家曜日~うちようび~

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2020.09.18
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どーも妻と上手くいっとらん。

頻繁にギクシャクしとる。ははは。

妻、思い悩んどる。

先日、リビングで一人、シクシク泣いとったもん。

十歳ともなれば、

ちょいちょいこっちの想定外の行動をするようになり、

ときどき想像を絶する発言をしたり、

わざと親の期待を裏切るような態度をとったりする。

これを「我が子の成長」と一言で片づけられるほど、実のところ僕たち親のほうが成長しきれていないっす。

特に、自分のお腹を痛めて出産し、お乳を飲ませオムツを替え、

片時も自分の肌身から離れなかった赤ちゃんの頃を、ボディ&ソウルで実感している母にとって、

真向から自分に逆らってくる我が子の姿なんつったら、男親の何倍も複雑な心境で見ていることだろう。




親子で「そんな時期もあったね」なんて、いつか笑って話せる日が来るかな?

と、キッチンで豚汁を作りながら、妻が僕に問う。

「あんた、どう思う?」と、ニンジンを扇形に刻みながら問うのである。


僕は、僕の思うところを、正直に妻に伝えた。





そんな時代もあったねと、いつか話せる日が来る。

あんな時代もあったねと、きっと笑って話せる。


確かに、そうだと思うよ、確かに。


でもね、考え方を逆転させればね。

「いつの日かきっと笑える」という要素が今ココにあるのであれば、

笑うことを、わざわざ未来へ先送りせずとも、

今ココ、困難の真っ只にこそある独特の滑稽さ、ひとっかけらの面白味から目を逸らさず

今ココ、豪快に笑ってしまえばいいのだよ。


なんつって、僕は思ったりもする。


妻は、真面目過ぎるのだ。

人生を、ちゃかせない。




このブログでも何度も話しているが、

僕の父は酒を呑んでは母と口論になり、挙句必ず母に暴力を振るう人だった。

その度に、幼い子供ながら僕と姉は、

母の頭を抱きしめたり、母の体に覆いかぶさっったりして、父の暴力から身を呈して母を守った。

妹は、その横で泣きわめくばかりだった。

ここだけを話せば、まさに生き地獄のような幼少期なのだけれども、

僕の父は、母との口論の中で、気持ちがガァーーっとなると、

ちょいちょい訳の分らんワードをぶっ放して来る人だったのね。

それが、僕と姉は、面白くてね。

母ちゃんぶん殴りながら、

テメー、バカヤロー!

テメーなんかなあ! テメーなんかなあ!

テメーなんか、シュワッと爽やか、しゅわしゅわソーダだ!

とか言うんだもん、父ちゃん。

姉) シュワッと爽やか???

僕) しゅわしゅわ???

姉・僕) このおっさん、なー抜かしとん??

そっから、母と一緒にボコボコ殴られながら、僕らヒーヒーいって笑ってたからね、たはは。

僕はね、昔からこういった爆笑は絶対見逃さないから。不幸に浸ってる場合じゃねっす。





僕には、例えどんな困難な状況にあっても、

自分の置かれた状況を客観視して、げらげら笑っているもう一人の自分がいるっす。

まあ、人間、一度堕ちるところまで堕ちれば、あとは笑うしかないっすからね。

んでもって、人生、とにかく懲りずに笑っていれば、何とかなるもんっすね。


ちなみに、これは持って生まれた性格とかの問題ではないよ。

これは、訓練。

訓練をするか否かの問題っす。



子育てだって、何だって、


いつか笑える日まで待ってちゃダメだよ。


笑うなら、今笑ったほうがいいよ。




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最終更新日  2020.09.19 06:49:06
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