名探偵シャーロック・ホームズの作者として知られるコナン・ドイルは、若いころから、スピリチュアリズムに接近し、40年近い研究の末に、『コナン・ドイルの心霊学』を著している。また、後半生をスピリチュアリズムの普及に捧げ、世界中に講演旅行に出かけ、「人間の本質は肉体ではなく意識体である」と訴え続けました。もう探偵小説を書かなくなったことで、多くの人々は彼に失望し、ドイルは嘲笑と失意の中で生涯を閉じたと言います。また、いかなる宗教に対しても中立を貫いたことが災いし、どこの教会からも遺体を引き取ってもらえず、自宅の庭に埋められるというありさまでした(後に子孫によって教会の片隅に埋葬されることになる)。
私は、いずれ時期が来たら、『丹波哲郎の大霊界』シリーズではないが、霊的な世界を物語として書き上げたいなという夢を秘かに持っている。小説を書きあげるには、私の霊界研究などはまだまだだし、私にはその使命がない可能性も存在するのだが。コナン・ドイルだったらどんな霊界物語を書いたのかなぁ、本当は生きているうちに書きたかったんじゃないのかなぁなどと私は度々考えてしまう。
あの世の天国と言われる世界は、愛の世界である。多くの存在を愛し、また愛された人であればあるほど、より高い天国に生きていると言える。このより広汎な愛の世界への憧れから、人はこの世に生まれ変わってくる。より多くの存在とつながるような愛の世界に誰もが住みたいと思うものなのだ。死の意味、生の意味を考える意義があるという意味で、霊的世界への研究はオカルトでもなんでもなく、極めて真面目な研究の一分野なのである。
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