Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

2022/01/02
XML
カテゴリ: ITTETSU GALLERY
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
 成田一徹・バー切り絵作品集
『NARITA ITTETSU to the BAR』
完全改訂増補版 発刊記念!
 ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(443)




  雑煮と酒器(屠蘇器)  1990年代前半
 ※本日も「正月三が日」をテーマに、新年の食卓には欠かせない雑煮と酒器の絵を。いずれも自著の切り絵技法書での「作例」として制作された。「雑煮」のルーツ、由来については諸説あり、定かではない。以下は、Wikipediaからの受け売りである。
 「雑煮」という言葉が登場するのは室町時代。元来は武家由来の料理で、「烹雑(ほうぞう)」とも呼ばれていた。武家の雑煮は、餅と菜を一緒に取り上げて食べるのが習わしで、「名(=菜)を持ち(=餅)上げる」という縁起担ぎでもあったという。この料理が次第に武家社会において儀礼化していき、やがて一般庶民に普及していったという。
 餅を主体とする雑煮が全国的に広がっていった背景には、交通網や情報伝達の発達もさることながら、石高制に基づく幕藩体制によって各地域で灌漑設備の整備や新田開発等が進み、畑作から米作主体へ転換していった影響が大きいとされている。
 雑煮に入れる餅は焼き餅や煮餅、生餅など地域ごとに違いがあり、形も角餅と丸餅の二つに分かれる。餅以外の具の代表的なものとしては、豆腐類、芋類、鶏肉、鴨肉の切身または肉団子にしたもの、青味(小松菜やほうれん草)、彩りを添えるための人参、蒲鉾、海老など、香りに柚子、三ツ葉などがある。
 つゆは地域によって色々。澄まし仕立て、塩味仕立て、醬油味仕立て、白(または赤)味噌仕立てなど様々なつゆの形が見られる。東日本では角焼き餅を入れたすまし仕立て、西日本では丸餅を茹で味噌仕立てにするのが一般的ではあるが、地方により様々な差異がある。
 ちなみに、我が家は昔から、焼いた丸餅、鴨肉、生麩、かまぼこ(紅白2種)、三つ葉、柚子皮を入れる。つゆは関西で一般的な白味噌仕立てではなく、関東風のすまし仕立てという「東西融合」のスタイルが定番となっている。
 一方、正月の酒器と言えば、「お屠蘇」を頂く屠蘇器が代表的。数種の薬草を組み合わせた屠蘇散(とそさん)を日本酒、味醂などに浸して作る。元々、中国・後漢時代に生まれた薬草酒がルーツで、「蘇」という悪鬼を屠(ほふ)ることを願って「屠蘇」と称されるようになったという説がある。
 日本には平安時代初めに伝来したとされる。中国にルーツを持つ「屠蘇」だが、現代の中国では正月に呑む習慣は見当たらないという。日本では、宮中や貴族からやがて武家や庶民の間にも伝わるようになったが、現代では廃れてしまい、普通の日本酒を屠蘇代わりにしている家庭が多いだろう。



◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします (著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。

※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、 こちらへ

★こちらもクリックして見てねー! 【人気ブログランキング】






PR

Profile

うらんかんろ

うらんかんろ

Comments

kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

Free Space

▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

神戸の残り香 [ 成田一徹 ]
価格:1980円(税込、送料無料) (2021/5/29時点)


▼コロナ禍の家飲みには、Bar UKのハウス・ウイスキーでもあるDewar's White Labelはいかが?ハイボールに最も相性が良いウイスキーですよ。 ▼ワンランク上の家飲みはいかが? Bar UKのおすすめは、”アイラの女王”ボウモア(Bowmore)です。バランスの良さに定評がある、スモーキーなモルト。ぜひストレートかロックでゆっくりと味わってみてください。クールダウンのチェイサー(水)もお忘れなく…。

Favorite Blog

おことわり。 はなだんなさん

LADY BIRD の こんな… Lady Birdさん
きのこ徒然日誌  … aracashiさん
きんちゃんの部屋へ… きんちゃん1690さん
猫じゃらしの猫まんま 武則天さん
久里風のホームページ 久里風さん
閑話休題 ~今日を… 汪(ワン)さん
BARで描く絵日記 パブデ・ピカソさん
ブログ版 南堀江法… やまうち27さん
イタリアワインと音… yoda3さん

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: