Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2007/07/03
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 先週末、久しぶり(1年半ぶり)の徳島を満喫してきました。今回の旅は、かつて1998年春から2年半暮らした徳島の、友人やBARのマスターらとの旧交を温めるのが最大の目的でした。2泊3日の旅でお邪魔した素敵な店や出逢った人たちを、順不同で紹介すると――。At CABIN88

 1. 「CABIN88」。 徳島時代にとてもお世話になった店です。ジャズ・ピアニストでもあるマスターのNさんと、ヴォーカリストの奥さんが営む素敵なライブ・スポットです。あまりに居心地が良くて、当時は、週に2~3回はお邪魔してたかも。

 店は数年前に移転し、最近店内もリフォームしましたが、とても素敵な雰囲気で、ジャズのライブハウスのお手本のような店です(壁じゅうに貼られたジャズ・ミュージシャンの写真が素張らしい!)。中年過ぎてピアノを弾き始めた僕は、師匠でもあるNさんに、そして、この「CABIN」に育てられたと言っても過言ではありません(笑)。At CABIN88 2

 久しぶりに訪れてもいつも温かい歓迎。嬉しいなぁ…。僕は昔のようにピアノの前に座り、思う存分ソロや弾き語りをし、そしてセッションも楽しみました(なんとピアニストであるはずのマスターがウッド・ベースをやってくれたのです! 知らないうちに凄く腕が上がってるぅー!!)。

 ここは2日連続で訪れました。初日は昔の友人たちと。楽しく飲んで語り合って、昔よく一緒にやったビリージョエルの曲の歌伴をしたりして…。あぁー、なんだか時計が昔に戻ったような気分。嬉しいなぁ、幸せだなぁ…。AVANTI2

 2. 「AVANTI」。 ここは徳島時代、ピアノBARなどで知り合った友人のHさんが脱サラして開いたライブハウス。1年ほど前にオープンして、案内の葉書をもらったのですが、今回初めてお邪魔することができました。

 この「AVANTI」訪問には、ブログの友人で徳島在住のきんちゃんが付き合ってくれました。きんちゃんは、昔フォーク・バンドでギターを弾き、歌をうたっていただけあって、とても話が合います。洋楽に強いのも嬉しいです。

 「AVANTI」は想像してたより広く、40人くらいは入れそうです。ライブはジャズにこだわらず、ノン・ジャンル。訪れた時間が早かったことあり、貸し切り状態。僕にとっては、とても嬉しい“環境”です(笑)。AVANTI

 Hさんとは7年ぶりの再会です。ここにお邪魔するのが夢でした。ほんとに「えっとぶり」(徳島弁で=久しぶりの意)でしたが、僕をすぐに思い出してくれて、再会を喜んでくれました。

 「AVANTI」では心ゆくまで弾き語りをして、きんちゃんの歌伴もできました。この日歌伴したのは、順不同で「A Place In The Sun」「Our House」「Can't Help Fallin' In Love」「Smoke Gets In Your Eyes」「Too Young」「Cotton Fields」「Mr.Bojangles」等々だったかな…。きんちゃんからリクエストのあった「Danny Boy」は、次回への宿題に残りました。

 きんちゃん、とても楽しい歌伴でした。また練習しておきますので、次回もまたよろしくお願いしまーす(次回はバックでドラムもたたいてねー)。At Swing

 3. 「SWING」 。秋田町にあるジャズのライブハウスです。ここでも嬉しい再会がありました。ママのKさんとは徳島に赴任直後から、もう10年近い付き合いですが、明るく親切な人柄が最高で、ヘンな意味じゃなく、めちゃ大好きな人でーす。

 僕はこの店でジャズについていろいろ学んだし、いろんなアーチストの素晴らしい、上質のライブも観たし、ある意味こんな居心地のいいBARはありませんでした。僕が、ジャズを心底好きになったきっかけを与えてくれた店かもしれません

 昔は少し離れた場所に店はありました。今は場所は変わってしまったけれど、ママの笑顔を見ていると、昔の店で気持ちよくなごんでいるような気がしてくるのがとても不思議です。

 今の僕の実力ではとてもできないけれど、いつの日か、「SWING」でライブができるくらいの力をつけたいです。一生懸命練習するための励みになるような店です。僕がライブをするその時まで、ママ待っていてねー。セント・パトリック

 4. 「St.Patrick(セント・パトリック)」 。ここは昔「Full House」という名のジャズBARでした。時々ライブもやって、グランドピアノもあったので、僕はよく練習させてもらいました。

 その「Full House」時代に雇われマスターだったMさんが、今度は自ら開いたのが、この温かい雰囲気の素敵なアイリッシュ・パブです。徳島で唯一の、まともなビア・パブと言っていいかもしれません。

 徳島では珍しく生ギネスも飲めるし、ベルギー・ビールもいろんな種類も置いています。しかしいかんせん徳島市(人口約26万人)程度の規模の街で、酒の消費人口を考えると、当たり前かもしれませんが、厳しい一面もあります。「1杯千円の生ギネスを飲むより、普通の生が2杯飲める方がいい」と言う人が多いのも事実です。

 徳島には少ない、ややマニアックな「ビールこだわり層」を狙って「St.Patrick」は若干苦戦しています。気さくで素晴らしい人柄のMさんだけに、ぜひ成功してほしいと願っているのですが、さてどうすれば打開の道はひろげられるか、です。Mさん、頑張って!Bar Kohno

 5. 「Bar鴻(こうの)」。 今回訪れた店の中では、唯一のオーセンティックBAR。この店とももう10年近い付き合いです。

 マスターのKさんは昨年、NBA(日本バーテンダー協会)の全国コンクールで見事、創作カクテル部門で1位(総合でも3位)に輝いた素晴らしい実力の持ち主です。

 でも最近はいかんせん、Bar鴻に来る時間帯になると、かなり出来上がってしまっていて、お酒の味わいを十分に楽しまずに飲んでいるような気がします(Kさんごめんなさい)。

 この夜、Bar鴻では、美味しい「やまもものカクテル」をいただきました。「やまもも」は徳島などが名産地となっている珍しい果物です。外見は大型のラズベリーっぽいけれど、味わいはスモモやプラムにも似ている。でも甘味もあって、酸味とのバランスがとてもいい果物です。Figaro

 Kさんにはこのカクテルだけでなく、生の「やまもも」そのものも味わわさせていただきました。「塩を少し付けると旨いんですよ」とKさんが言うから、その通りにしたら、ほんとに旨かったです。

 残念ながら、この「やまもも」は6~7月の2カ月くらいの間しか市場に出回らないとのこと。もちろん、帰りには八百屋さんで買って帰りましたよー。

 6. 「Cafe&Rest Figaro」。 昔、徳島時代によくお邪魔したワインBARのマスター、Tさんが美味しい料理(イタリアンがメインです)も食べられる素敵なカフェを開きました。Figaroでデザート

 Tさんと会うのは4年ぶりくらいです。少しふっくらして貫禄の出たTさんですが、料理の腕は相変わらずさすがです。美味しいパスタをいただき、豪華なデザートまでサービスしてくれました。Tさん、有難う!

 Tさんは10月頃を目標に、別の場所におしゃれなBARを開く計画もあるそうです。持ち前の器用さを生かして内装まですべて自分で手がけたTさんだけに、新しい店も期待が持てます。再訪する楽しみがまた一つ増えました。

 7. お鯉さんと出会う!  市内の「阿波銀プラザ」というギャラリーで知り合いの写真家・Nさんが、お弟子さんと一緒に個展を開いていたので、懐かしい顔見たさにお邪魔しました。お鯉さん

 すると会場に、阿波踊りの唄い「阿波よしこの」の第一人者の「お鯉さん」=本名・多田小餘綾(こゆるぎ)さん→徳島では「人間国宝」みたいな方です!=がいらっしゃるではありませんか! 

 100歳になる「お鯉さん」は車椅子に乗っていましたが、長年鍛えた大きな、しっかりした声は変わらず、来場者の前で一曲歌ってくれるサービスまで。何たる幸運。ほんとツイてるなぁ…、僕って。

8.末尾になりましたが、このほかの徳島で再会し、お酒や演奏に付き合ってくれたKさん、Oさん、Jちゃん、ベースのFさんら、素晴らしい皆さんにも感謝でーす。友情に乾杯!

【CABIN88】 徳島市栄町1丁目50 言問ビル3F 電話088-655-7888  【AVANTI】 同栄町1丁目50 言問ビル2F 656-2570  【SWING】 同秋田町2 三共ビル2F 622-9669  【Bar鴻】 同栄町1丁目67-2 橘ビル3F 624-0067  【St.Patrick】 同富田町2 坂本ビル2F 655-1104  【Figaro】 同東新町2-22 654-0121(営業時間、定休日等は各店へお問い合わせください)

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Last updated  2007/07/03 01:04:41 PM
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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
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