Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2006/10/28
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カテゴリ: 音楽
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 ジャズのヴォーカル・アルバムでは聴くのは女性歌手が多くて、男性歌手のアルバムはわずかしか持っていない。別に男性を毛嫌いしているわけじゃないんだけど、ジャズの歌ものは、なぜか女声の方がしっとりくる。Duets: Tony Bennett

 そんな男性ジャズ・ヴォーカルだが、トニー・ベネット(Tony Bennett)だけは別格で、アルバムをいくつか持っていて、比較的よく聴く。

 ベネットはあまり奇をてらった歌い方をしない。原曲のメロディーを大切にしながら歌う、正統派のジャズ歌手と言ってもいいだろう。

 だから、安心して聴ける彼のアルバムは、ジャズ・ヴォーカルの入門アルバムとしてはぴったりかもしれない。

 1926年8月、米国ニューヨーク生まれというから、ことし80歳。10歳の時からステージに立っていたというから、音楽生活はなんと70年!

 「霧のサンフランシスコ」( 写真右下 =同名のタイトルのアルバム)という大ヒット曲の生みの親。そして、80歳にしてなお精力的な音楽活動を続ける偉大なエンターテイナー。その彼が、超豪華なデュエット・アルバムをつくってくれました。

 10月24日に発売されたばかりの国内盤(タイトルもそのものずばり「Duets:An American Classic」)= 写真左上 =を、早速買い求めました(輸入盤には歌詞が付いていません。だから買うなら絶対国内盤!)。I left my heart in San Francisco

 この「Duets」、1曲を除いてすべてデュエット。とにかく共演しているアーチストの顔ぶれが凄い! 長いキャリアもあって、他のアーチストから尊敬されているベネットだからこそ実現できたアルバムだろう。

 ポール・マッカートニー、バーブラ・ストライサンド、ジェームス・テイラー、エルトン・ジョン、ビリー・ジョエル、セリーヌ・ディオン、ダイアナ・クラール、スティービー・ワンダー、エルビス・コステロ、スティング、ボノ、ジョージ・マイケル…と、まだまだいるんだけど書ききれないので、あとはCDを見てください。

 曲は、ベネットが長年歌ってきた美しいスタンダードからの選曲だから、文句なし。唯一、スティービー・ワンダーとは、スティービーの曲「For Once In My Life」を歌っているけれど、これがまためちゃいい感じに仕上がっている。Tony Bennett with Bill Evans

 ベネットは全編とてもリラックスした感じで歌っている。歌の合間には、共演者にジョークを飛ばしたりと実に楽しそうな録音。その雰囲気がまたいい(円熟っていうのはこういうのを言うんだろうなぁ…)。

 しかも20曲も(輸入盤は19曲)入っていて、定価は2520円だから、凄いお買い得感! ジャズ好きな方はもちろん、日頃ジャズを聴かない方でも、きっとお気に入りの1枚になること保証します。

 最後に一つ。ベネットと言えば、以前にブログのトップ・ページで紹介したビル・エバンスとのヴォーカル・アルバム「The Tony Bennett/Bill Evans Album」( 写真左 )も不朽の名盤。名曲「My Foolish Heart」をこれほど美しく歌い上げた歌手を、僕は他には知らない。まだ聴いていない方はぜひこちらもどうぞ!

 80歳にしてなお輝き続けるトニー・ベネット。何歳になっても音楽への情熱を失わず、新しい挑戦をする。僕も、彼みたいなおじいちゃんになりたいなぁ。


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うらんかんろ

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汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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