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ジュネーブ散歩　サンピエール大聖堂とおすすめフォンデュ屋、危険地区

(2)

テーマ：スイスを満喫するには(5081)

カテゴリ：旅

今回は ジュネーブの街 をご紹介します。

自分は観光で行ったことは無く、通勤して

いただけなので、観光名所を網羅的には

説明できませんが、昼休みの散歩や

仕事を午後半休したときに寄った所などから

良かったものをピックアップしてご紹介します

特に フォンデュ屋 さんは現地人も認める美味しさの

おすすめ店 です

また、ちょっと 怖い思いをした危険地区 も

載せますので、ご参考にしてください

シェンゲン圏に入ってからというものの、

ヨーロッパ一安全と言われていたジュネーブの

治安は悪化の一途 です

駅から サンピエール大聖堂 までのおすすめルートです。

自分の通勤経路と70%同じです

このルートでは怖い思いや、怖そうな雰囲気を

感じたことは無く、大通沿いということもありますが、

安全だと思います。

なお、ジュネーブ駅は現地の人からは コルナヴァン駅 と

呼ばれています。

但し、TGVのように他国から来る列車については

駅名もGenevaと表記しているので外国人に分かりやすい

名称はGenevaで、現地人にはCornavanということの

ようです

ブログではこの先ジュネーブ駅と書きます。

なお、 「危険」 については後半部分に書きます。

Googleマップでこのルートを開く

ジュネーブは フランス語圏 です。

街の人に道やバスのルートを聞いても、

100%フランス語で答えられ、英語で会話を

しようと思うと、少し苦労することが多いです。

レストランのメニューなども見事に全てが

フランス語です

フランス語はほとんど喋れないので、苦労する

ことも多いです

なお、英語についてもほとんどがクイーンズなので、

北米英語に慣れてしまっていると、聞き取りにくく

分からないことが多いです・・・。

さて、本題に戻り、ジュネーブ駅構内です。

スイス国鉄はスロープになっていることが多いです。

（地方に行くと階段になりますが）

駅を出たところです。

駅前はトロリーやLRTの電線も無く、こざっぱりと

していて清々しいです

ジュネーブ駅はあまり大きな駅では無いのですが、

駅前に徒歩3分以内のホテルが10軒以上もあります。

駅を出て右手(西)に歩きます。

この辺りからはLRT、トロリーだらけになります。

通勤は電車駅よりLRTやトロリーの方が混雑します。

寄ったことは無いのですが、ゴシックの美しい

カトリック教会があり、日曜日にミサを

やっています。

この教会を見たら、左に曲がってレマン湖方面の

シャントゥプレ通りを歩きます。

モン＝ブラン通りに合流するところに

イングランド国教会があります。

こちらも日曜日にミサがあり、前を歩くと

讃美歌が聞こえます。

あっという間に モン＝ブラン橋 まで来れます。

右前にはルソー島(人工島)があります。

ここまで10分もかかりません

ここまでの道のりは左側を歩くようにすると、

建物の軒下があるので、雨の日にちょっと楽です。

右手にベルギ橋が見えます。

ローヌ川に架かる橋は5つほどありますが、

どこも良い景色が見られますので、

行きと帰りで別ルートを歩くと楽しいと

思います

大噴水 は左側に見られます・・・

この写真には写っていませんが

また、この写真は別の日に撮ったものです。

今回のブログは過去に撮った写真のピックアップ

なので、撮った日がバラバラです、ご了承下さい。

レマン湖の遊覧船が出ています。

湖畔は高いビルが無く、傾斜地も多いので、

船からの景色は凄く楽しめます

時間的に余裕があれば、帰り道に船でローザンヌ

まで行くのも良いのですが、値段がかなり高く、

確か3,000円以上します。

ジュネーブのビジネス街・市街地はドイツなどと

比べてやや素朴な印象です。

整備は行き届いているので歩きやすいのですが、

あまり見るものは無いです。

市街地から北へ移動すると 旧市街地 の地区に

入ります。

サンピエール大聖堂に向かう道なので

坂道が多いです。

ジュネーブの旧市街地は範囲こそ狭いですが、

重厚な建物が立ち並び、石畳が多くなります。

石畳の目地はしっかり舗装されていますが、

スニーカーなどで来る方が良いです

ただ、ジュネーブの旧市街地はアスファルト

舗装路も多くなっており、合理化がされている

印象です。

サンピエール大聖堂 に到着です

パルテノン神殿を思わせるいでたちに驚きます。

ここまで、けっこう狭い旧市街地を歩きますが、

大聖堂周辺は、ぱっと開けて開放感があり、

建築物の立ち並び方が美しく整った空間です

大聖堂の左サイドからぐるっと右回りに

歩きます。

青銅色の尖塔が見事です。

ジャン・カルヴァンが本拠地として1536年

から30年近くもここで説教をしていました。

凛として質素ですが、構造物の造形が美しい

稜線のようです。

意外にもステンドグラスの部屋は特徴的に

カラフルな空間となっています。

大聖堂の東にある昔の武器庫跡には

大砲が飾られていました。

博物館まで来ました。

常設展示については無料です。

続いては、ランチを食べるためにフォンデュ屋

へのルートを載せます。

目指すは 「Cafe Bon-Vin」 です

Googleマップでこのルートを開く

あっという間に市街地です。

このギャップがジュネーブの面白い所です。

この辺りは建物も厳かです。

Cafe Bon-Vinです。

”凄く良いワイン”という店名みたいですが、

名物はフォンデュです。

奥が シャンピニオン(キノコ)のフォンデュ で、

手前が普通のフォンデュです。

ワインがもの凄く入っており、確実に酔える

レベルです。

30CHF弱で食べられます(約3,500円もするので

ランチとしてはもちろん高いですが、

物価の高いスイスだとこれくらい普通です)

キノコフォンデュは 超美味しく て病みつき

になります

言えばパンはお替りをいくらでもくれますし、

野菜も食べたいといえば、店員さんが色々アレンジ

して持ってきてくれます。

凄く面倒見の良い店員さんです

外でも食べられます。

猫舌の人と来るときは、外で食べる方が

フォンデュがすぐに冷めるので良いです。

この女性の店員さんが凄く面倒見良く、

明るい人で、いつもお世話になりました

なお、パンをフォンデュに落としちゃうと

スイスでは マナー違反 です。

といっても、しかめっ面されるような違反では無く、

自分の秘密を暴露させられたりという お笑い系

罰ゲーム を受けます

道路の反対側にはピザを食べられるカフェもあり、

この辺りはランチがとても充実しています

最後に 危険地域 についてですが、

昼間から危険 です。

主に狙いは ピックポケットやカバンの強奪 です。

自分の場合は、日本人3人で歩いていて、

信号待ちで 黒人3人に囲まれました。

囲まれたといっても、それまでの経過が既に

怪しかったので、予想通り囲まれた、というのが

正しいです。

囲まれる経緯 として、信号より300メートルほど

手前で左の壁際にヘッドフォンをした黒人が

立ってました。

そして、自分たち(日本人3人)が彼の前を通り過ぎ、

ふと気づくと 後ろをついてきました。

さらに50メートルほど歩くと、右から2人の黒人が

道路を渡ってきて、我々の後ろには 都合3名 の

黒人が歩いている構図です。

こういう偶然は無いんだろうなと思って、

電話をするふりをして後ろを振り返ったりして、

銃器の類を持っているのか目視確認しました。

3人とも潔いほど軽装&手ぶらでしたので、

このまま何も無くコルナヴァン駅まで着かないかと

願っていたのですが、信号待ちに捕まってしまい

案の定、ゆっくりと囲まれました

囲まれるところまでは想像がついたので、

黒人のリーダーっぽい人(初めの人)を見て、

「こちらは警戒しているぞ」ということを

動きでそれとなく伝え、信号待ちの間も

動きを止めず、背中を向けない ような動きをし、

事なきを得ましたが怖かったです

帰りの電車で全く気付いていなかった残りの2人に

伝えました・・・

このことを翌日、ジュネーブ事務所にいるスイス人

に話したら、典型的な ケチャップ強盗 だと

言われました。

1人がケチャップの付いたホットドッグなどを

ぶつけてきて、 慌てた隙に仲間が背面から強盗 を

働くというやつらしいです。

あっけにとられているうちに盗まれるとのことです。

ピックポケットに注意とは前から言われて

いたのですが、想像していたのとは随分違う

ことに驚きました。

同じようなパターンでアイスクリーム強盗や

マスタード強盗なんてのもあるよ、とのことです・・。

ただ、今回の彼らは手ぶらでしたので、また別の

方法じゃないかと思います。

道を聞かれるとか、大声でクレームをつけられるとか

色々あるらしいので・・

結果的に、今回の対応はベストだとも言われました。

(この地区に近寄らないのがベストとも言われましたが)

相手は言葉が全く通じない(英語が)可能性が高く、

下手に威嚇してしまうと、何をするかわからないので

大変リスキーだそうです。

さらに目を合わせすぎても、威嚇や挑戦と取られるので、

今回のように背中を見せず、絶えず動き続けて

「警戒心の高い奴らだ、上手く盗めなそうだからやめよう」

と思わせ、相手に引き下がらせるのが最も良い

とのことです。

なお、駅方面の横断歩道を渡ってから確認したのですが、

彼らが3人揃って元来た道に戻っていくのを見て、

やはり3人は仲間なんだな・・と思いました。

これ以外にも、夕方以降は麻薬の密売人

(普通に売っている)やコールガールが出没します。

近寄らない方が良いと思います。

こちらは強盗では無いので、ぶつかったりでも

しない限り、そんなにトラブルは無いのですが、

喫煙マナーも悪いですし、邪魔ですし、

この地区を通らずとも駅には行けるので、

やはり通らないに越したことは無いです。