Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

2021/10/18
XML
カテゴリ: ITTETSU GALLERY
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
 成田一徹・バー切り絵作品集
『NARITA ITTETSU to the BAR』
完全改訂増補版 発刊記念!
 ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(370)




  ベルツとスクリバ  1992年
 ※最後にもう一度2回だけ、フリーライター・木村克彦氏の連載「赤ひげ異人伝」(医師向けの季刊誌「ドクターズ・シエスタ」誌上)にお付き合い頂きたい。きょうは第5回目に添えられた主人公たちの肖像画である。
 エルウィン・フォン・ベルツ(1849~1913)=上=とユリウス・カルル・スクリバ(1848~1905)=下。ともに明治の初期、新政府のお雇い外国人教師として来日。ほぼ同じ時期に東京大学医学部に在籍し、それぞれ内科学、外科学を教えた。この連載の第363回で取り上げたミュルレルとホフマンの次世代の教官として、日本での西洋医学移植のアンカーとして尽力した。
 ミュルレルとホフマンが短期間の滞在だったのに対して、この二人は30年近く日本に留まり、ともに日本人の妻を得て、スクリバに至っては日本に骨をうずめた。
 ベルツの功績は多岐にわたる。数多くの寄生虫病の原因究明、脚気やハンセン氏病の治療・研究、蒙古斑の発見、なかでも温泉療法の推奨には力を入れ、草津温泉にたびたび通った。温泉従業員のために処方した皮膚病の治療薬「ベルツ水」(グリセリンカリ液)は商品化され、今なお販売されている。
 一方、スクリバは外科医として見事な手腕を発揮し、脳の開頭、乳がんなど数々の難手術をこなしたという。明治24年(1891年)の濃尾大地震では、現場に急行し、先頭に立って負傷者の治療にあたるなど災害医療にも貢献した。三男は帰化して、「須栗場」の姓を名乗り今も子孫が健在という。東京大学の本郷キャンパス構内には、2人の医学教育への貢献をたたえた銅像も建てられている。
 なお、ベルツが残した日記は「ベルツの日記」として岩波文庫から刊行されているが、「為政者の言葉に流されやすい日本人の気質」を早くも指摘するなど、いびつな形で進んだ明治の近代化、民主化に対する皮肉に満ち溢れ、その後の軍国主義日本の破滅を予感させるような内容にもなっている。
(以上、Wikipediaなどを参考に記しました)。



◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします (著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。

※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、 こちらへ

★こちらもクリックして見てねー! 【人気ブログランキング】






PR

Profile

うらんかんろ

うらんかんろ

Comments

kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

Free Space

▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

神戸の残り香 [ 成田一徹 ]
価格:1980円(税込、送料無料) (2021/5/29時点)


▼コロナ禍の家飲みには、Bar UKのハウス・ウイスキーでもあるDewar's White Labelはいかが?ハイボールに最も相性が良いウイスキーですよ。 ▼ワンランク上の家飲みはいかが? Bar UKのおすすめは、”アイラの女王”ボウモア(Bowmore)です。バランスの良さに定評がある、スモーキーなモルト。ぜひストレートかロックでゆっくりと味わってみてください。クールダウンのチェイサー(水)もお忘れなく…。

Favorite Blog

おことわり。 はなだんなさん

LADY BIRD の こんな… Lady Birdさん
きのこ徒然日誌  … aracashiさん
きんちゃんの部屋へ… きんちゃん1690さん
猫じゃらしの猫まんま 武則天さん
久里風のホームページ 久里風さん
閑話休題 ~今日を… 汪(ワン)さん
BARで描く絵日記 パブデ・ピカソさん
ブログ版 南堀江法… やまうち27さん
イタリアワインと音… yoda3さん

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: