家曜日~うちようび~

家曜日~うちようび~

2020.05.02
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僕は、昨日からゴールデンウィークがスタートっす。

なっが~いステイホーム、なっが~い「家曜日」の始まりです。


てゆーか、最近、思うんだけどさ。

あれだね、「うちで過ごそう」ってのは、要するに 「うちへ帰ろう」 ってことだね。

もちろん、この文章を書いている今だって、肉体的には家にいるわけだから、

とっくに家に帰ってきているのだけれども、

気持ち的には、闇雲に邁進してきた自分を、いったん原点回帰させるべき時だぞと。

心よ、うちへ帰ろう。

心よ、いったん帰って、再出発しようじゃないか。

個人的には、この自粛生活を、そんな風に捉え始めています。




今年も、家庭菜園を始めましたよ。




昨年は、雨が多く、不作でねえ。

うお~い!キューリ君、トマトちゃん!今年は期待してっからね!


さて、今日は 「電子決済」 の話。

時代はとっくにそっちのほーに着々と向かっているのに加え、
この新型コロナウイルスの影響もあって、
今後、決済のキャッシュレス化は、急加速で進むことは間違いない。

そんな時代の渦中あって、僕はといえば、
お恥ずかしい話、今だカードやネットで買物をしたことが一度も無い。
クレジットカード・電子マネー・QRコード決済・ペイペイ、
聞いたことはあるが、違いが分からない、よく意味が分からない。とほほ。

自慢じゃないが、わずらわしいことは全て妻にお願いして来たからである。

時代の渦、呑まれまくり。ぼ~く、ドザえも~ん。

いや~、でも、さすがに、ぼちぼちヤベえな、何となく。

一応、一通りのことは、出来るようにしておこうかな、そこはかとなく。

つれづれなるままに、うれし恥ずかし四十五歳。


ちゅ~かさ。

素朴な疑問、あんだけど。

滅びゆく恐竜の、断末魔の叫び、聞いてくれる?

仮にこのままキャッシュレス化が進んで、
近い将来、生活の中で現金を見ることが、さほど無くなって、
いずれ現金を一度も見たことのない世代、そんなヒトたちが現れるとして。

その頃のヒトたちは、例えば、

一千万円。
という、金額を耳にした時にね、

脳内の視覚的イメージとして、どんな画像を思い浮かべるんかいな?




例えば、こんなん?

まさかね。

年貢じゃあるまいし。




例えば、こんなん?

ははは。

海賊じゃあるまいし。




ウホウホ!

ギャートルズじゃあるまいし!




僕ら的には、一千万円って聞いたら、即座にこの画像をイメージするっしょ?

札束の山、百万円の束10個。

んで、この札束をドンと目の前に出されたら、普通にビビってしまうっしょ?

間違いなく体が反応してしまう。冷汗が出たり、震えたり。

それは、僕たちが 「お金の価値」 というものを、
お札や硬貨のデザインという視覚的要素もさることながら、
手にした時の感触や重さ、印刷物の臭いや金属の臭いなど、
様々な感覚で肉体的に認識しているからである。

体がお金の価値を知っている、ちゅうことね。

では、キャッレス化の果ての果てに生きるヒトたちは、

一千万円。

と聞いて、何をイメージするのだろう?




おそらく、これかな?

いきなりアラビア数字!

一千万円と聞いて、「1」をひとつ「0」を七つイメージする。

そして、いずれ僕たちも紙幣や硬貨の存在を忘れ、数字だけをイメージするようになる。

このまま、電子決済が浸透すれば、従来のお金の価値の 「感じ方」 は変わる。。

だからキャッシュレス化がよくないと言っているわけでは、決してない。

現金なんて、いっそさっぱりと無くなればよいと思う。

ただ、間違いなく 「お金の価値」 というものは希薄になるなあ、と思うだけであってね。



先日、家族そろって夕食を食べていたら、妻と長女が、何事か交渉をしていた。

長女)
このあいだ、お風呂掃除したから、5ママペイでしょ、昨日は肩揉みしたから、3ママペイでしょ、
合わせて8ママペイで「動物の森」をもう1時間プレイする時間を買いたい。

妻)
8ママペイは、安い。
今からお皿を運んだら、2ママペイ支払うから、
合計10ママペイで、任天堂DSプレイ時間、1時間延長を販売します。

長女)
オッケー!買った!

これまで、うちの子供たちには、お手伝いをするたびに、現金でお小遣いをあげていたのであるが、
どうやら最近は 「ママペイ」 という架空の価値でやり取りをしているらしい。
知らぬ間に、我が家もキャッシュレス化が進んどったでかんがや。
長女はお手伝いをするたびに、妻が口頭で支払う「ママペイ」をノートに控えている。
そして、この「ママペイ」の交渉のポイントは、
驚くべきことに、お手伝いという労働の対価を「お金」に換算せず、 「時間」 に換算しているところである。
後々分かったことであるが「時間」のみならず、「場所」や「秘密」や「ママの優しさ」なども買えるらしい。

世の中、お金だ。

当たり前のように、そう教えられて育った僕たちには、考えにくいことであるが、

何でもかんでも価値をいったんお金に換算すればよい、という時代は終焉を迎えているのであろう。

キャッシュレス化の果ての果ては、「マネー」という概念すらなくなるのかもしれない。

いずれは、ある「価値」をいきなり別の「価値」へと換算するという、

離れ業がまかり通る世の中が、やって来るのかもしれない。


ありふれた中産階級のサラリーマンの食卓に、思わぬ未来が転がっていたので、

僕、慌てふためいて、あわわわわあ。




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最終更新日  2020.05.03 21:52:06
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