韓半島分断70年と世界平和統一家庭連合欧州宣教50周年を迎え行われた韓鶴子総裁と文善進世界会長のヨーロッパ巡回が英国ロンドン大会を最後に幕を閉じた。

オーストリア、ドイツに続き、16日（現地時間）、英国ロンドンロイヤルナショナルホテルで開かれた欧州宣教50周年記念大会で文会長は、韓総裁に代わって英国信徒たちに無限の感謝と、真の愛を通じた平和運動の方向を提示した。また、文鮮明·韓鶴子総裁の平和思想に感化されて、500エーカー（202万平方メートル）の土地と20以上の建物を家庭連合に寄贈されたヘンリー·アヴリルマスターズ夫婦にも深い感謝の意を伝えた。寄贈された建物は、現在の家連合の教育施設で使用されている。

ロンドン大会に参加したエキスベスト前議員は「家庭連合は、過去50年の間にヨーロッパ人たちに世界の平和と家庭の価値がどのくらい大切なのかを咲かせた」とし「文鮮明·韓鶴子総裁の世界的な平和活動について感謝している」と明らかにした。

韓鶴子総裁が去る10日（現地時間）オーストリア·ウィーンオーストリア·センターで開かれた「ヨーロッパ宣教50周年記念大会」で、ヨーロッパ信徒たちを励ましている。
家庭連合提供

韓総裁一行は今月末に米国ラスベガスで開催される世界平和教育センターの開館式に出席した後、来月帰国する予定だ。

韓総裁の欧州巡回は家庭連合の新しい平和運動の道しるべを提示したという点で意味が大きい。ヨーロッパでは、スペインに続き、オーストリアでも家庭連合が正式の宗教団体として登録される予定で、現地宣教がさらに活発になると期待される。

韓総裁は、欧州巡回中オーストリアで二度スピーチをした。去る10日、オーストリア·ウィーンで開かれた「ヨーロッパ宣教50周年記念行事」では、宗教的弾圧と共産主義者の攻撃など多くの逆境を耐え、欧州社会に深く根を下ろすことに成功しことについて無限の感謝の意を伝えた。韓総裁は、特に「ヨーロッパ宣教が、50年に渡って根を下ろしただけ現地クリスチャンの信仰を悟らせて新たな宗教革命の狼煙が聞こえるようにしてほしい」と願った。

韓総裁はまた、翌日、ウィーン第3国連事務局で開かれた「国連創設70周年 - 韓半島の緊張関係の解消のために」というテーマの国際カンファレンスにも参加して平和世界の実現のために国連が宗教の役割を積極的に活用してくれることを勧告した。

韓総裁は特別演説で「国連は、過去70年の間、世界の平和への道を導いてきたが、平和と自由の世界はなされなかった」とし「人間中心の考えでは限界がある」と分析した。続いて「神は人間の親であり、親の面倒を見る者はいくら兄弟が多くても一つになるように、人類はそのような道を見つけなければなら」とし「「神中心の人類一家族』社会の実現こそが、地球の平和の確固たる選択肢」と強調した。韓総裁が国連で演説したのは今回が3度目だ。

文善進世界会長（前列のうちスカーフ一人）が去る16日（現地時間）、英国ロンドンロイヤルナショナルホテルで開かれた「ヨーロッパ宣教50周年記念大会」で参加者と一緒に記念撮影をしている。
家庭連合提供

一方、3月に就任後初めての海外巡回に出た文会長は、今回の旅では家庭連合の指導者として成功したリーダーシップを見せたという評価を受けた。

文会長は14日、ドイツ中西部ヘッセンリムブルクアンデルス市役所講堂で開かれた欧州宣教50周年記念行事で演説を介して文·韓総裁の教えを引用して「真の愛を実践し、神の理想世界の建設を早める者」という趣旨のメッセージを伝えた。文会長は、「人類は天の父母様の心情ですぐに接続されている本音に生きなければならない」とし「ヨーロッパは、神の摂理の中枢的役割をしてきたキリスト教の相続財産をもとに、人類のための真の愛と善意永遠の遺産を立てなければならないだろう」と述べた。

巡回イベントを一緒にしたリトルエンジェルス芸術団は、ヨーロッパ3カ国で計6回の公演を広げて「文化使節」の面目を誇示した。ヨーロッパでは「小さな天使たち」が披露した韓国の踊りと歌に惜しみない拍手と歓声を送った。

チョン·ソンス宗教専門記者 tols@segye.com