Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2005/02/14
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カテゴリ: 言葉
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Last updated  2021/06/13 06:22:36 PM
コメント(11) | コメントを書く


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似たような倉敷弁。  
はなだんな さん
岡山でも言いますよ~、「おいでんせぇ!」。標準語でいう「いらっしゃい」です。
「食べなさい」「行きなさい」が「食べんせぇ」「行きんせぇ」になったりするのも
岡山ことばの特徴ですね。

「早くしなさい」は、倉敷では「はよーしんさい(しんせぇ)」ですが、岡山は
「はよーしねぇ」で金沢とそっくりですね。やっぱり方言は京の都から同心円状に
分布する、ということなのでしょうか。関西人にも「わやくそ」(むちゃくちゃ)
ぐらいなら判りますよね (^_^)。 (2005/02/14 03:10:29 PM)
Re:懐かしの金沢弁/2月14日(月)(02/14)  
小京都金沢はたべものもおいしかったんじゃないでしょうか?
スキーで白馬へ行く時北陸線から廻って電車でいってました。途中、富山で降りて旨いもの食べにいったりしましたが。
雪国のあの陰鬱な空、チーフは嫌ってたけど私は雪がすきでした。ロマンチックな感じもあるし。けど
遊びに行くのと生活するのとはやっぱり違いますね。
白馬は大阪の人が多かったし方言らしい方言覚えてませんけど、第二の故郷ですね。 (2005/02/15 12:02:03 AM)
はなだんなさんへ  
 はなだんなさん、こんばんはー。
 貴重な情報、有難うございました。
意外ですね。岡山・倉敷と金沢で共通点があるなんて…。
方言は、京の都から同心円状に広がったという話は何かで読んだ記憶があります。
何の言葉かは忘れましたが、そういう例があるという記事でした。
昔は、京都が日本の中心だったんだから、当たり前と言えば当たり前ですね。

>関西人にも「わやくそ」(むちゃくちゃ)
>ぐらいなら判りますよね (^_^)。

 「わや(さっぱりわや)」とか「わやくちゃ」とか、
似たような大阪弁で、面白いのがいろいろありますね。
方言の持つ表現の豊かさは、大切にしていきたいと思います。
(2005/02/15 02:33:44 AM)
まつもとちあきさんへ  
 ちあきさん、こんばんはー。

>小京都・金沢はたべものもおいしかったんじゃないでしょうか?

 はい、何でも、めちゃめちゃ美味しかったですねー。
とくに好きだったのは、甘エビ、寒ブリ、コウバコガニ、じぶ煮、イワナの骨酒。
ゴリ(小ぶりの川魚・カジカの地方名)の天ぷらも一応、
高級料理なんですが、僕はそんなにうまいとは思いませんでした。
名物のカブラ寿しも、あまり好きにはなれなかったなぁ…。

>雪国のあの陰鬱な空、チーフは嫌ってたけど、私は雪がすきでした。ロマンチックな感じもあるし。
>けど、遊びに行くのと生活するのとはやっぱり違いますね。

 確かに…。僕も雪が大好き(雪かきもそんなに苦にならなかった)でしたが、
「旅の人間は、雪がいい、いいって喜ぶが、実際に暮らすと大変なんやぞ」と、
地元の人からよく言われました。「陰鬱な空が、我慢強い人間をつくる」とも。
(ホントかなぁ…と思うけど)。

>白馬は大阪の人が多かったし、方言らしい方言覚えてませんけど、第二の故郷ですね。

 白馬は僕も昔、スキーで一度行きました!
新潟・長野あたりの方言は僕は知りませんが、自分が住んだ土地って、
だんだん愛着がわいてきますよね。だから、その土地の悪口言われるのは、
自分が否定されるみたいで、今でもついムキになって反発してしまいます。
(2005/02/15 03:15:12 AM)
こんにちは  
武則天  さん
金沢行ってみたくなりました。
(寒いの苦手だけど…)
金沢は和菓子も有名ですよね。
以前父親が出張で行ったとき、とってもおいしい落雁をお土産に買ってきたことがありました。
(名前忘れちゃったけど…) (2005/02/15 09:13:38 AM)
武則天さんへ  
 武則天さん、こんにちはー。

>金沢行ってみたくなりました(寒いの苦手だけど…)。

 寒さ苦手なら、住むのはちょっと大変だと思うけれど、
遊びに行くならとてもいいところですよ。
とくにお魚好きな人には、最高の街かも。何でも比較的安くて、美味しいし…。

>金沢は和菓子も有名ですよね。以前父親が出張で行ったとき、
>とってもおいしい落雁をお土産に買ってきたことがありました。
>(名前忘れちゃったけど…)

 たぶん、それは「長生殿」っていう名前の落雁のお菓子だと思います。
「森八」っていう地元の有名な和菓子さんがつくってるのが、
とくに有名なんですが、僕は落雁は好みでなくて、同じ「森八」の製品でも、
「千歳」というのがお菓子が一番好きでした(モチモチっとしていて…)。
(2005/02/15 11:04:32 AM)
良い所ですね  
こんにちは。
5年暮らしたんですかー。良き思い出でしょうね。私は2度行きました。一度は、向こうの大学に行っていた友人に会いに(これは30年以上前ですので、はっきり覚えていません)2度目は、3ヶ月前川崎の寮で一緒だった同僚が、実家で術後療養中で、お見舞いを兼ねて車で行って来ました。ひがし・にし茶屋街、金沢城公園、兼六園、卯辰山等散策して来ました。住むのは分かりませんが、情緒がある良い街ですね。 (2005/02/15 01:52:05 PM)
きんちゃん1690さんへ  
 きんちゃん1690さん、こんにちは。

>私は2度行きました。ひがし・にし茶屋街、金沢城公園、兼六園、卯辰山等散策して来ました。住むのは分かりませんが、情緒がある良い街ですね。

 街並みは情緒があって、そこそこの都会。街の規模は徳島市(人口約28万人)よりは大きくて、
今だと50万人くらいかな? 行動圏内はすべて自転車でOKという訳にはいかんけれど、
(第一、積雪の道は、自転車が前に進まんから無理)適度な規模で、そこそこ暮らしやすい街です。

 空気はきれいだし、食いもんは美味しいし、レジャーも、車だと海水浴へは45分、
スキー場へは1時間半くらいでいけるという、嬉しい立地!
これで、あの冬の陰鬱な雲がなければ、言うことないんだけどなぁ…。
(2005/02/16 12:55:30 AM)
その名前だと思います!  
武則天  さん
うらんかんろさん

> たぶん、それは「長生殿」っていう名前の落雁のお菓子だと思います。
>「森八」っていう地元の有名な和菓子さんがつくってるのが、
>とくに有名なんですが、僕は落雁は好みでなくて、同じ「森八」の製品でも、
>「千歳」というのがお菓子が一番好きでした(モチモチっとしていて…)。

あーその名前だったと思います。上品なお菓子でしたよん。甘いものが好きなので、おいしいお菓子のある街に旅したい~(爆)。
(2005/02/17 08:20:57 AM)
武則天さんへ  
 お菓子の名前判明の、お役に立ててよかったです。
僕も、甘いもの結構好きな方ですよ。
ドライ・フルーツとかチョコとかはウイスキーにも
合いますし…。
オススメのお菓子などありましたら、また教えてください。
(2005/02/17 11:16:55 AM)
Re:武則天さんへ(02/14)  
武則天  さん
うらんかんろさん
> お菓子の名前判明の、お役に立ててよかったです。
>僕も、甘いもの結構好きな方ですよ。
>ドライ・フルーツとかチョコとかはウイスキーにも
>合いますし…。
>オススメのお菓子などありましたら、また教えてください。

はいな。お菓子ならどこまでもグローバルな私です。
(2005/02/17 07:41:17 PM)
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 先日、新聞を読んでいて、「方言の良さを見直そう」という特集に目が止まった。「お国言葉を守ろう」という運動も、各地で芽生え始めているらしい。そんな記事を読んでいたら、ふと脳裏に、かつて住んだ金沢で聞いた、
 懐かしい言葉がよみがえってきた。「食べまっし(食べなさいね)」「あんやとね(ありがとうね)」「ゆーたがいや(言ったじゃないか)」……。

 最近は、メジャーな映画でもセリフを方言にこだわった映画が増えてきているが、私は大賛成だ。コミュニケーションには共通語は大事だが、ふだん話言葉まで、標準語である必要はない。言葉はその地方の文化だ。その地域で、長年育ってきた人々の歴史であり、命のようなものだ。どこへ行っても標準語だったら、まったく味気ないではないか。金沢・兼六園

 私は社会人になって初めて地元(実家)を離れ、北陸の金沢( 写真左 は、金沢のシンボル、兼六園)で一人暮らしを始めた。金沢は、ご存じのように加賀藩前田家・百万石の素敵な城下町だ。戦災(空襲)に遭わなかったおかげで、藩政時代の面影をよくとどめている。

 前田の殿様は文化・工芸の振興に熱心で、このため、加賀宝生流の能楽が生まれ、友禅、金箔、蒔絵、九谷焼、輪島塗などという全国に名だたる工芸品も発展した。

 金沢弁(加賀弁とも言うが、厳密には違う)が、どういう発展の経過をたどったのかは、言語学者でないので詳しくは知らない。お隣の富山や福井ともちょっと違う。同じ石川県でも、金沢地方と、加賀地方、それに能登地方ではまたかなり違う。能登は海を通じた交流のせいだろうが、山陰地方の方言とかなり似ている部分もある。

 イントネーションは関西弁に近い部分もあるが、表現や単語(語彙)に共通するものは、数えるほど。思いつく言葉では「なんなん?」(何なの?)、「~ねんて」(~ですよ)、「いきしな」(行く途中)くらいか(これらは、なぜか関西弁でもまったく同じだ)。

 イントネーションが近いのは、おそらくは航空機による行き来がまだ盛んでなかった頃、JR特急「雷鳥」(今は特急「サンダーバード」)による関西圏との経済的な結びつきが強くて、人の行き来が関東圏より関西圏が多かった影響もあるのかもしれない。

 金沢弁と言えば、まず「~まっし」(~なさい)という接尾語が有名。「来まっし」「見まっし」「食べまっし」と、日常的に頻繁に耳にする。「~がや(なのです)」「~やぞ、~ぞいや(なのだよ)」「~うまいじ(うまいね)」「~ねーじ?(ないね?)」など語尾に濁音も多いのも特徴。

 少し間延びした喋り方も独特だ。例えば、「あのぉ~ん、野村せ~んせ~い、きのお~う、会えんかった~からぁ~」なんて、いらちの大阪人が聞いたら「はよ言わんか」と怒りそう。僕は、若い女性に優しい声で耳元で、こんなしゃべり方されたらもうメロメロだったが…。

 日常の単語でも、標準語とは少し違うものがあった。例えば、「きのどくな」=ありがとう、「あたる(あたった」=もらう(もらった)、「がんこな!」=すごいことだね!、「曲がらん」=曲がるよ、「こけ」=きのこ……。

 またまったく独特な言い方をするものも。例えば、「な~ん」=いいえ、「あおくさ屋」=八百屋さん、「おかべ」=豆腐、「かいぶし」=煮干し、「おあんさん」=ご主人、「かーか」=お母さん、「にゃーにゃ」=娘さん、「おゆるっしゅ」=じゃぁね、よろしくね、「いじるかしい、いじくるしい」=面倒な、「かたがる」=傾いている、「1題目」=1番目……(もっとも、テレビや学校で標準語に慣れ親しんだ今の若い世代ではあまり使わないかもしれないが…)。

 とくに同じ単語でも、使い分けが難しいものがあった。「おいでる」という動詞。とくに電話でのやりとりだと要注意だ。「**さん、おいでるか?」という電話があると、それは、「いらっしゃるか?(在席ですか?)」という意味。しかし、「これからおいでるか?」となると、「(こちらに)お越しになるか?」と聞かれている意味。稀に、「**さん、そちらへおいでるよー」と使う人もいる。こうなると、「(そちらへ)行くよー」という意味。

 英語でいう「Be動詞」と「COME」の両方の意味で使い、前後関係で意味が変わる「おいでる」。今となっては懐かしい思い出だが、最初はよく間違って、行き違いの原因にもなった。

 笑い話では、僕の経験談ではないが、酒席で相手から「はよ、しねま!」と言われて、険悪な雰囲気になったなんて話も聞いた。これは、金沢弁ではなく、石川県でも加賀地方の言葉らしいが、「早く、しなさいよ」という意味。突然言われた方は、そりゃ怒っただろうなぁ…。

 金沢には5年暮らした。僕には第二の故郷…。あの冬の陰鬱な空もよく知っている。「雪国暮らしで、あれだけが、どうしても嫌」と言う人もいたけれど、僕はそれでも、金沢と同じくらい、金沢弁を愛している。



















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汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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