点より線

Oct 31, 2007
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テーマ: 海外生活(7808)
カテゴリ: カテゴリ未分類
冬時間になると、途端に日が短くなるのを感じます。
明日11月1日は、万聖節の祝日。
金曜日を有給休暇を取れば、日曜日まで四連休です。
そんなからか、今日は何時もよりも早く家路につく人が目立ちました。

キリスト教圏の国では、日本のお盆の様に、全ての死者を祀るこの日にお墓参りをするのが、古くからの伝統です。
だからか、この時期花屋の店先には、色とりどりの花が並べれています。

特に菊の花。
黄色の菊の花なんて、とても日本的情緒を感じさせるのだけれど、こちらでも好まれるのかしら?日本でもお墓参りは、菊の花が相場になっているけれど、こちらも同じ?

学生時代に知ったリヒャルト・シュトラウスのリート『万霊節』を、この時期になると何とはなしに口ずさんでしまいます。
万霊節になると、亡くなった恋人と過ごした曾ての美しい思い出が蘇る事を謳ったフォン・ギルムの詩に、美しい旋律と共にシュトラウス特有のハーモニー進行がこの歌曲の奥行きを深くしています。

日本にいた頃、この歌曲の意味を分かったつもりでも、神髄までは理解していなかった…。
それは、もちろん年齢的未熟さからもあるけれど、風土の違いによるものもあったのだろうと思います。

11月1日が近付き、花屋の店頭に飾られるのは、華やかではなく地味な花。
死者の魂を静かに受け入れ想う日。そしてそれを弔う花は、何処でも同じなのかも知れません。
だからそんな花を街で見かけるようになると、シュトラウスのこの歌が、口について出てくるのです。

嗚呼、ことしも又この時期なんだな、と思いながら…。






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最終更新日  Nov 1, 2007 09:49:47 AM
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