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理屈をこねまわすよりも活動だ
後藤新平――明治時代の人。内務省衛生局長、満鉄初代総裁、外務大臣、東京市長を歴任するという傑物だが、なぜか歴史の教科書では影が薄い。関東大震災後の東京再建のための都市計画立案の際に大風呂敷を広げたという話が歴史本に載っていたので、一度、伝記を読んでみようと思い立った。
たいした人物である。もともとは医者であるが、板垣退助が暴漢に襲われた際に治療したり、伊藤博文に意見を具申したり、満州における軍部の拡大を懸念する一方、スターリンの理解を取り付けたり、正力松太郎に読売新聞を買収する資金を貸したり、と。
「理屈をこねまわすよりも活動だ」(109 ページ)をモットーに常に現場の陣頭指揮を執っていた人物なので、伝記といっても話が具体的で分かりやすい。
大風呂敷といっても欧米先進国では当たり前の話を提案していただけで、現代の間尺に合わせれば、驚くような内容ではない。時代を 100 年先取りしていたということになる。
岩手県水沢市(現在は合併して奥州市)の出身ということだが、同郷の政治家として小沢一郎がいる。豪腕を振るう土地柄のようである。
■メーカー/販売元 星亮一=著/平凡社/2005年06月発行
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