家曜日~うちようび~

家曜日~うちようび~

2019.05.05
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前回 「あ!プロポーズ忘れた!(妻へ)」 という記事を書いた。
個人的には平成の最後になかなかの傑作が出来たと思ってさ。
普段は照れ臭くてなかなか伝えられない、僕の妻への気持ちを、
ブログという媒体を使って伝えることが出来たのではないかと思ってさ。
ほど良い疲れと、ほど良い達成感があり、
もとはと言えば妻の為に始めたこのブログ、
もうこれ以上書くことなんて無いんじゃないかと思えてきてさ。
仕事も忙しいし、
平成の最後を節目に、いっそのこと、このブログ閉じてしまうか?
と本気で思ったりしたんすけどね。

ただねえ。

何かねえ。

あの記事公開してからずっと、

​​​​妻のご機嫌、ちょー悪りぃ。​​​​

重ねて言うけど、僕としては、
普段は照れくさくてなかなか伝えられない気持ちを、
ブログという媒体を使って伝えることが出来たと思ってたんすけどね。

あれからさあ。

なんかさあ。

事あるごとにさあ。



ほろ酔い程度の女っすから。

​とか言ってくんのね。​

吐き捨てるように。

マジ、やべえよ。

気持ち、これっぽっちも伝わってねー。

燃え上がる愛の余熱で、

夫婦は添い遂げるんちゃうんか。

​​​​​​とか言ってくんのね。​

唾棄するように。

マジ、怖いんですけど。

まあ、僕が「女心」を全然分かってねーってのは、まあ、認めますが、

でもさ、こっちにだって、フェアに「男心」ってのがあるわけで、

・・・分かんねーかなあ、男のそーいう・・・。

・・・つまりあれだ、

・・・なんつーか、その、

てか、U子さん、
マジごめんなさい。


・・・・・・・つって、まあ、

とりあえず、謝っといてやるかあ。

・・・つって、まあ。



んでまあ、このGW中に、
あのようなふざけた記事を書いた僕への、
様々な罰が下記のとおり執行されたわけです。

罰その①

「お風呂でU子様の全身を洗って差し上げる」


これは、これまでも妻の機嫌が悪い時に、ちょいちょい僕が行う「苦行」です。
ちょいと妻の背中を流してやるなんてそんな甘いもんじゃないんだなあ、これが。
先ず、妻が風呂の座椅子に全裸でドカッと座るわけよ、大股開いて。
その姿、まるでラウンド間にセコンドで休むボクサーの如し。
んで、
「・・おい、洗え。」
「御意!」
これ、結婚17年目の夫婦の会話っすからね。
そっからは、頭のシャンプー、コンディショナーから、
顔、腕、足、背中、腹、尻、
足の指の間、
穴という穴、
乳を持ち上げ乳裏まで。
​​​​​全身を隈なぁ~く洗って差し上げます。
んで、湯船から娘二人がそれを見て、腹を抱えて大笑いする。
全裸で坊主頭の僕が、忙しく妻の「三助」をしている姿がよほど面白いらしい。


罰その②

「結婚当時から17年使っていた電子レンジを、買い替えて差し上げる」


妻) おい、Q! 電子レンジ買え!

僕) えぇ~、 確かにボロだけど、別に壊れてないし、まだ使えるじゃん?

妻) へー、へー、ほろ酔い程度の女に買ってやる電子レンジは無えってか?

僕) いや、べつに、そーいうんじゃ・・・。

妻) 三十年前、あんたを振り回した女にゃ買ってやるんか?

僕) ゆ、U子様、どうか電子レンジを買わせて下さい。明日、電気屋へ行きましょう。


罰その③

「U子様が、一日だけ家事や子育てから解放される日をつくって差し上げる」


妻) 朝から美容院で髪切ってくっから、
   んでその後、名古屋駅周辺をブラブラしてくっから、
   子供の面倒よろしくぅ、あ、ついでに夕飯の支度もよろしくぅ。

僕) ぶえ、マジぃ?

妻) へー、へー、ほろ酔い程度の女の・・・

僕) あい、分ぁーった! 分ぁーたっての!

その日僕は、朝から家の掃除を一人行い、
子供二人をクレヨンしんちゃんの映画に連れて行き、
家族の為に晩飯を作り、片付け・皿洗いを致しました。


・・・あーあ、ヘタなブログは災いの元。

くわばら、くわばら。



ちなみに、

その日、娘たちにせがまれて観に行った、クレヨンしんちゃんの映画、すんげー良かったです。
タイトルは 「新婚旅行ハリケーン 失われたひろし」
この映画は「家族の絆」というテーマが根底にあるようですが、
誰がどう見ても、今回の主役はみさえ。
みさえの、夫や家族への愛に満ち満ちた想いに、不覚にも泣いてしましたよ、わたしゃ。
「ロボ父ちゃん」がひろし主役の傑作ならば。
この「新婚旅行ハリケーン」は、間違いなく、みさえ主役の傑作です。
よくよく考えると、僕ら世代の「平成にはじまった核家族」にとって、
「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」のような、ひと世代前の大家族の設定は、
構成がデカく、また関係が複雑で、どうもしっくりこないところがあるのです。
方や野原一家の「戸建住宅に住む夫婦、子供二人にペットが一匹」という家族構成は、
ごく単純に、感情移入しやすいのかねえ。
平成に妻になり、平成に母になった女性の気持ちを、
みさえが余すところなく代弁していましたよ。
自分の中に、「みさえ」が思い当たる女性は、必見なのではないでしょうか?
U子さんなんか、号泣すると思うけどね、夫が不甲斐ないから、あははは。

あと、この映画のエンディング曲を歌ったアーティスト、あいみょん。
お恥ずかしながら、僕、この映画ではじめて知ったんすけどね。
え、なに、この人、天才?
久々に、なかなかの詩人が出てきましたね。

エンディング曲のタイトルは 「ハルノヒ」。

しんちゃんが住む町は 「春日部」。

「北千住駅のプラットホーム」 は、ひろしがみさえにプロポーズした場所。

「北千住駅をフワッと歩く 藍色のスカート」 は、みさえの履いていたスカート。

「いつかはひとり いつかはふたり いや もっと もっと 大切を増やしていこう」

これは、たぶん子供たちのことかなあ。

んで、曲の最後の一節は、

住み慣れた駅のプラットホーム 水色に挨拶 

「お帰りなさい」と 小さく揺れる影を踏む幸せ

ったく、んだよ、このいい感じ、すげーな、おい。

最近の若者は、こんないい曲聞いてんのかよ、おっちゃん、うらやましいぞ、おい。



というわけで、この「家曜日」、

令和もだらだら続きます。

いつか妻に「よし」と言ってもらえるその日まで。あはは。

悪りいけど、よろしくね。

以上、

ひろしとみさえ、あらため、

Q輔とU子でした。



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最終更新日  2019.05.06 16:45:10
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