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釈迦楽

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January 2, 2006
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カテゴリ: 今日もいい日だ



ちなみに、今日集ったメンバー三人が一同に揃うのは、昨年のゴールデン・ウィーク以来ということになりますが、何せ30年越しの友達ですから、挨拶なんぞは「よう」「おう」の一言で済んでしまいます。

とはいえ実際に会うのは久しぶりですから、色々話を聞いてみるとそれぞれにニュースがある。たとえばメンバーの一人はこの冬、中三と小六の二人の受験生を抱えて大騒ぎだったりしますし、そうかと思うと、もう一人のメンバーは独り者の気楽さで、もうすぐ大型バイクの免許の最終試験を受ける予定だったりする。こいつなぞは大型バイクだけでは飽き足らないのか、今年は一級船舶の資格も取るつもりだ、などとほざいていますから、こういう連中の中に立ち混ざると私なんぞあんまりニュースがない方で、近況報告と言っても「ぼちぼちですなぁ」の一言で終わってしまうという・・・。

ところで、今日はたまたまこの大型バイク野郎が、昨年末、昔のクラスメート数人と偶然会ったということから、そういう連中が今、何をしているのか、というような噂が随分出ました。

それによるとある同級生は、大学卒業後、結婚もせずにあくせく働いたおかげで、現在は年収1300万の地位に就き、貯金が7000万円もあるらしい、とか・・・。また別な同級生は、テレビ業界でプロデューサーとして働いていて、その業界の影響からかすっかり自信家になってしまい、「俺はスターだ」という妙な勘違い的確信の下、近々2度目の結婚をするらしい、とか・・・。またある同級生は、昔口数の少ない、目立たない女の子だったのに、今ではすごく口達者な、かしましい女になってしまったらしい、とか・・・。あるいは、サッカーで有名な学校の附属小学校の先生になった奴は、「先刻まで、サッカーの指導やってたんだ」というのが口癖で、クラス会に出席する時も、友人の結婚式の二次会に出席する時も、真っ赤なTシャツ&短パン姿で登場するらしい、とか・・・。

なんか、魑魅魍魎跋扈する世界みたいですなぁ・・・。

もちろん、そんな昔の同級生たちの近況を聞いていると、確かに面白くはあるわけですよ。へえー、あいつがねえ・・・、というような感慨に思いっきり浸れますからね。

しかし、じゃあ、そういう昔の仲間たちと会いたいか、と言われると、うーん、ちょっと複雑ですなあ。会いたいような、会いたくないような・・・。

いや、もちろん会えば楽しいと思いますけど、でも私のこれまでの経験から言うと、久しぶりに子供の頃の同級生に会うと、それが男であろうと女であろうと、幻滅するケースが多いですからね。向こうだって、私に対して幻滅するところはあるでしょうし。やっぱり昔の同級生というのは、遠きにありて思うもので、普段付き合っている友人、今現在の友人というのが、今の私にとっての友人なんだと、そんなふうに私は思っているんです。ですから、私は「クラス会」なるものにほとんど興味がない。誘われても、めったなことでは行きません。

逆に、何かの偶然で、昔の同級生と久しぶりに出会って、その人の印象が子供時代とほとんど変わらなかったりすると、とても嬉しくなってしまうのですが。

もう故人になりましたが、アメリカのユダヤ人作家で、アイザック・B・シンガーという人がいます。1978年にノーベル文学賞をとった人なんですけど、この人の書いた小説に『ショーシャ』というのがある。この小説の主人公の青年は、まあ、本人としてはプレイボーイを気取るつもりはさらさらないのだけど、妙に惚れっぽいところがあって、一度に何人もの女に惚れては色々トラブルに巻き込まれたりするわけ。ところが、ある時たまたま昔住んでいたアパートを訪れることがあり、そこで子供の頃好きだった近所の女の子・ショーシャにばったり出会うんです。それでこのショーシャというのが若干の障害を抱えた子で、大人の年齢になってもまるで子供のまま、見た目も頭脳も彼が好きだった頃の無垢な少女のままなんですな。で、主人公の青年は、ショーシャとの衝撃的な再会を機に、自分がこの娘の面倒を見るしかない、という天啓を得る。・・・とはいえ、何と言ってもこの小説の舞台はナチス・ドイツ侵攻前夜のポーランドですから、ユダヤ人の彼としては、自分では何もできず、足手まといになることが分かりきっているような少女と結婚するのは狂気の沙汰なんですね。しかし、それでも彼は敢えてショーシャと結婚し、そして二人して激動のポーランドからアメリカへの脱出を試みる。果たして二人の行方に待ち受ける運命は・・・、とまぁ、そんな感じの小説です。

この小説なんぞ、「子供の頃の同級生」ってものをよく捉えているファンタジーだと思いますね。

ま、それはともかく、少なくとも私は自分から求めて子供の頃の同級生に会おうとは思いませんなあ。この先、心境の変化があるかも知れませんが、今はそうは思いません。親友同士の新年会の中で、ちょいと噂を小耳に挟んで、「へえー、あいつがねー」なんて思うだけで十分ですわ。

ま、だからどうした、ということでもないのですけど、そんなことをつらつら考えた今日の新年会でありました。今日も、いい日だ。





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Last updated  January 2, 2006 10:29:03 PM
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