Performers Radio Station

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2013年11月04日
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日本シリーズが終わりました。

日本一セールに沸く東北地方と違い、東海地方はいつもの振り替え休日。モノづくりな企業にお勤めの方は、いつもの仕事が待っていたと思います。
私の場合は、モノづくり企業勤務ではないものの、勤務ローテが運よく
「休み」
になっていたので、しっかりと休みました。


イーグルスがリーグ優勝を決めてから、何度かブログを更新しました。
内容は、
「過剰なほどの不安症を発症してしまった人のブログ」
でしたが、他面では
「イーグルスが日本シリーズに出場できなければ、それこそ何か、時空に歪みでも発生しているんじゃないか?」
と暴言を吐きたくなるような、
「イーグルス日本シリーズ出場当然論」
を持っていたりしました。

その心配性は、イーグルスが日本シリーズ出場を決めてからも続きました。
「セ・リーグは、ジャイアンツが自然と勝ちあがる、競い合いのない、レベルが年々下がっていくリーグ("パ・リーグよりもレベルが低いリーグ"という意味ではない)」
という感想があるだけに、
「(イーグルスに限らず、戦力が近く競い合いの中で鍛えられた)パ・リーグ代表チームが日本一になる」
感覚を持っているので、余計に心配性になりました。
「己の傲慢さで、本来あるべき結果と違う結果になってはならない」
と。

その考えを持ったのが、あの1989年の日本シリーズ。
今では、
「巨人はロッテよりも弱い」
いう発言。この文言自体は、本人の口からは発せられなかったものの、伝説として今も残る、あの1989年の日本シリーズ。
「この状態の巨人に負けていては、パ・リーグの他のチームや選手に申し訳ない」
という趣旨の発言を、あの哲郎はしたと解釈しているのですが、高校3年生だった自分は、3連勝して、この哲郎の発言を聞いて余裕を持ってしまったのでしょうね。
その後の敗戦で、ある意味
「十字架を背負いました」

ゆえに、
「監督・仰木彬」
が、1996年にブルーウェーブの監督としてジャイアンツを倒し、日本一になった時は、本当に涙が出ました。
1989年に日本一を掴めなかった監督。1996年も3連勝で日本一に王手をかけたものの、4戦目の先発投手に
「また読売を怒らせたか?」
というキャリアの投手を選択し、敗戦。
「こりゃ、また読売の3連敗4連勝があるぞ」
と、在京民放が騒ぎ始めた1996年の日本シリーズ。
だからこそ、
「西鉄ライオンズに選手として在籍した仰木彬が、選手時代に読売に3連勝4連敗を食らわせたからといって、2度も3連勝4連敗を食らってはならない」
と思っていました。

1989年に近鉄バファローズが日本一になれずに、世の中が悪い方向に走っていった。
こういう考えは、バブル経済の崩壊。専門的な言い方をすれば、
「景気後退の軟着陸が出来なかった」
ところで痛感したのです。
「日本経済は、ここまで公定歩合を引き上げても大丈夫である(高金利でカネを借りても、カネを借りるだろうし、返す事が出来るだろう)」
政府関係の頭のいい人たちも、自惚れたのでしょうね。
1989年の日本シリーズで、読売という意味でなく
「東京ブランドが地方に負けた」
という事が現実となっていれば、公定歩合引き上げなどによるバブル経済の大爆発は無かったのではないかと。景気後退も、壊滅的後退ではなく、被害の少ない軟着陸が出来たのではないかと。


21世紀となった2013年。
皮肉なのか、1989年と同じ干支。24年後である2013年。
経済も、一般市民を置き去りにするような暴走状態。
思想も、一般市民を置き去りにするような暴走状態。
オリンピックの招致成功で、東京ブランドがバブル期のように暴走し続けていく展開の中での、イーグルスの日本一。

暴言を吐けば、ここ数年の威勢の良い思想は、近隣諸国の不安定さに加え、
「東日本大震災の不幸を踏み台にして実現した繁栄」
でしょう。
その、
「他人の不幸で、のし上がる連中」
に、冷や水を浴びせる事が出来たのではないか?


イーグルスの日本一は、単なるプロ野球の日本一のみならず、日本のいろいろな部分にまで好影響を与えるのではないか。(明らかなプラスが感じられなかろうが、)一部の人間にはプラスになっても、大多数の市民にはマイナスにしかならない動きを止められるのではないか。
だからこそ、イーグルスを暖かく見守り応援し続けてきた皆様には、頭が上がりません。感謝しています。


イーグルスが日本一になって、本当に良かった。





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最終更新日  2013年11月04日 20時39分50秒
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