今日のブログタイトルは、ちょっと目先を変えて「のぼうの城」を英語表記にしてみました。
だからどうだ。って事もないのですけどね。
これまで8回見て来て、気づいた事や素朴な感想(細かくて、どうでも良いことばかりですが)を書いてみたいと思います。
◆「マナー人間べム」(←これ傑作ですよね~)の劇場マナー広告が終わると『東宝』ロゴが入り、いよいよ映画本編の始まり。
この時の音楽も好きなんだよね。低い音の打楽器のリズムが期待感を煽る。
◆まずは秀吉の備中高松城攻めのシーンから。
「決壊させよーー!」から巨大水しぶきをバックに、ドヤ顔で振り向く秀吉がキマり過ぎて笑える。
◆この時、秀吉の側に立つ、三成と吉継の兜や鎧に水しぶきがかかって濡れている。ちゃんとしてますね、その辺。
◆三成の兜についているしるしがこの時は、違う形になってる。基本、〇だけど、中がくり抜いていて、花紋がある。
正家も永楽通宝の銭じるしだけで、蛇はついてない。
8年の間で兜につく印しも変わったんですね。けど、吉継は変わってないんですよ、これが。
◆その後、秀吉が天下統一を目指して残るは北条のみ、という地図が出ますが、スクリーン暗転する時、忍城シルエットだけがほのかに残るという細かい演出も結構、お気に入りです。
◆聚楽第で秀吉が「忍城とは珍妙なる城じゃ。浮城ともいうそうな。まことに水に浮くか、試してみるか」と、三成に言いますが、あれって、「水攻めしてみ」って煽っている風な感じ。
実際、忍城を水攻めで落とせといったのは、秀吉らしいですからね。そういう所ともかけてるのかなと思ったり。
◆そして、丹波の馬駆けシーンに転換!カッコいいですね~。爽快だし~。蹄の跡が道についてくとことか大好きです。
佐間口→長野口と順に通っていって、何気にこれからメインとなる戦の場所を示唆してますなぁ。
◆藁を干す農民の側を通ると丸墓山が目に入りますが、下の牧草地帯に馬がいるっていうのに、5回目くらいの鑑賞時に気付きました。
◆のぼう様が麦踏みを手伝っている時、丹波がやってきて、長親を馬に乗せます。
その時に馬の尻を叩く鞭をポイって捨ててました。鞭なしで走ったのかしら。
本丸に入る時、みたけど、持ってないかんじだった。
◆靭負が丹波を襲う為にやってきて、誤ってのぼう様の頭を叩きますが、あの時の「パコーン」って音が、中身カラッポ~みたいで、笑えます。
2発目を丹波からくらって、益々カラッポに?(笑)
◆和泉が「女房が泣いて止めた」と言っている時の丹波の顔が「何言ってやがる」的で面白かった。
◆「さっさと行きましょう」という靭負の言葉に丹波と和泉が歩きだすと、のぼう様が後から走ってついて行きますが、「まってくれよ~」と口が動いている。
こういう細かい所がカットされてるんだな。
◆泰季が病に倒れ、珠が「畳の上で往生しようなんて、虫が良すぎる」と言う時、のぼう様はそれを聞いて笑っている。
夫の叔父にずけずけと物を言う珠だけど、献身的に看病してたりして、カッコいい女人だな~って思う。
ずっと後のシーンだけど、丹波や和泉が甲斐姫にすっ転がされていた時は大笑いしてたりして、ホントに面白い人でした。
◆親方が小田原へ出陣するため鎧を着付けてもらってる時、着付けを手伝っている人の手際が綺麗で何度みても惚れ惚れする。
職人技を見ているようだった。
◆いざ、出陣!のシーンは薄っすらと夜明けっぽいシルエットに水面に灯りが映って揺れてたりして、ホントに美しいシーンになっていると思う。
◆戦をしないことを農民に知られた時、丹波が和泉と靭負を殴りに前に出ます。その時、のぼう様も前にいた鎧を着た人を押しのけて前に出てた。
◆秀吉の入浴シーン。三成・正家・吉継の反応が三者三様で、とても面白い。三成はマジメ人間だから女の裸を正視できないし、秀吉のように戦の最中に女と風呂に入る気など毛頭ない。正家はただ単に裸の女が一杯いて喜んでいる。吉継は即座に服を脱いで湯につかる。ホント面白い♪
◆秀吉が「成田家はすでに降っおる」と吉継に言い、驚いた吉継が秀吉の顔を見る時、お湯がポチャンと鳴るのが何気に好きだったりする。吉継の「驚き効果音」って感じ。
◆田植えを手伝うのぼう様。赤子が泣いて「れろれろれろや~。ひょろろん、ひょろろん。」とあやす所に馬上丹波登場。その途端、また赤子が泣き出すのがオモロー。
◆病床の泰季の元にのぼう様はじめ、家臣一同が集まる時、泰季の手が細かく震えて随分、衰えたのがわかる場面になっていた。弱っていても、「城を開けいっ!」の一声は力強く、城代としての貫録が出てて良かった。
◆軍使の正家。泥のついた草鞋を采配で払う。パラパラと床に小石が落ちる音がするのも聞き逃さないよ。
◆「戦いまする」宣言をしたのぼう様。丹波たちに「いやなものは、いやなのじゃ!」と思いのたけをぶちまける。和泉・靭負ほかの家臣たちが賛同する中、丹波だけが決めかねていて、「強いものに服するは世の習いであろうが」といいつつ、気持ちが揺れている様子が見て取れて、眼福シーンだ。
◆戦に決して、正家の前で刀を置いていた位置を体の右側から左に変えるシーンは気持ちいい。正家のうろたえぶりがまた宜し。
◆戦になった事を百姓に説明にいく丹波。百姓の反感をかい、誰が戦にすると言ったのかと問い詰められて、「長親ぢゃ!」と言った途端、泣いていた赤子が泣き止む。のぼう様の名前を聞いただけで泣き止む赤子。のぼう様、どこまで好かれているのか。不思議な御仁でござる。
◆百姓が甲冑や刀槍を隠し持っていることに驚く丹波。「今は百姓でも坂東武者の血を受け継ぐ者ばかり。態度を改めてもらおう」と、たへえから言われて、思わず「おう。」と答える丹波。結構、好きなシーンである。
◆本丸門上に歩いて行くのぼう様の背中の蛙絵のショット。音楽が秀逸。ギターの音色&リズムが素晴らしい。
◆門上ののぼう様を見つけた時のお百姓のリアクションはスターを崇拝するような様子だった。のぼう様人気は絶大。
まだまだ、ヲタレポ途上ですが、今日はこの辺で終わります。
続きはまた~~♪
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