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伊豆の山々 月淡く 灯りにむせぶ 湯の煙 ああ 初恋の 君を尋ねて 今宵またギターつまびく 旅の鳥
ご存知、野村俊夫作詞の 古賀メロディの代表作 。 唄うは 近江 俊郎 (おうみ としろう) 「湯 の 町 エ レ ジ ー」
といっても最近の人は「全然知らないな~?」 でしょうが、昭和23年発売と共に1年で40万枚、最終的には100万枚近い大ヒットになった。
明けても暮れてもこの曲ばかりだし、出だしのギター前奏が大人気となって、 それを弾きたいばかりにギターを買った人も多かった筈・・
我が家にあったギターでこれを弾く為、小倉中学(学制が変わって高校)在学中の長兄は、どこかで、五線譜に曲を写してきて、帰宅後練習をしていた。
真面目な長兄の割りに、学校で軽音楽部に入り、この曲で演奏会をしたのかどうか迄知らないが、兎に角、硬派な先生の多い学校では「 軟弱で碌なモノにはならん !」と睨まれていたらしい・・
長兄が、自宅でギターを抱えてこの曲を練習していると、突然、庭木を掻き分け、知らない同好の士らしき人が庭に入り込み、兄と、音楽談義しながら楽しそうに練習していたのを思い出す。
小学校に上がるか上がらない頃のH氏にとって、ギターは、妙なるメロディーを奏でると云うか 音が出る不思議な道具であった。 抱える・・というより、畳の上に寝かせて、弦をジャンジャン弾くだけで、結構楽しかったし、長男のやる動作をいつも観察していた。
11歳も離れた長兄故、手取り足取りで教えてくれた覚えはなく、時折在宅中に「そこは違う、ちょっと貸してみ~」程度の教えかただったが、どうにか見よう見まねで、完全にこの曲が弾けるようになったのは、中学を通り越して、高校時分には、ほぼ全曲弾けるようになっていたのは、自然な成り行きで、
初心ギタリストの憧れる、映画 「禁じられた遊び 」のテーマ曲 「 ロマンス」 も、同時期には弾けるようになって、
その頃小倉高校には 軽音楽部はなかったが 、はやっていた、ラテンミュージック「 情熱の花 」等と一緒に謝恩会の節に披露し、喝采を浴びたのは忘れられない・・
H氏が同期の仲間に、軟派な印象を植え付けたのも、その為だろうが、結局、ギターを爪弾いて、 女性にもてた事は残念な事に一度もないまま・・でしたね~
大学時も下宿で閑な折はいつも弾いていたが、後にブームとなる フォーク狂いにまでは 至らず、あくまでクラシックギターとまりで、フォークの伴奏位はマイナーを覚えて弾いていたが、そこから進歩しなかったのは、楽才がその程度だったからだろう・・
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