家曜日~うちようび~

家曜日~うちようび~

2020.03.24
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タラレバ。

ドラえもんの「ほんやくコンニャク」を食べた飼い犬に、

もし、この家のコじゃなかっタラ・・・

もし、別の人に飼われていレバ・・・

なんつって、開口一番 タラレバをかまされた。

そんな悪夢を見た。

あ、あせった~。

汗ビショ枕の刑。

悪夢から覚めて、当たり前のコトにあらためて気が付く。

飼い主は犬を選べるが、犬は飼い主を選べないのだ。

ウリちゃん、僕は君にふさわしい飼い主かい?





タラレバ。



タラは北海道。レバーは肉屋。


ウリちゃんは、家族。




タラレバ。

昨日、~してタラ。

十年前、~してレバ。

してもしゃーない後悔に、吐く言葉。

人は、あまり良いニュアンスで使わぬ言葉。

でもさ。

タラレバが言える人は、幸せですよ。

少なくとも、タラレバの数だけ、選択肢があったという人生なわけで、

タラやレバを与えてくれた人や環境に、せいぜい感謝して、有難く後悔しましょう。





先日、妻が真っ青な顔をして、あらためて僕の顔を見て申すには、

​あんたは、強運の持ち主だ!​​

つーのね。

ちゅーのはさ。

実は僕、昨年末頃、今の会社を退職して、独立起業を企てたんす。
自分的には、非の打ちどころのない入念なプランで挑んだつもりが、
とにかく不思議なくらい周りに計画を阻まれたっす。
どいつもこいつも奇妙なぐらい僕の独立を反対するっす。
それでも何度も強行しようと試みたのですが、笑っちゃうくらい全てが覆える。
こりゃ、どうも何か違うな。何かがおかしいな。
そう思い。半ばしぶしぶ諦めたっちゅー感じで、会社に残留を決意。
その際、妻としては「あんたはもっと値打ちのある男だから、もっと交渉出来たはずだ」
とは言うものの、僕としては、びっくりするぐらいの昇給を得て。
尚且つ、何の確約もないことも重々承知のしたたかさを持ちつつも、
将来の重要なポストを、社長と僕で約束をして。
まあ、僕の人生、良くも悪くもこんなもんかあ、ははは、なんつって儚みつつ、年が明けたら。

新型コロナウイルス襲来!

時代は未曾有の経済危機へ突入。

妻曰く。

あの時、あんたが独立していタラ。そう思うと血の気が引く。
あんたは、マジ強運の持ち主だ。あんたは守られている。

とのこと。

うーん、そんなもんかねえ。

三月末退職を申し出ていたので、ちょうど今頃机の廻りを片付けてたんかな。
まあ、確かに、前途多難な船出だ。
たとえ今のこの状況であっても、なんとか軌道に乗せたとは思うが・・・。
少なくともガリガリに痩せこけ、毎日血の小便をしていたことは間違いないであろう。





タラレバ。


タラはサザエの息子。レバーは生食禁止。


選ばなかった道のことは、もう興味がねーだよ。


問題は、目の前の道の歩き方。明日へのタラレバ。


明日、~出来タラ。


十年後、~なレバ。




では、最後に、

まだ小さい頃のウリちゃんと、

妻のちょー巨大なタラコ唇を見ながら、お別れしましよう。

バイなら、バイなら、バイなら。

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最終更新日  2020.03.27 07:01:55
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