ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

May 8, 2009
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 往年のスタンダードの名曲をピアノでジャズっぽく弾けたら楽しいだろーなーと思う昨今。せっかくアメリカに住んでるわけだし。
 でも、つい何年か前まで、僕はアメリカの音楽なんてほとんど興味がなかった。

 今ピアノを教えていただいてる師匠からは、同じ曲をいろんな人の演奏や歌で聴き比べてみなさい、と言われてるので、ネット上で検索したりCDを聴いてみたりしてるのだけれど、名曲と言われるものをほとんど網羅して録音してる人物がいることに気づく。
 フランク・シナトラ。

 シナトラの歌は今まであまり聴いたことがなかった。僕はどちらかというと ナッキンコール派 だし、子どもの頃から、周りにやたらと「マイウェイ」を絶唱したがるおじさんたちが何人もいて、軽いトラウマになってたのかもしれない。
 それに、マイウェイって、フランス語の原曲(シャンソン)もなおさら好きになれない。 クロード・フランソワがせっせと「カムダビテューダ」とか歌っちゃうやつ 。妙に可笑しくて吹き出してしまう。←チョー失礼

 でも、最近、シナトラの良さが少しずつわかってきた。ちょっとした「こぶし」とか、けっこう計算されてる?
 今では絶対に流行らないような、フルオケをバックに従えたこってりブ厚い音作り。懐かしくもあり普遍的、不変的でもあり。

 詞の内容といい、曲調といい、若造には到底歌いこなせないであろう難曲が多い。酒と煙草とオンナに溺れる ちょいワルおやじ であることがシナトラを歌うための必要十分条件?
 例えば、「It Was A Very Good Year」とかいう曲は特に渋い。
 あんなに毛嫌いしていた「マイウェイ」だって、気合い入れて歌詞を聞き取ってみると、すごく奥深い曲であることがわかる。

 苦手だったはずのシナトラの歌を今になってしみじみと聴き込んでるなんて、我ながらすごく意外。それって、単に年をとったということなのか、あるいは自分が着実にアメリカ人化してきてるということなのか。ヤバイ。

 そういえば、ニューヨークマンハッタンの対岸にシナトラの生まれ育った地がある。僕もしょっちゅう出没する地域。そこにはシナトラ公園だのシナトラ通りだのがあって、在りし日の氏の面影を強引ながらも身近に感じられる。

my way.jpg <動画>英国の若者が歌う「マイウェイ」@ロイヤルアルバートホール





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最終更新日  May 9, 2009 08:44:19 PM
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