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二本立て映画は「デボラ・カー」シリーズだったとは!・・
そんなこんなもあって、かたやミュージカル、かたやシリアスな戦時映画と 変な組み合わせ映画
を同時に見た訳だが・・・。
もう一本の「 地上より永遠に
」ご覧になった方はお分りの如く、中学生には、かなり難解な映画をよく見たものだ。
1953(昭和28)年パラマウント映画配給だから、その時見たのは昭和32(1957)年・・発表後4年のリバイバル上映だった事になる
1941年夏のハワイ・ホノルル基地に赴任してきたラッパ手プルー( モンゴメリー・クリフト
)は、上官に逆らったことから孤立無援となっていく。
唯一彼をかばうアンジェロ( フランク・シナトラ
)は営倉入りとなり、残忍な主任(アーネスト・ボーグナイン)に虐待される…。
軍隊の非人間性を鋭く突いた名匠フレッド・ジンネマン監督の骨太の軍隊映画。クライマックスは 日本軍の真珠湾奇襲・・・・
何といっても、ラッパ手プルー(モンゴメリー・クリフト)の生き様が印象に残った・・小柄な印象だったが、苛められても殴られても敢然と自分を貫き通す不屈の男
彼をかばった経緯が尾を引き、アンジェロ(フランク・シナトラ)が殺され、哀悼を込めて誰もいない教練場で吹く追悼ラッパの旋律が響き渡り・・(あのケネディ大統領葬儀の際も耳にしたが・・・)
それとなく、彼の行く末を案じる、彼の上官のウォーデン曹長 (バート・ランカスター
)が下士官室で聞き入る、彫りの深い顔も渋かった・・
そのウォーデン曹長(バート・ランカスター)も中隊長の妻と不倫関係にあり、 熱いキス・シーンを披露した有名な浜辺シーン・・。
当時、それぞれの役どころの 細かい心理描写まで完璧に理解できて見ていた訳ではないと思うが・・今にして思えば中学生にしては凄い映画を見たもので、刺激の多い場面の連続だった。
そういえば、我々補習サボり組の前列にも、小学低学年生を連れた母子の観客がいて、この浜辺でのキスシーンの際、慌てて、男の子の眼をふさいでいたが、その時や遅く、可愛そうに、この男の子も 一生忘れられない心の傷?
を、この場面から受けた事だろう・・
改めてwebで調べてみると、その中隊長の妻は、その折に、同時上映されたもう一本の映画 1956年製作 「 王様と私
」の主役の華麗な家庭教師を演じた女優「 デボラ・カー
」だった訳で・・今の今まで気がつかなかったが、・・当時は子供心に全然別な女性の、かなりな悪女に見えた・・
思えば、この折の映画館「 第三中央」
の上映プロデューサーは、 「デボラ・カー」シリーズと云う、かなり粋な組み合わせの二本立て上映をしたものだ・・と、今更やっと理解できた次第・・・
「 地上より永遠に
」
出演者: バート・ランカスター/モンゴメリー・クリフト/フランク・シナトラ/デボラ・カー/ドナ・リード
監督: フレッド・ジンネマン
原作: ジェームズ・ジョーンズ
この年は今だに語り継がれる洋画の当り年のようで、
第26回1953年度(昭和28年)
のアカデミー賞は凄い映画ばかりがノミネートされ、あの「 ローマの休日
」

も対抗馬にあったが、結果は以下の通りだった。
作品賞:「地上より永遠に」
監督賞: フレッド・ジンネマン(地上より永遠に)
主演男優賞:ウイリアム・ホールデン(第十七捕虜収容所)
主演女優賞:オードリー・ヘップバーン(ローマの休日)
助演男優賞: フランク・シナトラ(地上より永遠に)
助演女優賞: ドナ・リード(地上より永遠に)
助演男優賞: フランク・シナトラ
(地上より永遠に)のアンジェロ(フランク・シナトラ)・・(・イタリア移民兵士)役は儲け役で、これで彼は一旦下がり気味だった人気を盛り返したそうだし、
又どうしてもこの役をやりたくて、たった8000ドルで出演し、しかも、それでもOKを出さぬスタッフに、マフィアから圧力をかけて出演させてもらったらしく、
その経緯は 「ゴットファーザー
」第一篇中、 マーロンブランド
演ずるゴットファーザーの誕生パーティの席上でたしなめられて、シナトラが恐れ入る場面にチラリと語られている。
その折見た主演の モンゴメリー・クリフト
にすっかりファンとなったH氏だったが・・結局彼はアカデミー賞には無縁で何回ノミネートされても受賞に至らなかった。

彼の第9作目に エリザベス・テイラー
と共演した「 愛情の花咲く樹
」という大作があるが、その完成披露パーティーがエリザベス・テイラー邸で開かれた。終わった後、彼は自分で車を運転しての帰り道、大木に車が衝突。フロントガラスに顔をつっこみ顔はメチャメチャになってしまった。再三の形成手術をするが美貌と演技力まで喪失してしまったそうだ。・・・
■写真は
地上(ここ)より永遠(とわ)に From Here to Eternity
他より借用させて頂きました。
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