家曜日~うちようび~

家曜日~うちようび~

2020.02.02
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それでは「家曜日」を始めますもんで。

え~先ずは、前回からの続きで、無印の素材を生かしたカレーシリーズの紹介から。

今回は「ダール」という豆のカレーを食べてみた。



トゥールダルとひよこ豆という、二種類の豆を煮込んだカレー。

辛さは控えめ、豆の風味とまろやかなコクが味わえます。

異国情緒漂う見た目とは裏腹に、どこか懐かしいような、やさしい味でしたよ。

でも、やっぱコレはアレかな、パーッケージのとおり、ご飯よりナンに合うのかな。


さて。

豆と言えば節分、節分と言えば鬼。

そんなこんなで、どんなこんなで、今回は 「おにから電話」 というアプリを紹介しゃっす。

このアプリ、子供がひたすらダダをこねる、頑として言う事を聞かない等、
も~どうにもこうにも手か付けられない状態の時に有効っす。効果てきめんっす。
これぞ「困った時の神頼み」ならぬ「鬼頼み」ってか。
うちは現在、次女のワガママが過ぎる時に、妻が頃合いを見てこのアプリを使用しています。



次女は、この鬼アプリが、恐ろしくて恐ろしくてたまらないので、
この時点で「ママやめてー!」と、そりゃあもう大騒ぎさ。ははは。

プルルル、プルルルル・・・・。

この古めかしい呼出音が、恐怖をそそるのよ。




鬼) もしもし、赤鬼です。

応答。 鬼、登場。

こ、怖ええ。

妻は、スマホの画面をこれ見よがしに次女に向けながら鬼と話します。
鬼のセリフ回しは、使用者との会話を想定して、一定の間が取られています。
親はこれに合わせて、さも鬼と会話しているかのように話すわけです。

妻)鬼さん、Oちゃんが、言う事を聞きません。

鬼)え! また言う事を聞かないんですか! で、今日はどうしたんですか?

妻)オモチャを片付けないんです。

鬼)・・・ちっ。 困りましたね~。・・・どうしようかなあ。

次女) ご、ごめんなさい! 片付けます! 今、片付けますからあああ!




鬼)・・・今から家に行きましょうか?

妻)はい、お願いします。

次女)い、 ​​嫌あああああーー!​​

鬼)えっーと、家どこでしたっけ?

妻)住所は、愛知県名古屋市・・・

次女)来ないでくだざあああああい!

鬼)あ、その前に、電話替わってくれます?

妻)はい、替わります。ほら、Oちゃん、鬼さんから電話。




鬼) ​こらーーーー!​

​言う事を聞かないと、辛い辛い鍋に入れて、​

​食べちゃうぞおおおおお!​

次女)んぎゃああああああああ!


トラウマになるわ!​​

たはははは。

ちなみに叱り役は、赤鬼だけではなく、様々なキャラが選べます。あら楽し。
また、お子様に合わせて、怖さのレベルも選べます。あらココ壱。

つっても、このアプリ、対象年齢は園児から小学一年生まで位かな。

うちも、小三の長女には、まったく通用せん。失笑しとるもん。

ちなみに長女が園児の時、妻はガラケーだったので、今の「鬼アプリ」に代わる苦肉の策として、
「魔女がママに憑依する」 という、
傍から見ていると、どだい「しつけ」とはかけ離れた三文芝居を披露してくれてたもんだ。

たしか長女が言う事を聞かないと、魔女がママの体を借りて叱りに来るという設定だった。

あ、魔女がやって来る! 魔女がママに乗り移る! く、苦しい! 助けて! ああ気が遠くなる!


・・・魔女だよ。


ママ、がんばり屋さんだね。

ぎゃはははは。

妻は魔女になりきって長女を叱った。
その声と行動は、スーパーサイヤ人になった孫悟空のように荒々しくなり。
時折ガラの悪い言葉を使ったり、長女の肩を掴んで揺すったりする迫真の演技だった。
その後 「魔女はユニットバスの換気扇のガラリの向こうに住んでいる」 などの不可解な裏設定が生まれたりして、
まあ、しばらくは、効果てきめんだったんすけどね。

んが。

ある時、いつもの様に妻が魔女を自分に憑依させ、長女をド叱っていると、

魔女さん、ごめんなさい! 魔女さん、ごめんなさい! ・・・てか、ママ、ほんと勘弁して!

と、長女が大泣きながらポロリと本音をこぼした。

ダメだこりゃ。 以後、妻は自慢の「憑依芸」を封印したとさ。ははは。


うちの次女は現在「ワガママの極み乙女」なので、しばらくは鬼さん大活躍の巻です。

それにしたって、妻、近頃鬼さん使いが荒いな。

この間なんか、高速道路を走行中、車内でグズった次女に「鬼さん来るよ!」だって。

鬼さん、時速100キロで猛ダッシュして来たからね。

そのあと、三重県の御在所岳の頂上で次女がグズった時も「鬼さん来るよ!」つってさ。

鬼さん、標高1,212 メートル登ってきたもん。ははは。

この鬼アプリ、実は賛否両論、使用反対派も多いとか。
うちは、面白がって使ってます。道具は使いようですからね。
鬼という「恐怖」は、あくまで「子供の自我が度を越した時のリセットボタン」。
もちろん最終的にしつけるのは親。んなこたぁ言わずもがな。
でもまあ、使い熟す器量のない親は止めた方がよい。無駄に子供を傷付ける。

善い行いをすれば、善い報いがある。

悪い行いをすれば、悪い報いがある。

仏教ではこれを、因果応報という。

悪い行いには、バチが当たるのである。

バチのひとつやふたつ、親が責任をもって与えてあげましょう。


僕はその昔、ねじくれた心で何度も人の道を踏み外しそうになったことがあるが、

そのたびに、かつて大人達から口酸っぱく言われた説教を思い出し、踏み止まったものだ。

お天道様は、いつも見ている。

神様、仏様、ご先祖様は、いつも見ている。

そして、

地獄の鬼は、いつも見てる。

この 「見られている感」 を、僕は信じている。

この 「見られている感」 を、僕は我が子に伝えたい。





ちゅーわけで、明日は節分。

ちゅーわけで、我が家にとって鬼は大切な存在であるから。

ちゅーわけで、その掛け声は「鬼はうちー!」に改めようかしらん。

ちゅーわけで、節分の豆は、カレーで煮込んで喰ってやろうかしらん。


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最終更新日  2020.02.08 10:17:15
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