2002年04月20日
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しーちゃんがどうしてもお昼を外で食べたいというので、
急いでおにぎりを作って出かけた。
出かけたとき既にお昼にはなっていたけれど、
どこかお花の咲いてるところで食べよう、ということにした。

近所の公園の片隅にチューリップの小さな花壇があった。
ここで食べる?もうちょっと行ってみる?と聞くと
もうちょっと行ってみる、という。
多分遊具が少なくて嫌だったのだろう。

・・が、そこを過ぎると、両脇に土の広がる農道が延々と続いた。
うららかな日ざしを浴びてのどかな光景ではあるけれど、
花がない。
しーちゃんはそのうち居眠りを始めた。
自転車の後ろで寝られると結構辛くて怖い。
しーちゃんがもっと小さい頃はこちらも新米ママだったので、
そりゃもう落ちるんじゃないかと心配した。
その頃に比べると私の心臓は強くなったけど、その分
しーちゃんが重くなっている。
こっくりこっくりされる度自転車が揺らいだ。

156号線を時々脇道に入りながら30分以上も走り、
ここまで来たらもうチューリップフェアまで行ってしまおう、と
思った頃、国道の反対側に広がる黄色が目に飛び込んだ。
車の来ないのを見計らって道を渡ると、そこは一面の菜の花畑だった。
しーちゃんを起こして川沿いにシートを敷き、おにぎりを食べた。

昔、私が家庭教師をしていた中3の女の子が、
どういうテーマだったのか、小論文の問題で冒頭の歌
(タイトルを忘れた・・おぼろ月夜かな)について書いていた。

 菜の花の鮮やかな黄色に、夕陽の色さえ薄く見える・・・

私は夜の帳のおりる頃、菜の花畑もまた、夕陽とともに宵闇に淡く
沈んでゆく様を思い浮かべていたので、日の色が薄れるのは純粋に
夜のせいだと思っていた。
でもそういう捉え方もあるんだな・・とずっと心に残っていた。

目の前で黄色い炎のように輝きたつ菜の花畑を見てふ・・っと
思い出した。
彼女はこんな菜の花畑を、もしかしたらそこに沈む夕陽も
見たことがあったのかもしれない。
繊細で優しかった彼女、学校にはほとんどいってなかった彼女、
今どうしているんだろう・・。

おにぎりを食べてすっかり元気になったしーちゃんは、また
眠くなると私に迷惑がかかると思ってか(?)その後はずっと
自転車の後部座席で自作の歌を歌っていた。
菜の花畑と愛娘2002.4.20





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最終更新日  2002年04月21日 18時27分38秒


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