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母の再婚により金持ちになった【ナオ】。やがて母は病死した。
家を追い出されるかもしれないという当初の心配も杞憂に終わり、
六年が過ぎて中学二年生になった今も大きな屋敷に住む。
そんななか、父が資産家の若い娘【キョウコ】と再婚した。
ナオはキョウコへある疑惑を抱き、ひとつの行動に打って出た!

表題作と『しあわせは子猫のかたち』の2編収録。

さて04年度一発目は乙一から。
この日記では初の2冊目の感想(一人の作家で)である。
(以前にとりあげたのは 『暗いところで待ち合わせ』 。)

やはり期待を裏切らない出来栄え。
軽~く読みやすい話、これがライトノベルの特徴か!などと思いながら読む。
生意気盛り(笑)の中学生が主人公。しかもお嬢様。
「私は愛されているの?」という永遠の命題(笑)
ちょっとしたイタズラのつもりが、どんどん大きくなって大変な事態に!
というお約束の展開。ただもちろん、そこから愉快な設定となっていく。
コタツが大部分を占める三畳の部屋。こういうのは本当に巧い。
そして一騒動あって、急展開!さぁ、めでたしめでたし・・・
とそこからのもう“一捻り”が流石です。随分とご都合主義だなぁ、まぁでもいいか、と思っていたところをしっかりとクリアしていく。うーん、やるなぁ。ライトノベル、侮れません!

もうひとつ、収録順では先にくる『しあわせは猫のかたち』。
こちらも、乙一らしい、静かないいお話。
不思議だけど、気持ち悪くはない存在。見つめるやさしいまなざし。
ちょこっとミステリの要素も絡めて出来上がり♪

そしてやはり来ました『あとがき』。
最早ひとつの作品ですな(笑)これが好きだという方が多いのもわかります。
で今回は予感が的中。本文読んでいて絶対この表現あとがきで使うな、と思っていたら案の定。って、そう思った人は多いでしょうね(笑)
いや、もう断じてそういうわけではないのである。てね。

まだ読んでいない作品も多数ある。これが非常にうれしい。
あと、このミスでも言ってた『ジョジョ』のノヴェライズ。
いつになるのでしょう?これまた楽しみ。

『失踪HOLIDAY』 乙一 角川スニーカー文庫 (平成13年1月初版発行)





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最終更新日  2005年12月08日 09時32分12秒
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