリーで演技をする高橋・村元組】
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https://mainichi.jp/graphs/20201128/mpj/00m/050/009000f/1?inb=ys
カップル結成後、2戦目の公式戦となった村元、高橋組。初戦のNHK杯でマークしたRDのスコアを3.68点上回った。演技終了後には思わず2人で抱き合い、観客からも盛大な拍手が送られた。理由は、演技内容だけではなかった。
RD前に行われた公式練習で、ステップの練習をしていた高橋と村元の足がぶつかり、ほぼ同時に転倒した。その際、村元の左足に大きな負荷が掛かり、村元は「力が入らなかった」と立ち上がれなかった。試合には、左足に何重にもテーピングをして出場した。
ところが、曲が流れるとけがの影響を感じさせない滑りを見せる。最大の見せ場のツイズル(素早いターン)は2人とも最高のレベル4。パートナーを持ち上げて回転するリフトもレベル4をマークするなど前戦から1カ月での進化を見せた。魂のこもった映画「マスク」の演目だった。
これまでは経験者の村元が高橋を引っ張るような形だったが、今回は「僕が動じて心配をかけないように」と高橋が積極的にリードした。「パートナーがいるのは心強いと思った」と相方のサポートに感謝した村元。アクシデントを乗り越えた2人はまた一歩、五輪という大きな目標に向けて歩みを進めた。【倉沢仁志】
<フィギュアスケート:全日本選手権>◇第2日◇26日◇長野市ビッグハット◇アイスダンス・リズムダンス(RD)
【写真】アイスダンスRDで演技をする小松原美里、小松原尊組
3連覇を目指す小松原美里(28)、尊(たける、29=ともに倉敷FSC)の夫婦カップルが71・74点で首位発進した。前半に距離感のわずかなミスなどがありながら、後半に向けて勢いが増す演技。美里は「終わりにかけて、また(先月の)NHK杯から強くなった。終わりに盛り上げて終えるのは、スタミナがないとできないので」。尊は「(プログラムの題材映画の)『ドリームガールズ』の表現を最後まではっきり見せた」と向上を実感した。
「小松原尊さん」。
演技前、アナウンスが会場に響いた。これまで試合では「ティム・コレト」で登録してきた。米国生まれ。11月19日に日本国籍を取得し、パスポートなどに記される日本名を決めた。「名字は必ず一緒。小松原と決めまして、小松原家族と話をしようと思ってました」。「尊」と提案したのは美里の母。引用したのは日本武尊(やまとたける)からで、尊敬の意味も含む漢字に、二つ返事で「はい!」と決めた。
後に結婚する2人がカップルを組んだのは16年。美里はイタリア、尊はノルウェー、韓国のパートナーらと組んできたが、国籍が必須な五輪には当該国の代表で出場がかなわなかった。「何回もあきらめたよね」。結成直前、互いに心境が交錯した。その時、尊は「米国籍はなくしても大丈夫」と伝えた。「自分の生まれた国より、自分の夢のほうがすごいから」と振り返る。その思いに、美里は「国籍変更は自分はイタリアではパートナーにできなかったこと。今でもずっとありがたいなと思っている」と感謝が尽きない。
「日本人として演技できるのは幸せ。いまから頑張りたいと思ってます」。アナウンスを聞き、ますます尊の心は高ぶる。22年北京への道は開けた。あとは進むのみだ。【阿部健吾】
Sergei Polunin - Derek Hough Reviews the Internets Biggest Viral Dance Videos SELF: https://t.co/5yEop7VZsJ via @YouTube
— Sergei Polunin Fans (@sergeipolunin) 2018年7月28日
エトワールガラで来日中のもうひとつのイケメン組。
— SAYO (@magatama3) 2016年8月1日
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