2012/11/30
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カテゴリ: のぼうの城


今日のブログタイトルは、ちょっと目先を変えて「のぼうの城」を英語表記にしてみました。
だからどうだ。って事もないのですけどね。

これまで8回見て来て、気づいた事や素朴な感想(細かくて、どうでも良いことばかりですが)を書いてみたいと思います。

◆「マナー人間べム」(←これ傑作ですよね~)の劇場マナー広告が終わると『東宝』ロゴが入り、いよいよ映画本編の始まり。
この時の音楽も好きなんだよね。低い音の打楽器のリズムが期待感を煽る。

◆まずは秀吉の備中高松城攻めのシーンから。
「決壊させよーー!」から巨大水しぶきをバックに、ドヤ顔で振り向く秀吉がキマり過ぎて笑える。

◆この時、秀吉の側に立つ、三成と吉継の兜や鎧に水しぶきがかかって濡れている。ちゃんとしてますね、その辺。

◆三成の兜についているしるしがこの時は、違う形になってる。基本、〇だけど、中がくり抜いていて、花紋がある。
正家も永楽通宝の銭じるしだけで、蛇はついてない。
8年の間で兜につく印しも変わったんですね。けど、吉継は変わってないんですよ、これが。

◆その後、秀吉が天下統一を目指して残るは北条のみ、という地図が出ますが、スクリーン暗転する時、忍城シルエットだけがほのかに残るという細かい演出も結構、お気に入りです。

◆聚楽第で秀吉が「忍城とは珍妙なる城じゃ。浮城ともいうそうな。まことに水に浮くか、試してみるか」と、三成に言いますが、あれって、「水攻めしてみ」って煽っている風な感じ。
実際、忍城を水攻めで落とせといったのは、秀吉らしいですからね。そういう所ともかけてるのかなと思ったり。

◆そして、丹波の馬駆けシーンに転換!カッコいいですね~。爽快だし~。蹄の跡が道についてくとことか大好きです。
佐間口→長野口と順に通っていって、何気にこれからメインとなる戦の場所を示唆してますなぁ。

◆藁を干す農民の側を通ると丸墓山が目に入りますが、下の牧草地帯に馬がいるっていうのに、5回目くらいの鑑賞時に気付きました。

◆のぼう様が麦踏みを手伝っている時、丹波がやってきて、長親を馬に乗せます。
その時に馬の尻を叩く鞭をポイって捨ててました。鞭なしで走ったのかしら。
本丸に入る時、みたけど、持ってないかんじだった。

◆靭負が丹波を襲う為にやってきて、誤ってのぼう様の頭を叩きますが、あの時の「パコーン」って音が、中身カラッポ~みたいで、笑えます。
2発目を丹波からくらって、益々カラッポに?(笑)

◆和泉が「女房が泣いて止めた」と言っている時の丹波の顔が「何言ってやがる」的で面白かった。

◆「さっさと行きましょう」という靭負の言葉に丹波と和泉が歩きだすと、のぼう様が後から走ってついて行きますが、「まってくれよ~」と口が動いている。
こういう細かい所がカットされてるんだな。


◆泰季が病に倒れ、珠が「畳の上で往生しようなんて、虫が良すぎる」と言う時、のぼう様はそれを聞いて笑っている。
夫の叔父にずけずけと物を言う珠だけど、献身的に看病してたりして、カッコいい女人だな~って思う。
ずっと後のシーンだけど、丹波や和泉が甲斐姫にすっ転がされていた時は大笑いしてたりして、ホントに面白い人でした。

◆親方が小田原へ出陣するため鎧を着付けてもらってる時、着付けを手伝っている人の手際が綺麗で何度みても惚れ惚れする。
職人技を見ているようだった。

◆いざ、出陣!のシーンは薄っすらと夜明けっぽいシルエットに水面に灯りが映って揺れてたりして、ホントに美しいシーンになっていると思う。

◆戦をしないことを農民に知られた時、丹波が和泉と靭負を殴りに前に出ます。その時、のぼう様も前にいた鎧を着た人を押しのけて前に出てた。

◆秀吉の入浴シーン。三成・正家・吉継の反応が三者三様で、とても面白い。三成はマジメ人間だから女の裸を正視できないし、秀吉のように戦の最中に女と風呂に入る気など毛頭ない。正家はただ単に裸の女が一杯いて喜んでいる。吉継は即座に服を脱いで湯につかる。ホント面白い♪

◆秀吉が「成田家はすでに降っおる」と吉継に言い、驚いた吉継が秀吉の顔を見る時、お湯がポチャンと鳴るのが何気に好きだったりする。吉継の「驚き効果音」って感じ。

◆田植えを手伝うのぼう様。赤子が泣いて「れろれろれろや~。ひょろろん、ひょろろん。」とあやす所に馬上丹波登場。その途端、また赤子が泣き出すのがオモロー。

◆病床の泰季の元にのぼう様はじめ、家臣一同が集まる時、泰季の手が細かく震えて随分、衰えたのがわかる場面になっていた。弱っていても、「城を開けいっ!」の一声は力強く、城代としての貫録が出てて良かった。

◆軍使の正家。泥のついた草鞋を采配で払う。パラパラと床に小石が落ちる音がするのも聞き逃さないよ。

◆「戦いまする」宣言をしたのぼう様。丹波たちに「いやなものは、いやなのじゃ!」と思いのたけをぶちまける。和泉・靭負ほかの家臣たちが賛同する中、丹波だけが決めかねていて、「強いものに服するは世の習いであろうが」といいつつ、気持ちが揺れている様子が見て取れて、眼福シーンだ。

◆戦に決して、正家の前で刀を置いていた位置を体の右側から左に変えるシーンは気持ちいい。正家のうろたえぶりがまた宜し。

◆戦になった事を百姓に説明にいく丹波。百姓の反感をかい、誰が戦にすると言ったのかと問い詰められて、「長親ぢゃ!」と言った途端、泣いていた赤子が泣き止む。のぼう様の名前を聞いただけで泣き止む赤子。のぼう様、どこまで好かれているのか。不思議な御仁でござる。

◆百姓が甲冑や刀槍を隠し持っていることに驚く丹波。「今は百姓でも坂東武者の血を受け継ぐ者ばかり。態度を改めてもらおう」と、たへえから言われて、思わず「おう。」と答える丹波。結構、好きなシーンである。

◆本丸門上に歩いて行くのぼう様の背中の蛙絵のショット。音楽が秀逸。ギターの音色&リズムが素晴らしい。

◆門上ののぼう様を見つけた時のお百姓のリアクションはスターを崇拝するような様子だった。のぼう様人気は絶大。




まだまだ、ヲタレポ途上ですが、今日はこの辺で終わります。
続きはまた~~♪






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最終更新日  2012/11/30 11:02:27 PM
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Re:8th watchers 『THE FLOATING CASTLE』movie (11/30)  
ルビコン さん
今日は映画の日ですね。

午前中、のぼうの城、私は二回目を見に行ってきました。
つきうささんの見どころ、先に読ませていただいてるので
「ここか!」と思ったり、
「教えてもらわなかったら見逃してるな」と感心したりで
ますます楽しめましたよ~。
本当にありがとうございます。

人の入り方は、まぁまぁ入ってましたよ。
前回もそうでしたが、時間が長いせいかトイレに立つ人が意外と多いです。
私もトイレが近いので最後の方ヤバくてエンドロールで出てきちゃいました(苦笑)
あの余韻がいいというのに、もったいない事しました。

それと・・・
こちらの地方の雑誌チーク、つきうささんの日記を読ませていただいたとき
私、書き込んでる途中で用事ができてネットを閉じちゃったんだ。。。

つきうささんにあげようと思ってコピって
キッチンのカウンターに東海地方の番組を録画したものと一緒に置いてある。
あぁ、しまった~~~。
もっと早く連絡すればよかったです。 (2012/12/01 02:31:07 PM)

Re:8th watchers 『THE FLOATING CASTLE』movie (11/30)  
らら9961  さん
映画の日、私は5回目を見に行ってきましたよー。
つきうささんにはかなわないけど。だいぶ好きなシーンかぶってますよー。>本丸門上に歩いて行くのぼう様の背中の蛙絵のショット。ここ私も超好きです。音楽とカメラの揺れと、何か暗示させる・期待させるシーンですよね。あと、三成に、戦の傷かと聞かれて「うん?」という声が好きですw
ちょっと残念なのは、甲斐姫を渡すのに同意するときに、一瞬考えて、きっと面を上げるのが、あからさまな気がするんですよね・・。それまでの大げさともいえる演技は好きなんですけど。なんか、ここはぼかしてくれてよかったような。
でも、今日は目がうるんでる気がして、そのうるんでるだけでよかったよ、とか、考えちゃいました。それ以外はもう全部好きですからww
土曜ということもあるけど、前5列位除けばほぼ満席でした。
興行ランキングでも、もう1か月経つのに3位はすごいですね。リピーター多いんじゃないかな。トイレは私も立ったことあります(笑)抜けていいところわかるし、心おきなく見たいw
今日は、ぐっさんと成宮くんのもめるところに
成親がくるところで、丹波が急にとまるので「わわわ」ってなってるのに笑えました。
もう主役は見つくした感があるので^^;
他の人に視線が向くのですが、捨てキャラのいない群像劇でもあるので何度見ても飽きませんね。みなさん素晴らしいです。
佐藤浩市さん、登場シーンもからみも多いのに、上地くんが宣伝部隊なので、萬斎さんのコメントも記事も少なくて残念。
丹波が死を覚悟で突っ込むシーンはもーっと長く見ていたいと思ってしまいます。そのあとの切ない表情、開始前に櫓から見下ろす二枚目顔、「俺がその馬鹿者」に、乗馬シーン。エレカシの歌も好きなのですが、丹波目線な気がする歌詞で、男っていいなーと思います。
あと好きなのは、戦開始の門が開いて、開けた人の手がスローモーションで引いて行くところ、すっごいわくわくしますよね。黒澤映画見てないのですが、オマージュだったりするのかな。
それと、堤を作ってる場面の曲が「津の国」で萬斎さんが歌ってますよね?サントラ買うまでには至らないので、レンタルしようか、迷っています。ほんと長文になってごめんなさい。
万作のHP見たら、12/1発売の家庭画報に裕基くんが載るそうなので(地元ではまた売ってませんでした)楽しみですね。 (2012/12/01 10:48:26 PM)

☆ルビコンさん  
つきうさ☆  さん
こんばんは♪

今日は1日でしたものね。2回目ののぼう様、堪能出来たようで良かったですね♪

トイレねぇ。これは長時間の映画ではホントに問題ですよね。
私は映画を見る前は絶対にコーヒーは飲まない事にしています。コーヒーは利尿作用があるので要注意ですから。
それと、映画が始まる直前に尿意がなくてもトイレに行きますね。ひざ掛けも持っていくし、上着も脱がずに暖かくして鑑賞します。
その効果あってか、のぼう様の映画でトイレに立ったことはないです。

Cheek。記事をコピッて下さったんですね。それはありがとう~。
ポイントがたまっていたので、ほとんど無料みたいな値段で購入したので気になさらないでください。
その優しいお心遣いを頂けただけで、うれしゅうございます♪
ホントにありがとね。
(2012/12/02 12:24:40 AM)

☆らら9961さん  
つきうさ☆  さん
ららさん。こんばんは♪

5回目鑑賞、おめでとうございます~♪
のぼう様が本丸門上にのぼっていくシーンは背中しか映らないんだけど、決意がみなぎっているようでいいシーンですね。カメラも固定されてなくて、揺れてますね~。
わたしも三成の問いに「うん?」と答える低い声が好きです☆彡 低音でね~。
ららさんとツボが一緒で嬉しいわぁ。

甲斐姫のくだりは確かにあからさまな印象を受けますね。でも、あの少しの時間で、のぼう様の甲斐姫への想いや城代としての決断が見えてくるので、大げさっぽくても許してやって(笑)
お目目がうるうるしてたのなら、それでOK!ってなる気持ち、よ~くわかります(爆)

興行成績もどこまで延びるかしらね。うちの映画館も平日でもまだ見に来てる人多いほうだと思います。
目標の20億は超えたので、陰陽師の32億を超えて欲しいなぁって思います。

丹波守はホントにカッコいいですね。そして、時折見せるオドオドした目がたまらなく可愛い。
「俺がその馬鹿者だからよ」はシビれますね~。丹波に槍をぶった切って欲しい~(←もはや意味不明)
佐間口の門が開くときの、左側の人の手ね! 私もあそこ好き! ららさんとことごとく意見が一致。嬉しや、嬉しや♪
スローモーションで始まるあのくだりは、きっとBRやDVDが出たら繰り返し見ると思います。
クロサワ映画は、さらりとしか見た事がないので、オマージュになっているかどうかわかりませんが、音楽は昔の時代劇っぽい音色が多い感じしますね。

「津の国」は萬斎さんや高野さん(深田さんもかな)が唄ってますね。夜のシーンに響く萬斎さんの声が耳に入るというより、肚の底に落ちていく感じを毎回受けるんです。

家庭画報は立ち読みしてきました。
少し見ない間に裕基くんが大人になっていてビックリです。
部活はテニスですって♪ テニプリだ~~って、娘と盛り上がりました。
これから、プリンス(萬斎さん)のプリンス(裕基くん)として、メディアに注目されていくんでしょうね。
親戚のおばちゃん目線で応援していきましょうね。

長文、大歓迎ですよ。いろんなお話が出来るのってすごく楽しいですもの。
また、一杯書いて下さいね♪


(2012/12/02 12:57:26 AM)

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