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Apr 11, 2024
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カテゴリ: カテゴリ未分類
地球の自転スピードは測る場所によって違います。
なぜなら「地球は丸いから」と云うのは誰でも理解できること。
イチバン早いのは赤道になるワケですが、赤道の長さは約4万km で、1日は24時間ですから、4万km ÷24時間=時速1,700km が赤道上の自転スピードになります。
逆に北極点や南極点の自転スピードは「0(ゼロ)」ですね。
日本あたりの緯度だと時速1,374km くらいです。


この赤道の時速を秒速に直すと460m になります。
「音」が空気中を進むスピードは秒速約340m ですから、地球の自転スピードは音速より速いと云うことになります。
そんな猛スピードで回転してるのに、私たちが全く感じないのは、周囲の空気も同じスピードで回転してるからです。
ところが時速計算の分子となる「1日の時間」...必ずしも24時間とは限らないことは分かってます。
1990年ころは、地球が1回転するのに24時間より約2ミリ秒長かったのです。
ミリ秒ってのは1/1,000のことです。

それが2003年には約1ミリ秒の長さに変化しました。
つまり早くなってるのですね。
自転のスピードと云うのは、均一ぢゃなくて、長い時間かけて変化しているのです。
と、云っても普段の生活に支障きたすような変化ではないのですが。
なぜ地球の自転は一定でないかと云うと、その要因の1つは、地球を取り囲む天体です。
たとえば、月の引力は潮の干満を引き起こし、それによって地球の形状を変化させ、最終的には自転速度を低下させます。
地球と月の間の距離は常に変化しており、そのため地球がその軸の周りを回転する速度は毎日変化するのですね。
全体として、地球は優れたタイムキーパーです。
1日の長さは常に86,400秒=24時間の数ミリ秒以内に収まります。
しかしこれが何ヶ月、何年も経つと、これらの誤差が積み重なり、私たちの時計が地球の自転と同期しなくなってしまうことになります。

そこで科学者たちは、「うるう秒」と呼ばれる1秒を12月31日か6月30日の最後に加えて時刻のずれを調整しているのですね。
うるう秒には正または負の値を指定できます。
うるう秒が正の場合は時計に1秒が足され、うるう秒が負の場合は1秒が引かれます。
うるう秒は1972年に導入されて、これまでに27回のうるう秒がありましたが、すべてがプラス(加算)でした。
さきほど地球の自転スピードはとりわけ「月」に影響されると述べました。
ところが近年になって、月だけでなく、別の要因が自転スピードに影響を与えてることが分かってきたのです。
それは...「地球温暖化」。
つまり、地球の氷床が溶けることで、地球の自転速度が遅くなっていると云うことです。
氷融解の影響がなければ、うるう秒加算の変更は2026年に必要だったはずでした。
ここ数十年、地球の核の変化により地球の回転は速くなりましたが、溶けた氷がこの急激な速度を打ち消してきたのです。
グリーンランドと南極の氷の融解により、地球の質量が集中する場所が変化したため、赤道付近の質量が増えたことで地球の自転が遅くなったのですね。

科学者によると、これは氷上でクルクル回るフィギュアスケートの選手と同じことらしい。
回転を始めたスケーターが腕を下げたり足を伸ばしたりすると、速度が落ちる原理と同じことだと。
このスピード低下は、「角運動量保存の法則」と呼ばれる法則によるものです。
人為的な気候変動が原因で、グリーンランドと南極の氷の融解は加速する傾向にあるので、月の引力により、海の潮の摩擦が地球の自転を遅くしているのです。
もし「うるう秒」で1秒を「減算」するとなると、前例のない問題が発生する可能性があります。
「負のうるう秒」はこれまで経験したことありません。
コンピューターがこの「負のうるう秒」にうまく対応できず、世界的なシステムに前例のない混乱が生じる可能性があるのではないかと云う懸念が広まっています。
このケース向けに設計されていないシステムが多くあり、どうなるか実際に起ってみないと分からないことが多すぎるのです。





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Last updated  Apr 11, 2024 05:16:32 AM
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