Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2009/01/14
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カテゴリ: 今宵も、BARへ…
【前書きの前書き】
 BARという空間をあまり知らない人から、時々、「BARに行って飲む際のイロハを教えてください」と言われることがある。僕だって、BARについて何でも知っている訳ではない。イロハ(基本)を語るなんて僭越だと、これまでは思ってきた。

 でも僕ももう、30年余、BARという空間と付き合ってきた。まだ全国制覇とはいかないが、各地のいろんなBARを巡ってきた。数多くのマスターやバーテンダー、バーテンドレスと出会ってきた。訪れたBARの数で言えば、相当なものになる。At the Bar

 もうそろそろ、少しくらい偉そうなことを言ってもいいんじゃないかと…。そして同時に、これから少しずつ「大人の階段」を上って、さまざまなBARと出会っていく若い世代に、BARという場所・空間との付き合い方を語り継いでおきたいとも思うようになってきた。

 これから始まる連載「私的BAR入門講座」は、主として、これからBARとの付き合いを始める人たちや、まだBARと付き合って日が浅い人たちを念頭に綴(つづ)ろうと思う。ここで言う「BAR」とは「オーセンティックBAR」のことである。

 「オーセンティック(Authentic)」とは直訳すれば「本物の」「真正な」「信頼のおける」という意味であるが、簡単に言えば、(1)カウンターがあって雰囲気も良くて(2)美味しいお酒を楽しめて(3)納得できる料金でまっとうなサービスが受けられて(4)カラオケはなく、接待役の女性もいない--BARのことを言う。

 全体の構成が固まっている訳ではないので、全部で何回になるかは、終わってみないと分からない。それを最初にお許し願いたい。この「入門講座」が、これからBARをよりもっと知りたい、BARとの付き合い方を学びたいという若い世代の役に立ち、BARという空間を愛する人が1人でも多く増えることを願ってやまない。

◆その1(前書き):BARはルールのある公共空間である

 BARは酒場ではあるが、紳士・淑女の社交場でもある。現代のBARにいつも紳士・淑女がやって来るかはともかく、社交場であることには違いない。そして社交場である以上、そこは公共の(パブリックな)空間である。そこで飲むには当然、ルール、マナーというものがある。

 BARはくつろぎの空間。だが、決して自宅のリビングルームの延長ではない。カウンターやテーブル席で、くつろぎ、なごむのもいいが、他人も一緒にいる以上、最低限のマナーは必要である。貴方がBARで飲む時には、これをまず十分わきまえ、忘れないようにしたい。

 本当にBARの醍醐味を味わいたければ、本当に旨い酒を心地よく飲みたければ、できれば1人か、多くても2、3人以内で行ってほしい。大人数やグループで行くのは決してお勧めしない。大人数で飲みたのなら、キャパの広いカジュアルなサロンBARやダイニングBAR、あるいはパブのような所へ行けばいい。

 大人数で行くと、BARの雰囲気を楽しむというよりも、酒を味わうというよりも、会話をすることが目的化してしまう。また、大人数だと話題が分散し、離れたところに座る仲間に話しかけるため、声が自然と大きくなる。

 そして、時として盛り上がって、相乗効果もあって大声で騒いでしまい、周囲のひんしゅくを買うことになる。他の客はBARという空間を楽しみ、酒を美味しく味わうことができなくなる。そういう心配もあって、最近では「5人以上の客はお断り」というBARも珍しくない。

 くどいようだが、BARは静かな雰囲気の中、酒や会話を楽しむ場所である。大人数で騒ぎたいなら、居酒屋へ行くかスナックを貸し切るのがいい。BARに足を踏み入れる時は、可能な限り1人か少人数で訪れたい。

〈「その2」へ続く〉

【おことわり】 写真は、本文内容とは直接関係ありません。

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Last updated  2010/08/21 08:01:13 PM
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うらんかんろ

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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
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