真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2015年01月05日
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前回のブログで、茨城県日立市にある霊山「御岩山」は、四人での登拝になったと記したが、この東国行脚の数日前からは、なぜ四人が集うことになったのかを自分なりに追求するようになった。

すると、大祓祝詞に記載される「祓戸四神」のそれぞれの役割が四人に投影されていると感じたり、あるいは天体の四つの星々である「アルデバラン」・三ツ星の「ミンタカ」・三ツ星の「アルニタク」・「シリウス」に、その四人の性質が対応することが判然としてきて、俄然今回の「朔旦冬至」の御岩山登拝が楽しくなってくるのだった。

さて、本日の冒頭の画像は、御岩山の山頂部にある屹立した立岩の真上に、(遠目ではあるが)ご婦人が乗って両手を広げている姿を撮影したものだ。

このご婦人はK氏のお知り合いの方で、なんでも当日「朔旦冬至」の何時何分に御岩山に登るようにと、いわゆる御託宣を受けて登拝することになったそうで、すでに麓の御岩神社の御神前で紹介を受けていたのだが、その約束の時間に間に合うよう私たち四人より一足先に山頂へ向かっていた。

しかし、まさか山頂部に直立する大きな立岩の上で、かのご婦人が私たちの到着をお待ちかねとは・・・。

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上の画像は、冒頭の画像でご婦人が岩上にいた立岩を絡めて遠方を映したものだが、さすがにその立岩に近づくと、足がすくんでしまって上れそうにない・・・。そこで皆に私のお尻を押してもらって、ようやく何とか岩上に乗ることができた。

今までも、その一歩の踏み込みが、平凡な景色を絶景に変えてしまう経験を重ねているので、その岩上からの展望たるや素晴らしく、短い時間ではあったが・・・いま・ここ・に自分がいる・・・という濃厚な時空を堪能させていただいた。

今回の御岩山登拝の案内をしてくれたソプラノ歌手のK氏も、今回はじめてその立岩に上れた感動も相まって、昨日の歌唱で観衆を魅了したマリア様のような雰囲気とは打って変わり、嬉しそうに満面に笑みを湛えながら、たおやかなポーズを岩上で何度も決めるという、その躍動感に溢れる姿が印象に残った。

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この上の画像は、山頂部の立岩を少し降ったところにある「天の岩戸」と謳われる磐座を映したものだ。その穴の空いた凹部や周辺の岩肌は、様々な色合いも含めて独特な雰囲気を漂わせていた。

そして下の画像は、また別の山道を山頂部に向かって登ったところにある、大きな岩壁を撮影したものである。そのまるで三角波が山頂に向かって連続するかのようにみえる岩壁の表情は、おそらくロッククライマーの心を魅了するであろう。

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加えて下山の際に印象深かったのは、登りとは別ルートの山道を降ったところに、「薩都(さと)神社」(主祭神 立速日男命)という社殿があり、その「薩都」という社名であった。ちなみに主祭神の「立速日男命」は、前回のブログにも書いたように、現在の「日立」という地名の由来とされ、「常陸国風土記」にのみ記載される神名ということだ。

その社名の「薩都」を見た私は直感的に、九州の(旧)薩摩国(鹿児島県)の国名にある「薩」と、(旧)日向国(宮崎県)にある地名で多用される「都」の、言わば南九州を象徴する2つのキーワードで構成された造語に思えたから不思議である。


また、今回の東国行脚に向かう直前に南九州を訪れていて、日本地図上に薩摩の「野間岳」を西南西の起点として日向の都城市を経由し、四国の室戸岬等を経て「富士山」に軸線を引き、その軸線を延長した先に「御岩山」が存在することを予め認識していた私は、この「薩都」という神社名を見て、日立の御岩山と南九州(薩摩・日向)との繋がりを深く実感したところだ。


さらにその「繋がり」を補強するかのように、日立市で二泊したホテルには、その系列のホテルが南九州にあることから、ラウンジに薩摩と日向に絞り込んだ各種銘柄の焼酎(一升瓶)が何本も並んでいて、しかも格安の値段で飲み比べができるようになっていたので、この期に及んではその「日立と南九州を繋ぐ軸線」に、強い確信を持つに至った次第である。

もちろん「朔旦冬至」の夜も、その旨い焼酎に舌鼓を打ちつつ、自分の足で現地を歩いてきた「御岩山」⇔「富士山」⇔「野間岳」を繋ぐ軸線上の、数々のポイント地点を反芻することになったのは言うまでもない。

この「富士山」を経由して「御岩山」と「野間岳」を繋ぐ軸線は、例えば東北東の端にある「御岩山」の山頂から、当日の冬至(朔旦冬至)の夕日を展望した場合に、その夕日が沈む方向に軸線が引けるとすれば、その軸線を延長した日本列島の西南西の端は、薩摩の「野間岳」となるわけである。

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最終更新日  2018年05月30日 19時06分48秒


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