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里道管理業務員 なる職責があるのも、知らなかったが、(市も面白い職員を抱えているもの・・・)例により、来訪の意を説明すると、そのおっちゃんにとっては、既に三十数年同市市民税を払っているH氏などは昨日か今日、引っ越してきた新米住民にしか見えないらしく、軽く手招きし、ペラペラと同地区の経緯をしゃべり始めた・・・
こちらが持っている資料と言えば、市の詳細図として、各小学区毎の区域図・・これは毎年、住民に配られる地図で細かく、丁目番地も載り、各戸主の名前も入り、各町内会名、から町内会長の家には◎マークも入り、マンションであれば名前以外に号室まで記入してある優れもの・・(毎年重宝しているが・・貰う時期で去年の会長宅だったりする・・)まぁ、便宜上、ゼンリンの住宅地図に手を入れたモノといってしまえばソレまでですが・・、
勿論細い路地も、里道も載っており、H氏が町内会長の当コーポ周辺の向かいの民有林内にも、その里道ははっきり記入されている。(コーポ前道より、山林を斜めにうねって右手住宅で切れている・・この住宅も数年前に同じ土地の持ち主が切り売りして違法建築気味に建売りしたばかりだが・・・)

おっちゃん、ニヤリと笑って見せてくれたのが、同場所の、所謂公図という奴
同コーポ前道路にも何やら地番が付いており、これは前から聞いていた様に、この道は私道で、我々住民が通行許可替わりに金を払って通れる道・・(実質的には本来とっくの昔に市道化すべき所、なにやかやと、市が持ち主から脅されて、よう買い上げしきれていない道・・この坂道の上奥には750世帯(2000人)近い人が、買い物通勤通学に利用しているにも関わらず、今時こういうだらしない市もあるんですヨ、方々)
その私道上にだけ里道のかけら道が何故か赤く残り、民有林内は、消しゴムで消した如く、里道は消えてしまっております。・・里道は昔から赤く書かれており・・ゆえに別名”赤道”と言うんだそうで・・
「ナンデコウナルノ?」と昔テレビで聞いた台詞でおっちゃんに尋ね「だれぞ、此処の住民の許可印でも貰ったのか?」
と聞くと、おっちゃん曰く「現在住んでる住民の意思に関係ないの!、昔ここらで百姓やってた人らが、山道の場合は実行組合、脇を流れるどぶ水の場合は水利組合いうてな、その人らの同意と判子貰って、県の土木事務所に申請したら、そうなるの!」とニヤリ
「それ一種の土地泥棒違うん?少なくとも、里道いうて今まで土地税金も払うてないわけやし・・」と逆らうと、流石にムッとして、「異議申請や取り消し訴訟おこしなはれ!大方100万円位かかりまっけどな!、大概あんたらが負けよりまっさかいに!」と広げた公図をバタバタっと閉じ、さっさと向こうへ、「その公図コピーくれまへんか」と、なを食い下がると 「法務局へ行きなはれ、金払うたらくれまっさかい」と、もう相手もしてくれません・・
いうなら、この人達は里道や、どぶの水路は自分らのモノと思っており、新米の後から来た住民には、関係ない、自分らの小遣い稼ぎの道具と思っているのがありあり!、ましてや、その結果本来は元々入会地で、里道が入り乱れ、土地としては二束三文だったのが、結果付加価値がべらぼうに持ち主に付き、金にしようと売りに出されようが、辺の山林がなくなろうが、知ったこっちゃ無いのでしょう(勿論判子料はたんまり頂いてるのでしょうが)・・・
その証拠に、その山林に接して、宗教法人のお寺の境内があるのを訪ねると「あぁ、あの寺な、昭和24年頃、土地買うて、そこへ建てた,新しい寺ですわ!」とまるで、昭和24年でも、新参者扱い・・これじゃ三十年住民税払ってる住民など、昨日今日の新米扱いする訳ですわ・・・
止む無く、市役所から車で数分の法務局へより、同地の公図を購入、今の所、元の持ち主ままを確認。
ついでに、明治期最初の土地租税にあたり、申請させた古地図を許可を貰って写真撮影・・(白黒コピーで購入もしましたが、所謂里道・・赤道・・がそれでは良く判らない為)あちこち破れた年代物でしたが、例のヤマモモの木の周りは、濃く太く描かれ、明らかに”入会地”の風格、途中、地図が破れて白くみえますが、右(東)方向に私道とは別れ山手に細く里道が、今も実を成らせる柿の木や栗の木(今はない)沿いに続いていたのが見て取れます・・・。
山地は青く塗られ、村境の尾根から向こうはそのままの土色に塗られています。
ほんまに日本という国は、こんな虫の良い既得権益には、誰も文句も言わず、逆らえないのか、疲れがどっと出たことでした。
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