おしゃれ手紙

2002.11.15
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*「いのこ」*の日、父が「いのこ鎚」とよばれる藁で作った野球のバットのような物=藁苞(わらづと)を作ってくれました。

夜になると、みんな、それぞれ、いのこ鎚を持って集まります。
そして、



餅~、搗かん家にゃ/鬼産め、蛇産め/角のはえた子産め


と、はやしながら、いのこ鎚で各家のニワを叩くのです。

それぞれの家では、小銭を子どもたちに与えます。

村落の個数は30軒。それを、全部廻ると、子どもの大将は、みんなに、お金を分けます。
駄菓子のオヒネリをくれる家もあって、それも皆で食べます。

しかし、今考えると、いのこの歌って、オドロオドロしていて、こわ~い。

**いのこ**
今日、亥子(いのこ)祭は新暦の11月亥の日になっているが、本来は旧暦10月亥の日。
・・・ことに関西は盛んで・・「亥子節供」の呼び名もある。
亥子の名の起こりはわらないが、もともと休みの日とされていた10月の望の日(15日)を1年12ヶ月の12支にあてはめると、正月を寅として順次送っていく暦の基本から、10月が亥の月にあたるので、その中の日をもって、祭の日としたものかといわれている。

また、猪は多産というところから、女性の多産、稲作の繁栄をかけたものともいわれる。

こうした、刈上祭として、「亥子祭」に対応する行事として、関東から中部にかけての「十日夜(とおかんや)」がある。
旧暦の10月の10日で、この日は春に山から里に降りて田の神となり、農作業を見守ってくれた田の神が再び山に帰られる日だという。
・・・亥子祭と同じように、子どもが藁苞で地面を叩いて回る地打ちの行事が行われる。

また、この日からコタツをですということで、季節の一つの変わり目としたのである。

   「民具の歳時記」岩井 宏實著<河出書房新社>

■追記■
文学の中の「亥の子」
●公家社会においては、亥(猪)は多産であるというところから産育の象徴とされ、この日に亥子餅をつくった。その風は、すでに
「源氏物語」や「蜻蛉日記」にみられる。

●亥の日は月に2回ないし3回あるが初亥を祝うのが普通である。
しかし、江戸時代になると、最初の亥の日は武士、次の亥の日は農民第三は商人と分れて祝う習慣が生まれた。
大阪では近松門左衛門の「心中天網島(しんじゅうてんのあみじま)」に
「おととしの中の亥の子に炬燵明けに祝儀とて・・・」とあり、
井原西鶴の「世間胸算用」にも「中の亥の子を祝う餅の米・・・」と、さすがに商人天下の町だけあって武士に次いで中の亥の日を祝ったらしい。


*亥子は漢字で玄猪と書いて「ゲンジョ」「ゲンジョウ」と読み、これを誤って「ゲンジュウ」ともいった。

     「民具の歳時記」岩井 宏實著<河出書房新社>






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Last updated  2002.11.16 16:58:05
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天地 はるな@ Re:昔語り:父の方言(01/26):追加 ●うんにゃ *否定することば 「うんにゃ、…
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