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ようやく読みました。 内山まもるの「ウルトラマンメビウス外伝アーマードダークネス」は同じタイトルのオリジナルビデオ版とはまったく異なる。 前作である「ウルトラマンメビウス外伝超銀河大戦」では客演的であった内山オリジナルキャラクターのメロス、のみならずジャッカル軍団を全面に押し出した「ザ・ウルトラマン」の完全な続編である。 かってウルトラの星を壊滅させたジャッカル大魔王が復活する、その理由もきちんと描かれているのも良い。オリジナルの持つ能力、攻撃技もキチンと再現。最強の敵らしい強さを見せつける。 メロスのみならず短編においてセブンのライバルとして登場したファイタスの復活した事も嬉しいが内山オリジナルウルトラマンのニューフェイスも登場。しかも女戦士であるアウラ。 メロスをも圧倒するような(おかげでややメロスが霞むくらいの・・)新ウルトラ戦士アウラのキャラクターが新作のひとつの見どころで未読の方のために書かないがその出自を含めて非常に面白く魅力的である。 「ウルトラマンSTORY0」あたりではオリジナルのウルトラ戦士はたくさん登場しているが内山版のオリジナル、はまた別の良さがある。 また女のウルトラマンとして銀十字軍のメンバーが登場するがウルトラの母との微妙な違いにも注目。そしてユリアンが大活躍するのにも注目だ。 ラストは「ウルトラマンメビウス」らしい(この漫画はメビウスの漫画なのだ、あくまでも)名シーンのリスペクトもありじっくり堪能できる。 キチンと生かされた各ウルトラマンの技や武器も内山まもるだなあ、と思わせる、嬉しい新作ウルトラ漫画だ。 さらに続編「ウルトラマンメビウス外伝ゴーストリバース」(予告カットには怪獣墓場やウルトラ兄弟を捕獲したインペライザー軍団が描かれている)も連載中なので心から楽しみに待ちたい。 新作発売をまつ間に未収録だらけの「内山ウルトラ漫画全集」を発売してほしいなあ・・・近年発行されたマイファーストビッグの新マン、A、タロウ、レオ、ザ・ウルトラマンも手に入れられない現状だけに・・。 ウルトラマンメビウス外伝アーマードダークネス
2009.06.04
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『MAC全滅!円盤は生物だった』を観た。●詰め込まれた悲劇 円盤生物によるMAC全滅、百子・カオル・タケシの死・・・というレオ最大のイベント回で悲劇的な内容の回なのだけどこれが全てAパートに詰め込まれているのね。 MACステーションは藍とも子(ファミリー劇場の『ウルトラ情報局』にでていらっしゃいました・・・『メカゴジラの逆襲』の面接はMACのユニフォームのままで受けたらしいですね)・・松木隊員の誕生日の最中に基地を急襲される。シルバーブルーメがレーダーに引っ掛からなかったのか誕生日でレーダー探索を怠っていた(としたら文字通り致命的な・・)のかわからないけれど停電した基地内に黄色いどろどろした液体が垂れてきて・・というのは絶望的な状況。 脱出しようとしたマッキー(3人しか乗ってなかった?)が飲まれる展開も悲惨。ダンはゲン一人だけをなんとかを脱出させる・・・・。 ●ダンの最期 悲痛なセブンのテーマ流れる中、ゲンを脱出させるダン。 「MACの最後は見届ける」とダンは言ってましたが後の映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の時に作られた年表をみると宇宙空間をただよっているところを救助されたとあるので見届けたあと脱出した、という解釈になるのかしら(シルバーブルーメは宇宙で倒されたわけではないので)。 『ウルトラマンレオ』の顔であったダンの退場劇としてはあっという間で寂しい・・・内山まもる版コミックでは最後の力で変身、ミサイルを背負って特攻という描写があったが・・残念。●ジェジェの呟き 百子たちはシルバーブルーメが地上に降りてきた際たまたま買い物に来ていてビルごと潰されたと思われる。 貼り出された被害者名簿に名前があったので死体は確認されていると思しい・・・。 ビルが潰される際の当時人気のあった指のおしゃぶりポーズをする抱き人形ジェジェ(ですよね、正規の本物かどうか気になる)の硬質タイプが喋るシーンが哀しい。 「お勉強しなくちゃダメよ・・・先生にしかられるわよ・・お兄ちゃん・・私眠くなっちゃった・・子守唄を歌って・・」 実際のジェジェは喋らなかったはずなので余計この演出が効きます・・。 ●何事もなかったように でBパートはいきなりゲンとトオルがミヤマ家に下宿してます。 女ばっかりの家で小言を言われて居心地悪そうな、Mな所を刺激されて喜んでいる(おいおい)ような二人・・・事件からかなり時間が経っているとしか思われないのですがその間何やってたんだシルバーブルーメ、というかブラック司令。 ●兜甲児、溶ける シルバーブルーメは何故か小さな皿みたいになって登場。 トオルはあの時の円盤と言って騒ぐのだけど・・似てないし・・。 それをアルコールランプの火であぶるのもどうかしてるけれど最期はシルバーブルーメに溶かされる担任の先生が兜甲児・・じゃなくて石丸博也サン。この辺りロボットアニメに人気の座を奪われて終焉を迎えつつあるウルトラシリーズの怒りが感じられる(れない、れない)。 ●でシルバーブルーメは強いのか? レオとの対戦の様子をみる限りあまり強くない。 トオルたちを逃すために押しあう辺りはともかく救助が終わるや否やあっさり内部に腕を突っ込まれて未消化のマッキー(いやな描写)など中身を引き出されて光線で爆発する。 もともとベムスターの腹部だけが特化し触手がついたようなモノだけに防御力は大したことなかった・・ってことかなあ。 となると初戦でもなんとかなったような・・・。 MACも百子さたちも死なないですんだような気がしないでもない。 結論・・ゲンに適切な指示をしなかったダンが悪い。 ・・・・・いや、路線変更が悪いんだけどね・・。
2009.02.09
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だいぶ長い間があいてしまったけれど、レオの続き。サブタイトルが象徴するとおりまるで田所博士が憑いたかのようなダンの姿から続く後編。前回からひき続き3対1のハンディキャップマッチで劣勢のレオ。必殺の光線技の武器を持たないレオは当然の如く窮地に陥りダン決死のウルトラ念力が怪獣を抑え込む。レオは動きの鈍った双子怪獣のツノを折って退却させるも、ダンはゲンを厳しく責める。1.ダンは隊長適性があるのだろうか?ダン隊長によるゲンの過酷な虐待、というと言いすぎかも(いや言いすぎじゃないよなあ)しれないがダンがゲンを責める光景はレオの定番の描写になる。心が優しすぎ戦士として未熟なゲンを厳しく心を鬼にして鍛えるダン、という構図はわかるのだけれど厳しさ一辺倒の描写が続きダンがゲンに優しく接する描写がほぼ皆無であるため観てる方はただひたすら辛い。『あヽ野麦峠』で大竹しのぶが虐められているのと重なるくらいのツラさだ(分り難いが)。それにしても悪いのは全部オマエ(ゲン)だ、みたいなダンの言辞はどうだろうか。ダンの隊長としての指揮能力の無さ(以後のエピソードでも・・作り手は意図してないのかもしれないが・・・結局レオ頼みの無為・無策ぶりが強調されてるような・・)、戦略無き攻撃(この無策さ加減に比べるとZATの荒垣副隊長は立派だった・・・)故のMACのダメさは棚上げされているような気がしてならない。言うに事欠いて「オマエにこの脚の痛みがわかるか!」ってそれをいっちゃあ・・・上司としてもひとりの人間としても・・・ねえ。2.ゲンの特訓地獄の始まりウルトラマンレオは当時の流行、スポ根アニメ・ドラマに影響を受けた、みたいに言われるけれど当時スポ根モノは本当に流行っていたのだろうか?思えば『帰ってきたウルトラマン』における郷秀樹の特訓はスポ根ブームの影響以外のなにものでもないだろうが・・・・。スポ根の代表的作品であるアニメの『巨人の星』、『アタックNo.1』、実写の『柔道一直線』は1971年に終わっている。『サインはV』の第1作の最終回はさらに遡る1970年であり坂口良子主演の第2作(坂口はタロウの『怪獣サインはV』で怪獣とバレー対決した)、アニメの『侍ジャイアンツ』『エースをねらえ』は全て74年3月に終わっている。レオの放映開始が74年4月なのでスポ根ブームはもう終わっていたといってよいだろう。むしろ気になるのはウルトラ最大のライバルである『仮面ライダー』の存在である。レオと並行して放映されていたのは『仮面ライダーX』と『仮面ライダーアマゾン』だが特訓して強くなるというコンセプトを強く打ち出していたのは『仮面ライダー』シリーズである。これは東映作品の『柔道一直線』の影響が強く感じられる。『ウルトラマンレオ』が意識したのは先行し終わりかけたスポ根作品よりもこのライバルの特訓、の影響はなかったのか気になる・・・。今回のゲンの特訓はギラススピンに対抗するきりもみキックのためでゲン自身がコマのように回転する、というものである。トランポリンで跳び空飛びポーズで回転するゲンの姿には理不尽なものを感じるがそれを手伝うスポーツセンターの猛(ミドレンジャー、伊藤幸雄)はゲンの意図不明な(ゲン=レオと知らなければ)練習をどう考えていたのだろう。3.マグマ星人の憂鬱サーベル暴君 マグマ星人大怪獣バトルカードギラス兄弟はレオの果敢な攻撃の末きりもみキックで首を分断される(無残な最期。レオでは以降も顔面にツメが刺さるようなイヤーな倒され方が続出する・・・)。配下を喪ったマグマ星人は戦線を離脱、最後のナレーションではレオとマグマ星人の戦いは始まったばかり・・みたいにいわれるのだが以後マグマ星人の登場は1回。しかも道化、という他ない役どころでありその陰湿な星の破壊者としての面影はない。内山まもるのコミック版ではレギュラー化して悪行を繰返しているのを考えると出番がなくなったのは何故なんだろう・・。次のツルク星人やカーリー星人の役どころがマグマ星人でも全然かまわないような気もするしカネドラスやケンドロスがマグマ星人配下でもいいような気もするのだが・・・真相は・・・・。4.レオの(ハリボテ獅子の??)超潜在能力ハリボテライオンが吠えると沈んだ島が再び浮上し死んだはずの桃子の命が・・・これはレオの力なんだろうか?おそるべしレオの潜在能力・・・・と言う解釈でいいのでしょうか?うーん・・・。というわけで・・・ゲンの文字通りの地獄巡りは始まったばかりである。さらに過酷で辛い地獄の日々は続くのだがそれはまた次回に・・・。
2008.06.25
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『BS熱中夜話』のウルトラマンナイト第二夜でマン・セブンの怪獣ベスト10が発表された。↓http://www.nhk.or.jp/nettyu/2008/ultraman/0410/index.html番組のHPで募集したものらしいのだけれどベスト3については文句のつけようがないしベスト10も妥当に思う。ただ1点、これは会場でも意見があがってたのだけど恐竜戦車が・・そんなに人気あるのかなあ・・これは意外。で・・このベスト10で選外になった怪獣でもまだベスト10は作れる・・・というわけで私的な好みではあるがベスト10をそれぞれ作ってみた。ウルトラマン編1.マグラー2.ドラコ3.ケロニア4.ガヴァドン5.ガマクジラ6.ジラース7.アボラス8.ペスター9.ギガス10.キーラ次点はギャンゴ。これでもベムラー、ネロンガ、ラゴン、ドドンゴ、ガボラ、ケムラー、テレスドン、スカイドン、ウー・・・なんかも落ちてる・・ウルトラマンの怪獣層は厚い・・だけど好みで選んだらこうなった。一見強そうなのにおどおどした言動の末あっけない最期を遂げるマグラー・・・は黒くて大きなボリュームある体躯に大量のツノというか突起が大好きな怪獣なのです。黒い山の中に光る臆病そうな目も好き。ウルトラマン怪獣無法地帯 マグラーガヴァドンはABこみで。ドドンゴやギガスもそうですが楳図かずお版漫画の怪獣たちも好き。1.ガブラ2.ダンカン3.チブル星人4.ヴィラ星人5.アギラ6.ペガッサ星人7.ダリー8.ペロリンガ星人9.プロテ星人10.アンノン次点はギラドラス。選ばなかったがベスト10以下にはゴドラ、イカルス、ナース、アイロス、ユートム、ガンダー、ボーグなんかが実は妥当だったのかも。それにしてもこのベスト10みててもかわいいのか気持悪いのかわからないダンカンや明らかに気持悪いヴィラ星人、植物系怪獣のコワサ溢れるワイアール星人に四足は四足でも異形かつ目つきが危険なギラドラス、最早怪獣・・生物なのかどうか疑わしいが意外にカワイらしいアンノンにその姿のわけのわからなさでは1.2を争うペテロにブラコ星人・・・ペロリンガ星人は見かけも行動もヘンだし・・・変な怪獣が多いなあ、セブン・・。(昔からずっと気になっていたのだけどペロリンガ星人はわざわざ「ペガッサ星雲」の惑星という設定にしたのは何故なんでしょう?)次回の放送はストーリー編。アタリマエすぎて面白みにかける予想をしてみると・・。ウルトラマン『故郷は地球』ウルトラセブン『ノンマルトの使者』対抗はそれぞれの最終回・・・なのかなあ。ここで『来たのは誰だ』とか『プロジェクトブルー』がランクインするようなベスト10は・・・あったら凄いなあ・・。(私はどっちも好きです)
2008.04.10
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http://www.sanyo.oni.co.jp/newsk/2007/09/12/20070912010001951.html突然ですがそういうことらしいです。映像制作会社ティー・ワイ・オーという会社は知らなかったのですがアニメ製作会社やCF製作会社の複合体みたいなものらしいですね。グループ企業のなかにはビオランテを製作したビルドアップや佐藤順一監督のハルフィルムメーカーの名前もみえます。↓ティー・ワイ・オーhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%BC円谷プロは近年も多くの作品を作ってきたわけですが内情は大変だった・・ということでしょうか。この「身売り」が今後の作品製作にどう関ってくるのか気になるところです。「ウルトラセブンX」、「ウルトラ兄弟の映画」が控えているわけでこれがプラスの方向に働いてくれるのを祈るばかりです。
2007.09.12
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「ウルトラマンメビウス」は昭和のウルトラシリーズの怪獣や設定を極力ブレないようにして引用したシリーズでしたがまだまだもの足りない、もっと観たいという「怪獣馬鹿」な方は多いのではないでしょうか?私がよく読ませていただいている「特撮ヒーロー作戦!」さんのブログにそんな渇望を癒すような創作が掲載されています。「贖罪の向こう側」(ジャミラ、スペル星人、ズール星人登場これはもともと2ちゃんねるで書かれているストーリー群のひとつなのですがこんな話がみたかったなあという気持ちを刺激する興味深いものが結構あります。スチール星人と少女の交流を描いた「悲しみの盗人」ウルトラマンそっくりに変身できる星人を描いたプラズマ・マイナズマ登場編「真の勇気」アストロモンスが登場する暗い青年の心情を描いた「栄光の花」ペガッサ星人のその後を描いた「闇とヒカリ」(これは前編しかないのが惜しい)そんな中でオレ版「怪獣使いの遺産」(メイツ星人ビオ、ゾアムルチ、プロマケット超獣ドラゴリー登場)実際に作られた「怪獣使いの遺産」を決して否定されていない作者が書いた究極の「怪獣使いと少年」の続編です。オリジナルの救いのない暗さを強く支持される方には甘いといわれるかもしれませんがひとつの理想の続編ではないかと思います。良少年のこと、メイツ星人を殺した暴徒のことを贖罪と希望のドラマとして再生していて読ませる内容です。何故ムルチが出現するのかの理由づけもよく初代やドラゴリーの惨殺された二代目とは異なる強力無比な成体怪獣として登場するゾアムルチの姿には感涙ものです。同じ方の書かれた「私が愛したスパイ」(プロテ星人、ガラン登場)・・・・悔しいけれど泣きました不覚にも。何故この組み合わせなのかという疑問もあるのですがプロテ星人という人間の心を利用する宇宙人ゆえにこれもありなのかと。これは映像で観たかった・・。プロテ星人は実はセブンを手玉にとり尚且つセブンに倒されてない珍しい存在ですね。
2007.04.29
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「また何も守れなかった・・・」ヒカリとなったリュウだったが、皇帝との戦いの中メビウスは消滅しヒカリもまた・・・。絶望する隊員たちにウルトラ兄弟の声が聞こえてくる・・。怒涛の展開の中、ウルトラ兄弟全員集合、史上初隊員全員が変身、派手な登場と派手な壊れ方の「ファイナルメテオール」、そしてゾフィーの「変身」・・・・。ナイトブレスが言い仕事してるなあ・・・。メビウスの最終回としてイベントが詰まったいい最終回だったと思います。隊員たちの友情をここまで描ききった作品は他にはない・・ですよね。エンペラ星人の挽歌「光のものよ何故闇を怖れん・・。総てが静寂に包まれた素晴らしい世界を・・」不満を言わせていただくなら・・・怪獣ファンとしての意見なのだけれど、最後の敵である皇帝が怪獣としてデザイン的にもそうだが演出でも魅力が薄かったように思います。増幅されたメビュームシュートとM87光線に耐えた防御力(ここの描写はやや長すぎるように感じた。ゾフィー登場、増幅装置が壊れる描写が素晴らしいだけにもう少しスピーディにまとめていれば・・)はともかく皇帝なのに力押しだけに終始する描写は残念でなりません。最強の敵でイヤな奴のはずでしたがなんとも哀れな最期・・。闇の眷族の悲しさが滲む内海賢二さんの好演だったと思います。ちょっと穿った勝手なことを言わせていただければ・・・。尖兵がインペライザーではなくジェロニモンが復活させた強力怪獣軍団(顔ぶれはヒッポリトを指揮官にパンドン、ブラックキング、ジャンボキング、タイラント、ムルロア、ブラックエンド、ハイパーゼットン、レッサーボガール・・・・キングジョーもペダン星人が再び作ったたとかで参戦とか)でザムシャー、ファントン、カコの協力でやっと殲滅した満身創痍の状態でエンペラ星人がおもむろに登場とかだったら・・・泣いた。ファミリー向けを意識しつつ昭和ウルトラマンの流れを復活させるという一大マニアックプロジェクトを見事に遣り遂げた「ウルトラマンメビウス」。前作からの放送枠移動による低視聴率に悩みながらも全50話及び劇場版と最後まで健闘したなあというのが実感です。今一度、メビウスにウルトラ兄弟に合える日を信じて終わりにしたいと思います。心から「ありがとう」。
2007.03.31
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「ウルトラマンメビウス」も残すところあと1回。昭和ウルトラのティストをその頃の子供だった世代が作り上げたマニアックで懐かしい世界もこれで一応完結になります。そこでメビウスを総括する意味で拙ブログの各話リンクを作ってみました。最初の頃は昔の怪獣がでてくるだけで嬉しかったんだなあとかリュウの性格が今と全然違うなあとか・・・僅か1年前、長いような短いような1年でした。そうそう第一話でリュウのいつていた「ウルトラ五つの誓い」伝播の流れはまだ明らかになっていませんね・・・。各エピソードに関る総括は後ほど・・。第1クール1 運命の出逢い 2 俺達の翼 3 ひとつきりの命 4 傷だらけの絆 5 逆転のシュート 6 深海の二人 7 ファントンの落し物 8 戦慄の捕食者 9 復讐の鎧 10 GUYSの誇り 11 母の奇跡 12 初めてのお使い 13 風のマリナ 第2クール14 ひとつの道 15 不死鳥の砦 16 宇宙の剣豪 17 誓いのフォーメーション 18 ウルトラマンの重圧 19 孤高のスタンドプレイヤー 20 総監の伝言 21 虚空の呼び声 22 日々の未来 23 時の海鳴り 24 復活のヤプール 25 毒蛾のプログラム 26 明日への飛翔 第3クール27 激闘の覇者 28 コノミの宝物 29 別れの日 30 約束の炎 31 仲間達の想い 32 怪獣使いの遺産 33 青い火の女 34 故郷(ふるさと)のない男 35 群青の光と影 36 ミライの妹 37 父の背中 38 オーシャンの勇魚(イサナ 39 無敵のママ 第4クール40 ひとりの楽園 41 思い出の先生 42 旧友の来訪 43 脅威のメビウスキラー 44 エースの願い 45 デスレムのたくらみ 46 不死身のグローザム 47 メフィラスの遊戯 48 最終三部作I皇帝の降臨 49 最終三部作II絶望の暗雲 映画ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟ウルトラマンライブステージ2
2007.03.30
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ブロンズ像になったウルトラ5兄弟。竜隊長とTACの隊員は命を賭してヒッポリトに立ち向かう。竜隊長の決意市民に囲まれヒッポリトに地球の明け渡しを迫られるTAC。竜隊長はここで決意の言葉を述べる「皆さん我々にもう一度チャンスを下さい。TACではありません。これは人間と宇宙人との戦いです。もし私たちが負けたら人間は宇宙人の支配をうけなくてはなりません。地球を渡すだけでなくやがては心まで宇宙人に渡すことになるでしょう。皆さん我々を信じてください。今度の星人との戦いでは必ず勝ちます。我々5人、5つの魂を失っても地球に住む36億の魂を星人に渡さなければ・・・それはTACの勝利です・・。」感動的な悲壮感溢れた名台詞といってもよいかもしれない・・・が5人・・北斗と南は既に除外・・は仕方ないとして梶隊員は・?というかTAC、前線のこの人たち以外いないわけではあるまいに5人で世界の運命を背負ってしまうとは・・・荷が重いというか抱え込み過ぎというか。北斗と南のために花をテーブルに置く美川、という画があるがいままでもしょっちゅう生死不明になっていた北斗と南のために美川は花を用意していたのだろうか?今回の竜隊長の「君の行為に水を差すようで悪いが・・・花をどけてくれないか」の台詞は今までの戦いのなか必ず生還した二人への強い信頼と願望が感じられる。「私と同じように星人にも命がある・・生命と生命を交換すれば勝てる。」の台詞、ヒロシ少年を説得する姿に絶望的な戦いへ挑む竜の真摯さ、静かだが強い決意と闘志が伝わってくる。あとわざわざ決戦前に散歩と言いながらヒロシのうちに行くのは独身の竜隊長がヒロシ少年のお姉さん狙いだったという説もある。「命のお守り」までもらっていたしなあ。(余談ながらスカート丈の短い綺麗なお姉さんを演じている小早川純は当時19歳。後に改名してロマンポルノの女優となる朝比奈順子である。筒井康隆作品の映画化「ウィークエンドシャッフル」なんかにも出ていたと思う)幻影に騙されているふりをしながら谷間の星人を攻撃する作戦は上手くいきそうになるのだが竜が足を滑らせて照準をはずしてしまう。ヒッポリトカプセルは大破するのだがエースのアロー光線でもカプセルしか破壊できなかったことを考えると照準を失敗しなくてもなおかつエネルギーが半分の細胞破壊ミサイル(ここですでに読み違いがある)ではカプセル破壊できだだけでも幸いだった・・・ような気がする。ヒッポリト星人は「宇宙最強の生物」(だけど割りに喋り口調は丁寧だったり)だけあってTACの悲壮な総力戦も次第に圧されてゆく・・。(それにしてもヒッポリトミサイルとロックオンされたタックスペースの追撃シーンは悲壮なはずなのに早回しの音楽がひどく滑稽感を煽る演出なのは何故なのか?)ともかくウルトラの父が登場するのはBパートも半分経過しようという7分前であり防衛チームが自分の力で最後の最後まで戦い続ける描写としてよく頑張ったエピソードではないだろうか。ウルトラの父登場ここでウルトラの父登場。エースを復活させるも長旅の疲れ(どのタイミングでどう長旅をしてきたのか気になる・・やはり兄弟がブロンズ像になった後だろうからウルトラの国から地球までは約1日かかる・・のか?)ヒッポリトとの戦いで力尽きる父。「さよならウルトラの父あなたは夜空の星になるのです・・」・・・・この台詞を聞いて3ヶ月待たずに復活するとは・・・あらかじめ決まっていた?なら描写の仕様はいろいろあろうに・・・なんてこといっても仕方ないか・・。このあとのエースの鬼神の如き奮戦は・・TACの力もあったとはいえヒッポリトを文字通り粉砕する。あ、そういえば前回「エースになってはいけないお前たちに勝てる相手ではない」とテレパシーで二人に伝えた偉そうな声は一体誰なんだろう?ヒッポリトじゃエースは適わんと考え旅支度前の4兄弟か?それともやはりウルトラの父か?そのあとで簡単に変身させていたのも納得いかないところである。どうせテレパシー送るなら「星人は谷間でぐるぐる回ってるぞ」とか役にたつことを教えて欲しい。内山まもるのコミカライズについて放送当時小学二年生に掲載された内山まもるのコミカライズ版にはウルトラの父が終始逆光(?)で容姿がわからない真っ黒な影の姿で出てくる。これは漫画を描いた時点では姿が決定してなかった(?)のかどうかはさだかではないが垂れ下がった角はどちらかといえばウルトラの母のようだ。長旅のせいで角がしおれたのか?最後に・・・今一度ウルトラの父リアルタイムで観た小学校低学年の意見を言わせていただくと・・ウルトラの父・・・あのでかい角はないよなあというのが率直な感想だった。あまりウルトラの父が好きだったという印象はない。当時だんだん等身大の東映系ヒーローに気持ちが移りつつあったせいかもしれない。なので後のウルトラの父の登場編はあまり楽しめなかった気がする(それはメビウスでの登場編でも同じだった)・・・。だが今観ると意味もなくサンタのコスプレをする「復活ウルトラの父」あたりは別な意味で面白いなあ・・。
2007.03.27
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「ウルトラマンエースを渡せ」200mの巨大な宇宙人ヒッポリトがウルトラマンエースの引渡しを要求する・・。「いっそのことエースを星人に渡してしまっては・・」本話ではヒッポリトが地球人にエースの引渡し、そして地球の引渡しを要求する。上記の台詞は非常に呆れたことにTACの副隊長格である山中隊員の台詞である。(流石に隊長に一喝されているが・・・・しかし・・このまだこれからという状況でいう台詞じゃないぞ山中・・)ヒッポリトの要求は「ウルトラマンメビウス」第48話「皇帝の降臨」、引き渡すよう電話がかかってきたり町の人が次回27話で「星人を攻撃するのはやめろ」と詰め寄ったりする描写は第45話「デスレムのたくらみ」を思わせる。科学的なTAC「我々TACは科学的なんだよ。念力や分身術などという非科学的なことをいってもらっては困る」北斗が念力や分身術あるいは自分の影を投影しているのではといった時のカジ隊員の台詞である。しばしば非科学的とか非現実的とか超獣や宇宙人のいる世界観とそぐわないことに囚われてしまい判断を誤るTACだが今回も同じ過ちを繰り返している。寒天のような身体の方が科学的・・というのもなんだかなあ・・である。実は次回を観るとわかるのだがカジがこの説に拘った200mの幻影が何故ミサイルや火炎や風の攻撃をすることができるのかの答えは「ない」・・。困るなあ。地獄星人ヒッポリト身長200m(にはあまりみえないが)の自称「宇宙で一番強い生き物」ヒッポリト。風地獄、火炎地獄を使う。「こうなるのだ!」とエース(人形)の首を叩き折るのもまるでプロレスのパフォーマンス並みのこけおどしだがああいう場面ではかなり効果的。実は本体は谷間に隠れて姿を街中に投影しておりこの時ヒロシ少年の父親の誕生日のお土産のエース人形を使った・・つまり等身大でやったと思われる。お土産のエース人形は増田屋のトーキング人形と思われるのだが実際に巨大なヒッポリトが首をねじ切ったエースは明らかに撮影用の小道具で別物なのである。なんだが谷間の投影説が信じられないような・・・。全滅!ウルトラ5兄弟今回のエピソードはヒッポリトの出現、ヒロシ少年の父親の死、隊長と北斗の弔問、ヒッポリトとの再戦、エースの死、ウルトラ4兄弟の死・・・問題はあるものの密度の高さでは他の追随を許さない中味の濃い30分ではないだろうか。実際にはウルトラ4兄弟は最後の2分30秒弱しか登場しない。何しろゾフィーとマンはあっという間にカプセルに囚われ(おいおい・・)、助けようとした新マンもすぐに虜に。残りの時間ほとんどはセブンとヒッポリト星人の格闘に費やされている。孤軍奮闘も虚しくカプセルに捕らえられるセブン・・・黒い液体がカプセルを満たしてゆく。夕焼けにたたずむブロンズ像になった5兄弟・・・ウルトラシリーズ屈指の絶望的シークエンス・・・「セブン暗殺計画」や「ウルトラマン夕陽に死す」と並ぶ絶望感ただよう前編といえるだろう・・。
2007.03.26
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再びメビュームダイナマイトでインペライザーを倒したミライ。さらに次の一体をシルバーシャークGで倒したGUYSだったがさらにまた一体・・。再起不能状態のミライとGUYSにインペライザーが迫る。絶体絶命のその時・・。旧友の来訪スターウォーズで言えば「帝国の逆襲」なタイトル通り暗雲立ち込める第二部。そんな中シルバーシャークG(無印は超獣ファイヤーモンスを爆殺した強力兵器)が再登場しインペライザーを仕留めるもまた一体・・・の絶体絶命の危機に登場するザムシャー、サイコキノ星人カコ、ファントン。ザムシャーの市川雷蔵の「斬る」ばりなインペライザー唐竹割りには痺れた。最終回でのゲスト出演怪獣・宇宙人の再登場は非常に嬉しいところ。たとえエンペラ星人にはヒカリまで加えてもアクマ族平和党三人衆並みに歯が立たなくても・・・。いや、ファントンはともかく・・・カコは頑張ったと思う。「私はミライの妹だもん」このエピソードで「ミライの妹」がキチンと完結したことになり感慨ぶかいものがある。となればついでにアングロスも出して欲しかった。カコが操るという点で共通点のある「怪獣ががら対ざばみ」のががらみたいな役どころで。あとは・・・賛否ありましょうがメイツ星人が出てきたら・・どうだっただろう・・。ツンデレな宇宙の剣豪おおいに今回人気を高めたであろう儲け役がザムシャー。「宇宙の剣豪」はともかくライブステージではよく敵役として退場なザムシャーだがこれ以上にない登場。「か、勘違いしないでよね。助けたわけじゃないんだから!アンタを斬るのはアタシなんだから」(大意よ、大意なんだから・・)ツンデレなセリフが堪らないなあ・・。皇帝と対決は実際のところ格の差を見せ付けるための咬ませ犬的な役どころ。しかしそれ故に一層悲壮感漂う戦いとなりその「光ではない」性質からは思いもよらない行動に出る見事な散り際を見せてくれた。ヒカリがザムシャーの遺した刀で一矢報いるのも泣かせる・・。「これが守るということなのだな・・メビウス・・」我が人生に一片の悔いなし・・なのかなあ・・一方強さと渋い声はともかくシンプルでボリュームのない皇帝は・・改めて見ても黒いだけだなあ・・・。ウルトラの父との一騎打ちも迫力ないしなあ・・。皇帝はラオウというよりもどことなく胡散臭い「プロゴルファー猿」のミスターXに近い?何故か今回も見せ場の多いトリヤマ今回は久々にリュウの熱血暴走が見られたわけだがむしろ前回に引き続きトリヤマがいい。「誰一人犠牲者はだしません」の台詞の真摯さもそうだしカコを気遣うのもトリヤマ・・で他の隊員を完全に食ってる・・・。これも予想外の展開だった・・。そして最終回最後まで凄い予告編・・・。「ファイナルメテオール解禁」次回、最終回。もうただ来週を待つだけです・・
2007.03.24
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地球に舞い降りる13体のインペライザー。「皇帝」は地球を「守る」交換条件としてメビウスの地球人による追放を勧告する・・。「史上最大の侵略」・「地球は我々人類自らの手で守らねばならない」・インペライザー2体(1体はGUYSがインビジブルフェニックスで粉砕)を倒したミライは戦闘不能になり脈拍360血圧400熱が90度・・・以上はいうまでもなく「ウルトラセブン」最終回2部作からの引用である。昭和シリーズの引用を効果的に使ってきたスタッフだけにメビウス最終回でこの引用、至極当然だろう。皇帝の降臨その原典は・・今回世界主要都市に舞い降りた13体のインペライザー・・・その再生能力から「新世紀エヴァンゲリオン」のエヴァ量産機を連想させる。世界各地でその時を待つ姿はシリーズ構成の赤星政尚氏が脚本で参加した(今回の脚本・長谷川圭一氏も参加している。シリーズ構成は小中千昭氏)「デビルマンレディー」の最終話「人」において各地に出現し世界をその力によって統治した最強・最後の敵デビルチャイルドを連想させる。また皇帝の交換条件は桜多吾作版「グレートマジンガー」においてミケーネ地獄大元帥の同様の勧告を受け日本から科学要塞研究所のメンバーを追放する描写に似ているように思える。「私は知っている。ヒビノ・ミライという青年を」トリヤマが内閣安全保障室のシキに抗うという「宇宙の剣豪」以来のいやトリヤマ補佐官最大にしておそらく最後の見せ場である。「私は知っている。ヒビノ・ミライという青年を。彼は不器用だが誰より一生懸命で誰より優しく誠実だ・・彼は私のかけがえのない部下だ」トリヤマは悪人ではないが極めて迂闊で小心、ワガママで迷惑な人間である。そんなトリヤマの言葉だからこそ彼のなけなしの勇気と正義感が非常に心を打つ。他の人でなく(リュウだと感動できない)彼だからこそ感動させる台詞といえるだろう。明かされた総監の正体と感動的な演説シキによって皆が知ることになる「サコミズ総監」。総監としての最後の仕事として行う短い演説は人々の心を動かす。この描写は感動的である。今現在描かれることは少ない古きよき時代の(F・キャプラ!)アメリカ映画のファンタスティックかつ理想主義的な感動がここにはある。(ただ・・サコミズ、そしてウルトラマンはそうではないが悪魔の巧みな囁きにも人は容易く心動かされる、という恐ろしさが内包されいることも頭の片隅においておきたい。)ヒルカワがしっ!と言われるシーンは爽快感があるのは確かだが今回の描写はあの不自然かつ不快な市民の描写で評判の悪い「デスレムのたくらみ」を想起させる。ただ、この回みたいなことを繰り返しても意味がないのでこれはこれで正しいと言えると思う。インペライザーの激しい攻撃で街は甚大な被害を被ったようだが次回以降「市民が・・・」とかまたいいださないのか(ほんの少し)不安である。皇帝、エンペラ星人今回登場といいながらもはっきり姿を見せなかったエンペラ星人。エンペラ星人はかって・内山まもるの絵で描かれた黒い人型の立ち姿(「ウルトラマンタロウ」25話)・炎に覆われた巨大な顔長岡書店(長岡書店「バトルウルトラ戦士」)・陸・海・空のメカモンス軍団を率いる軍団の総帥(「ウルトラマン超闘士激伝」)などで公式・非公式に登場している。コミックボンボンに掲載された漫画「ウルトラマン超闘士激伝」版の登場シーンはラスト近くであり単行本未収録のままで何故か復刻もされないため未見の方も多いと思う。バンダイのガシャポンシリーズ(最後期の「超闘士鎧伝」)ではSDタイプながら立体化、しかも何故か未塗装のシリーズなのにエンペラ星人だけは彩色版で発売されている。ということであの黒い地味なエンペラ星人はちょっと・・・イメージと違う・・モンスターXみたいに二段変身(サンダーマスクなみ?)くらいしてくれないと・・・と不満なのは私だけ・・なのかしら・・・。
2007.03.18
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ミライが目覚めると世界は一変していた。メフィラスが地球を守る世界・・。メビウスはGUYSの攻撃を受け心身ともに傷つく・・。←やまなや版ソフビ「禁じられた言葉」かって地球を訪れたメフィラス星人はサトル少年に「地球をあなたにあげましょう」と言わせ暴力に頼らずして地球を手に入れようとした。「君たちは狭い庭を全世界と思っている小さな蟻だ。自分の力を過信しちゃいかんよ。私は連中(バルタンやザラブ、ケムール人のこと)のように暴力を振るうのは嫌いだ。私は人間の心に挑戦するためにやってきたのだ・・」結局円盤を破壊され(余談だがこのイデやムラマツが侵入する件で何故かメフィラスがいなくなるのだが不可解な描写である)巨大化、ウルトラマンと互角の戦いの末、地球を去る。「暴力は嫌いでね」「力づくで地球を奪うのは私のルールに反する」など礼儀正しい紳士ぶりを見せながらも思い通りにならないと「んー暴れろ!」と巨大フジ隊員を暴れさせたりサトルを無重力空間でいたぶるなど頭に血が上り易い部分も散見される。「私が欲しいのは地球人の心だった。だが私は負けた。子供にさえ負けた。私はあきらめたわけではない。いつか私に地球を売り渡す人間がいるはずだ。かならず来るぞ!」※完全な余談だがこの回は岩本博士が別人(何故か平田昭彦でなく伊藤久哉)だったり、キャップが薄情にもハヤタを見捨てる描写がみられる。また円盤の爆発に際しても誰一人ハヤタの心配をしておらず笑顔の人物さえいるのがおかしい。さらにハヤタが無事に現れたときムラマツは何故か憮然とした表情をしているのだ。「メフイラスの遊戯」「君を倒すのは私ではありません。君が最も信頼するGUYSの諸君です」ウルトラマンにも自分は一切手出しはしないとゲームを宣言するメフィラス。メフィラスにとってはGUYSもゲームの駒に過ぎないのだ。テッペイがメビウスをレジストコードで呼ぶのが面白くこのニセの記憶を打ち破るのが過去の強い思い出というのはルーティーンであるが仲間、絆をずっと描いてきたメビウスらしい描写といえるだろう。メフィラス星人、ふたたび(三度ではない)←二代目今回のメフィラス星人は「禁じられた言葉」の時のメフィラスと同一なのかどうかはわからないが非常に似た部分も見受けられる。1.やり口がゲーム的であり暴力に頼らない点(二代目とは違う)2.といいながら頭に血がのぼり易い点(「何やってるんだバカどもが」)3.ウルトラマンと対峙、あっさりと負けをみとめる点4.尚且つ次を示唆する捨て台詞「しかし私は決して諦めたわけではありません。かならずまた君たちに挑戦しにやってきます。必ず・・・。」今回の再戦では前回ウルトラマンに向けて放とうとしてやめた光線を発射するもウルトラマンは正面から受けても軽く払いのけている。ということからすると実は大したことなかったかメフィラスの実力。ウルトラマンはメフィラスに対し強行手段をとらない所からみるとやはりその性格を熟知した初代と同一人物と考えてよいと思われる。最後の去り方も同様。ただ・・・喋り方は丁寧すぎてやや初代とイメージが違ったというのは残念だ。(注:脚本を担当した小林氏によると初代とは別のメビウスメフィラス・・らしいですね)ショックだったのは最後。半ば心配していた通りの展開でここは非常に残念という他はなかった・・・。「私もまた不要になったゲームの駒というわけですね・・・残念です・・・。」というわけで・・・ああ・・・この話で私のメビウスも終わったような気がする・・・。(終わっちゃだめだろ)次回予告皇帝出現。内海賢二が皇帝の声が響き渡るシーンはぞくぞくさせられた。ミライにとっては辛い戦いが続きそうな展開だが・・「ウルトラマンメビウス」は有終の美を飾れるのだろうか?※メフィラス商品群。劇中に登場していたメフィラスソフビが一杯という描写はちょっと異様な感じでしたね。
2007.03.10
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四天王の豪将グローザムがメビウスを氷漬けにして勝利と皇帝の降臨を宣言する。男性隊員が全て倒れたGUYSはメビウスを救うことが出来るのか?ドキッ!女だらけのGUYSあるいはプライド・オブ・ガールズ!男どもが皆倒れても・・・トリヤマとマルさんがクレジットにないと思ったら女4人だけでのメビウス救出作戦となった。作戦行動の中心になるのは非戦闘員のコノミ(博士呼称うさぎちゃん・・温泉にでも入るのか?)。がしかし・・フジサワ博士がいいところを全部さらったようにみえるのは石橋けいファンの僻目か?「そんなボロボロな身体で耐えられるンなら私が飛ぶさ。メテオールを舐めないで!」は「ウルトラマンガイア」を想起させるカッコイイ台詞になったといってよい。そして言いも言ったりプライドオブガールズ。今回、二人のウルトラマンの攻撃が前提にあるとはいえグローザムにとどめをさしたのはGUYS、しかも普段は非戦闘員のコノミという事で相手が相手だけに防衛チームが倒した怪獣としては史上に残る大金星といって良いだろう。セブン暗殺計画今回はダン=セブンの登場回。セブンは平成のシリーズそして先だっての映画への登場があるので驚きとか感慨は薄いのだが今回セブンへのオマージュが多く散りばめられている。挙げてみると1.今回登場するのはウィンダム2.氷漬けになったメビウスを救うメテオールマグネリュームメディカライザー3.ダンの台詞「人間であろうと宇宙人であろうと君を君として認めてくれた仲間たちが・・」4.ダンの最後の台詞「俺が受けた悲しい思いだけは君に味あわせたくない・・」5.コノミの眼鏡とウルトラアイのダブるイメージいわずもがなであるが解説を加えると1は今回が「セブン暗殺計画」を根底にしたエピソードいう点では登場するのがミクラスではなくウィンダムなのは必然、2は「セブン暗殺計画」でのセブン救助方法の再現であり、3は最終回のアンヌの台詞をそのままダン主体の言葉にしたひときわ感慨深い台詞といえるだろう。4はレオでの悲しい出来事を指している。自分以外の隊員を死なせたMACの隊長・ダンとしての言葉でありこの事実を踏まえたダンの苦渋と悔恨の想いがこの言葉に込められている。生死不明のままでメビウスで再登場したセブン故その想いが描かれたのは初めての事になる。その他アイスラッガー、エメリュームの攻撃は当然として都市部でない緑の中での戦いは穿った見方をするとセブンではよく見られたから・・・なのかもしれない。不死身の豪将グローザムテッペイは罠だといっていたがグローザムの攻撃そのものはガッツ星人の頭脳的な知略に比べると自分の身体的特徴を活かした力押しに見える。そぼ最後も自分の力を過信した結果というべきものといえるだろう。またグローザムは皇帝への忠誠度は台詞から判断すると高いもののようだ。いよいよ最後に残った四天王メフィラスだがその心の内が気になる・・・。次回ついにメフィラス星人がある意味、ファンにとってはエンペラ星人より遙に思い入れ度の高いメフィラス星人。それだけに高い完成度とメフィラスらしいという役どころの的確さ要求される難しいところ。期待していいのか、過度の期待は禁物なのか・・・。メビウスの真価は最終回三部作よりもこの「メフィラスの遊戯」にこそあるような気がする・・・。不安と期待を胸に待て次回。
2007.03.04
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月から帰還するはずのフェニックスネストが消滅しジョージだけが帰ってきた。最初はGUYSクルーの死を悼んでいた市民とマスコミはGUYSクルーが人質となるや一転、メビウスとGUYSを糾弾する・・・。市民より仲間が大切・・でもこれは一面仕方のない真実でそれをどうこういうのはおかしい気がする。前回に続き重い人間の醜さ、愚かさを見せつけられるミライ。第二期ウルトラマンでみられた糾弾される防衛チームと主人公の描写。市民を謳う人々の変心ぶりの醜さもそうだがレポーターの「市民に反論するんですか?」は噴飯ものである。(この辺りの描写が描きこみが足りないので不自然である。)ヒルカワを使えばうまく話がまとまる気もするが不愉快さは増したかもしれない。ジョージが「ウルトラマンになりたかった」の件り位にしかみる所がないのも惜しい。この話も実は前後編位のボリュームある話を短くしたような印象がある。「僕達はなんのために戦ってきたんだ」は全くの正論でデスレムの策略は単純だが非常に上手く機能しているといっていいだろう・・。しかし・・今回観ていて凄く違和感と妙な既視感を覚えなかっただろうか?その変心ぶりの極端さもそうだが二回ある「市民たち」のシークエンスで1別な日なのに全く同じ人が集まってきている2くどく説明調の喋り方をする3喜びかたも怒り方も紋切り型である・・・・なんか昔の怪獣図鑑についていたソノシートにでてくる街の人っぽくない??狙ってやってる・・そうじゃないとあのメガネにカバン男も怒鳴る男もわざとらしすぎる気がするんですけど・・どうかな・・。帰ってきたウルトラマン注目の新マンの登場。最初から終わりまで郷秀樹が格好いい。悩むミライに説得力のある台詞をかけられるのはハヤタでもダンでもなく郷しかいないだろう(北斗でもいいか?)。ミライの呼びかけは残念ながら(?)ジャック兄さんだった・・。(※余談ながらもうひとりの新マン・きくち英一さんの活躍も嬉しい)デスレムWEBメビナビによると四天王の中で「謀将」らしいデスレム。細身ながら黒と白、黄色く光る目と口の部分とゼットンをスリムにしたような美しいフォルム。このカッコ良さ故に終了間際といえ是非とも立体化を希望。郷里大輔声なのに知略かと思いきやどちらかと言うとセコさが際立った奸計。でも憎めないところが郷里声の得なところかもしれない。・・何となくメビウスやGUYSより断然怪獣・宇宙人!の気分が強くなってきた気がする・・。頑張れグローサム、メフィラス星人!!GUYSとウルトラマン死を前に達観したようなGUYSの面々・・・。実はここで皆死んでしまってゾフィーやアストラ、ユリアンとかと合体して次回以降登場するのでは・・と少し夢想してしまった・・・。って・・兄弟の人数足りないし・・。予告編そうかだからセブンなのか・・・。
2007.02.27
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ヤプールによって破滅した未来に運ばれたミライ、アヤ、ヒルカワ。月では破壊すべき石柱を前にGUYSの面々が途方にくれていた・・。メビウスの敗北、ヤプールの勝利荒廃した世界でヒルカワは自分たちを救わなかったGUYSに憎しみと呪詛の言葉を吐きミライを何度も殴る。命と引き換えにミライを殺せと条件をだされたとき躊躇いなく引き金を引く・・。ヤプールは人間の醜さを見せてメビウスを悪の道へと誘う。実にヤプールらしいやり方ではないか。「こんな下等な人間どもをお前は守ってきたのだ」「あんなひどい仕打ちを受けて人間のために戦うというのか」「そんなヤツをまだ守ろうというのか」「人間に失望したと・・人間を守る義務はお前にはないのだ」「貴様は何も守れん悔しがれ、絶望しろ」人間体(清水紘治)及び巨大ヤプールが身震いするほど悪辣で本当に素晴らしい。ミライはアヤの愛の心に応えヤプールを倒すがヒルカワの心をかえることはできない。ヤプールの言葉は故に重いのだ。エースの願いよりもヤプールの言葉の方に強く魅かれるのは何故なのだろう・・・。「ウルトラ」シリーズ全作品を通して観てもこれ以上ない位人間の悪と醜さを体現したヒルカワ。彼が改心することがない結末はむしろ清清しい。次回以降ヒルカワの心は・・変わることがあるのだろうか?予告でGUYSに詰め寄る人々の姿は第二期ウルトラでしばしば描かれた人間の愚かさ、醜さをさらに強調したものになりそうでミライの心はさらに揺らぎそうだ・・。故に登場するのも帰ってきたウルトラマン・・・郷秀樹というのはまさに適役なのかもしれない。南夕子、再び「さらば夕子よ月の妹よ」は突然の路線変更を受けた非常に混乱したエピソードである。予想もしなかった展開ゆえに唐突かつ説得力に欠ける話であり、北斗が南夕子を「妹」として扱うのは仕方ないとはいえそれまで夕子の恋愛感情を少しずつ描いていただけに不満であり納得がいかなかった。今回描かれた再会では夕子の思いが吐露されていてこの不満を僅かではあるが解消していて好感が持てる。残念ながら二人の変身は描かれなかったが最終決戦ではふたりが変身するエースを期待したい。巨大ヤプールとルナチクスメビウスを絶望の底に叩き込み一度は倒した巨大ヤプール。「ウルトラマンA」のときよりもその強さ、悪辣さともに強調されていて素晴らしい。優れた悪は善よりも魅力的であることを見事に体現したといえる。悪を説き絶望を誘う巧みな言葉での嬲りいたぶり、玄田哲章の熱演を大いに賞揚したい。「破滅の未来でまってるぞ」は「ウルトラマンライブステージ2006」に続く断末魔の呪詛の台詞再現となった。ルナチクスは月が場所だからの登場に留まって因縁の深い夕子との確執が描かれるのではという期待があったのでその分だけ残念。しかしあの尋常ではない攻撃である目からのミサイル(目からビームか?)がきちんと再現されており思わず笑ってしまった。「それが私のかわらぬ願いだ・・・」人の心につけこむ戦い・・・ミライには辛い戦いになりそうだ・・・。どうでもいい追伸ピンチのときにミライの名前を呼ぶリュウってつくづくヒロイン・・・・。
2007.02.18
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ヤプールが前回で滅んだエースの新しい展開の始まり。果たして敵は超獣なのか?その1回目です。小学校に発生したタマネギのような匂いのする赤い噴煙。と同時に校庭を突き破って出現するピラミッド。小学生たちは次々に倒れる中、煙の中からセブンで御馴染みの怪しい音楽とともに若い女性みちるが現れるのを北斗と夕子は目撃する。オリオン星人みちるはドジっ娘?1.「よけいなおせっかいだわ」「あなたの血なんかもらったらあたし死んじゃうわ」思いっきり自分で正体バレしそうな疑わしいことを言っている脇が甘いみちる。毒ガス治療の輸血を拒むみちるに夕子は疑いの目を向け北斗と激しくいい争う(夕子がここまでエキサイトするのも珍しい)。しかし北斗はそんな(輸血されたら死ぬって・・)みちるを「人を疑うのはよくない」とあくまで信じようとする。しかもあの今野の美人だからじゃないかという冷やかしに「ばかなことをいうな!」と激怒する。こんな北斗もレアじゃないか。・・・しかし北斗はどう思おうが言動怪しすぎだぞみちる。2.みちるはシンナー中毒のように赤い煙オリオンガスのつまったビニール袋を複数(笑)携帯し道端で取り出して吸う(みつかったら逮捕されると思う)。不良少年が間違ってそれを欲しがり吸って昏倒する姿もおかしい。3.破壊を指令されているV9のあるTAC基地へ向かう観光バスに乗ったはいいが車中でガスを吸い車中の人間を昏倒させバスは暴走、自ら死にかけるのである。ドジというか考えなしというか天然だ。そんなみちるだったがTACの新兵器V9の爆破にも失敗しオリオン星人のボス(声:辻村真人)に見捨てられる。「お前は心の底で地球人に好意をもち始めている」それが理由だった。北斗はみちるを救い夕子はどこにいったのかV9を破壊しようとしたのかを問い詰め、「ばかーっ!」と平手打ちを食わせる。その後北斗がスフィンクスに攻撃され負傷するとみちるは彼に駆け寄り許しを請うのである。「あなたには何度も助けられたのに私、嘘ばっかりオリオン星人ということも隠して・・お願い北斗、許すと言って・・」十字架にかけられた夕子と空から合体する北斗。優勢だったエースがスフィンクスによって危機に陥るとみちるはスフィンクスを操る笛(これも唐突だ)を吹く。激怒したボスの怒りの攻撃を受けみちるは命を落とす・・。みちるを演じているのは田所陽子。フィルモグラフィーでTV出演をみると「雑居時代」や「なんたって18歳」に出演している。どこかで観たようななのですが思い出せない・・。惜しい・・本作は他のエースのエピソードに比べても面白い方だと思う。それは1.謎の赤い煙(オリオンガス)を出すピラミッド2.オリオン星人は地球を植民地にしていたが大洪水のためピラミッドに1万3千年間冷凍睡眠していた(!)というとんでも設定3.行動スキだらけなドジっ娘みちるの言動と悲劇4.新たな超兵器V95.人を信じたいとする北斗6.北斗と対立する(嫉妬も含む)夕子と面白くなりそうな要素が沢山ある点に起因する。しかし逆に要素が多すぎて本来柱になるべき3番の物語を活かせていない。この3番だけでも十分面白くいい話になるはずなのだが残念なことに北斗とみちるの絡みがほとんど描かれておらず彼女が「好意を持ち始めている」部分が伝わってこず感動が薄れている。前述したが怪獣を操る笛(ハーモニカ?)は上手く使えば・・と残念でならない。またV9(V7は強力な超獣ホタルンガ撃退に有効だった)があればという話をしていながら最後までV9がでてこないのも問題があるだろう。星になったみちるスフィンクスとピラミッドを粉砕したエースはみちるをオリオン星にかえすことにし、空に新しい星が瞬く。山中が「彼女の・・みちるの星かもしれんぞ」というのは最高に似つかわしくない。次々回のラストも同じように父さんの星、次は夕子の帰る月、さらにダン少年がウルトラの星がみえる・・の話があるわけでこの天体ねた絡みが続くのはちょっと疑問が残る。スフィンクスとオリオン星人スフィンクスはピラミッドの中から出現するオリオン星人の侵略のための兵器である。1万3千年前の植民星だったこからの地球にいたという設定からはとても超獣とは認定できない。エースを追い詰めながらみちるの笛に操られ(「駄目よあばれちゃ・・おとなしくするのよ、おとなしく・・」)戦意喪失、みちるの死後は再び戦う意志をみせるもエースブレードで首をはねられる。身体だけでエースに向かうもタイマーショットで粉砕、逃げた頭もピラミッド毎メタリウム光線で吹き飛ばされる。オリオン星人は反転したネガっぽい姿で登場するが猿の軍団みたいな顔であった。オリオン星本隊の命令が・とか言っていたがエースは最後、みちるをオリオン星まで届けているわけで・・気になる所だなあ・・。
2007.02.12
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異空間に立つ4人の宇宙人。彼らの言う「皇帝」とは何者なのか?時空波の発信源を追って連絡の取れないミライを残しGUYSは月へ向かう。ミライの前にヤプールが出現。空が割れエースキラーが地上に降り立つ・・・。ジングウジアヤ、そしてヒルカワ映画版からジングウジアヤ、第28話「コノミの宝物」からヒルカワが登場。アヤの前で変身するメビウス、不注意だ。ヒルカワは前回中途半端だったので今回は嫌味全開、卑怯さも全開、観るものを不愉快にさせて絶好調といったところか。どちらにしても今回は次回への前哨戦という色合いの濃いエピソードとなった。エースキラー改めメビウスキラーヤプールが呼び出した時はエースキラーであったようだが全開ゴモラやレッドキングとして戦ったガティバと合体することによりメビウスキラーに。人間体ヤプールの命令通りにメビウスの攻撃を複製して窮地に追い込んだ。アヤの「優しさのせいで死ぬなんておかしいもの」の声にメビウスが奮起しタロウ譲りのメビュームダイナマイト(命名がヤプールというのが面白い)で粉砕される。メビウスの前日譚として見ることが出来る「ウルトラマンフェスティバル2006」のライブステージ、その第二部「ウルトラ兄弟!無限に拡がる未来へ!!」に最強の敵として登場、全ウルトラ兄弟の必殺技を受けて「破滅の未来で待ってるぞ」と呪詛の言葉を残して果てたエースキラー(というかヤプール)。ライブステージにはベロクロン、バキシムがTV放映に先行して登場していたのでエースキラーもひょっとしてと・・思っていたらここでの登場。最強の技(であろう、この時点では)メビュームダイナマイトで敗れたということでしょうがない所か(オリジナルのエースキラーも意外にあっさりと倒されているし)・・。四天王、ヤプールの復讐何回目??遂に登場した未だ謎の(謎なのかなあ・・)皇帝配下の四天王。声を演じたのは巨大ヤプール(玄田哲章)グローサム(江川央生)デスレム(郷里大輔)メフィラス星人(加藤精三)の四人。今回一番心配だったのはメフィラス星人の声優だったので加藤精三の声を聞いた時はほっとしました。ただ慇懃無礼な話し方(「皇帝の気まぐれは今にはじまったことではありませんよ」)はちょっと違和感を感じた・・。ヤプールも巨大ヤプール時は玄田哲章、人間体では清水紘治と使い分けてありこれも納得。人間体ヤプールも思いのほか台詞が多く清水紘治の暗く重厚な語りを堪能でき満足。次回予告色んな意味でメビウス最大の盛り上がりではないかと感じられる予告・・・夕子!!
2007.02.10
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ジョンスン島にゴモラが出現した。そんな折、GUYSJAPANをタケナカ最高総議長が来訪する。サコミズはタケナカに自分に見たあの光景を語りはじめるのだった・・・。1.サコミズとゾフィーそうきたか・・・と上手くしてやられた感じのサコミズの秘密が語られた今回。地球は知らないうちに知らない場所で知らない敵から守られていた・・・この辺りは「ウルトラマンSTORY0」なんかとも関わるような部分もあり地球とウルトラマンの関係が語られる面白い部分だと思う。この部分を云々するのはあまり好みではないので深くは語らないでおこう。(ただ、タケナカとため口の偉そうなサコミズに最初はらはらしたけれど・・)2.ゴモラとレッドキング、そして出身地や生息地に正しく出現した「ウルトラマン」を代表する二大怪獣。前作「ウルトラマンマックス」のスーツをそのまま流用だと思うのだがどうなのだろうか?誰か比較して検証していただきたい。レッドキングはいかにもレッドキングらしい力まかせで単純な攻撃、また可愛らしい鳴き声ならぬ痛がる泣き声が好ましい。コミカルな感じはマックスの「イジゲンセカイ」でもそうであったが観ていてほのぼのしてしまうところがある。流石に石を吐いたりはしなかったが強靭なバネでほとんど飛んでいるようなジャンプ力を披露している。ただ実際にはメビウスの敵ではないのもいかにもレッドキングである。一方のゴモラは斬られても意志をもったように動く尻尾、この能力はマックスの「地底からの挑戦」でも見られたトカゲの尻尾の感じなのだろうが穿った見方をすると怪獣帝王ゴモラの念動力が関係しているのではともとれる(穿ちすぎ)。今回の二大怪獣の役割は「ウルトラセブン」のアロン、または「帰ってきたウルトラマン」における再生シーモンス&ベムスターに近いのか?黒ずくめの男がデータをとるために変身怪獣ならぬ同化怪獣ガディバを使ったをつかったように見えるのだが・・。※この変身する感じは漫画「ザ・ウルトラマン」におけるジャッカルの変身能力まで連想させる。こういう旧作との関わりを云々できるところに本作の面白さがあると思う。3.帰ってきたヤプールで、今回一番印象に残ったシーンはサコミズとゾフィーの会話ではなく空間を割って赤い世界へ消えるあの方だったりするのである・・・・。地上に残っていたヤプール残党かと思いきや次元を割ってる所をみると再びゲートが開いたのか?やはりあの巨大ヤプールと同じ方なのか?また予告ではヤプールは玄田哲章声でなく九里虫太郎(というか清水紘治)声みたいなのが気になるが・・・怒涛の次回以降を楽しみに待つことにしたい・・。
2007.02.05
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円盤生物ロベルガー二世を追って地球にやって来た80。メビウスは80と協力してロベルガー二世を倒す。・・・桜ヶ丘中学校は取り壊しが決まっていた。そんな折、教師の塚本はかっての旧友の「落語」と「スーパー」に再会する・・。思い出の先生ここ3回程私としては辛い話の続いたメビウス。「誓いのフォーメーション」以来の「ウルトラマン80」とのリンクはいわゆる「教師編」に登場した教え子たちの同窓会、となった登場するのは塚本(第二話「先生の秘密」で登校拒否をしていた。今は教師)落語(メイン4人組。今は銀行員)スーパー(メイン4人組。スーパーの跡継ぎ)博士(メイン4人組。大学で研究をつづけている)ファッション(メイン4人組。子持ちの主婦)真一(第三話「泣くな初恋怪獣」でホーを発生させた)の6人。80が地球にいることを知り彼らがクラス会を主催し先生を呼び出そうとするのが話の骨子である。彼らが矢的先生は80であるという言葉をそのまま受け入れてしまう展開はやや難があるが80の人間の可能性に関する言葉やミライの悩む姿(「板ばさみって辛いですよね」がおかしい)、悩むミライにサコミズがかける言葉(「出会い別れ喜び悲しみ・・・人間って面倒くさい生き物なんだ。でもね、時がくればそれは思い出に変わる。その思い出がないことが人間にとって一番悲しいことだ」)など見所が多い。またホーの使い方、及びその後の生徒たちが80に語りかけるシーン(仰げば尊し・・はやややり過ぎか)まで感銘深いエピソードになっている。「俺たちのウルトラマンだ」という台詞は80ファンにとっては感極まる台詞だったのではないだろうか。硫酸怪獣ホー今回のメインの戦闘は冒頭のロベルガー二世であろうがそれ以上に印象的なのは後半マイナスエネルギーから生まれた怪獣の代表として出現するのが80第3話に登場したホーである。取り壊される校舎と同窓会に集まったかっての子どもたちの気持ちを代弁するかのように登場したホーは以前と同じく耳を動かし、硫酸の涙を流す。80をまるで待っていたかのように出迎え、手を広げて浄化されることを受け入れるその姿はマイナスエネルギーの産物、というにはあまりに優しく思える。どちらかというと先生に会いたいという思いをもうすぐなくなる学校が受け入れてマイナスエネルギーの力を使って出現せしめたと解釈したい。次回予告いよいよ佳境に入るメビウス。タケナカ(参謀、ではない)の登場、多々良島に出現するゴモラとレッドキング、謎の黒衣の男、そして宇宙でかって何があったのか・・・。全編見所になりそうな次回を待て。蛇足・ゴモラとレッドキングこの組み合わせは80の再登場怪獣コンビでもあり、「小さな英雄」の脚本上の登場怪獣コンビでもある。ウルトラ怪獣史上高い人気を誇るこの二匹の登場は(前回のメビウスからの流用か?)楽しみですね。
2007.01.27
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「一人になるのがイヤなんだ・・怖いんだよ」ナオコは自分が同級生から金づるとしか思われていないと知った時宇宙植物ソリチュラの誘いに乗ってしまう・・・。「新世紀エヴァンゲリオン」「新世紀エヴァンゲリオン」や「地球幼年期の終わり」を思わせる個は全として生きるということを少女が否定する物語(と考えればエヴァンゲリオンの粗筋はこの1話で全部消化できてるじゃないか)は分かり易いがシンプルなその分だけ物足りない。本話はシリーズでは当たり前のごく普通の話だと思う。それは前回の「無敵のママ」でもそうなのだがレギュラー脚本家ではなくゲストがこの辺を書いてしまうところが「ウルトラマンメビウス」の面白いところなのかもしれない。「時をかける少女」ナオコを演じたのは仲里衣紗。「時をかける少女」アニメ版の真琴を元気に(ちゃらんぽらんに)演じた仲がそれとは逆の孤独を恐れる少女を好演。でも白衣の怪しい男を看病したり山中についていったりするのはどうかと思うぞ。「人類SOS」地球上の生物をすべて同化しようとした宇宙植物ソリチュラだがメビウスの敵ではなく瞬殺される。さっくりと上半身下半身泣き別れ・・最近多いぞ切り裂き攻撃。しかしながら・・もしメビウスがいなかったら・・・人類は全てを個とするソリチュラと同化してしまったのだろうか・・・。そういう怖さも孕んだ怪獣である。
2007.01.21
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交通事故で子供を庇って死んだ大家族の主婦日ノ出サユリはサーペント星人と合体することで生き返る。直木賞作家朱川湊人のメビウス脚本第二作。日ノ出サユリ大家族を抱えて奮闘する母ちゃんを演じたのは80年代のにっかつを代表するロマンポルノのアイドル女優だった美保純。同時代人としては日清焼きそばUFOのCMや「男はつらいよ」のタコ社長の娘役の健康的で明朗快活な姿で忘れられない女優である。それだけにリュウにGUYSのかあさんとかおばちゃんと呼ばれるのはちょっとイヤだなあと思いつつ最後の車をもちあげ・・・の活躍ぶりまでは嬉しい。サーペント星人サユリを利用しようとした宇宙人。憑依のシーンは「帰ってきたウルトラマン」のオマージュ。ボーグ星人っぽい装甲の硬さを誇る星人の意外な弱点は結構面白かった。サユリを中心に据えた家族の物語、宇宙人になってしまった悲しみ、宇宙人の力を得てドタバタコメディみたいになる部分もどれも中途半端にしか描かれなかった感がある。のため朱川脚本、美保純がゲストという期待からすると凡庸な出来映えに思える。最後のアレは賛否が分かれるところだろうが私的には悪くないのだが。
2007.01.13
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超高速の空中飛行を特徴とするアリゲラからメビウスを救ったのはガイスオーシャンの勇魚だった。勇魚=村上幸平いままであまり描かれることのなかったガイズ・オーシャンのキザで「軽い・・」(「やっぱり軽い」)男・イサナとガンコな人情家アライソのふたりを中心にした話である。太田愛の脚本はイサナとガイズジャパンによるアリゲラ退治の協力作戦というストレートな話にアライソの武骨だが部下への優しさあふれる言葉(「自分の力で悔いのないものを見つけてていかなけりゃいけねえ・・人生は長くはねえんだ・・」)やイサナのクレバーさと愛すべき人間性が伝わる描写に重点を置いている。故に今回はそこを軸にアリゲラを如何にに倒すのかを単純に楽しめばよい。ガイズの面々は今回は脇役に過ぎないのである。イサナ役の村上幸平は「誰にも愛されない仮面ライダー」こと仮面ライダーカイザ・草加(それゆえに草加は愛されている部分もあるのだが)を演じたことで知られるが今回のイサナは草加と真逆の好漢を演じていて実に清清しい。最後の描写も後味がよく今回はイサナの良さだけで見せたエピソードだったといえるだろう。是非再登場を期待したい。アリゲラ高速の空中飛行でメビウスを追い詰めたアリゲラ。そのスピード感を上手く見せた特殊効果がいいが飛んでいる姿はデストロイアに酷似している。またその最期は見事な大切断なのだがメビウスが斬るのが予めわかるのと第二期シリーズのようなそこだけで面白いという切り裂き描写の爽快さに欠けるのが惜しい。次回予告私はウルトラの父とかよりも美保純が好きなので次回は楽しみだったり・・・。
2007.01.06
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少年と父親の心のすれ違い。強敵・ジャシュラインに倒されたメビウスを救出するためウルトラの父がやってくる・・。という二つの話を軸にしたエピソード。ジャシュライン倒した相手を金の像にかえて収集する「趣味ワル(マリナ談)」な宇宙ストリートファイター。顔が三つの三兄弟であり変わりばんこに喋る(喋るときそれぞれのランプが点くというのが細かい)トーテムポールのような面白いデザイン。ギャグのような見た目(造形そのものはよくできていて秀逸だが)とイライラさせる鬱陶しい話し方(それぞれ語尾にジャとかシュラとかインとか・・お前は萌えアニメのマスコットキャラかと殺意を・・・いや・・)に関わらず中々の実力者でヒッポリト星人宜しくブロンズならぬ金ピカ像に相手を変えて殺すという能力を持つ。ウルトラの父が来なければカラータイマーを割られてメビウスも死んでいたかもしれない。ウルトラの父地球でも有名らしい宇宙警備隊大隊長。この世界では冬にはウルトラの父降臨祭が行われているらしいが・・地球人はお祭り好きというか商魂逞しいというか・・しょうがないなあ・・。「君自身があきらめない限りそれは敗北ではない」という名台詞を残す。少年の父親が子供の頃みたのはやはりスノーギランの時なのか。今回はウルトラの父イベント編に少年と父親の話ということで特に何も語るべきことはないエピソードだが懐かしい昭和子供番組のエピソードという感じがするのではないだろうか。少年が父親を本当にきらっているわけでは勿論なく拗ねているだけである。ミライが諭し心を開いた少年が怪獣出現の際ミライに「GUYSのお仕事がんばって」という部分が印象的である。ウルトラの父登場・・・だけではは流石にレオやタロウに比べて盛り上がらないということを確認できた話・・というとみも蓋もないか。
2006.12.28
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アングロスを取り逃がしたミライは倒れている少女を見つける。ミライの妹を名乗る少女は実は「いたずら好き」のサイコキノ星人だったのだ。「ウルトラ6番目の弟」ミライの優しさにつけこむ子供のような星人・・・ここでの挿話として宇宙警備隊、地球での出来事をきっかけに「兄弟」がブームになるという話が出てくる。宇宙警備隊が互いを兄さん、弟と呼びかわすのと「ウルトラ6番目の弟」・・・この辺りの前後関係ちょっと気になる。今回「宇宙警備隊は兄弟という言葉を使うと無条件に心を開くというのは本当だったんだね」という台詞が出てくる。少年・少女の姿をしたサイコキノ星人・・・故郷を失って宇宙をさすらいながら愉快犯的な行為を続ける宇宙人・・・それだけに裏切られた信頼の痛手は大きい。この辺り名作「悪魔と天使の間に・・」も想起させる。「明日のエースは君だ」もともとの狙いはそうだといえサイコキノ星人カコはミライや隊員のみせる人の心の優しさに触れ心が動かす。しかしトリヤマの心無い言葉と行動によって傷つけられ「当初の目的」を遂行していくのだ。アングロスを使い念力でメビウスの自由を奪ったカコだったがミライを救おうとするGUYSの姿に戦いを放棄する。「優しさを失わないでくれ。弱いものを労わり互いに助け合いどこの星(くに)のひととも友だちになろうとするその気持ちを失わないでほしい。たとえ何百回裏切られようと」「サイコキノ星人たちがもっと違うことに力を使う時がくればいいな・・・」そういう風に今回の話を観た子供たちが思えたなら今回の作品は優れた作品になった・・といえるのではないだろうか。アングロスとサイコキノ星人天使の顔をした悪魔・・・サイコキノ星人と泥人形のアングロス。ラストの台詞でさらなる「いたずら」を画策しているその台詞。「ミステラー星とアテリア星の戦争をもっと悪化させようか」「バルダック星にいってまた雪崩をおこそうよ」いずれも「帰ってきたウルトラマン」の「宇宙戦士その名はMAT」、「20世紀の雪男」から。しかし・・・ミステラー星とアテリア星はあれから35年間まだ戦争を続けていたとは・・当時30年だから65年間も戦争を・・・。あとトリヤマの持っていた雑誌の表紙は何気にヒッポリト星人・・。おまけ・次回予告ウルトラの父・・「おなじだあ・・子供の頃にみたのと」お父さんが見たのはいつなのか凄くきになるんですけれども・・・。時期からすると「復活ウルトラの父」だとは思う。「ウルトラ父子餅つき作戦」じゃない・・よね。
2006.12.16
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光の帰還ベムスター(地球に出現した分の片割れ)を倒したヒカリはゾフィーに宇宙警備隊に抜擢したいと言われる。地球に危機が迫りつつあることを聞いたヒカリはウルトラの父に地球行きを志願するが許されない。ウルトラの父はヒカリの戦士としては繊細な心を心配していたのだ。ウルトラサインで惑星アーブ呼び出されたヒカリが出会ったのは問答無用で攻撃をしかけるメビウスだった・・。35話の前哨戦がヒカリサーガ第3話「光の帰還」である。卑劣な作戦を仕掛けるのは暗黒星雲の支配者ババルウ星人。ヒカリサーガはほぼ人間の登場しない(特に1.2話は)仮面劇でまさに「ザ・ウルトラマン」の実写版といった趣がある。仮面劇であるが故に難波圭一に西岡徳馬、池田昌子、田中秀幸の豪華なキャスティングの存在が大きい。さらにキングとババルウ善悪の巨頭を演じわけている二役の清川元夢(ガーゴイル、あるいは冬月・・・アムロの父、特撮怪人はイツツバンバラ他多数・・ババルウはオリジナルキャスト)!ババルウの優しげであったりいかにも卑劣だったりする悪魔の囁き的声の使い分けは流石にこの方・・・という気がする。ただアーブ役のゆうこりんは・・・どうなんだろう。ヒカリは暗黒の鎧のかわりに勇者の鎧(光の鎧)を手にする。アーブはまだ生きていたのだ。しかしババルウは地球へ向かった・・。ウルトラの父に戦士として認められたヒカリは新たな力と共に地球へ向かう・・。群青の光と影そして今回。突如出現したハンターナイトツルギが高笑いしながら街を破壊し始めた。ミライはその真意をしるべく変身するがいきなり斬り込まれる・・。昭和の流れでは青い体のウルトラマンは存在しない・・・つまりウルトラマンではなく侵略者かも・・という仮定をつかいヒカリが地球で汚名をはらしてゆくというシンプルな筋立である。一般市民がやおら「おいみろ青いウルトラマンがふたり・・」「おれたちをまもってくれたんだ」「あいつ偽者だったんだ」と解説(前にでてくるんだ二人一組で)するのがいかにもで楽しい。「ヒロインはやっぱりリュウだった・・」・・・っておい!今回注目したいのは熱くなるミライを諫めるのがあのリュウだということだろう。初期に比べれば丸くなったリュウだがまさか「ミライいいかげんにしろ」をおだやかに言うリュウの姿を目の当たりにするとは・・・。ただ、なんとなくリュウの立ち位置はよくいわれるようにヒロインっぽい。今回のセリザワを出すよう警備隊員を説得するくだりも別れもヒロインのそれでは・・。考えてみれば・・もしリュウが女だったとしたら・・・第一話からの流れが非常に良く納得が・・・。ほれツンデレだし・・。ババルウ星人暗黒宇宙の支配者ババルウ星人・・・TVの方はとにかく卑劣さが目立つしゃべりっぷりが最高。髪がないのに髪をかきあげる仕草もいい。ただ、ツメは甘く頭はもの凄く悪い・・・「なぜ貴様が自由の身に!」って・・そこでツルギになって出現したら駄目だ。せめて別のウルトラマンに変身とか・・。得物で戦うとか卑怯三昧であるがヒカリの相手ではなく倒される。これはオリジナルでもレオキック一閃であっさり倒されていることからも納得の弱さ。どちらかといえば用心棒怪獣が必要なくらいに大した事ない。それに本体で戦うより変身している時の方が変身した対象の武器が使えて強いのでは・・??やっぱり頭が悪すぎだ!!「ウルトラマンファイティングエボリューション0」でも最後の敵でありながらヤプールに操られていたババルウらしい行動だがやはり彼も尖兵。おそらくエンペラ星人の・・。ニセウルトラマン紳士録劇場版でニセメビウスが登場したのは記憶に新しい。ウルトラシリーズでは数多くのニセウルトラマンが登場した。ここでは昭和のニセウルトラマンたちを紹介してみたい。「遊星から来た兄弟」ニセウルトラマン・・ザラブ星人の変身。ニセはどこかがちがっていないといけないというか面白くないということを決定づけた話。青野武氏の若々しい声もよいです。今回見直したのだが単純明快に面白い話。宇宙人が日本にいることを秘密にしてその技術を独占しようとする上層部の姑息さが・・・。「ダン対セブンの決闘」ニセウルトラセブン・・サロメ星人のロボット。うきうき気分なサロメ・ボスと側近美人の会話が何気に楽しい。「我らがセブン♪」「決戦!エース対郷秀樹」ニセ郷秀樹・・残念ながら新マンにはならない。アンチラ星人の変身。余談ではあるが「ウルトラマン超闘士激伝」ではニセ新マンのニヤリと笑う姿が見られる。同作のガシャポンではニセ新マンとして立体化もされている。「銀河に散った五つの星」エースロボット・・エースキラーのかませ犬。エースと同等の力云々は多分はったりじゃないかなあ・・。先ごろ出た「ウルトラマン不滅の怪獣セット2」でニセセブンと一緒にラインナップされてます。「決闘レオ兄弟対ウルトラ兄弟」他・・ニセアストラ。でこれがババルウ星人・・。完璧すぎてニセとしてはあまり面白くありません。関係ないけれどこの事件の最後でレオとアストラはウルトラ兄弟に正式に迎え入れられている「激ファイト!80対ウルトラセブン」妄想ウルトラセブン・・怨みの心がセブン人形に乗り移ったという設定。あと・・怪奇大作戦の「ジャガーの眼は赤い」に出たのもニセモノ・・そんなこというと「ウルトラファイト」のセブンまでニセモノになりそうなのでこれ位にしておこう。↓ウルトラマン不滅の怪獣セット1&2どうでもいい事かもしれないがテンペラー星人の出来が素晴らしい・・・。
2006.12.02
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太陽への出発ウルトラマンレオの最終回でレオ、おおとりゲンは最強最大の円盤生物(の割には非常に弱かったが)ブラックエンドを倒しブラックスターを粉砕して旅に出る。「おおとりさん・・私たちは・・もしも、もしもよ・・あなたが他の星の人でもちっとも気にしていないのよ・・」「・・・やっと今この地球は俺の故郷になったんです・・」レオは故郷の星をマグマ星人によって滅ぼされた故郷喪失者だが最後に地球を故郷として生きていくことをきめるのである。そんなレオだがメビウスの第一話でレオは光の国にいることが確認できる。レオは何故地球を離れたのだろうか?故郷のない男メビウスは光線技を受け付けないリフレクト星人にあっけなく敗れる。黒潮島(レオ第1話に登場した島)にテレパシーで呼び出されたミライをまっていたのは僧衣の男だった。僧衣の男はおおとりゲン・・・ウルトラマンレオが出現した・・。テッペイの嬉しそうな「ウルトラマンレオだああ!!」。「タロウ兄さんは許したらしいが俺は許さん!!」や「その顔は何だ!その涙は何だ!」はかってのダン隊長を思わせる台詞でいい感じだ。レオがタロウを兄さん・・・は少しひっかかるがまあ、兄弟は一応序列と考えてそれもありかと。幾度も怪獣に敗れながら孤独さをも力に変え特訓し次には勝ったというレオのパターンを今回はメビウスが踏襲。まさに「熱血バカが喜びそうな展開」(マリナ談)。とはいえ特訓(「必殺!流星キック」を想起)からウルトラ5つの誓いの引用までこの辺りはメビウスらしいつくり。メビウスの回転を交えた新必殺のキック(名前は?)の迫力から最後のレオとメビウスの共闘迄一気呵成に見せる。コメットさんとおおとりゲン今回の台詞で「(地球は)任務で離れているが第二の、本当の故郷だ」という台詞があった。以前書いたがコメットさん「ウルトラマンと怪獣アカゴン」にレオが地球を離れた理由がかかれているのだがこの辺りは今回もはっきり語られず、タロウの件とあわせてコメットさんの件はなかったことにされてはいないので少し嬉しい。(作り手も当然わかっているはずなので・・)※参考↓コメットさんとウルトラマンの関係おおとりゲン故郷・地球を去るリフレクト星人レオの登場で完全に霞んだものの今回の戦いを盛上げた功労者がこの星人。どうみても星人にみえないユニークな形状なのでしゃべったのには驚かされた。丁寧な言葉使いが違和感なのだが声を演じたのは掛川裕彦。ちびまる子ちゃんの担任の先生、というのはなんか納得・・。
2006.11.25
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「狙われた女」「帰ってきたウルトラマン」第47話はこんな話である。MATの女性隊員丘は何故か通信装置やレーダーのスィツチを切るという考えられないミスを続けて犯し伊吹隊長から1ヶ月の休暇を命じられる。郷と南は彼女のミスで行方不明のままであり残された伊吹と岸田、上野は3人で房総コンビナートに出現した怪獣に立ち向かう。再度出現した怪獣はウルトラマンと戦い、MAT基地のある海へ逃げるが倒され怪獣は丘の姿に戻る。丘は宇宙怪獣に憑依されていたのだ・・・。丘隊員主演のエピソードとはいえ彼女はミス(怪獣の意図であったらしい)を悔いるのと怪獣になっているばかりである。ただはっきり確認出来ないが私服らしい赤いラインのセーラーを着用し夜の新宿の雑踏を歩いたり新宿の目の前に立つなどの子供番組らしからぬ変な画つくりが印象的だ。(最後はびしょぬれでタオル一枚・・主演というよりも災難な話である・・まあフェミニズムとは反対の話だ・・)郷と南の不在はスケジュールの都合のようにも思える。ゆえに窮余の一作であるのだが今回観て3人だけで展開するMATの温かい関係が描かれた部分には好感をもった。脚本及び撮影分からのカットが多いため意味のわからない箇所が幾つか見受けられる(例えば何故フェミゴンが丘に乗り移ったのかとか隊長が丘が宇宙怪獣に乗り移ったのかを理解したのかとか)「青い炎の女」こちらは奥手なテッペイと怪獣に乗移られた女子大生ミサ(可憐な斉藤麻衣!)との交流を描いている。その懸命なテッペイの姿が見所であり彼がミライを責めてしまう描写にその想いの強さが伝わる。その意味でDパートですぐさま対処方法がみつかって・・はややあっけない。結末も定型的だが最後のテッペイとミライの会話が爽やかな印象を残す。「たとえ何の代償がなくても最後までがんばる・・・医者もGUYSも・・・それからウルトラマンもね・・」フェミゴンフレイムメビウスの再登場怪獣は基本的に劇場版を除きオリジナルに非常に近く造形されているのだが今回はオリジナルとはずいぶん違う姿での再登場となった。オリジナルのフェミゴンは四足怪獣であるキングザウルス三世を二足怪獣に改造している。そのため前傾姿勢になり首が前に突き出し・・というか垂れ下がっている。モヒカンのようなトサカも格好悪いし角のあった部分の穴だけ残っているのが痛々しい。「帰ってきたウルトラマン」全体を通しても出来の良いとは言えない印象の薄い怪獣だ。故に今回の再登場における造形は当然とはいえあるべき姿であるのだがやはり何故フェミゴンという疑問は残る。・・・ミサキさんが憑りつかれるのならばそれは見たかった気はするのだけれど。
2006.11.25
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ウルトラマンメビウスで「怪獣使いの遺産」が放映されるのでその前日譚である「怪獣使いの少年」についてふりかえってみたい。(そのため「怪獣使いと少年」の内容に最後までふれています)「怪獣使いと少年」は大雨の中、怪獣に追われる少年の姿から始まる。そんな少年を救ったのは地球の気候を調査にきた宇宙人、メイツ星人だった・・。・・少年は穴をえんえんと掘り続ける。周りの人間はそんな少年を宇宙人の子供と呼び差別し暴力を振るうのだった。繰り返される中学生の陰惨なリンチ。少年は念動力でそれを撃退する。MATはそんな少年を調べ宇宙人ではないことを確認する。郷はメイツ星人・金山老人と話す中、少年が汚れた大気のために身体を蝕まれた宇宙人のために隠した円盤を掘っていることを知り協力する。しかしパニックに陥った(警察が先頭にいる)群集は「宇宙人狩り」で少年を集団で襲いその狂騒の中、金山老人を射殺する。老人が封じ込めた怪獣は復活、郷は愚かな人々の姿に自分の目的を見失う・・。事件が終わったあと・・・少年は円盤を掘り続ける・・・地球にさよならをいうために・・。郷秀樹の躊躇い本作では何故か托鉢僧の姿で現れる隊長は陰惨な少年を取り巻く状況に呟くしかない。「日本人は美しい花を作る手を持ちながらいったん刃を握るとどんな残忍極まりない行為をすることか」・・・本作のテーマはまさにこの言葉に尽きる。郷秀樹もまた(ウルトラマン)は金山老人がパニックの中で殺されるのをまのあたりにして「かってなことを言うな。怪獣をおびき寄せたのはあんた達だ。まるで金山さんの怒りが乗り移ったようだ・・・」とただ怪獣の破壊を見つめるのである・・。花と刃と本作の唯一の救いは少年に食パンを売る娘の姿であろう。宇宙人の子供にパンを売ることを拒んだ母親に対し娘は雨の中少年に向かって駆け出す。同情はごめんだという少年に対し「同情なんかじゃないわ。売ってあげるだけよ。だって家はパン屋だもの」とパンを差し出す。少年はありがとうと答え、満面の笑顔を見せるのである。そこには少年を偏見で差別し暴力で屈服させようとする人間たちの中にある「美しい花を作る手」がある・・。しかし、その心ですら「残酷極まりない心」と表裏一体ではないのか?地球人のために戦うウルトラマンはそこで戦いを一瞬忘れてしまうのである・・・。ムルチとメイツ星人今回登場する怪獣はムルチ。メイツ星人は怪獣使いではなく念力で怪獣を封印し少年を救う。ムルチとメイツ星人には因果関係はないのだろうが大雨の中泣くように吠え街を破壊する怪獣の姿は郷がいったように老人の怒りが乗り移ったように見える・・・。「怪獣使いと少年」本作はしばしば名作と呼ばれながら隠されたテーマの重さとあまりの陰湿な描写故にそう呼ぶのをためらわせる部分がある。少年を地面に埋めるリンチ描写や集団心理で少年を襲う群衆の愚かさと恐怖。明らかに「帰ってきたウルトラマン」という枠で描かれる物語としてはその枠を逸脱している感は否めない。本作は完成度云々よりも作り手の生生しい感情が伝わる異色作・・なのである。その35年後の続編「怪獣使いの遺産」はいかなる作品になるのだろうか・・・。
2006.11.11
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前回メビウスであることが皆に知られてしまったミライ。ウルトラマンであるミライを暖かく受け入れるGUYSの仲間達。ミライは自分はひとりではなく仲間と共にあると感じバーニングブレイブ変身の力を得る。円盤生物の出現ガイズスペイシーの防衛網の穴をついて出現する円盤群と未知の円盤生物ロベルガー。大きく平たい頭にガイガンを思わせる赤い単眼。手から火炎球(?)を投げるという今までにない攻撃でバーニングブレイブになれないメビウスを圧倒した。なにものかに指令を受けていたらしく「指令・・ウルトラマンメビウス・・抹殺」と呟き続ける不気味な存在だった・・・。・・円盤生物も超獣と同じ怪獣生体兵器なんだろうか?命令しているのは一体・・。そしてあの円盤群は・・・。ファイヤーウィンダムGUYS全員の総力戦という中で非戦闘員であるテッペイとコノミが使うのがマケット怪獣・・。このパターンは今後も続くのか?今回のウィンダムは得意ではない肉弾戦では力を発揮できなかったものの得意の射撃ではロベルガーの動きを封じるのに貢献。ウィンダムが役に立っている・・昔からは考えられない・・・。やはり運用方法の勝利なんだろうか・・。でも今回ウィンダム、1分どころか4分位戦ってなかったか?メビウスはそれ以上・・。大体メテオールの縛りは自主規制・・・なので改善の余地はありそうなんだけど・・・。宇宙人ねたミライの正体はトリヤマとマルはしらなのだが「豆」の件で「君は宇宙人か?」と突っ込まれる描写が見られる。このトリヤマにバレそうになるのを誤魔化すGUYSの面々・・・は定番ギャグネタになるかもしれない・・・けどここまで来ると知られて何がまずい・・という話なんだけれど・・・。さて次回はいよいよ「怪獣使いの遺産」。メイツ星人にゾアムルチが登場・・。私としては最大の期待作なのですが・・・どうなる?
2006.11.04
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「ウルトラマンレオ」の内山まもるによるコミカライズが完全版で初の単行本化。「帰ってきたウルトラマン」、「ウルトラマンA」、「ウルトラマンタロウ」に続く「My First BIG」からの発売で今回は小学二年生と小学三年生版24話を完全収録(初収録が11話)。DVDのリリースに合わせての発売でタロウがでてから・・いやー長かった・・。通して読んで感じるのはマグマ星人がシリーズを通しての敵役という展開がTV版より徹底していていながら後半で崩れているのは惜しいという点。何故ババルウ星人・・・はやっぱりわからないなあ。(まあ、TVのローランの回(「怪獣の恩返し})でああいうことをしたせいなんだけど)セブンが変身できない理由が二年生と三年生で微妙に違うとかアシュラン編やプレッシャー編の違いの比較も楽しい。なにより小学二年生版ツルク星人編のまるでVガンダムのアレの先取りのような展開には驚かされる。また、バットン軍団を倒すレオの必殺技がウルトラレオナマイト・・。空中で爆発するレオ版ウルトラダイナマイト?今回やっと収録になるあの暗殺宇宙人の登場する小学三年生版最終回二部作。当時読んだときの印象はひたすらハードな展開だったのだけれど意外にコメディ的な部分が多いのには驚かされた。この話だと最後までセブンが生き残っている・・・・。あとは増刊に載ったウルトラ兄弟対怪獣軍団の長編や小学五年生版タロウなんかも復刻して欲しいなあ・・。特に増刊版はメビウスがこういう展開の今だからこそ読んでみたい。劇場版DVDの発売に合わせていかがでしょうかね?毎度の事ながらMyFirstBIGは流通期間が短い上売っている場所が限られるので(新マンとエースは手に入れるのに苦労した)コンビニコミックでの発売というのは考えものです・・。
2006.10.31
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なんとか生きていたミライだったが帰還の時は迫っていた。語られるウルトラマンの真実。圧倒的な力を誇るとは一体何者なのだろうか?ウルトラマンの真実ミライによって語られる真実、なぜウルトラマンは地球、人間のために戦うのか?この辺り「ウルトラマンSTORY0」とリンクしてるんでしょうかね?無双鉄神インペライザー圧倒的な火力と不死身の再生能力を見せつけウルトラ怪獣史に残る強豪怪獣となったインペライザー。エンペラ星人の送り込んだもの・・なんですかね。回転する砲台と化すシーン、さらにあの「自ら封印した技」(そうだったのか)をくらっても再生するシーンの絶望感はまさに無双鉄神・・でした。GUYSの攻撃方法がライトンR30、打ち上げての殲滅となればいうまでもなくゼットンとキングジョーの両巨頭の最期を想起するのだけれどそれをやすやすと・・。しかし最後でタロウによって尖兵といわれてますね・・・・って、 こいつより強い敵に勝てと??ウルトラマンタロウストリウム光線を連発、さらにウルトラダイナマイトとは・・。大丈夫かタロウ。「私をみくびるな」・・・みくびってないよう・・。しかし・・ウルトラダイナマイトはこれにはあまり効かなそう。でもメビウスのあの技でやられるのもなあ・・。正体を知られたウルトラマン中盤で主人公が隊員たちにウルトラマンだと知られてしまう、というのは確かに今までにない展開。でまたよくわからないけれど新しい姿になるメビウス・・。まあこの辺はいろいろあるのでしかたないのかなあ。GUYSの仲間たちの台詞、マリナの女王様気質な「絶対に観にきなさい」も中々よいのですがやはり一番印象的なのは「ミライ・・ありがとな・・」なのですかね・・。あと あの状況下でも変身しない隊長はほんとにゾフィーなんでしょうか・・・ね?
2006.10.28
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ヤプールは砕け散ったが世界中に降り注いだその破片は新たな厄災を呼ぶことに。赤い雨にうたれたヤプール老人が復活し少年の母親は超獣マザリュースを生む。「大地は母なり。母は創造主なり」超獣の母前回に続き真船禎が監督(脚本は平野一夫と共同)したシュールな映像が連続。赤い雨、青白い夜の画面に象のからあげ、くじらのめざし、蛇を持った鬼女不気味な踊り、噴火する富士山、赤い空。夢か現実か、母親が悪魔に憑かれてしまうという子供にとって最大の悪夢を上手くみせている。母親(岩本多代)が「ケンちゃんは甘えん坊ね」「甘ったれケン坊」というくだりと超獣マザリュースを「なんてかわいいお手手・・」というくだり、母親の優しさと変心が対照をなし恐怖感が強く感じられます。マザリュースは鳴き声が赤ん坊・・、こういうのは生理的にこわいものがあります。「大きくなって地球をふっとばせ」も深く考えると怖い台詞。マザロン人とは何者か?ギロン人(こいつはエージェントらしい)もそうだがヤプールとの関係が今ひとつ不明瞭なマザロン。前回で滅ばなかったヤプール人の一部なのか?この辺は非常に曖昧ですね。ラストであれだけ不安感を盛り上げ確かに不気味ではあるものの、マザロン(ヤプール)の真の目的ははっきりしないままに終わります(ゆえに余計に不気味な話になってるのですが)「ウルトラマン超闘士激伝」における怪僧マザロンはかなりの強敵(さらに饒舌)として描かれておりバキシムを眼力で金縛りにしエースキラーを「昔のオモチャ」と呼ぶところからするとマザロンもまたヤプールであるという解釈がここではされているようです。しかし実際のところはどうなんでしょう。バキシムももとはヤプール人だしなこれ以降の超獣って・・・?マザロンが敗れ老人も泡と化した・・。ここで長き(3年以上)にわたるヤプールとの戦いが終わった・・。ナレーションでも「ヤプールの最後の願いも潰えた」といってます。ヤプールが死んでも超獣は・・・という台詞がありましたががヤプールの侵略のためでなくなお出現し続ける超獣たち・・怪獣と違うのか?1.赤い破片が超獣に。生体兵器から怨念の遺産へ超獣は変質した2.既に誕生していた超獣がヤプールの死後野良超獣と化して勝手なことをし始めた3.とりあえずエースにででくる宇宙人以外の新怪獣は全部超獣だ、文句あるか出現が過去であるルナチクスを超獣と呼ぶなら2・・・なんだけど・・。・・・赤い破片、あれが最後の一個とは思えない・・。
2006.10.24
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突然の別れミライにM78星雲へ帰還命令が。ミライはまるで「9時カエル」のオバケのQ太郎のようにさりげなく(違和感ありあり)GUYSの仲間たちに接する・・。ついにリュウの前で変身するミライ・・。リュウの胸に去来する数々の思い出「メビウスならメビウスだって最初から言いやがれ。何でお前は誰にも言わねえで一人でたたかって・・弱ええくせに無理しやがってどんだけ死にそうになりやがった。俺にどれだけさんざんなこといわれやがった?(今までありがとうございました)その台詞は俺のじゃねえか?お前を助けている気がいつも助けてもらってたのは俺の方じゃねえか?」リュウの絶叫むなしく敗れたミライは瓦礫の下に・・・。無双鉄人インペライザー身体の部分を破壊されても自己修復する手におえない重量感あふれる最強の怪獣というかロボット。今回の戦いは絶望に満ちた戦いという感じが強い。破壊された手が再生するシーンからの流れがまさにゼットンとの戦いに似ておりました・・。次回はウルトラダイナマイトまで使ってるみたいですが果たして倒せるのか?何ゆえメビウスは急に帰還しないといけなくなったのか?インペライザーを操っているのはやっぱりエンペラ星人?明かされるかどうかわからないが待て次回・・であります。
2006.10.23
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遅ればせながらファンタステックコレクション「ウルトラマンマックス MAX×3怪獣大画報」を購入」しました。今回のファンコレは怪獣大画報の名の通り図版がデカい。「ウルトラマンマックス超全集」がでなかったかわりかどうか?マックスとゼノンの後ろから前から3面写真、しかもアップ多し。怪獣の大きなカラー写真とデザイン画を足型付きで掲載。しかしこんなにでかいホップホップを見せられてもなあ・・・。これで三面写真があればいうことなしなんだけれど・・。あと、イフの最終形態の三面写真が欲しいんですが・・・。立体化したいの、なのよ。これにミズキ隊員の制服特写・・エリーじゃないとこがまたへそ曲がりで良し。あとはスタッフインタビューが11人。で金子監督の「原点回帰だからぬるさも味わって欲しいのに」という発言が目を引きました・・。いや十分にぬるさも楽しませていただきましたよ・・マックス・・。カプセル怪獣とカプセル怪獣を使ったフォームチェンジ、これは観たかった様な。ナースフォームって・・・。龍騎?ここでもオミットされてるアギラが可愛そう。そんなにアギラが嫌いなのか?イメージ画ではバルタン星人みたいなカプセル怪獣も・・・他の二匹はデジモン?メビウスでもこういうカプセル怪獣やフォームチェンジの展開はまけっと怪獣とは別に歓迎です。残念なのは三池監督のインタビューがない事かな。というかそこが一番楽しみだったのにぃー!!です。
2006.10.20
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「お前は神を信じなさい、ほれ信じなさい、ほれ信じなさい」「お前は俺を信じなさい、ほれ信じなさい、ほれ信じなさい」謎の老人が世界中の子どもたちを異次元に誘う。それを目撃した北斗は絶叫する!!ヤプールの使者?謎の老人の目的街で末世を説き海辺を走る謎の老人。世界の各地で同じ老人が同じように現れる。子供たちが次々と姿を消した・・・。暗い浜辺で老人が叫び、子供たちが応える。「海は青いか?・・違う海はまっ黄色だ!」「山は緑か?・・・山はまっ茶色だ!」「花は死んでいる・・花はとっくに・・・」夏というのに荒れる海には吹雪が・・・。星が異常に増えた・・・子供たちは星になったのか・・・人類の未来は??今回の脚本と監督は真船禎。大胆かつ前衛的な演出と映像がウルトラシリーズ中でも特殊な今回のエピソードをさらに異色なものにしている・・・。尻からのローアングルとかラストの北斗や南のアップに赤い破片が重なる描写まで凄いものを観た・・という印象の映像の面白さに満ちた異色の作品です。老人が歌い踊る印象的な歌は実はハナ肇とクレイジーキャッツの「学生節」の替え歌です。ヤプール老人を演じたのは岡本喜八作品など多くの映画で知られる大木正司。アニメでは「聖戦士ダンバイン」のドレイク・ルフトも印象的でした・・・。信じてもらえない北斗、その総決算「夢をみてたんじゃないでしょうか」「このナンセンスな話を信じろっていうのか」「話が科学的でないな」毎回、毎回信じてもらえない北斗、今その積もり積もった鬱積が遂に爆発。「俺だって信じられない!俺はこの目で見たんだ!・・誰も俺のことを信じていない!・・・冷たい。寒い!・・隊長・・隊長まで信じてくれないんですか!!」「もうやめて、やめて!!!!」夕子の絶叫で我に返る北斗。その気持ちは・・・痛いほどわかる・・・。夕子と人魂の話夕子は北斗を休暇させるために車を急がせる。同情は真っ平だという北斗に夕子はこどもの頃おしっこに行って人魂をみたという話をする・・・。・・・・それって月での話?ちょっと気になります北斗、異次元へTACに人類の未来は託された・・・ってTACは重い責任しょい過ぎ。しかもカジの異次元へ人を転送する新発明・・・ヘッドギアが怪しすぎです・・・こんなのに人類の運命を託されても・・。で北斗が異次元に子供たちを救うために行くことになるのですが・・・。カジがいうにはこの機械・・・「場合によっては・・・死にます」って・・・。死んじゃだめだろう!!だいたいこの作戦異次元に北斗ひとりを行かせて何をさせようというのか今いちよくわからないんですが・・・。ゾフィー参上異次元に夕子を誘うためゾフィー参上・・・ってそんなことなら最初から・・・。ゾフィーの声は今回山下啓介氏でした。出番は一瞬。これでタイトルがアレなのは・・。メインのヤプールが不憫・・。巨大ヤプールと散るヤプール、空から降る子供異次元でのヤプールとの戦い、曲がり歪む世界での戦いは熾烈を極めるも・・・メタリウム光線でヤプールは爆発四散・・。と同時に謎の老人も斃れる・・・。空から子供たちが降り注ぎ・・・という映像はシュール。ゆっくり、なんだけど何かあぶねー。ヤプールという敵の異常さがシリーズ中最も強く出た話も映像も異色の一本・・・でした。放送の翌日からしばらくあの歌と踊りは小学校で流行っておりました・・・。では最後にも一度。「お前を俺を信じなさい、ほれ信じなさい、ほれ信じなさい」ヤプールは死んだが危機は今まさに迫っているのだ・・・というわけで次回に続く。
2006.10.19
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隕石の落下・・それはヤプール最後の手段だった。隕石から出現した宇宙仮面はTACに侵入するもオートバイで逃走。それを追った美川と山中の車が転落し何と美川隊員が死んでしまう・・・・!積極的な南夕子、駄目な北斗北斗と南はパトロールの最中。「もう秋だな・・ああ星が綺麗だ」「あら星司さんがそんなこというなんて思ってもみなかったわ」「なんでだよ」「デートにさそってくれたことなんて一度だってないじゃない・・」「・・・そりゃ仕事が忙しいしな・・」ああ・・なんて駄目なんだ北斗。それにしても南夕子は言いますね。月に帰るのももうすぐなのでいいたいことをズバズバいうようになったのか。思えば 「銀河に散った5つの星」の時もこんな感じだった・・。美川のり子の死宇宙仮面のオートバイを追う二人。「あ、仮面だ!」「オートバイに乗った仮面・・」何かライバル番組のことみたいだな・・。勢いあまって崖から転落した山中と美川の車。山中が美川を抱き起こしたとき既に美川は死んでいました・・・。「死んでる・・」「何とかしなくちゃ・・」と流石の山中も茫然自失で助けを呼びに行きます。このあと美川は宇宙仮面によって蘇生させられたらしいのですが・・。信じてもらえない山中、わはは・・。戻ると死体がない・・・・そこで隊長や北斗が山中を責めるという非常に愉快なシーンがあります竜「死んだものがどうして居なくなる?」北斗「気を失ってただけなんじゃないんですか?」隊長はともかく北斗のこの台詞はいつもがいつもだけに痛快ですね。今回も先のシーンで「北斗お前がちゃんとしてれば・・」と責められていただけにここは溜飲が下がる思いでした・・・。その後隊長は坂井ジロウ青年(実は宇宙仮面)に助けられた美川をみて山中に「お前は十分な応急処置を怠った」とキツイ台詞。顔が笑っているんですが言い方は結構真剣だったりします・・。美川のり子の笑顔と女の戦い坂井青年に助けてもらった美川は何と浴衣姿で会いに行ったりともう恋する乙女状態。普段は見せない満面の笑顔も結構見所でしょう。この後坂井に宇宙人判別ペンダントをプレゼントする際も白の上下ミニスカートと気合入ってます。武器を携帯しない・・・恋する人を信じたい乙女心・・・。「待って下さいサカイさん・・・私はあなたを信じたい・・いや、信じています!」結局、自ら坂井いや宇宙仮面を撃つ美川。ラスト、焼け焦げた死体を見つめる美川の胸に去来するものは何だったのでしょう・・。「いつの日か地球人も異次元人も分かり合える日がくるわ・・」だったのかどうかは不明です・・。笑顔で歩く北斗と南に対して俯いて歩く美川の姿が切ない。意図不明なヤプールの作戦結局坂井は腕輪から北斗に正体を見破られるのですが敵もさるもの、保育園で作った超獣ブラックサタンの張子を本物の超獣に変えてしまいます・・。このあたりのヤプールの最後の作戦、わざわざ衆目の中で張子を作り超獣に変える意図が不明です。また美川隊員を宇宙仮面が何故生き返らせたのかも理由がわかりません。せっかくの犬のおもちゃもなあ・・。対するカジの宇宙人と人間を判別するペンダントによるも・・・そんな首からかけないといけないような汎用性のないもの作るな!と言いたい。ブラックサタン宇宙仮面が作った張子が変身した一つ目のサイクロプスのような超獣ブラックサタン。指先からミサイル、口から火炎とガス、目からレーザー、そしてブラックピジョンの時に味をしめたか意外な隠し兵器として尻尾から銛状のミサイルを発射。多彩な攻撃もエースには全て見切られてスタミナ切れの所を宇宙仮面の腕輪からのエネルギー補給で復活。今度は怪力でエースを攻めて時間切れを狙うも宇宙仮面の死により戦意喪失。エースの乱暴なガソリンタンクと中身を頭からかけられるという攻撃を受けタイマーボルト、メタリウム光線で炎上。バックアップが続けばいいところまでいったかもしれない・・。逆にいうとそれがなければ非常に弱い超獣といえるのかもしれません。美川隊員を宇宙仮面(この名前もどうにかならないものか?)は何故助けたか?この辺りをもう少し深く描いていればという、色々面白い見せ場があるだけに非常に残念なエピソードだったと思います・・。
2006.10.18
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竜隊長は天女の夢を見て目覚める。とその夢に出てきた天女そっくりの女が お手伝いに雇って下さいとやってくる。強引に食い下がる女を身元のわからない人は・・と理路整然と断る隊長。「私は来てはいけないところにきてしまったんですね・・」・・・最初の天女のシーンがなければストーカーサスペンスか何かと間違いそうな展開・・。竜隊長の知られざる生活幸か不幸かひとりもの、極秘の場所にすんでいる竜隊長・・ミステリアス。玄関口で女性を出迎える姿も何気にガウン姿でしたね。設定も実年齢も年齢35歳。渋い、渋すぎる・・。基地で夢の話すると皆ニヤニヤして夕子が「お手伝いさんじゃなくて奥さんじゃないのかしら」とからかい隊長が戒めると「はーい」とはといの間を伸ばす返事・・。珍しく和気藹々としてるなあ。天女アプラザの秘密でその問題の女性は屋敷でひとり暮らしの青年のところに転がり込む。青年は女性の話を聞いて憤慨、TACと隊長に憎しみを抱く(いき過ぎだよなあ)。激しい憎悪と怒声でTACの面々を追い返すシンイチ青年。シンイチ青年は天女の真の姿になった女性=アプラサを見て怪しむどころか結婚を申し込もうとする・・。・・・・ひょっとしてコスプレ好き??天女の美しさがそうさせるのか・・といったところで・・天女を演じているのは三景順子さん。天女といわれたら納得しそうな優しげな日本的美人の女優さんなのですが・・・。※「白獅子仮面」(大岡って・・大岡越前の妹?)のヒロインや若山富三郎の映画「極道VSまむし」、「子連れ狼・地獄へいくぞ大五郎」に出ている瞳順子さんが改名・・したんでしょうか?「極道VSまむし」は菅原文太の「まむしの兄弟」シリーズと若山富三郎の「極道」シリーズが合体した珍品で二人に惚れられるヒロイン。「子連れ狼」では柳生烈堂の娘でお手玉剣の使い手として登場してます・・。どうなんでしょうね・・。天女アプラサはおとめ座の爆発の際、ヤプールに助けられ恩返しを迫られていた・・。わからないのは竜隊長のところへ行った理由。ヤプールが行かせたのだろうがお手伝いにさせて何をしようとしたのか今ひとつわからない竜隊長の居所がわかっているならもっと直接的手段がありそうなんだけど・・独身の隊長をシンイチのように篭絡しょうとしたのか?つまりアプラザは無意識にその美しさで男をおかしくしてしまう力があったとか・・うーん・・・。超獣アプラサールはどうでもいいんだけども・・アプラサが超獣化。羽衣を使った攻撃が強大、隊長機を身体に取り込むなど実体があってないような幻のような超獣。真っ暗闇の戦闘は幻想的だがヤプールのエネルギーを遮断されるもとの姿にもどってしまう・・・って大きさはそのままかい。実は今回最大の見所はここからだったり。「どうしてそんなに大きくなっちゃったんだ!」シンイチ青年の嘆きの声はともかく大きな女の人好きには堪らないビジュアル・・。58mの巨大な天女。さらにこの巨大な女の人がエースについて宇宙を飛ぶ姿(しかも手が前に出てる)は凄いものを観た・・・という他ないです・・。エースはアプラサを白鳥座に連れて行こうとする。その理由がナレーションによると「乙女は白鳥に乗ってこそもっとも美しいからだ」そうですが・・・わからん。・・・・おとめ座が爆発・・・。重要なことを忘れてた・・。じゃあコメットさんの故郷は???※コメットさんは乙女座の出身。↓下記参照。コメットさんとウルトラマンレオおとめ座への誘いどうでもいいもうひとつの見所青年の家を見張る私服のTACの面々なんですが・・山中隊員・・趣味悪・・。
2006.10.17
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基地内に出没する赤い幽霊と消えたリムエレキング。コノミはそんな折り初恋の人スザキと再会する・・。コノミと眼鏡を巡る謎が今明かされる・・・。コノミと眼鏡とGUYSの仲間コノミは偶然スザキと再会するのだけど、その仲睦まじい姿にひとり微妙な「あー」という微妙な表情を見せるテッペイが実は一番のみどころ。「じゃあ・・ばっちりおめかししていかないとですね」の声が心なし強張っていたような・・・・っていい人になっちゃ駄目だよテッペイ・・とついテッペイに肩入れしてしまいます・・・うーん。今回はそれぞれに見せ場がありGUYS隊員たちの描写としては結構良かったかと思います。マリナ姐さんがお洒落が「まるっきり苦手」だったりミサキさんがコノミのコーディネートで柔らかい面をみせてくれたり。リュウがお化けに弱いのは笑いましたが。「ウルトラマン好きに悪い奴はいない」・・凄い台詞だなあ。番外ですが「このひとです。凄い厭らしい目でみてました」も何気によろしい。今回の見所はやはり眼鏡だったり・・・餓鬼にはわからんのですよ、眼鏡の素晴らしさが。ムラサキメガネどんとこいだ、こんちくしょう。円盤生物ノーバアウト・オブ・ドキュメント・・・そうかMAC壊滅後の円盤生物はこう表現されるのか・・・。ちょっと痺れました。ユニークな存在感、可愛らしい円盤生物ノーバですが実はマケットノーバを作る、メビウスを消耗させるなど非常に奸智に長けた存在としてかかれています。基地内でトリヤマとマル(今回は易者とルパン?に扮装。どういう尾行だよ)を脅す時の歯をむき出す怖い顔が暴君ハバネロみたいでラブリーです。今回のポイントはメビウスのテレポート、ミクラスの運用方法ですね。1.メビウスのテレポートとエネルギーの消耗は「科特隊宇宙へ」へのオマージュ。2.マケット怪獣は前回と同じようにウルトラマンのサポートとして使うのが有効、ただ多用するとウルトラマンが怪獣に比べて弱くみえるのが難点かもしれません。今回のエピソードはコノミの話と怪獣の話が全く別々に進行して無関係・・それはそれでありなのかもしれないですが、そこは構成上気になった点ですね。さてウルトラ史上前代未聞の展開となるらしい30話以降・・最高の盛り上がりの中、次回へ続くということで。
2006.10.14
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新しいマケット怪獣をきめるためにGUYSのメンバーが喧々諤々の議論。結局シミユレーションで最強の怪獣をきめようとするのだが・・。最強のマケット怪獣今回からOPも変更、52話とすれば半分なので一種の総集編。トリヤマの一種の懇願で始まる今回、マケット怪獣選びに満面の微笑みなテッペイが好き。マケット怪獣の候補になるのがグドン、バードン、ツィンテール、ベムスターで各怪獣の名場面が。それぞれ色んな理由でトリヤマに却下(地底で時間切れ、毒は環境にイカン、くわれとるじゃないか)されるのだがやはり見ものはベムスターの却下というか拒絶のされ方。「イヤ。あんなのといっしょに戦うなんて絶対イヤよ。ムリ・却下・問題外」今回もマリナ姐さんの独壇場でした・・。トリヤマに腰を前に突き出して詰め寄るシーンも必見でしたね。※「ベムスターに食われそうになるマリナ」は私の中ではメビウス名場面ベスト5に入ります・・。今回の名セリフ「イカルガはイカルス星人でもつかってろ」もいいですがやはりトリヤマの「いけ!デットン」でしょう・・・。ゼットンよりデットンが観たかったのは私だけではあるまい・・と思うのですが・・どうかな・・。ゼットン登場OPの賑々しいシルエットの中心が宇宙恐竜ならぬプロトマケット怪獣ゼットン。メビウスの時もそうでしたがここで最強怪獣ゼットン・・・という思いはあるものの不意打ちのハンディキャップマッチで辛くも勝利という描写・・仕方ないかなあ・・・。本物じゃないし。戦闘パターンが「さらばウルトラマン」の時のまま・・なのは流石シミュレーション・・なんですかね。ただ脚は昔より長かったような。本物が登場するときは今までの流れで是非二代目スタイルで・・。ただ流星キックはポイント高かったかも。メビウス最大の敵は・・冒頭と最後に登場したウルトラの父とウルトラの母ですが・・。今回意味深な会話・・・。1.「三万年前の古傷が・・・」後半で遂にウルトラシリーズ最大の謎にして最強の敵であるあの星人が登場確定のようです・・。これは怪獣ファン的には最大の楽しみです。今度こそウルトラの父を倒して・・(おいおい・・)デザインはやはりあの「ウルトラマン超闘士鎧伝」Verなんでしょうか。2.父「決断の時は近いのかもしれん・・」 母「では彼は・・ メビウスはもう・・・・」いったい何が起こるのでしょう・・。1.もうM78星雲に帰らないといけない2.もうすぐ主役交代だ・・。3.もうすぐ最終回だ・・どれもイヤだな・・。
2006.10.07
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ヤプール及び超獣の異次元からの侵入を半永久的に阻止するディメンショナル・ディゾルバーが完成。ヤプールとの戦いにも終止符がというその時、サコミズ隊長が・・・。ミサキ・ユキ総監代行なんとアサミ博士と友人だったミサキさん。いつもシリアスなミサキさんのぴょんぴょん跳びはねる♪レアな姿が見られてちょっと嬉しい。前回作品をギャグ展開に染めたスーパーなアサミ博士はシリアスな内容のこの回にも連続で登場です。サコミズに絡むところは結構好きですね。「あ-今ほっとした!!」以下の絡み台詞いいなあ。サコミズが地球上で唯一恐れる存在の本領発揮かと。ただシリアスな状況でサコちゃん、サコちゃんはねー。「大丈夫。あなたたちは私が死なせない」こういわれたら何もいいかえせないなあ。超獣の王ベロクロン、四度真打登場の超獣ベロクロン。アサミ曰く「ったく・・しつこいやつ」ベロクロン4度目の登場です。今回サコミズ隊長にミサイルを食らわせる大金星。GUYSの戦闘機を寄せ付けないミサイルの乱舞、板野サーカスは爽快の一語。口からのミサイル発射も今回は再現されてました・・。メビウスとの対決ではその怪力で圧倒・・・しかしディメンションディゾルバーで帰る場所を失いインビジブルフェニックスごときをまともに喰らいメビウスシュートを浴びて爆死・・。次元が閉じる際のベロクロンの悲痛な叫び声胸に突き刺さりました、今回は。ベロクロンの最期は本気で声がでました!悲しいーっ。あの時異次元の入り口から出てきそうになっていたモノはなんだったのか凄く気になりましたよ・・。ヤプール死すとも超獣死せず。異次元が閉じても・・・死んだ超獣の気と残党がいるはず・・・がんばれヤプール!!・・・すいません。今回は怪獣贔屓の血が騒ぐ展開でした・・。次回「ウルトラマン、死んじゃダメーっ!」今までの展開からするとゼットンは二代目じゃないと・・・。マケット怪獣は例外なのかなあ・・。ということで次回に期待です。
2006.09.30
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↑論旨がずれましたが・・関根恵子主演「高校生ブルース」 篠田三郎は性の権威な(?)不良役空飛ぶ船(5000t)を見た北斗は強制的に休養をとらされ故郷の沼津に帰ることになる。北斗はそこであの時空を飛んでいた船を発見する。船は鎖に縛られていた・・。そこには船を動かすことをひたすらに夢みている青年・篠田一郎(演:篠田三郎)がいた・・。信じてもらえないまま3年・・。北極星めざして「あれは北極星・・俺の名は北斗星児・・」とやばそうなひとりごとを呟きながら飛ぶ北斗。その時船が空を飛ぶのを目撃してしまう。今回も「お前正気か」とか「そんなことはありえん」とか「お前昼間の暑さでボケてたんじゃないのか?」と仲間に信じてもらえない北斗。美川隊員のみ「蜃気楼てことはあるわ」と助け船をだしてましたが・・結局、田舎へ半強制的に帰ることになる北斗。田舎に帰った北斗はあの時飛んでいたのと同じ船を見つけます。船の中で1969年と表紙に書かれた航海日誌を見つけてこう呟きます。北斗「3年前・・・俺がTACに入隊した頃だ。あいつが言うように俺は鎖につながれて自由を失ったのだろうか・・」ベロクロンの事件は3年前だった・・。衝撃の事実が発覚しました。ウルトラマンAは地球に実は3年以上いた・・。じゃあ郷秀樹が地球にいたのは69年以前なのか?・・それより3年たっても仲間に全く信用されていない北斗は悲しすぎます・・。篠田一郎と篠田三郎凄い役名です、篠田三郎の役名が篠田一郎。ひょっとしてこれはタロウにむけてのカメラテストだったんでしょうか今回の話は北斗と一郎の鬱屈した青春の物語で鎖に縛られた船、というのはそれを象徴しています。超獣にもなにもお構いなく「俺には船の方が大事だ」「船は俺の命なんだ」と言い切り船を動かそうとする一郎青年は東光太郎というより「シルバー仮面」の春日光三ばりの直情的て短期な性格、ひとつ間違えば金閣寺に火をつけかねないようなあまり近くにいて欲しくない青年ですね・・。ゼミストラー「ウルトラマンエース」全話を通じてその地味さ加減では一、ニを争うゼミストラー。まあセミなんでしょうが、それよりも小汚い親父近い風体です。口から火炎攻撃、両手が鎌というよりも5000tの船を空に浮かばせる無重力光波が最大の武器・・のはずですが・・・。その稀有な能力は船を浮かすことだけにしか使われずメタリウム光線を浴びて炎上・・。燃えながらもまだ動いてましたね。船を動かせた事で大学にかえることを決意する一郎・・。70年代の邦画の青春映画に共通する、何にむかって生きていいのか分からない若者を描いた作品・・といえなくもないのですが・・・残念ながら映画のように関根恵子とか渥美マリとかテレサ野田とかが絡むわけもなく・・見所がありません・・・。・・・・それにしてもヤプールは何故5000tの船を空にとばしていたのか・・わからねー!!
2006.09.29
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嘘つきやっちゃんと呼ばれるやすお少年は超獣キングガッパーが屋敷のプールになるのを見るも信じてもらえない。北斗はやすおのいったことが本当ならプールへ飛び込むと約束する・・。評判の悪いTACと信用してもらえないやすお少年「プールで泳いだ友達やお姉ちゃんのへそがなくなったんだ」その言葉にやすおの姉(中学生くらい?)のへそを確認する羽目になった北斗。その話を聞いて山中は「そんなことばかりやってるからTACは評判がわるくなるんだ」と怒鳴りさらに「子供に甘すぎる」と追い討ちをかける。前からいってますが・・・もし一般に評判が悪いならその原因はあんただ、あんた。信じてもらえない少年に気持ちをはせる北斗の悲しそうな顔が印象的です。ヤプールの作戦へそをとられるとヤプールの命令をきくカッパ人間(何なんでしょう?)になるとか家に住んでいた老夫婦がアンドロイドで・・とかなんとかがあって、約束だからとプールに飛び込む北斗。北斗が中学の頃山で遭難した時に約束を守って自分たちを何日間も捜してくれた人の話をするのですがここは北斗の優しさの原点となったであろういい話です。今回唯一の見所でしょう。しかし・・嘘じゃなかったらプールに飛び込むという意味不明な約束をするのは・・分別がないぞ北斗。しかし全てそれは北斗をプールへもぐらせるためのヤプールの企みだった。(えーつ!)プールを頭に持つキングガッパーが登場、北斗は人質になってしまう。なんて回りくどい上に意味不明の作戦なんだ!!勿論、当然のように夕子が水中へ、ウルトラタッチが行われエースが登場です。だから・・意味ねえだろう、ヤプール・・。ヤプールは侵略開始から初めての日本の夏の暑さで頭をやられていたのかもしれません。キングガッパー頭にプールがある河童・・。キワモノ超獣キングガッパー、もう今回のヤプールの作戦同様、まともにつきあっていられない馬鹿馬鹿しい超獣です。頭の水を吸い上げられバーチカルギロチンで真っ二つ。敢ていうならこのみごとな真っ二つぶりが見所でしょうかね・・。作り手もヤプールも暑気あたりな大変困った河童騒動の一幕はこれにて・・。
2006.09.26
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空が割れ赤い世界から出現するドラゴリー。ドラゴリーは33年前のミッションミサイルマリアの破壊を実行しようとしていた・・・。そんな折り、GUYS基地には冷静な隊長をもあわてさせる存在が近づいてきていた・・。蛾超獣ドラゴリー33年前の命令を実行しようとミサイル基地跡に出現したドラゴリー。キョロキョロする姿がかわいい。↓33年前のミッションの詳細については以下を参照して下さい「怪獣対超獣対宇宙人」「太陽の命エースの命」今回、ドラゴリーはフジサワ博士曰く「ドラゴリーちゃんはおバカな超獣なので」そのミッションを実行しようとした挙句、蛾に変身し博士に憑依します・・。「ミサイルはどこだ」・・一応おバカとはいえ会話能力はあるみたいですね。興味深いのは以下の会話でしょう。1.「ミサイル基地の破壊はメトロン星人Jrが指揮を執り・・・」という件り。ドラゴリーはメトロン星人の指揮下にあった、つまりメトロン星人とヤプールは手を組んでいたという・・。これは公式認定ということでいいんでしょうね・・。2.「怪獣兵器としての超獣はそれぞれ能力や知性が大きく違います」知性をもつものもいればそれをかんじさせないものもいる・・ということですね。A登場時のヤプール人の変身バキシムは知性派、鳩の脳髄がつかわれているブラックピジョンあたりは肉体派とでもいうべきでしょうか・・。超獣の知性度ランキング、誰かつくってくれないかなあ・・。あとは「超獣に怪獣に宇宙人」と呟くミライに「まさに祭りだな」というリュウがおかしいですね。確かに・・私らからすると祭りですが・・・。最強伝説・フジサワアケミ博士サコミズ隊長をすらあわてさせた最強キャラ・フジサワ博士。「シュシュトリアン」からのウルトラ女優石橋けいお久しぶり、大人になっての登場です。いきなりフラメンコのバックスタイルで登場、「52分前に飲んだわね」と隊長に詰め寄るわ皆を仇名で呼ぶわ(シヨーバイハンジョー)。あのリュウをリアクション大賞とペロペロキャンディでてなづける手腕も鮮やか。さらに一瞬であのジョージを恋の虜に・・。「あなただけはアサミと呼んでいいわ!」フラメンコに皆釘付け・・目がとろんとして大喝采・・。何故かマリナだけ敵意とジェラシーむき出し・・・。GUYSのマドンナにライバル登場ですか?自分をヤプールの囮にするその強い意志と勇気・・まあ幾分趣味みたいなところもあるのですが・・「初めてのヤプール体験・・」といってのけるのも凄いですね。とりあえずマヤみたいにならなくて良かった、良かった。暗示の台詞「ぷろて・べが・ぺろりんが」・・・。皆、地球人に積極的に接触し利用しようとした宇宙人の名前ですが・・意味はあるんでしょうか・・考えたけどわからない・・。今回はコメディ色の強いフジサワ博士の活躍にメビウスならでわの過去のエピソードを上手く絡めたマニアックさが面白い話でしたね・・・。前回からのの続きでリュウが実は凝り性でマメなのが分かったのもおかしかったです。
2006.09.24
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承前です。前回分を読んでからお願いします・・。再びエースバリヤーで閉じ込められた星人と超獣。その結果危篤状態なる夕子。迫るゴラン、マリア2号の完成、その打ち上げ寸前に星人と超獣が出現して・・・。今回はムルチの映像があんまりにもグロなので・・そういうのに弱い方はご遠慮の程を・・(そういう方がコチラをご覧になるかどうかわかりませんが・・)いいかな・・・。ムルチ3対1で痛めつけられるエース。ムルチの頑張りが目を引くのですが頑張りすぎて頭からドラゴリーと激突、交戦となりムルチは哀れな最後を遂げます。もし3対1のままだったら・・。これはドラゴリーの失点でしょうね。ちなみにこのシーンでムルチはどうなるかというと 投げ飛ばされた後下顎を引っ張られて胸まで皮を剥がされます。引き裂かれた口から下の赤さが生グロテスク・・その上、血がびゅっと噴水の如く噴出し既になくなった顎を触り悶絶する様子がかなり生生しい。 そのあと左足をねじ切られて投げられます・・・その後の描写はありません赤い目で表情がないはずのムルチの目に生き物らしさが感じられる・・というのは面白いです・・がひどいなあ・・。ムルチが熱演(?)してるので凡百のスプラッタムービー以上にショッキングです。瀕死の夕子「どうしたの・・そんな悲しい目をしちゃって・・」「君がこうなることを承知でバリヤを使ったんだ・・君をいたずらに苦しめるために使ったことになる・・許してくれ」北斗の・・まだ年若い青年が背負うには大きすぎる力と責任の重さ・・。北斗の成長と苦悩の深さを示すシーンです。山中の暴走と隊長の叱咤山中は復讐の念から今野を抱きこんで後先考えずメトロン星人をエースバリヤー毎葬ろうとした挙句開放してしまいます。さらに隊長に反抗する山中。北斗はそんな山中すら庇おううのですが・・お人よし過ぎだなあ・・。メトロン星人Jrシャボン玉のようなエースバリヤーに閉じ込められた姿がラブリーなメトロン星人。マリア2号打ち上げ妨害のため再び出現した星人でしたが隙を突いたバーチカルギロチンで真っ二つに。有名なシーンですが・・メトロン星人の中身がアレなのは・・というかアレはなんなんでしょうか?ギラドラスをおもいだすなあ・・。 ドラゴリー散々ハンディキャップマッチを強いられさらに夕子が危篤状態というエースはメトロン星人を倒したあとカラータイマー停止でぶっ倒れます。しかし・・ゴランが爆破され太陽エネルギーの戻ったエースの敵ではなくパンチで丸く右脇腹に風穴を開けられエースブレードで首を斬られた挙句メタリューム光線で爆散します。ドラゴリー、万全な調子で1対1で挑めばそれ程の敵でもなかったようにもみえますね。三途の川「君を三途の川から呼び戻したのは北斗隊員だ」という竜隊長。三途の川って・・普通・・いうかなあ・・。いや、三途の川の渡し守・隠密同心井坂十蔵の言葉ゆえに真実味と重みのある台詞でした・・。内容盛りだくさんで特に北斗の夕子への思いやりや成長がみられるという点ではよかったかなあと・・。怪獣切り裂きショーとしては・・これ以上は望めない位の作品だとおもいます・・。まあ山中隊員は・・いつものことですからね・・。
2006.09.23
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7日後に必ず地球に衝突する燃える惑星妖星ゴラン。迎撃するためのミサイルマリア1号の準備がすすむ中メトロン星人が出現しミサイルと基地を破壊してしまう。山中の婚約者マヤは星人に殺される。星人はマヤに擬態しマリア2号を再び破壊しようと目論む。メトロン星人Jr悪名高いよれよれメトロン星人。口(?)がプリティー。等身大時と巨大化時で着ぐるみの感じが微妙に違います・・・。何故2つ着ぐるみがあるのか・・その辺は謎です・・。?メトロン星人は地球の破壊が目的・・父親の復讐のため・・・といわれることがありますが本編中メトロン星人はマヤに化けてマヤとして話す以外自分の目的などをしゃべることはありません。なのでjrとよばれることも当然ないです。故にマリアの打ち上げを何故阻止しようとしているのか本当の意図はわからずじまい・・・。「狙われた街」の知的な侵略者というイメージに対しひたすら破壊工作に終始する今回のメトロン・・その目的は本当に父親の敵討ちだったのでしょうか・・・。ドラゴリー黒いサングラスのような目(奥で光が不気味に点滅)に赤い牙を持ちまるでキモノを着たような姿の毒蛾超獣。数多い超獣の中でも傑作といってよいでしょう。夕子の心臓に負担をかけ瀕死の状態に追い込むある意味命懸けの技エースバリヤーによって1度隔離されたあとメトロンの巨大化に合わせヤプールの命令に従い再登場。・・・ってエースバリヤーの有効性は・・?命懸けの技なのに・・・。ついでに何故かムルチまで登場してエースは3対1のハンディキャップを強いられたまま後編へ・・。全く信じて貰えない北斗(また・・)山中の婚約者マヤは殺されメトロン星人に擬態されたまま話は進みます。北斗は星人に負わせた傷とマヤの傷が一致したことで星人と判断するのですが山中及びTACの隊員は北斗を糾弾。北斗は山中に謝罪します(大人になったなあ北斗・・)この前後の・・・北斗を全く信じないTACの面々という・・・一連のシーンは・・・仲間を信じられずその場の感情に流され冷静な判断ができずに感傷に溺れるTACの良くないところが出たシーンなのですがあんまり腹がたつので割愛。特に今野の度し難い馬鹿さ加減が・・やめましょう。北斗が謝ると「いやーわかってくれればいいんだよ」と破顔する山中・・さっき「貴様・・気でも狂ったかなぜマヤを・・俺の婚約者を何故撃った」と怒っていた人とは思えません。案外いい人なのか?夕子の叡智「北斗を殺して」と言いだすマヤに違和感を覚える(それだけじゃ駄目だよ・・)山中でしたがいわれるままにマリア2号を見せることに同意、ミサイル基地の警備をする北斗・夕子ともみ合いに。ここで夕子の叡智がマヤが星人であることを暴きます。結婚指輪を巡るここのやり取りは女性の夕子らしい着想で非常に面白いですね。メトロン星には結婚指輪の習慣はなかったようだな・・・ってあのメトロン星人の手をみたら・・・・ないよね・・。マヤ今回あの山中隊員の婚約者マヤとして出演したのは関かおり。元々夕子を演じるはずだった女優です。大人しい感じの美人でもしこの方が夕子だったら・・エースの雰囲気がかわったかもしれませんね。3対1でボコられるエースの姿を観ながら・・・後編に続く。
2006.09.23
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ムラマツキャップ=小林昭二が宇宙飛行士役でゲスト出演。「ウルトラセブン」の「あなたはだあれ?」、「帰ってきたウルトラマン」のシーモンス二部作に続くゲスト出演です。新星号で月から帰る途中で宇宙飛行士小山は超獣ブロッケンにとりつかれてしまう。少年は父親が寝るときも手袋をしているのを不審に思う。手袋の下には目と裂けた口があった・・。少年はTACに連絡するも信じてもらえない・・・。最強超獣?ブロッケン超獣製造機が初めて登場します。宇宙怪獣と地球の生物が合成された生体兵器超獣・・ミサイルを口から発射したりする場合もあるので合成の後さらに手加えられっているのかもしれません。ワニはともかく・・しっぽの大きいもぐらかなまこかよくわからない黒い生物・・これが宇宙怪獣なんでしょうか?4つ脚でボリュームのあるブロッケンは当時小学館の学年誌で円谷プロの思惑とは関係なく独自で「最強の超獣」 みたいな前評判に盛上げるキャンペーンを展開した超獣です。果たしてブロッケンは最強の超獣だったのか?登場するや否や右腕を吹き飛ばされるブロッケン。投げる、尻尾でしめるなどの肉弾戦が続きます。そして空中にブン投げられるブロッケン。このあたり巨大な四足超獣が投げられて高く飛んでいく描写は「うる星やつら」でサクラに抱きついたあたるが殴られて空にとんでいく少年マンガのギャグ描写(「ぶるういんぱるす!」)を想起させて笑ってしまいます。鼻から火を吹き口のついた手から光線発射、尻尾のムチで締め付けるなどの攻撃技をもつブロッケンですが一番の技は尻尾の先からの光線でこの光線を受けたエースは倒れてしばし痙攣します。エースのピンチの描写は久しぶりですね。ブロッケンは先にメタリューム光線を避けています。当たっていないので実際はなんともいえないのですが「光線技が効かない」ということで宇宙警備隊からの司令が。「立て 撃て 斬れ」ウルトラギロチン発動。この時首、両手、尻尾を斬られて爆死するブロッケン・・なのですが・・斬られる寸前に何故か最初に斬られた右手が再生してます。またすぐに切られますけどね・・。ブロッケンは再生能力が・・(ないって)。ここは爆破人形作成時のミス・・というより意味もなく右手を斬ったツケなのかなあ?以降エースはギロチン系切り裂き技を多用し「超獣切り裂きショー」はエースのひとつの見所になっていきます。ブロッケン・・確かに巨大な身体、硬そうば皮膚にエースを倒し痙攣させた光線技・・はありましたが意外に最強という感じではないなあ・・。あと今回観ていて気になったのは超獣って言葉を解する知性があるのか?ということです。ヤプールはブロッケンにとりつけだの新型のロケット発明をどうしろだの命令してますがこの辺は曖昧ですね。でもとり憑いたあと普通に会話してたところみると・・・。信じてもらえない敦君本日信じてもらえないのは父親の手に口と目を見た敦少年。山中の容赦ない一喝「TACは寝言の相談は受け付けていない。おしっこして寝ろ」凄い・・ある意味でこの作品の最強は山中隊員かもしれません。
2006.09.22
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空を割って複眼の目が街を見ている・・。O型の女性が謎の流砂に飲まれ人前で消失するという事件が続出。事件を単なる誘拐と断じたことで事件は悪化、アリブンタによる地下鉄大虐殺を招くことになる。責任を感じた竜隊長はタックビルで地下へ突入するも地下80mで遭難する・・。問題の多いTACと警察の連携のまずさが生んだ地下鉄脱線及び大量虐殺事件O型の血の女性が突然流砂にのまれ、目撃者もいるという状況の中、事件は警察の管轄になってしまう・・。大量のO型の血が欲しい人間が流砂のホログラフィーを使って起こした・・・と断定されるのですがいや、あんまりにも納得できない不自然な話ですね。これはTACと警察その他諸機関の管轄争いの不幸な結果である・・ともいえるし竜隊長の判断間違いもいいところだ・・ともいえるでしょう。竜隊長がそのあたりの縄張り争いに疲れていたという大人の事情を描いた話かもしれないけれど(多分違う)後の地下鉄脱線虐殺事件は竜隊長および諸機関の責任が問われてもおかしくない出来事といえると思う。TACの評判を落としているのは誰か?「そんなことばかりいっているからTACの評判は悪くなるんだ」これは第19話における山中隊員の台詞。しかし今回、遊園地のコーヒーカップの中から女性が大勢の人の目の前で消えた事件の際、山中は目撃者の真摯な証言に対し散々疑ってかかった挙句に「いくらTACでも夢の相手など出来ないな・・いくぞ」と冷たくいい放つ。先ほどの竜隊長の件もそうですが異次元人の超自然現象(超獣などその最たるものだ)に前線で遭遇しながらそれを信用しないガチガチの現実主義。その上、人の気持ちを考えていない傲慢で誠実さのカケラすら感じられない態度。山中、というよりもTACという組織の抱える問題はそこにあるのではないでしょうか・・。夕子死の恐怖・囮作戦地下80mで遭難した竜隊長たちを救うため北斗はO型である夕子を囮にすることで地下世界にいくことを提案。エースは地下にもぐる術がないので・・。一度流砂に飲まれそうになった夕子はかなり応えていたらしいのだけれど・・。隊長たちの命がかかった一刻を争う状況で私服に着替えた夕子は街をうろつき始める・・探査機をもっているとはいえなんという場当たりな作戦・・・。しかし程なく流砂が出現して呑まれるウルトラマンエース・・。まあ上手くいったのは地下にエースを誘き寄せ地下牢に閉じ込めるのはギロン人の目的だったからなのですが・・。とすれば脚本の流れおかしいなあ・・。どだいゾフィーが来てくれなかったらエースも地下へいくだけで帰る方法考えてなさそうだったし・・。というかSOS出来るなら早くしろよとか。アリブンタとギロン人O型の女性を食い、地下鉄大量虐殺を行った大蟻超獣アリブンタ。ボリュームある造形で人気の高い超獣ですが・・・その実力の程は・・。武器としては口からの蟻酸と両手からの火炎放射。地下でのエースと交戦時はメタリューム光線を浴びても平気・・・だったのか寸前でギロン人に地上へテレポートさせられたのか微妙な表現ですが・・。(多分後者かも)余談ながら饒舌なギロン人の声は十面鬼ゴルゴスや磁石団長の沢りつお氏。というか「うる星やつら」・ラムの父等の印象が強い独特のユーモラスなオヤジ声ですね。地上ではギロン人の助けがない間はエースに一方的にやられ放題のアリブンタ。最後はゾフィーとエースによりギロン人とお互いの頭を勢いよくぶつけられることで死ぬという珍しい最期を遂げます・・・。いつもにまして過激な行動の多かったアリブンタの最期は頭をぶつけて脳震盪を起こして死んでしまうという超獣らしからぬ虚弱体質ぶり・・でした。
2006.09.21
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↑DVDの表紙を飾る美川隊員です。写真は6巻目のもの。ちなみに第4話はDVD1巻に収録。4話目にして「ウルトラマンエース」最大の異色作。メイン脚本家の市川森一がこれを書いてしまうのが・・「ウルトラマンエース」らしいというか何というか・・・。人気漫画家九里虫太郎に同窓会ということで洋館に呼びだされた美川は監禁拘束されてしまう。九里はヤプールから「念じれば現実になる」力を授かっており超獣ガランは彼の描く漫画のままに暴れ始める・・。「監禁拘束・TACの女・のり子20歳」美川のり子隊員役の西恵子は泣き黒子が色っぽい、当時実年齢は24歳。役柄上は20歳で・・。TACというのはどういう組織なのでしょう。特殊任務につく人間、しかも頭脳明晰な女性である美川隊員が20歳で・・というのはどうも納得のいかないところです。洋館・・こんなとこで同窓会なさそうですが・・。出迎えた九里虫太郎!(清水紘治)はもう全身で怪しさを表現してます。ちょっと暗い部屋に通されて怪獣漫画をみせられたり昔見もせずにつき返されたラブレター(美川隊員気強かったんでしょうね目に浮かぶようだ)をみせられたりするのり子。好きな女の子に怪獣○タク丸出し・・・九里虫太郎・・駄目だよ・・(涙)。大体そのラブレターの中味は3日かけて描いた超獣ガランの絵だし・・。2人きりの同窓会なんてこと言われて異常に気づいたのり子でしたが眠気が・・・。この気を失う時ののり子の表情が見ようによってはかなりエロだったりします。はっと気づくと後ろ手に縛られころがされているのり子。それを脚からなめていくカメラ・・・しかも下着見えそうな際どさで・・・。そんな状態でのり子に結婚を迫る虫太郎・・。「結婚?冗談はやめてよ!」「強情を張り過ぎて・・前の人のようにならないようにね」はっとしたのり子が部屋の片隅に目をやると・・白骨化した女性の死体が・・。このあたりのストーカー、監禁描写の面白さは中々で明らかにテレンス・スタンプ主演の映画「コレクター」なんかの影響が伺えます。でもこんなフェロモン美女を眠らせた後・・・・漫画描いてるのはどうかと思うぞ虫太郎。それに・・・・「念じれば現実になる力」があるなら・・怪獣漫画じゃなくて官能劇画を描くべきではなかったか九里虫太郎・・。のり子は身につけていた爆弾ブローチ(同窓会にそんなものを)を使ってなんとか脱出をはかります。先回の起爆スィッチといい次回のアリブンタに投げつけたブローチといい・・第一話で秘密にされていた美川隊員の特殊能力・・それはペギー松山並みの爆弾のオーソリティ・といったところでしょうか・・。20歳で・・やはり只者ではないぞ美川のり子。気になったこと・・テレパシーって・・TACの隊員たちが美川から話を聞き九里の空想を現実にする超能力をテレパシーっていってますが・・どこがテレパシーなんだよ・・・・。3億年超獣ガラン空を割って登場・・はバキシムだけではない・・。このガランと次回のギロン人(の目)は空が割れて出現します。TACが輸送していた生きている化石(シーラカンスみたいなものか)が超獣化したガラン・・というか九里が昔描いた絵とそっくりなことからしてこの一連の出来事も九里による空想具現化のような気がします・・。九里がガランの暴れる漫画を描いている際の原稿が凄いスピードで描かれスローモーションで宙を乱舞します。エースにガランが腕を切断されると九里も腕を押さえて悶絶するというまるでエヴァンゲリオンのシンクロ状態・・・・そのあと結局その具現する力およばなかったのかガランが炎上(よく燃えてます)、すると九里の身体に火がつき燃え始め、ついには館が大爆発するという・・・この一連の流れはエース全体をみても忘れられない鬼気せまる名シーンといってよいかと思います。ガラン自体の戦いぶりについて・・吸引ガスと角の発光による怪光線しかないため吸引ガスを無効化されると意外に簡単にエースのペースになりタイマーショットで手が切断されパンチレーザーで炎上、メタリューム光線で爆散します・・。この4話まで見て・・あらためてベロクロンの強さが実感されます。作品総括本作は美川隊員の監禁話と描いた漫画が現実になる話という2つのアイデアを贅沢にも1本で使ってしまっています。故にストーリーは結構盛りだくさんで面白いのですがちょっともったいない気もします。前半でのり子が脱出し、後半ガランが暴れる・・という分断された展開が納得いきません。のり子が監禁から脱出して九里の漫画が燃え、漫画の通り苦戦していたエースがガランの突然炎上で救われる・・というような流れであったほうが納得がいくし凄い傑作が生まれていた・・ような気がします。異色であるがゆえに印象深く面白い作品だが惜しいなあ・・と思わせる残念な話・・それが「3億年超獣登場」という作品なのかなと・・・。でも・・・エッチな美川隊員が堪能できたのでこれはこれでいい・・のかな?
2006.09.20
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↑楽天ブックスにリンク、おなじみの超全集です。おなじみ超全集で「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟超全集」も発売です。今回の目玉はやはり内山まもる先生による映画のコミカライズを収録したことでしょう。ページの関係上16ページではありますがクライマックスを漫画化、ことに見開きのUキラーザウルスとウルトラ兄弟の対決シーンは往年の内山ウルトラ・サーガを彷彿とさせます・・というかこの映画自体内山漫画っぽい所がありますね。映画との微妙な違いも楽しいです。Vサイン・・してない。内山先生は「ウルトラマンメビウス」のDVDでも漫画かいていらっしゃるそうですが・・お楽しみの怪獣デザイン画。大幅に変えて欲しいと要請のあったナックル星人とテンペラー星人ですが・・それでもオリジナルに近いなあ・・完成した着ぐるみと比べると。元々は宇宙人連合ではなく怪獣連合だったそうで・・ベムスターのデザイン画が掲載されてます・・。このリファインされたヤプール人・・ちょっとみたかったような気も。長谷川圭一×小中和哉対談では40周年映画のもともとの企画も紹介。凄いぞこれは・・。この企画、観たかったなあ ということで。ウルトラマン対談の方では森次氏が20代30代40代50代でセブンを演じたとありましたが・・ああ、成る程。いろいろありました・・・。その中で来年はウルトラセブン40周年という発言がありましたが・・・こ、こうなったらやって貰おうじゃないですか。しかし・・最近初期の頃並にページが薄くなってきた超全集。もうちょっとボリュームがあると嬉しいんですけれども・・。ところで・・「ウルトラマンマックス超全集」は出ないのかなあ・・。とか言っておりましたらテレビマガジン特別編集「ウルトラマンネクサス&ウルトラマンマックス」がもうすぐ発売みたいですね・・・。
2006.09.19
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