Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

2016/08/03
XML
カテゴリ: カクテル
 Bar UKではこの春以来、1~2カ月に一度のペースで、1890年代~1950年代のクラシック・カクテルで、今ではほとんど忘れ去られているカクテルを紹介して、メニューに加えていっています。8月は「エル・ディアブロ(El Diablo)」です=写真(ライムのカットは、パリのホテル・バーテンダー、Maxime Hoerth氏に教えてもらったのを試しました)。

 1940年代に米カリフォルニア州オークランドの無名のバーテンダーが考案したと伝わるテキーラ・ベースのロング・カクテルです。「Diablo」とはスペイン語で「悪魔」の意味ですが、そんな怖い名前に似合わず、テキーラとカシスの相性の良さを再発見する爽やかな飲み口です。

 標準的なレシピはベースのテキーラ(40ml)に、ライム・ジュース(10ml)、クレーム・ド・カシス(20ml)を加え、最後はジンジャー・エールで満たし、ライム・スライスを添える(ビルド・スタイル)。

 この「El Diablo」が登場する最も古い文献は、「マイタイ(Mai-Tai)」の作者と伝わるあのビクター・バージェロン(Victor Bergeron)が1946年に著したカクテルブック「Trader Vic’s Book of Food and Drink」です。当時は「Mexican El Diablo」という名でしたが、レシピは現代のものとほぼ同じです。

 ※国内外ともに「El Diabolo」と表記しているカクテルブックも散見されますが、これはほぼ間違いなく誤記です。

 ちなみに、これまでにメニューに登場済みのクラシック・カクテルは以下の通りです。

.ベボー・カクテル(Bebbo Cocktail)
 ジン、オレンジ・ジュース、レモン・ジュース、ハチミツ

2.ピスコ・サワー(Pisco Sour)
 ピスコ・ブランデー、レモン・ジュース、シュガー・シロップ、アンゴスチュラ・ビターズ、卵白


3.メアリー・ピックフォード(Mary Pickford)
 ライト・ラム、パイナップル・ジュース、マラスキーノ・リキュール、グレナディン・シロップ、レモン・ジュース


4.ブザム・カレッサー(Bosom Caresser)
 ブランデー、コアントロー、グレナディン・シロップ、卵黄、お好みでナツメグパウダーを

【Bar UK】  大阪市北区曽根崎新地1-5-20 大川ビルB1F 電話06-6342-0035 営業時間 → 平日=午後4時~10時半(金曜のみ11時まで)、土曜=午後2時~8時半、定休日=日曜・祝日、別途土曜に月2回、水曜に月1回不定休(月によっては変更されることも有り)。店内の基本キャパは、カウンター7席、テーブルが一つ(4~5席)。オープン~午後7時まではノーチャージ、午後7時以降はサービス料300円

こちらもクリックして見てねー! 【人気ブログランキング】






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020/06/22 08:59:06 AM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

うらんかんろ

うらんかんろ

Comments

kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

Free Space

▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

神戸の残り香 [ 成田一徹 ]
価格:1980円(税込、送料無料) (2021/5/29時点)


▼コロナ禍の家飲みには、Bar UKのハウス・ウイスキーでもあるDewar's White Labelはいかが?ハイボールに最も相性が良いウイスキーですよ。 ▼ワンランク上の家飲みはいかが? Bar UKのおすすめは、”アイラの女王”ボウモア(Bowmore)です。バランスの良さに定評がある、スモーキーなモルト。ぜひストレートかロックでゆっくりと味わってみてください。クールダウンのチェイサー(水)もお忘れなく…。

Favorite Blog

「続^4・麦めしと塩… はなだんなさん

LADY BIRD の こんな… Lady Birdさん
きのこ徒然日誌  … aracashiさん
きんちゃんの部屋へ… きんちゃん1690さん
猫じゃらしの猫まんま 武則天さん
久里風のホームページ 久里風さん
閑話休題 ~今日を… 汪(ワン)さん
BARで描く絵日記 パブデ・ピカソさん
ブログ版 南堀江法… やまうち27さん
イタリアワインと音… yoda3さん

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: