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世紀の決戦、井上尚弥 vs 中谷潤人戦を見ました。 いや~、なかなか緊迫した試合でしたね! さすが頂上決戦って感じ。でも、やっぱり井上選手が試合をすべてコントロールしきりましたね。見ていて、ひょっとしたら負けるんじゃないか、という感じは一度もしなかった。 ハンドスピードが全然違うからね。ジャブの差し合いでも完全に井上選手が勝っていたし、有効打でも圧倒していた。もちろん、中谷選手の一発がまともに当たれば試合はわからなかったかもしれないけど、そこまでの危険性は感じらなかったもんね。 まあ、たらればですけど、中谷選手がもっとはじめから大ぶりなパンチをぶん回していたら、もう少し接戦になっていたかもしれないなと。それを言ったら、今回、井上選手のパンチが中谷選手の顔面を狙ったものばかりで、あまりボディへの有効打がなかったこともちょっと残念で、それがもう少し多かったら、もうちょい楽に試合運びができたのではないかと。 でも、まあ、試合を通して言えば、井上選手が中谷選手を圧倒していました。「僅差の判定」という報道もあったけれど、僅差じゃないな、あれは。まあ、勝つべき人が勝ったという感じでした。 さて、今日のワタクシですが、小学校時代の友達8人でバーべQをしてきました。 50代前半は「病気の話」が中心で、50代後半は「墓じまいの話」が中心でしたけど、60代前半になると「年金の話」が中心になるのよね。年金、いつからもらうべきかというい話題で持ちきりよ。 私は国立大に務めているので、「いいね、釈迦楽君は。3階建てなんてしょ?」とみんなに言われたんですけど、最初「3階建て」の意味が分からなくて、「いや、僕がリノベーションしているのはマンションだよ」なんて言いそうになっちゃった。 あと、今日の様々な話題の中で、一つ印象的だったのは、友人の一人が、このブログの愛読者で、お前のブログでは「追悼記」がいいと言ってくれたこと。 有名人が死んで、訃報が新聞に出る場合、すべての有名人の死に興味があるわけではなく、自分の関心のある分野の有名人が死んだ時、ああ、と思うわけですよね? で、彼が言うには、「自分が関心のある人が死んだ場合、釈迦楽のブログを見ると、たいてい、追悼記が出ている」というわけ。つまりワタクシと彼の興味関心のありようが非常に近いと。そこが面白いと言うんです。 それは、ワタクシとしては非常にうれしい誉め言葉でありまして、それを聞いて、今日はとても心強く思った次第。 ま、こうして毎年、同窓の仲間が集まれるのは、いいもんですな。来年もまた、全員が顔をそろえることができるよう、健康に気を付けないとね。
May 3, 2026
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ひゃー、GWの中、実家に戻って来ました~! GW前半なので、高速道路でも混むのは主に下り方面。だから名古屋から東京に向かう方は、さほどではないはずなんですが、ちょっと用心して、今日は朝6時に名古屋の家を出ることに。 その甲斐あって、高速道路上での渋滞には一度も出くわさなかったのですが、しかし、SAはどこも満員でしたねえ。やっぱり考えることは誰も同じで、「朝早く出よう」と、誰もが考えるのでしょうな。 でも、まあ、とにかく、無事に実家に到着。 明日は小学校時代からの友達8人と恒例のバーべQ。そして翌4日は、新著に関して編集者の方(大学時代の先輩)と打ち合わせ。ということで、なかなか忙しいのですが、このところずっと根を詰めて仕事をしていたので、いい骨休みにはなるかなと。 明日は姪っ子が、明後日は甥っ子も遊びに来るそうなので、久々に大家族状態になります。いつも家内と二人暮らしなので、たまにはこういう賑やかな状態もいいもので。 というわけで、GW前半はにぎにぎしく実家で過ごす次第。今日は井上尚弥vs中谷潤人の試合があって、その結果が気になりますが、とりあえず今日は早く寝ましょうかね。 では、今日からしばらくの東京からのお気楽日記、お楽しみに~!
May 2, 2026
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歌人の岡野弘彦さんが亡くなりました。享年101。大往生と言っていいでしょう。 和歌などというものに縁のない私が岡野さんのことを知っているのは、岡野さんが師匠にあたる折口信夫のことを書いた『折口信夫の晩年』という本を読んだから。これこれ! ↓【中古】 折口信夫の晩年 / 岡野 弘彦 / 中央公論新社 [文庫]【メール便送料無料】【最短翌日配達対応】 この本、私、一体何度読んだか数え切れないほど。日本人が書いた日本人の伝記として、これ以上のものって、そうはないだろうなと。 というのは、岡野さんは折口信夫と同居し、全人格をもって師弟関係を結んだ人だから。そういう師弟関係があったからこそ、この本が書かれたと言って間違いない。同じような例として、ボズウェルが書いた『サミュエル・ヂョンスン伝』があるけれども、あの伝記界の大傑作に匹敵するようなものが、岡野さんの『折口信夫の晩年』にはある。 というわけで、私は歌人としての岡野弘彦さんの業績を評価する立場にはないけれども、『折口信夫の晩年』を書いて、折口信夫という人の何たるかを我々に伝え残してくれたというだけで、私にとって岡野さんはかけがえのない人。 その意味で、岡野弘彦さんの大往生の前に、頭を垂れたいと思うのであります。岡野さんのご冥福を祈り、合掌。
May 1, 2026
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文科省が定員割れしている私大250校の削減案を出して来たという話、大学関係者としては、結構ヤバイ話なんじゃないでしょうかね。 少子化や、それに伴う諸々によって大学進学希望者が激減していくというのは、もうとっくに見えている話で、すでに多くの私大で定員割れが起きているというのも事実。 しかも、定員割れしている大学は、もう受験者全員に合格通知を出さざるを得ず、その結果としてとても大学レベルの学力があるとは思えないような連中まで入学させなければならなくなっているのも、よく聞く話でありまして。 だから、長期的な視点からいえば、私大削減案って、既定路線なんだよね。 だけどここまで来る道のりの中で、そんなことはとっくに分かっていた話で、それなのに文科省が、ジャンジャン新しい私大の開設を許可してきた、ってことが、そもそもまずかったよね。皆の尻を叩いて上に上がらせてから、梯子を外しちゃうようなもんだから。 しかし、それはそれとして、定員割れした大学は潰しちまえばいいとなると、困るのは、そういう大学に勤めている研究者たちだよね! せっかく大学に就職できたと思ったら、その大学がお取り潰しというのでは、もう生きた心地がしないだろうな。 ただでさえ日本の学術研究は、裾野がどんどん狭くなっていて、先行きが不安視されているのに、これから生き残る大学の数が減って行くとなると、その裾野はさらに狭くなるんだもんね・・・。 もうそうなると、そもそも大学の研究者を目指そう、なんていう志の人がいなくなっちゃうよね。もう、文系の研究者なんてほとんどいなくなっちゃって、学会もどんどんつぶれていくんだろうな。 いやあ、これから文系の研究者は大変なことになるな。ワタクシなんて、もうそろそろ定年だからいいけど。 ひょっとして、もう文系学問に関しては、「大学所属の研究者」というのは一人もいなくなって、ごく少数の研究者が国立の研究所か何かで、「古事記の研究」とか、そういう役に立つんだか立たないんだか分からない研究を細々と続ける、みたいなことになったりしてね。 まあ、それが時代の流れということなら、仕方がないのかもしれないけれども・・・。
April 30, 2026
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稲垣えみ子さんの書かれた『魂の退社』という本を読了しましたので、読後感を少々。 稲垣えみ子さんって、あのアフロヘア―で有名な人ね。そう言えば、私もかつて、TVか何かでお見掛けしたことがあるような、ないような。 で、たまたまこの人のことを知り、少し興味が出て、とりあえず一冊読んでみたのですが、とても面白かった。 稲垣さんは、確か一橋かな、そんなような名門を出て朝日新聞に入社して記者をしていたと。で、早々に土佐周りを終え、大阪本社で大活躍。それなりに出世も遂げられるんですな。 ところがそうやって大新聞社での会社員生活をエンジョイしているうちに、やがて転機が訪れる。 会社の中堅まで出世して、このまま最後まで大阪本社勤務と信じていたところ、意外や意外、香川県支社に飛ばされると。 会社って、怖いところなのよ! どういう社内の勢力争いの結果なのか知らないけど、誰かが出世競争を勝ち抜くと、誰かがこういう目に合う。稲垣さんはそうやって、身をもって会社の恐ろしさを知るわけ。 しかし、地方に飛ばされて、そこで色々やっているうちに、稲垣さんはそこで新たな気づきを得る。バブル時代のような、多額のサラリーをもらって、派手に使って、というような生活ではなく、逆にお金を使わない生活の面白さ、みたいなものに覚醒していくのね。 で、そうやって、会社べったりの人間だった稲垣さんは、会社とある程度、距離を置いたスタンスを身につけていく。 で、そういう心境の変化もあり、稲垣さんは50歳の時に、朝日新聞を自ら退社する決意をする。そこから、無職になるわけ。 しかし、大会社の社員から無職になると、現実的にはそれはやっぱり大変なこともあるわけで。そしてその大変なことの中から、稲垣さんは、日本人がいかに会社所属民族であるか、という悟りを得る。 昭和の時代の、経済右肩上がりの時代は、しかし、会社所属民族でも良かったのよ。会社も上昇、自分も上昇、という感じで、会社と個人がシンクロしていて、何の矛盾もない時代だったから。 だけど、今は違う、会社は右肩上がりどころか停滞の一途をたどっている。なのに、まだ日本人は、かつての栄光を忘れられず、いまだに会社にしがみつき、会社も昔の栄光を追っている。 日本が今陥っているこの停滞状況は、結局、その無理な状況がもたらす歪だったんですな。そのことを、稲垣さんは、無職になったからこそ、気づくことができた。 ・・・とまあ、この本は、稲垣さんがいかにして会社を辞めたか、という話から、そういう現代日本が陥っている閉塞状況まで語り尽くしている、面白い本だったのよ。 というわけで、これは一読の価値のある本でしたね。教授のおすすめ!です。これこれ! ↓魂の退社 会社を辞めるということ。 (幻冬舎文庫) [ 稲垣えみ子 ] それにしても、この本を読んで知ったのは、朝日新聞社のサラリーがものすごくいいらしい、ということ。そうだったんだ。朝日新聞って、かなり左がかっているような気がするけど、社員はブルジョアなのね。
April 29, 2026
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今年のうちの3年生のゼミ生は、割と面白いのが多い。 で、今日、ゼミの時間、オープニング・トークで「この一週間のうちにあった印象的な出来事」を語ってもらってい時、一人のゼミ生が「今週は語るべきことが沢山あります」と。 話を聞くと、まずクルマをぶつけてしまって、タイヤがパンク、しかも車体に傷をつけてしまったとのこと。それによって、多額の修理代がかかってしまった。 ところが彼の話はここで意外な展開をするのよ。 それで、この修理代を捻出しなければならないことになり、パチンコにかけたと。 え゛ーーーー! お前はギャンブラーだったのか! そして初日に9万円を叩き出し、二日目に5万円、三日目にも5万円を稼いで、見事、修理代金を稼ぎ出した上、それ以上の収入になったと。 ひゃーーー! すごいね。才能あるね。 で、ゼミ生曰く、「劇的なV字回復でした」と。 それで、私が「もし僕が君に1万円を出資し、それで君がパチンコで稼いで、1万円は僕にバック、さらに儲けた分は山分けでどうだ?」と聞いてみたら、「全然OKです」だって。 まあ、色々な奴がゼミに入ってきますが、今年のメンツはなかなか個性豊かなのが多いようで、この先が楽しみですわ・・・。
April 28, 2026
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今日の夕方、非常勤で来られている「アニキ」ことK名誉教授と話をしていたのですが、それによるとK教授、今日の3限と4限の間の10分間の休憩時間に、研究室で待機している間、椅子に座ったまま居眠りをしてしまい、それで4限の授業を5分、遅刻してしまったとのこと。 で、その失敗についてアニキ曰く、「体力が落ちて、疲れがとれない・・・。昔はこんなことなかったのに」と。 アニキとワタクシの年齢差は7歳。だから私は、7年先の自分を見るようなつもりでアニキを見ているのですが、そうか、今年70歳になるというのはそういうことかと。 年齢に勝てる人なんていないので、おそらく、私もあと7年すれば、アニキと同じようなことになるのでありましょう。 そう考えると、せめて今の内からでも、体を鍛えて、勝てないまでも、加齢にあらがうくらいのことはしたいな・・・。 さて、とりあえず風呂に入る前、30回くらいはスクワットでもしようかな。
April 28, 2026
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現在絶賛進行中の自宅フルリノベーションですが、施工会社の方から5月17日に完成する予定という連絡がありました。 2月14日に仮住まいに引っ越したので、やっぱり3カ月かかりましたね。もっとも、完成してから2週間ほど、各種整備があるので、実際に元の家に引っ越すのはさらに遅く、5月末になりそうですけど。 でも、もう4月も終わるし、なんだかんだ言って、あっという間だなあ。途中GWが挟まるので、感覚的にはさらにあっという間だろうし。 それにしても、新しい家がどんな風になっているか、楽しみで仕方がない。今回はスケルトンからのフルリノベーションで、間取りは好きなようにできたので、ちょっと他にはないような、凝りに凝った間取りにしたのでね。とくに書斎は、ものすごいことになっているしね。 あー、はやく新居に移りたいなあ!
April 26, 2026
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クマさんこと、ゲージツ家の篠原勝之さんが亡くなったんですってね。 一時期、どういうわけかテレビに出演なさって、ゲージツ家とはいえ、一体何をなさっているのか、得体が知れないところがあったけれど、なんか身体が大きくて、穏やかそうで、いい人なんだろうなと。 そのクマさんが84歳で亡くなったのですが、亡くなる日に遺族に託した言葉が「ついにね、オサラバの時がきちゃったよ。いろいろ、みんなに親切にしてもらって、ありがとう。いっぱい感謝して、旅にいきます。アバヨ」だったそうで、それを読んで、見事な引き際だなと。辞世の句として、これ以上のって、なかなかないよ。 自分もクマさんより20歳くらい若いけど、この先のことなんかどうなるかわかりゃしない。でも、いざそうなった時に、こんな言葉を伝えて死ねたらいいよね。 別に、そんなに縁のある人じゃないけど、いい死に方の模範を見せてもらったような気がします。 ゲージツ家、クマさんのご冥福をお祈りいたします。合掌。
April 26, 2026
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我が家の近所に「魞家」という和食屋さんがあって、いつか行ってみようと思っているうちに四半世紀が過ぎ、昨年、ついにつぶれてしまった。 で、その後、どうなるのかなと思っていたら、最近、改装工事が始まり、その結果、新しくベーグル屋さんが開店したんですわ。その名も「Riso Bagel」。 で、今日、散歩がてらそこまで歩いて行って、どんな店か、様子を見に行ったわけ。というのも、私も家内もベーグルには目がないもので。 そうしたらね、これがなかなかいい店だったのよ! ショーケースに入っているベーグルはどれも美味しそうなものばかり。甘いデザート系のも多いし、総菜パン的なものも種類が多く、そのどれもが美味しそう。 ということで、早速、今日のおやつに食べる甘い系のものを2種、明日の土曜日のランチにする総菜系のものを3種購入! で、家に戻って、とりあえず甘い系のものを食べたのですが、一つは色々な種類のナッツとキャラメル風味のクリームチーズ系クリームが挟まったヤツで、もう一つはラムレーズンのクリームのヤツ。 で、紅茶と合わせて食べたのだけど、めちゃ旨! これはなかなかのものでございました。 明日は総菜系の方を食べようと思うのですが、この時点で期待大! 家の近くに美味しいベーグル屋さんができたというのは、実に朗報でございました。これこれ! ↓Riso Bagel
April 24, 2026
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今日は木曜日、柔術道場の日でございます。 っつーことで、今日も雨の中、道場で汗を流して来たのですけれども、最近、うちの道場も入門者が増えちゃって、以前のように師範同士で稽古をするチャンスが減っちゃった。 その代わり、白帯の人とか、黒帯でも初段の人とかと稽古をすることが多くなったのですが、それはそれで勉強になるものでありまして。 で、段位が下の人と稽古をすると、どうしてもこちらが教えなくてはならないので、自分なりに術理を噛み砕いて説明するんですけど、そうしているうちに、今まで漠然と理解していたことが、明確になることがある。 で、このところずっとそういう稽古をしていて、納得したことがありまして。 それは、結局、柔術というのは、非常にシンプルなことをしているんじゃないかということ。 では、どうシンプルかというと、まずは姿勢を整えるということ。 その整え方なんですが、まずね、踵に重心を置き、頭は天井から吊るされたようなイメージで高く保持する。そしてその状態で腕を外旋させるの。そうすると、自動的に肩が開いて肩甲骨が内側に寄り、しかも下がる。 この姿勢が非常に強い姿勢なのよ。人間の体の仕組みとして。 で、この強い姿勢を維持したまま、相手からの攻撃に対し、上のものを下に落とすイメージで対処する。相手が殴りかかって来るのであれば、その腕を受けて、それを下に落とす。つまり、重力に仕事をさせ、自分としてはその重力に若干、加勢するくらいの感じでわずかに力を加える。 結局、この二つだけなのよね。柔術って。強い姿勢で、上から下に落とす、という。 なんか、それがわかってきた。 で、こういう気づきがあると、技の切れが上がるのよね~。 というわけで、最近、稽古が楽しくて仕方がない。 といって、調子に乗っていると、また壁にぶつかって、進歩が止まるんだよな・・・。進歩したり、進歩が止まったりの繰り返しで。 でも、いいのよ。そうやって、「わかった」と「わからない」を永遠に繰り返すのが、結局、稽古なのだから。
April 23, 2026
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3年生のゼミ生たちと話をしていて、たまたま話題が誕生日のことに及び。 で、6人のゼミ生一人一人に誕生日を聞いていったんですが、そこで驚愕の事実に遭遇。なんと、ゼミ生の一人が私と同じ4月9日生まれだったという・・・。 うそだろ! ここまで生きてきて、誕生日が同じ人に初めて会ったよ! で、そいつに聞いてみたのよ。4月9日生まれのデメリットは何だ?と。 そうしたら、そいつ曰く、「小学校の時とか、学年が改まって、クラス替えがあり、新しい友人たちと情報交換している中で、『誕生日いつ?』と聞かれ、『昨日』と答えなければならない悔しさ」と。 え¨ーーーーーーーー! それは私が子供の頃に感じていたデメリットと同じじゃないか! やっぱり、4月9日生まれの人間に共通する哀しみとは、それだったんだ! ということで、私はそのゼミ生と二人、手をとりあって男泣きに泣いたというね。(ウソ) しかし、面白い偶然というのはあるもんですなあ。ちょっとビックリしましたわ。
April 22, 2026
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『あなたの知らない世界の新常識』(集英社インターナショナル)という本を読んでいて、ほう、と思ったことがありまして。 この本、スラヴォイ・ジジェクとかジェゼフ・スティグリッツとか、世界名だたる知識人にインタビューした本で、それぞれのインタビュイーによって、勉強になることが多いのですが、その中でミチオ・カクという理論物理学者へのインタビューで、量子コンピュータの話題が出てくる。 で、私、こういう方面の話題には疎いのですけれども、現在、世界各地で開発が進んでいる量子コンピュータというのは、何だか知らないけど、スゴイものなんですってね。 つまり、現存するデジタル・コンピュータの比じゃないと。 だから、量子コンピュータが完成してしまったら、もう、それを使えば、世の中に秘密というのはなくなるそうな。だって、どんな旧式コンピュータシステムにもハッキングできるようになるから。国家機密だろうが、軍事機密だろうが、全部、駄々洩れになるらしいよ。 だから、今、これを開発しているアメリカにせよ、中国にせよ、ヨーロッパにせよ、日本にせよ、仮に完成したとしても「できましたー!」とは言わないらしい。言う前にそれを使って、世界を支配した方がいいから。 それに、量子コンピュータを使えば、今まで何十年も掛かってやっていたことが全部、秒でできるようになるらしい。 画期的な電池を作るのも、ガンを治す薬を作るのも、ガンどころかありとあらゆる病気のシステムを突き止めて、それを治す方法を考えるのも、簡単になるらしい。 そんなものができた暁には、どうなるのかね、人間の世界。それは、それを誰が一番最初に手にするか、によるだろうけどね。 まあ、とにかく、そういうもんらしい。量子コンピュータ。まあ、すごいもんですわ。これこれ! ↓あなたの知らない「世界の新常識」 [ スラヴォイ・ジジェク ]
April 21, 2026
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春休みの一か月、必死こいて書いていた原稿、無事、売れました~! まあ、依頼されて書いているわけだから、出版を引き受けてはくれるだろうとは思っていましたが、しかし、出版社には出版社の都合があって、編集者一人の判断でどうなるものでもない。ちゃんと編集会議を経て、これで行こうというのが決まるまでは、本当に出版されるかどうかなんて、わからないもんね。 でも、とにかく、先日脱稿して提出してあった原稿、出版社の方で正式に出版してくれるという連絡が、今日、来たので、ホッとしているところ。 ちなみに話が決まった出版社と仕事をするのは、今回が初めて。だけど、日本で講談社に次ぐ第2位の大手(の系列)だからね。まあ、なかなかのもんですわ。 実際に本が出るのは、8月6日とのことで、ちょうど夏休みに入るところ。タイミングとしては絶妙なのでは。 ということで、これから、出版社の要請に応じた若干の書き直しとか、校正とか、また忙しくなりそうですが、それが好きでやっているわけだから、こちらとしては文句なし。 さらに気合入れて、がんばりますわ。
April 20, 2026
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今日は名古屋の都心部に行って、シモンズベッドのショールームに行ってきました。 フルリノベーションに伴い、ベッドも新調しようということになって、今度は「シモンズ」か「シーリー」か「サータ」か、いわゆる「3S」のどれかにしようと思っていたんですが、たまたまリノベーション工事を頼んだ会社がシモンズと提携があるということで、シモンズなら多少は割引があると。 つーことで、ならばもうシモンズ一択でいいかなと。 で、シモンズのショールームに行き、あれこれ実際に寝てみて、これがいいんじゃないかというのを選んできた次第。 で、家に帰ってきて、今まで寝ていたベッドにゴロンとしてみたのよ。すると・・・ ぜーーんぜん違う! シモンズのベッドとまったく違う! もうね、ぺらっぺらの蓆に寝るか、分厚い羽毛に寝るかの違いくらい違う。今まで、こんな粗末なもので寝ていたのか! 20年以上も!! まあね、値段も10倍くらい違うけれども、それにしても、いいベッドって、いいわ。 それにしても、地獄の沙汰も金次第と言うけれど、お金を出せば、いいベッドに寝られるということなのね。キビシイけれど、それが現実。 でもね、毎日6時間以上、この先20年使うのだと考えれば、安い買い物と言うこともできる。この際、奮発するしかないな。
April 19, 2026
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自宅のフルリノベーションに伴い、近所のURに仮住まいをするようになって、2カ月が経ちました。 フルリノベーションの工事には、大体3カ月かかることになっていて、こちらに引っ越して来た当初は、3カ月なんてまだまだ先だなあと。早く、リノベ工事の済んだ家に戻りたいなあと思っていたのですが、そうこうしているうちに早くも2カ月が経ち、残りあと1カ月ほどになった次第。 でまあ、こうしてURの賃貸で2カ月も暮らしていると、段々、こちらでの生活リズムが出てくるというか。色々と慣れてくるわけですよ。 で、結構、大規模なURなので、敷地内のあちこちに公園があって、子どもたちが遊んでいたり、あと植樹もバラエティーに富んでいて、季節毎に花が咲く。この間まで桜が満開でしたけど、その後、花桃が咲き、今はハナミズキが満開。ツツジも咲き始めました。 なんかね、平和~って感じ。ほのぼのよ。 借りている家もね、段々住み心地が良くなってきた。っていうか、こちらに引っ越してから、私は新書本一冊、書き上げているからね。仕事だって、すこぶる順調だ。 せっかくここまで慣れてきたのに、またあと1カ月で引っ越すってのも、何だかね。 しかし、それは仕方がないこと。あと1カ月となった仮住まい。せいぜい、楽しむことにしましょうかね。
April 18, 2026
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レイトショーで『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を観てきました。 まだご覧になってない方も多いでしょうから、ネタバレは避けますが、要するに地球の危機を救うために、一人の男が宇宙に行くと。 よく考えて見ると、アレだね、『宇宙戦艦ヤマト』みたいな話だよね! コスモクリーナーを取りに行くために、はるばる宇宙を越えていくんだから。 っていうか、ヤマトに限らず、自己犠牲的に地球を救うために立ち上がる話って、『アルマゲドン』もそうだし、『ディープインパクト』とかもそうか。まあ、よくある話なんだな。 まあ、そういう話よ。普通だね。 しかし、もう4月も半ばだというのに、今年に入って観た映画って、これが最初なんだよな! どんだけ映画観てないんだっていう。 あとは、『ハムネット』とかを観ればいいのかもしれないけど、グズグズしているとすぐにロードショー打ち切りになりそうだしなあ。 シネコンって、『コナン』ばっかりじゃなくて、大人向けの映画を上映してほしいよね。片隅でもいいんだからさ。
April 18, 2026
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今、大学の研究室では、ハーマン・ミラーのオフィスチェアを使っているんです。 オフィス・チェアの最高峰とも言うべきハーマン・ミラー。椅子の値段が30万円ですからね! なかなかでしょ。 と言っても、これは私が買ったものではなくて、昨年度で定年退職されたO先生が研究室で使われていたもの。それを私が引き継いだの。 O先生は研究費でこれを買われたので、私物化することができないのよ。だから誰かに引き継いでもらわないといけないのだけど、それを私が買って出た次第。だって、ハーマン・ミラーの椅子を使うなんて、なかなかできるもんじゃないからね。 で、今週から使っているのだけど、さすがよ。まるで座っているのに、空中に浮かんでいるような座り心地。 普通、椅子に座れば、体重がお尻にかかるわけだから、長く座っていると、お尻がいたくなったりもする。ところがハーマン・ミラーは、宙に浮いているような座り心地なので、長く座っていても、全然、お尻が圧迫される感じがないの。 いやはや。地獄の沙汰も金次第というけれど、お金を出せば、こういう椅子に座れるというわけなのね・・・。 とはいえ、これに座っていられるのもあと3年。私が退職する時にはまた、この椅子は誰か他の人に引き継いでもらうことになります。っていうか、もうE先生から予約が入っているんだけどね。 というわけで、これから3年間、研究室で極上の座り心地を堪能できる次第。この椅子に座るなら、いい仕事しないとまずいよね。椅子負けしちゃうからね!
April 16, 2026
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いやはや、京都の失踪男児の件、残念ながら誰もが予想した通りの、最悪のシナリオで解決に向かっておりますなあ。可哀想に。11歳なんて、人生、楽しい盛りじゃない。この先、どんな素敵な未来が彼を待っていたことか。取返しのつかないことになっちゃったけど、せめて犯人には正義の鉄槌が下りますように。 さて、先日、ひと通り書き終えた新書本原稿の推敲作業が続いております。 私の場合、推敲作業はすべて紙の上でやります。っていうか、紙の上じゃないとできない。だから、新書本一冊分の原稿を全部「小冊子印刷」で打ち出して、実際に本を読むようにして読みながら、直していくわけ。 それも一回推敲して、チェックしたところを直して、再び印刷して、また推敲して、チェックしたところを直して、再び印刷して、また推敲して・・・というのを際限なく繰り返す。そうやって全体像を見ながら直していくの。 ちなみに、私はこの作業がとっても好き! 推敲、最高! 原稿を書くのは大変で辛いけど、推敲するのは大好き。ゴールが見えているからね。 それに、一ヵ所直せば、それだけ原稿は良くなるんだもん。一つ誤字を直せば、その分、確実に原稿は良くなる。進歩がそんなに明確な形で見える作業なんて、なかなかないよ。たとえばどんなに柔術の稽古をしたって、自分が1ミリでも上手くなったっていう実感なんて、そうそう持てないもんね。 ということで、あと何度かこの作業を繰り返せば、いよいよ本当の脱稿かな。 そうしたら、また次の仕事に取り組める! 楽しい! ライターの仕事って最高だよ!
April 15, 2026
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新学期が始まって、ゼミも始まりました。3年生ゼミは、フレッシュな新人たちが、また4年生ゼミは、最高学年になって一回り大人になった馴染みのゼミ生たちが、研究室に戻ってきました。 で、4年生のゼミ生の方なんですけど、新学期最初のゼミなので、「春休み、どうしてた?」的な会話からスタート。 すると、ベトナムに行ってきましたとか、大阪に遊びに行きましたとか、福岡までドライブしてきましたとか、それぞれ春休みを満喫してきた模様。それは良かった。 で、福岡までドライブしてきたA君、名古屋に戻る途中、広島に寄って、原爆ドームの記念館を見学してきたと。なるほど、それはいい経験だったでしょう。 で、「どうだった?」と尋ねると、「ほとんど展示を見ずに、椅子に座っていました」とのこと。 なんで? A君曰く、記念館はもう外国人のお客さんでいっぱいだった。で、その人たちと一緒に見学を開始したのだけれど、彼らが身に付けている香水の匂いがきつくて、段々、目の前が真っ白になり、貧血を起こして倒れそうになってしまった。それで、あとはずっと椅子に腰かけて、死にかけていたと。 ほう! そいつはお気の毒! まあね、確かに、あちらの方々の中には、きつい人がいますからね、時折。 私もこの原爆記念館には、20年ちょい前くらいに一度行ったことがありますが、その時はまだ、そこまで外国人観光客はいなかった。ましてや、香害を感じるようなことはなかった。それが今ではそんな状態なんですな。 それにしても、大の男を卒倒させるほど、香水の匂いが記念館に充満していたというのは、ちょっとアレだよね。困っちゃうよね。 まあ、普通に原爆記念館を見学して、勉強しようと思っていたA君には、ちょっと気の毒でした。
April 14, 2026
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今日は、某新聞で担当している連載コラムの掲載日! なんですが・・・ もう今回で4回目なんだけど、一向に手応えがない。果たして、私の連載は人々に読まれているのか? で、思うのだけど、私の場合、いつもこう、何というか、タイミングが少しずつ遅れているんじゃないかなと。 つまり、今回の件で言えば、「新聞というものがオールドメディアに成り下がり、人々に読まれなくなったタイミングで、新聞連載のチャンスを得る」というね。 こういうのは前からあったのよ。「エッセイスト・クラブ賞があまり話題にならなくなってきた頃に、エッセイスト・クラブ賞を獲る」とか。後、最近では、「論文・レポートの書き方なんて、AIに聞けばいい、という時代になってから、論文・レポートの書き方指南本を出す」とか。 「坪内祐三さんの知己を得た」直後に、坪内さんが亡くなる、なんてこともありましたっけ。 私は既にラジオとかYouTube には出たので、いつかテレビに出たいなと思っているのですが、その夢が叶った時には、もう誰もテレビなんて見やしない、という時代になっているんじゃないかな。 なんか、こう、いつも後手に回っている感が否めない・・・。 まあ、それでもいいや。自己啓発思想から言えば、毀誉褒貶は他人の課題。自分の課題は、自分の納得のいく仕事をし続けることのみ。 さて、来月の新聞連載では、どんな本を取り上げようかな? そろそろまた次の本選びに入らなくちゃ!
April 13, 2026
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いやはや、今回の風邪はしつこい。もう治ったかと思いきや、まだ結構引きずっております。 そもそも今回の風邪は春休みに実家で拾ってきたものであり、その大本は、パリから風邪ひいた状態で帰国した姪っこ。つまり、今回の風邪は、生粋のパリ・ウイルスなのであります。おフランスよ、おフランス。 今は痰と鼻水に苦しめられているけど、さすがにパリ発だけあって、風邪に関しても下水設備は整っていないのね。 で、今日、姉に電話をかけたら、姉も風邪で苦しんでいるそう。やっぱり犯人はメイだ! その姪も、昨日、横浜の新居に引っ越していったそうな。姪は姪で大変だねえ。新しい仕事にも就いたばかりだというのに。その一方で、新居のあれこれもしなくてはいけないのだから。 まあ、皆大変なのよね。頑張りましょう。少なくともGWまで!
April 12, 2026
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いやはや、ひどい目にあいました。三日ほど、風邪で寝込んじゃった。 特に木曜日はひどかった。いつもなら、具合悪いなと言いつつも、ある程度は起きていられるものなのに、今回の風邪は、インフルエンザかと思えるほど、高熱と節々の痛みに悩まされ、食欲もまったくなく、ほとんど昏倒していたという感じ。今日になってようやく、どうにか起きていられるという感じにまで回復したところ。 昏倒していた間、二つ、気になっていたことがありまして。 一つは、京都の行方不明男児のこと。あんなもん、すぐに犯人特定できるだろうと思っていたのに、なかなか捕まらないねえ。捜索隊がどこどこに捜索に向かったとかいうから、もう見つかったんじゃないかと、昏倒から目覚める度にスマホをチェックしていたんだけど、全然進展しないので、イライラしちゃった。 犯人逮捕は別として、とりあえず子どもの無事を祈っております。 あともう一つは、次の本のこと。実はちょっと面白い案が見つかりまして。これは行けるのか? どうなんだ? と寝ながらずっと考えていた。 で、今日は少し起きられるようになってきたので、パソコンをいじっては、あれこれ案を進めていたところ。まだどうなるか分からないけど、当分、頭の中であれこれ検討をしていこうかなと。 さて、明日は日曜日。このところずっと臥せっていたので、少し外の空気が吸いたいところ。もし元気が出たら、散歩に出てみようかな。
April 11, 2026
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今日は大学のガイダンスの日。っつーことで、久々に大学に行って来たのですが・・・風邪ひいた・・・。 なんで、もう春じゃん? なにを今更。 しかも、明日は誕生日だっつーのに。しけた誕生日になりそうだなあ。 まあ、仕方ない。家に籠って、本でも読むか・・・。
April 8, 2026
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今日、仕事関係のことで、某出版社の編集者とズームで話をしていたのですが、そこでちょっと面白い話を聞いちゃった。 新書の売れ筋の話をしていたんですけど、前にこのブログでもご紹介した、『本を読めなくなった人たち』という本が売れていると。もう3万部も。 で、このブログでもご紹介したように、この本、現代日本において読書なる文化行動が、若い人たちに共有されてない、という現状を示したもので、読んでいるともう暗澹たる気持ちになって来るのだけれども、これが売れていると。 なぜか? それはですね、日本人が「日本人って、どういう人間?」ということに、常に興味を持っているからだと。 だから、「日本人は○○だ」というテーマの本であれば、そのテーマに興味を持っている人が日本には大勢いるので、売れると。たとえそれが日本人の悪口だったとしても、売れる。 それを聞いて、なんで三宅香帆さんの『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が35万部売れているかもわかるよね! 日本人が「日本人とは何か」ということに興味があるというのは、よく考えて見ると、昔からそうだよね! 『日本人とユダヤ人』とかね。『ジャパン・アズ・ナンバーワン』とかね。 その他、『バカの壁』とかも、そうなのかもしれないな。 しかし、このことは、ワタクシのようなライター業の人間からすると、心得ておくべきことかもね。次に本を出す時は、「なぜ日本人は○○なのか?!」みたいなタイトルにしようっと。 あとね、もう一つ、『明六社』という本もバカ売れしているらしいね。ここから引き出せる結論は、「日本人は福沢諭吉が好きだ」ということかな。 ちなみに、その編集者の方曰く、ワタクシが昨年出した論文・レポートの執筆法の本、あれは、10年前だったらとんでもないベストセラーになっていただろうと。 では、なぜ今、そうなっていないのかというと、今はAIが発達しちゃって、誰もが論文・レポートの書き方をAIに聞くから。もう、自分で書き方を学ぶ人なんかいなくて、AIに「代わりに書いて」と言えばいいだけなので、この手の本はもう大ベストセラーにはならないだろうと。 なるほど。もうハウツーものはダメなのか・・・。 これはちょっと、ライターにとってはキツイ状況だねえ・・・。 ま、とにかく、出版の最前線にいる人と話をして、色々と勉強になったのでした、とさ。
April 7, 2026
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自宅のリノベーションに伴って、ブラインドも全部変えるのですけれども、それでブラインド・メーカー3社のショールームを見てきました。 昔はブラインドといったら、横型しかなかったですけど、今はむしろ縦型が主流。 しかもね、今は、ブラインドの縦型の桟の間にレース風の桟を入れて、角度によってレースのカーテンがかかっているように見える工夫もあったりするのよ。 それに、縦型ブラインドの桟も、真っすぐではなく、うねうねとした有機的なデザインになっていたりして。まあ、とにかく、色々な種類がある。 しかも、遮光性・遮熱性なんていう機能性もプラスされているというね。 しかも、しかも、それらすべてに色と素材が組み合わさるから、もう選ぶとなったら大変よ。膨大な選択肢があるわけだからね。 っつーことで、あーでもない、こーでもないと、試行錯誤をしたあげく、なんとなく、このメーカーかな、というのが決まって来た。それは当初、予想していなかったメーカーだったんですけど、選んでいくとそうなっちゃったというね。 まあ、とにかく、家を作るのも、ゼロから全部任されるとなると、こういう細かいところまで全部決めなくちゃいけないから、大変ですな。その大変さが、面白さでもあるのだけれども。 ま、とにかく、これでまた一つ、家づくりの課題が一つ済んだ。あとは完成までひと月半。楽しみに待つことにいたしましょう。
April 6, 2026
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今、某新聞に連載しているのは、書店の平積みコーナーに置いてある、今売れ筋の本の中から、これはと思うものを掘り出し、書評するというもの。 で、4月分についてはまさに今日、原稿を送ったんですが、そうなると、来月分は何を書こう?という話になる。 ということで、今日は散歩がてら、近所にある行きつけの書店に行き、平積みコーナーをひとわたり眺めて参りました。 しかし、平積みコーナーを鵜の目鷹の目で見る、というのは、ワタクシにとっては結構、新鮮な経験でありまして。 というのは、子供の頃より天邪鬼だったワタクシは、それがベストセラーだというだけで「ワシが読むものじゃないもんね」という意を強くし、絶対に買わない方針だったから。 だから、今、平積みコーナーを漁るというのが、逆にすごく楽しいという。なーんだ、こんなに楽しいなら、もっと前からやればよかった~! で、今日、平積みコーナーを見て、5月分に取り上げようかどうしようか、迷ったのは、『棺桶まで歩こう』という本。これこれ! ↓棺桶まで歩こう (幻冬舎新書 790) いま、健康系の自己啓発本って多い(食事系も含む)んだけど、この本はそれにプラスして終活系自己啓発本でもあるという。なるほど、売れるわけだわなあ・・・。 でも、この本もちょっと評判になり過ぎて、今更ワタクシが取り上げなくてもいいか、というところもある。 あとね、『100日後に英語がものになる1日10分 ネイティブ英語書き写し』という本もちょっと気になった。これこれ! ↓100日後に英語がものになる1日10分 ネイティブ英語書き写し [ ブレット・リンゼイ ] これはね、左ページに印刷してある英語の自己啓発的エッセイを、右のノート部分に自分で書き写すという趣向で、英語も自己啓発思想もマスターするという欲張り本。さっき挙げたのは「健康系+終活系」の自己啓発本だったけど、こちらは「英語学習系+自助努力系」の自己啓発本ですな。 要するに、最近の自己啓発本は、ジャンル・ミックス的になっていると言えるのかもね、 だけど、一番の本命は、また別な本なんだけど、それはここでは内緒。 ということで、この平積み本の仕事、ワタクシにとっては、自己啓発本の現在地が分かるという点で、趣味と実益を兼ねた仕事になっているのでした。
April 5, 2026
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読みながら書く、書きながら読む、ということを器用に両立できる人もいるのでしょうけれども、ワタクシは不器用なもので、自分が書いている時は全然読めない。だから、読む期間の時にもっぱら読んで、書くとなったらもっぱら書く、という風になりがち。 で、今は書いている時だから、全然、本が読めない・・・のですが、その書く方がほぼ一段落したもので、ぼちぼち読み始めています。 で、今日読んでいたのは、真鍋厚さんという方が書いた『人生は心の持ち方で変えられる?』という本。これこれ! ↓人生は心の持ち方で変えられる? 〈自己啓発文化〉の深層を解く (光文社新書) [ 真鍋厚 ] この本、タイトルからして、「そんなわけないじゃないか!」という感じの、安易な自己啓発本批判なのかと思って読み始めたら、案に相違して、そうではなかった。安易どころか、非常に力のこもった自己啓発本文化の分析本でした。ごめんちゃい。 で、特に近年の、ここ30年くらいの自己啓発言説の流れを手際よく分析してあって、読み応えがあります。首肯するところの多い本でした。 真鍋厚さんという方については、この本で初めて知りましたが、私よりよほど若い方で、とても賢い。頭いいな、と感じることが多々ありましたね。 だけど・・・。 一点だけ注文をつけるとすると、真鍋さんは頭が良すぎるのね。だから、こう、頭だけで理解しちゃうというか。だから分析自体は鋭いし、なるほどと思うことが多いのだけど、キワキワのところで、「そう・・・じゃ、ないんだよなあ・・・」と思うところが出てきてしまう。 たとえばね、現代の自己啓発思想の一つの主流が「幸福至上主義」で、しかもその幸福を、自分のマインドコントロールを通して得ようとする、という分析を真鍋さんはするわけ。 その分析はね、非常に正しい。 だけど、それに続けて「それには、問題がないことはない」という趣旨のことが出てくる。つまり、自分の幸福度アップを最優先にしてしまうと、その他のことが疎かになる危険性がある、と言い出す。 たとえば、ブラック企業が労働者をこき使うと。だけど、こき使われている側の労働者が、自分のマインドコントロールをして、そのブラック状態に耐えてしまうことがあるだろう、というわけ。そうなると、ブラック企業のブラック体質への批判がなくなるではないか、と。 ワタクシが「ん?」と思うのは、こういうところなんですわ。いや、そうはならないんじゃないかと。 自分をマインドコントロールする、というのは、確かに自己啓発思想の一つの方法としてはあるのだけど、自己啓発思想が身についている人というのは、もっと本質的な意味で、「自分の人生を自分で選択する」というマインドを持っているのよ。 だから、ブラック企業に勤めてしまった自己啓発思想家は、「マインドコントロールして、この状況に耐えよう」とばかりは思わないのね。そうじゃなくて、「ブラックな会社にいる私、という状況を、自分の選択によって変えるにはどうしたらいいか」を考える。 とすると、「自分の心を殺してこの状況に耐える」という選択肢だけでなく、「自分の提案によってブラック企業そのものの体質改善に努める」とか、「労働基準局にタレ込む」とか、あるいは「さっさと転職する」とか、とにかく様々な選択肢を考え出し、その中からどれかを自分の意志で選択することになるでしょう。 だから、決して「ブラックな状態の中で我慢する」ということは起きないので、真鍋さんが指摘する「危険性」という論は、成り立たないんじゃないかと、ワタクシは思う。 その辺が、この本を読んでいて違和感を感じるところなのよね。真鍋さんは自己啓発思想を頭ではよく理解はしているけど、自己啓発思想の中で生きてはいないんじゃないか、っていう感じがする。 まあ、そういう瑕瑾はあるのだけど、それはあくまで瑕瑾であって、この本の価値は高いよ。すごく面白い。 ということで、この本、教授のおすすめ!です。
April 4, 2026
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ふと気がついたんだけど、ひょっとしてワタクシ、今年に入ってからまだ一本も映画を観ていないのではなかろうか? まあね、自宅のフルリノベーション、引っ越し、そんなこんなで忙しかったからなあ。 3月中はもう、ひたすら原稿を書いていたしなあ。 しかし、いくらなんでもちょっとひどいよね。映画観なくちゃ。 今、『ワン・バトル・アフター・アナザー』って、凱旋上映やっているんだっけ? あと『プロジェクト・ヘイル・メアリー』も気になる。『マーティ・シュプリーム』はどうなんだろうか? っていうか、今挙げたの、全部、カタカナだなあ。昔みたいに、日本の方で邦題を考えるという文化は無くなったのか・・・。『ある愛の詩』とか、『俺たちに明日はない』とか、『明日に向かって撃て!』とか、昔はいい日本語タイトルがあったのに。 とにかく、何か観たい。週末、行こうかな・・・。
April 3, 2026
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実家での春休みも今日でおしまい。これから名古屋の仮住まいに戻ります。 こちらに来て、遊んだのは下北沢で古着ツアーをした一日だけ。あとは結構、原稿書きばかりしていたかな? それでも、喫緊の課題だった新書本の原稿は最後まで書き上げたし、新聞の連載原稿も仕上げた。 しかし、3月はよく働いたなあ! こんなに毎日、根を詰めて書き物をした春休みって、初めてかも。 とにかく、そんな自由時間も終わり、明日からはまた名古屋での日々。 通常の仕事が始まるのはうんざりだけど、とりあえずGWを楽しみに頑張るしかない。 しかし、GWって誰の発明かわからないけど、いいよね! 新学年の緊張と疲れをいやすには、5月の連休ほど素敵なものはない。 ということで、とりあえずGWを目指して、新年度の開始を耐えることといたしましょう。 では、あすからはまた名古屋からのお気楽日記。お楽しみに~!
April 2, 2026
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1年近く書きあぐんでいた新書本の原稿ですけど、3月12日にゼロスタートで書き始め、今日で書き終わってしまった。 3週間足らずで9万字。悪くないペースだねえ。さすが、ワタクシ。 しかも、別に急いで書いたわけでも、無理して書いたわけでもなく、この間、原稿と関係ない本も随分読んだ。いわば片手間に書いて、このペースだからね。 あ、それに今日は、新聞に連載している原稿も一日で書き上げたしね。 でもなんか、今回の本を書いたことで、ライティング・パワーのレベルが1ランク上がった感じはするな。たとえて言えば、斉藤孝に一歩近づいた気がする。 私もそのうち、斎藤さんの『読書する人だけがたどり着ける場所』みたいな本を書いちゃおうかな。そんなことしてたら、学会から村八分になりそうだけど。 だけど、学会に評価される本書いても、すぐに忘れられるだけだしね。だったら売れる本をじゃんじゃん書いた方がいい。 なんて、偽悪的なふりをしてみたけど、まあ、私にも私なりの考えがある。それを他人に理解してもらわなくてもいいからね。 まあ、とにかく、生きているうちにやりたい放題やってやりますよ。
April 1, 2026
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ひゃー、今日で3月も終わり。ということは、1年のうち、もう4分の1が終わったのか・・・。早いのう・・・。 昨年の4月から今日までの一年間、結局、一冊も本を出さなかった。それはちょっと、我ながら怠慢でしたなあ。いや、努力はしたんだけど、方向性がいまいち決まらず、何度も原稿を全ボツにしたせいでそうなっちゃったのよ。 ただ、今年3月に入ってから、自分でも驚くほど急に原稿が進みだし、3週間ほどでほとんど新書本一冊分の原稿を書いちゃった。やる気になれば、そして歯車がかみ合えば、そんなもんよ。 今後の予定としては、4月いっぱい、推敲に推敲を重ね、連休明けに脱稿するつもり。そうすれば夏休み中には出版までいくでしょう。 このところ、家のフルリノベーションでお金を使うことばっかりだったから、ここで副収入を得られるのはありがたい限り。 できれば引き続き頑張って、年度内にもう1冊くらい、本を出したいもの。年度内は無理でも、年度内に脱稿するくらいの心づもりで。 まあ、とにかくやれるだけやるしかない。今日も一日原稿書きでしたが、明日ももういっちょ頑張って、おおざっぱながら、原稿を最後まで書いてしまおうかな。
March 31, 2026
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今日は家内と二人で下北沢に遊びに行きました~! もちろん狙いは古着屋ね。 まずは駅近くのベトナム料理のお店でバインミーを食べ、軽くお腹を作ってから、昨年とは逆に北西の方に歩いていきます。 すると、まあ、あるわあるわ、古着屋だらけ。こんなに古着屋ってあるんだ、っていうくらい、もう、至ところが古着屋さん。 ということで、別にお目当てがあるわけでもなく、手当たり次第に入っていきます。 もちろん、特に何が買いたいというわけではないので、行き当たりばったりに見ていくのですが、私に関して言えば、「メンバーズ・オンリー」というアメリカのブランドのスウィング・トップでちょっとおもしろいデザインのものがあったのと、あとリーバイスのブラックジーンズ(501)で、ちょっといいのがあったのですが、前者はちょっと値段が高く、後者は少し丈が短かったので、どちらも断念。 あと、私用に、指輪も見て歩いたんですけど、一個、ちょっとおもしろいものがあって、買おうかなとちらっと思いましたが、これも踏ん切りがつかず。 家内もキャップと、ラングラーのブラックジーンズですごくぴったりのがあったのですが、裾が少し擦り切れていたので、どちらも断念。 ということで、結局二人とも何も買わなかったのですけど、まあ、買うばかりが古着の楽しみではない。いろいろなデザインの服を見たり試着するのが楽しいので、今日も一日、大いに楽しみました。 で、今回思ったのだけど、春秋用の黄土色もしくはカーキ色のコートだったら、こういうところだとアクアスキュータムにしろ、バーバリーにしろ、ブルックスにしろ、選びたい放題だね。そういうのが欲しくなったら、古着屋に行けばいいなと。 ま、いろいろ勉強ですよ。 とまあ、今日はずいぶん歩き回ったけど、楽しい一日になったのでした。
March 30, 2026
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今日も基本は原稿書きなのですが、その合間を縫って、父と母の墓参りをしてきました。 我が家のお墓は、府中にある多磨霊園にあるのですが、今日は天気もよく、桜も満開に近くなっていたこともあり、霊園は墓参客で結構にぎわっていましたね。 昨年秋に墓参りをして以来、久々の墓参だったのですが、冬を通過しただけですから、雑草などもさほど生えておらず、きれいなまま。墓の脇に植えたムクゲの若木も、新芽が吹きだしたところで、春っぽい装いになっておりました。 で、墓を洗い、花を添え、線香を焚いて、墓に眠る父上母上に近況報告。今書いている本の完成に助力してくれるよう、お願いした次第。まあ、父母の助力があれば百人力ですからね。 ということで、今日は霊園の中や、霊園までの往復の道沿いのあちこちに咲く桜を堪能しつつ、父母を墓前に訪ねて、とても心地よい春の一日となったのでした。
March 29, 2026
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今日もずっと原稿書き。 だけど、いつも思うのは、実家って、割と原稿書きが進むのよね。どうしてだろう? 今日も、コラム二つ分、一気に書き上げちゃった。名古屋の自宅だと、頑張ってもコラム一個書けば上出来なんだけど、こっちでは二つ書ける。 それもそうなんだけど、なんかね、実家だと時間のすすみ方が違う。時間がゆっくり進む感じがする。だから、原稿書きのほかに、おしゃべりしたり、散歩行ったりしているのに、書けた原稿の枚数は多いというね。 不思議だね。 転地療法なのかなあ? 場所を変えると、気分が変わって、新鮮な気持ちで書くからいいのかも。 そう考えると、作家とかが、自宅ではなく、旅に出て、温泉宿とかに長逗留して原稿を書くというのも、分かる気がしますな。 私も、定年になったら、そうやって日本中旅しながら原稿を書こうかな。 ま、それはともかく、原稿が進展しているのはいい気分。この調子で、こっちにいる間に、原稿を9割がた仕上げられればいいな。
March 29, 2026
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さてさて、春休み後半、実家に戻りました。こちらで1週間ほど骨休めする予定。 ところで、実家に戻ったら、姪がいた。 この姪っ子は、6年ほどフランスはパリにいたんですけど、3日ほど前に帰国したんですわ。 で、6年も日本を離れていたんだから、しばらくは姉のところに身を寄せてのんびりするのかと思いきや、もう4月1日から働き始めるんですと。 え、じゃあ、パリにいた時から日本での就職活動をしていたってこと? 話を聞いたら、そうなんだって。もう今は、ネット上で面接から何から全部できると。 しかも、住む家も決めてきたんだって。横浜に。それも、内見とか、ネット上でちゃんとして、それで決めたのだとか。 はあ~。すごいね。しっかりしてるね。たくましいなあ、最近の若い人たちは。 もしわしだったら、そんなのは日本に帰ってからやればいいや、とか思っただろうに。そういう怠け者とは違うんだねえ。 ということで、我が姪っ子ながら、ちゃんとしているなあと、つくづく感心してしまった次第。 いいもんね、わしなんか、もうすぐ定年だもんね。毎日が日曜日だもんね。
March 27, 2026
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今日は野暮用があって、春休み中の大学に行ってきました。 野暮用というのは、パソコンの廃棄のこと。 今、大学で使っていたパソコンを廃棄するとなると、結構、大変なのよ。学生のデータとか成績とか入っていることがあるからね。だから、ハードディスクを取り出して物理的に破壊するとか、そういう作業がひつようになってくる。 で、それが面倒で、古くなったパソコンを10台くらい研究室に積み上げていたんだけど、そろそろ何とかしなくちゃということで、大学のICTセンターに泣きついて、破壊作業をやってもらったわけ。 で、ICTセンターから、破壊作業が終わったとの連絡を受けたので、その破壊されたパソコンを受け取り、それを大学のパソコン墓場に持って行って処分してきたの。 とまあ、そんな用があったので大学に行ったんだけど、春休み中ということもあって、キャンパスはひっそりしておりました。桜はあちこちで咲いているんだけど、見る人もいないというね。同僚もいないし、事務の人たちも少なかった。 いいね、そういう感じ。閑散としたキャンパスほど、いいものはない。 で、せっかく行ったのだから、新学年に備えて少し掃除でもするかと思い、今日は共同研究室に掃除機をかけたり、茶器の茶渋を取ったり、そんなこともしていました。 で、ちょっと本の執筆もして、その後道場で一汗流して、それで帰宅した次第。 これで、とりあえず年度内の仕事は片付いたかな。 ということで、明日はちょっと実家に戻ります。父と母のお墓参りもしたいしね。
March 26, 2026
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昨夜、NHKでやっていた時代劇ドラマ、長谷川博己版『眠狂四郎』を観てしまいました。 何で観たか? そんなの、長谷川博己ファンだからに決まっているだろう! ワシはこう見えて、長谷川博己と堺雅人が主演するドラマは観てしまうのよ。なんか、好きなのよね。 あと、強いていうと、あの俳優も好き。濱田岳。 それはともかく、『眠狂四郎』ですよ。 ま、今回のドラマとしての出来は・・・うーん、どうかな、という感じでしたけど、それはいいの。博己が活躍すれば。 それにしても、眠狂四郎という主人公の名前はよく耳にしてきたけど、実際にどういう話なのか、全然知らなかったので、ドラマを観たあと、つい調べちゃった。 で、わかったんだけど、『眠狂四郎』って、柴田錬三郎ものなのね。柴錬の小説、一つも読んだことないけど。 で、ドラマとして観ていて、眠狂四郎というのは、『大菩薩峠』の机龍之介みたいな感じなのかな、名前の感じもちょっと似ているし、と思ったら、やっぱり柴錬がこの物語を書く時に、机龍之介の人物造詣を参考にしたとのこと。 だけど、机龍之介は完全に人殺しが趣味のサイコパスだからなあ。それに比べると、眠狂四郎には、何らかのモラルというか、行動規範がありそうな感じがする。 結局、キリシタンとして殺された母親の恨みが狂四郎の行動のベースだからな。クールな殺し屋ではなく、よっぽどホットよ。でもまあ、狂四郎とはいえ、狂ってはいない。モラルはある。そして、モラルはあるに越したことはないからね。 それにしても、眠狂四郎って、バテレンと日本人女性とのハーフだったのね。青い目の。それは意外だったわ。 あと、狂四郎が使う円月殺法、あれは相手を催眠にかける催眠刀法だったのね。それも意外。相手は眠くなって切られるのか! そりゃ、無敵だわ。 ということで、色々知らないことを知ってしまった博己ドラマだったのでした。続編に期待!
March 25, 2026
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ひゃー、今日は我ら夫婦の結婚記念日。もう今日で結婚してから28年が経過したのかな? ということで、今日は夕食を外食して参りました。 で、行ったのは本山にある「キガルニワショク 華」というお店。 和食の店なんですが、まあ、ここは図抜けているね。 味が超美味しい、見た目が超美しいのは当たり前。だけど、このお店が提供してくれる和食料理は、一品一品に工夫があり、驚きがあるのよ。斬新な素材の組み合わせとか。 でまた、一つ一つの料理がこの上なく細やかな気配りの上に成り立っているというか。繊細な仕事なんだよね。 今日は季節柄、春らしい食材がふんだんに使われていましたけど、おかげで、春の味を堪能してまいりました。いい店だなあ。 さて、28年間、大きな病気もせず、大きな事故にも災害にもあわず、元気に二人仲良く暮らせてきたのはありがたい限り。これからも、お互い助け合って、末永く仲良く暮らしていきたいと思います。 今日はいい結婚記念日でした。今日も、いい日だ!
March 24, 2026
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今日は所属大学で卒業式がありました。 うちは毎年3月23日に卒業式をやることが決まっているんですけど、この日は晴れの特異日なのか、晴れることが多い。私は今までに34回くらい経験していますが、雨だったことは2回くらいしかない気がする。それも、小降りだったしね。 今日もよく晴れて、暖かい一日となりました。ほんとに、学生たちの旅立ちの日を天が寿いでいるようで。 で、今年の私のところのゼミ生たち4人は、ホントにいい子たちだったので、彼ら/彼女らを指導したこの2年間はとても楽しかった。久々の、会心のゼミ生って感じの4人でした。 だから、今日、この連中が旅立つのは、嬉しい反面、寂しいなあと。もう4月から会えないんだからね。 で、卒業式が終わって、学位授与式も終わって、とりあえず解散となってから、ゼミ生たちと写真を撮りまくりました。 そしたら、この子たちが、私にすっごくきれいな、すっごくセンスの良い花束を用意していてくれてさ・・・。 しかも、4人で何時間もかけて選んだという、素敵な置物(鏡)とラルフローレンのハンカチを、記念品としてくれたりして。もう、涙、涙よ。 教師冥利に尽きるとは、まさにこのこと。ほんとに最後の最後まで、素晴らしい弟子たちでした。 彼らよりちょうど40年、人生の先輩だからわかることだけど、22歳という若さ、これはもう、無敵なのよ。可能性の海が目の前に広がっているようなもの。 彼ら/彼女らは、これからその広大な可能性の海に飛び込んで、人生の大冒険をしていくわけだけど、この先、何があっても希望を失わず、自分にはきっと夢を叶える力があると信じて、思い通りに生きていってもらいたいものでございます。 そして、時々は、昔の先生のことを思い出して、私の元に遊びに来てくれたら、もう、言うことはないな。 ゼミ生諸君、ご卒業おめでとう! さあ、もはや過去のものとなった学び舎を飛び出し、未来へ向かって突き進め!!
March 23, 2026
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つい最近、ちょっと「え?」と思うことがあったんだけど、さっき、ふとした拍子にまたそのことを思い出しちゃった。 いや、学生に本を貸した、という話なんだけどね・・・。 三宅香帆さんの『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』っていう本、あるじゃない? で、それを研究費で買ってあったんだけど、他の科の女子学生から「レポートで使うので、貸して欲しい」と大学図書館経由で頼まれちゃってさ。 実は、そう学生から頼まれた時、その本、私自身も必要があって読んでいたのよ。 だけど、一応、研究費で買ったので、その本の本当の所有者は大学図書館ということになる。だから、貸しましたよ、その学生に。自分で読む方は改めて自分で買って。 で、それから数か月。あれ、あの学生に貸した本、まだ返してもらってないよな、と思い出しまして。それで、借りていった学生にメール出して、もうレポートも書き終わったのだろうから、そろそろ返して、と言っておいたわけ。 そうしたらその女子学生からメールで返信してあって、「すみません、すぐ返します」と。 で、それから1週間くらいして、本は戻って来たのですが・・・。 その返し方がさ・・・私のメールボックスにポーンと放り込んであったのよ。 ふつうさ、教員の研究室配置の図書を借りたなら、なんか一言、礼状でもメッセージカードでも添えてさ、本も袋に入れてさ、そうして返すもんじゃないの? 本をむき出しで、そのまま放り込んでおくって、礼儀としてどうなの? で、おやおやと思いながら、返された本を見た。 そしたら、もう、ボロボロよ。貸した時には真新しい新品の本だったのに、今は無残に使い古された古本みたいになっちゃってた。 ふつうさ、人から借りた本を読むときって、カバーでもかけてさ、なるべく本が傷まないように、丁寧に読むもんじゃないの? 私が人から本を借りて読むときは、ちゃんとそうするよ。そして返す時には、貸主の前でそのカバーを取る。そうすれば、「ああ、大事に読んでくれたんだな」というのが、貸主にもわかるじゃない。 いやはや。これが今時の女子学生の仕打ちなんですかねえ・・・。 本を借りるとかどうとか言うことよりも、その前に人間として当然弁えておくべき礼儀はどうなんだっていう話だよね。 ああ、定年が待ち遠しいよ。
March 22, 2026
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昨日起こった新名神のトンネル事故、こわいよね! 何が怖いって、私も実家へ行き来するため、名古屋・東京間を年に何度もクルマで往復するんだもん。新東名も、トンネルが多いしね。そんなところを走っている時に、後ろから大型トラックにドーンと追突されたら、自家用車などひとたまりもない。 火の出た車両の中に閉じ込められるなんて、想像しただけでヤダヨーーー。 で、思うんだけどさ、トラックに衝突回避のためのアダプティブ・クルーズ・コントロールの設置を法律で義務付けないといかんのじゃないの? ・・・と思って調べたら、一応、義務付けられているらしいね。でも、未設置の古いトラックがまだ走っているし、設置されていても、ドライバーがオフにしちゃうケースもあるらしい。 今回の事故で、どうして自動ブレーキが掛からなかったのか、よく分からないけど、とにかく、トラックの追突だけはやめて欲しいわ。 3月末には、新東名使って実家に戻るけど、後ろからトラックがドーンとこないことを祈るしかないな。
March 21, 2026
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このところ、実感するのは、痩せてきたなあ、ということ。 特に感じるのがお腹まわりで、スーツのズボンを履くと、大分ユルユルになってしまった。ベルトで言うと、穴二つくらい細くなっている感じ。 前は腰回り30インチ、センチで言うと76センチから、太っている時は78センチくらはあったと思うのだけど、今は28インチか、ひょっとするとそれ以下かも。 何で痩せてきたかというと、その理由ははっきりしている。 食事の時に、よく噛むようになったから。 このブログでも前に書きましたが、武道の師匠に「血糖値が高い」ということをお話ししたら、「食事の時に、よく噛んでいますか? よく噛むと、血糖値の上昇が抑えられますよ」とアドバイスされ、以後、そのアドバイスを守って、食べ物をよく噛むようになったのよ。 で、意識的によく噛むようになってわかったのは、自分が今まで、いかに噛んでなかったか。いかに、飲むように食べていたか、ということ。 で、それを改めてよく噛むようにしたら、まあ、食事のスピードが落ちる、落ちる。噛むのに一生懸命で、なかなか次の一口にいけない。 やたらに時間が掛かるもので、そのうち、食べるのに飽きてきて、以前だったらおかわりしたご飯も、最近は一膳で終わっちゃう。 痩せてきたのは、多分、そのせい。 しかし、そう考えると、「よく噛む噛むダイエット」は、効率いいよ! しかも、痩せようと思って無理な努力しているわけじゃないからね。そんな邪心もなく、ただどんどん痩せていくだけ。 というわけで、痩せたいと思っている人、でもなかなか実行できない人がいましたら、ぜひ、この「よく噛む噛むダイエット」をお試しあれ。早ければ1ヶ月くらいで、テキメンの効果が出ると思いますよ。
March 20, 2026
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私が編集している、英語科の紀要が今日、完成し、現物が納入されました~! ちなみに、私が編集している、というのは、単に編集しているだけでなく、版下まで完成させるのよ。表紙も裏表紙も背表紙も、全部私が編集するの。だから、出版社に頼むのは、ほぼ印刷・製本だけ。 そうなるとね、140ページ・150部で10万円ってとこかな。これを10人くらいの先生方で費用負担するから、一人当たりの負担額は1万円ということになる。 普通ね、このくらいのものを、出版社に丸投げすると、大体、3倍くらいは取られるんじゃないかな。 まあ、とにかく、自分が編集した紀要(=雑誌)が納入されると、やっぱりかなり嬉しい。もっとも、今号には私は論文を載せていな~、その意味ではちょっとつまらないけどね。今年は忙しかったのよ。 ところで、この前新聞を読んでいたら、素人の人が文集みたいなのを作ろうと思って、出版社に相談したら、何百万円も取られるということがわかり、あきらめて自分でコピーをし、自分で製本して、それを親戚に配ったら喜ばれた、云々、という投書が出ているのを見かけました。 まあ、自費出版と言うのは、高いからね。 でも、あれ、自分で版下作るところまでやれば、ISBNのついた、国会図書館にも所蔵されるような本が、100部20万円くらいで出来るよ。そんな、数百万円なんてかかるわけない。 みんな、知らないんだよね、そういうことを。 そう考えると、老後の愉しみとして、素人の文集を編集・出版して、お金取ろうかな。そりゃ、私に頼んだ方がよっぽど安く仕上がるからね。 「自費出版、引き受けます。by釈迦楽書房」か・・・。悪くないな。
March 20, 2026
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若島正先生の『乱視読者の帰還』を読んでいたら、アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』を論じている章がありまして。 で、それを読んでいたら、俄然、この推理小説を読みたくなってしまった。 ・・・と言うと、驚かれるかもしれないのだけど、私はアガサ・クリスティーの作品をほとんど読んだことがない。えーーーっていう感じでしょ? 英米文学の専門家なのに。 でもそうなの。 子どもの頃、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズをずっと愛読していて、それがあまりにも面白かったので、勢いに乗ってアガサ・クリスティーのポワロ物を幾つか読んだのだけど、シャーロック・ホームズほど面白くなかった。で、以来、見限ってしまったのよね。 まあ、私の知識体系にはすごくムラがあって、めちゃくちゃ詳しいことが多い反面、まったく無知な部分も多々ある。アガサ・クリスティーも、その無知の領域なのよ。 で、今更ながら、アガサ・クリスティー読みたいなと。 でもさ、今更、『そして誰もいなくなった』とか、買いたくないじゃん? ただでさえ、今、本の大掛かりな断捨離しているのにさ。 どっか、その辺に落ちてないかな。 ちなみに、私の世界観からすると、「画鋲と輪ゴムは、その辺に落ちている」のであって、これらをお金出して買うという発想がない。 アガサ・クリスティーの『誰も』も、どっかに落ちているんじゃないかなと。 ないかな。明日、大学に行った時に、どこかに落ちてないか、探してみよう。(買えよ!)
March 18, 2026
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相変わらずAIをフルに活用しながら、新書本の執筆を続けています。でまた、それが楽しくて仕方がない。こういう楽しさで本を執筆したことって、今までなかったな。 だって、本の構成、章立ての構成から、AIと相談していくんだもん。まさに、AIはライターとしてのワタクシの戦略参謀。 で、構成が十分に練れた段階で執筆を始めるんだけど、どの順番で書けばいいかはあらかじめ分かっているので、書きながら悩むことがない。ガンガン書ける。 で、書き上がったら、AIに見せて、添削させる。そこがまた面白くて。 もうね、私の書いたものの欠点を、見事に指摘するの。「ここの説明が足りない」とか、「これでは読者が誤解する」とか。「ここでもうワンパラグラフ、ダメ押しの文章を加えれば、圧倒的に説得力が上がる」とか、指摘してくれる。 で、そこを直して、再度、添削してもらって・・・というようなことを何度も繰り返していくと、加速度的にいいものが出来上がっていくわけよ。 とにかく、執筆のスピード感が半端ない。2日で一章、いや、1日で一章も夢じゃないかな。 今書いている本を書き上げた後で、いずれライティングの本を執筆しようと思っているんだけど、その時のトピックとして、AI時代のライティング術、というのが最大の売りになりそう。 とにかく、今はものすごい勢いで本を書くのが楽しくて仕方がない。この春休みは、その意味で、充実したものになりつつあります。
March 17, 2026
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今日は「忘年会」ならぬ「忘卒論会」というのをやってきました。 以前は卒論提出後のお楽しみとして、卒業式前に巣立ちゆくゼミ生たちと会食をし、それを忘卒論会と称していたのですが、コロナ禍もあって、このところ全然やってなかった。それを、今年は久々に復活させたんですわ。 というのは、今年のゼミ生たちの出来が良かったから。 今年はメンバーが4人と、例年と比べるとちょっとこじんまりとしていたのですが、男子2人、女子2人とバランスもよく、4人が4人とも優秀、かつユニークで、指導をしていても実に楽しかった。 それに、今年は、これも久々なことながら、「ゼミ内ネーム」を決め、ゼミの中ではその呼び名で呼び合ったのですが、それも面白かった。 で、大学からクルマで20分ほど離れたところにあるジビエ・レストラン「ゾイ」というところで、私を含め5人でランチをしてきた、という次第。 卒論が終わってから、連中も羽根を伸ばして来たようで、女子二人組(セルとスパイク)はフランス・オランダ・ベルギーを回るグランドツアーを敢行。一方、男子のルイは沖縄へ、もう一人のキャプテンはフィリピン・セブ島へ行き、それぞれ楽しんできたらしい。 で、美味しいランチを食べながら、旅を楽しんできた若い連中の話を聞くのも楽しいもので。いい忘卒論会になりました。 ちょうど一週間後には卒業式があります。これで2年間付き合ってきた、このお気に入りのゼミ生たちともお別れです。 いつものことながら、別れの季節ってのは寂しいもんで。 まあ、さよならだけが人生。若い人たちには、後顧の憂いなく、ドーンと世間に飛び出して、力の限り、人生を楽しんでもらいたい。老兵が願うのは、ただそれだけですな。
March 16, 2026
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色黒で細身の体形から「南海の黒豹」と呼ばれた元大関・若嶋津関が亡くなりました。享年69。 まあ、現役時代はハンサムなお相撲さんでね。ソップ型で、恰好が良かった。ライバルでもあった「北海の白熊」こと北天佑もハンサムだったけれど、いい時代の力士でした。 優勝も2回くらいしているし、大関として恥ずかしくない成績だったと思いますが、たとえば若嶋津の得意技は何かと聞かれると、うーん、あまり良く覚えていない。あの頃のソップ型の力士というのは、たいがい下手投げを得意にしていましたから、多分、若嶋津もそうだったのではないかと。そういう意味では、技よりも気迫で勝っていた力士だったかもしれません。 だけど、下手投げというのは、上手投げとの投げの打ち合いになると、どうしても不利だからね。そのあたりが、もう一つ上の階級に行けなかった理由でしょう。 現役時代、高田みづえさんと結婚されたりして、傍目には華やかな感じに見えましたが、親方時代の彼は、結構、事故や病気に苦しんでいたとのこと。そういえば近年の写真を見ると、年齢の割に老けて見えるところがありましたからね。 それにしても69歳で亡くなるとは。 同世代の大関・朝潮も、少し先輩の千代の富士も、ライバルの北天佑もすでにこの世にない。本当に力士というのは早死にですなあ・・・。 特別なファンというわけではありませんが、一時代を築いた南海の黒豹のご冥福をお祈りしたします。合掌。
March 15, 2026
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詩人の石垣りんさんのエッセイ集、『朝のあかり』を読了しましたので、心覚えをつけておきましょう。 なんで私がこの本を買ったのか、よく覚えていないのですが、確かどこかでこの本が素晴らしいという評判を読んだのでしょう。それで買ったはいいが、今日まで放っておいたと。 で、春休み中のヒマに任せて読んでみたんですけど、確かに素晴らしいね。 どのエッセイも素晴らしいのだけど、私が一番感銘を受けたのは、94頁から95頁にかけての、ほんの2ページの「花嫁」というエッセイ。 石垣さんがいつもいく銭湯で体を洗っていたら、見かけたことのない女の人がそっと近づいてきて剃刀を差し出したと。曰く、これで衿足を剃ってくれと。 で、石垣さんが「剃刀で人の肌を剃ったことがないから・・」と断りかけるのだけど、その女性は「簡単ですから」とか言うわけ。そして続けて「明日、私はオヨメに行くんです」と。 なるほど、嫁入りで白粉を塗るので、衿足に産毛があると白粉乗りがよくないんですな。そんな時、普通なら専門の美容院でやってもらうのでしょうけれども、おそらく、彼女にはそこへ行くだけのお金がないのでしょう。 でも、強いて剃刀を差し出すその女性の態度に図々しいところは少しも見えなかった、というんです。貧しさと、しかし明日結婚するという誇らしさ、それが銭湯で見ず知らずの石垣さんに剃刀を差し出すという唐突な行動を彼女に取らせたんでしょう。 そして石垣さんは、しおらしく細身の背中を石垣さんに向けたその若い女性の姿に「ゆたかでない人間の喜びのゆたかさが、湯気の中で、むこう向きにうなじをたれている」と感じ、にっこり笑ってその仕事を引き受けたと。 で、うなじを剃ってもらいながら、その女性は自分が三十を越していること、色々な事情で婚期を逃していたこと、そして今度縁あって神奈川にある農家に嫁ぐことになったことなどを語るんです。それを聞きながら石垣さんは、「彼女は東京で一人住いなんだナ、つい昨日くらいまで働いていたのかも知れない。そしてお嫁にゆく、そのうれしさと不安のようなものを今夜分けあう相手がいないのだ、それで――。」と想像する。 石垣さんご自身、高等小学校を卒業してすぐ丸の内の銀行で働き始め、ずっとお茶くみのような安い給料の仕事に就き、結婚することもなく安月給で親兄弟を支え、やがて一人暮らしを始め・・・というような生活をずっとしてきた。だから、そういう自分の生活に即して、この見知らぬ女性の身の上を想像するわけ。苦労の多い、幸の少ない暮らし・・・だけど、少なくともこの女性は、石垣さんとは異なり、嫁に行くことになった。その喜びと不安。それを石垣さんは、心の中で寿ぐわけよ。「私はお礼を言いたいような気持でお祝いをのべ、名も聞かずハダカで別れた」。 そしてこのエッセイは次のような文章で終わります。「あれから幾月たったろう。初々しい花嫁さんの衿足を、私の指がときどき思い出す。彼女いま、しあわせかしらん?」 ね、いい話じゃないの。 この本を読み終わって、梯久美子さんの解説を読んだら、梯さんもこのエッセイのことを「何と美しい描写であることか」と述べられていました。やっぱり、読む人が読めば、このエッセイの凄さがわかるのね。 石垣さんのこのエッセイ集、まだ勤労女性の姿が奇異な目で見られることもあった時代のOL生活のことや、学歴がないこと、親兄弟、義母を背負うことの苦しさ、貧しい暮らし、それでもそんな中、勤続〇十年の退職金で小さなマンションの一部屋を買って一国一城の主となった誇りなど、戦後から昭和後期を背景とした一人の女の暮らしが凛として描かれている。石垣りんだけに。 ある意味、貧乏くさい話で、私は基本、貧乏くさい話が嫌いなんだけど、りんさんが語る戦後から昭和後期の話って、私の子供の頃の記憶と一部重なるところがある。だから、この本を読んでいて、私も何度も子供時代の情景を思い出してしまった。何だかんだ言って、あの頃はみんな貧しかったからね。ただ、りんさんの語る貧しさは、何か一本筋が通っているところがあって、貧乏くさい話なんだけど、情けなくはないの。しゃんとしている。 それに詩人の文章って、やっぱりいいんだよね。「ゆたかでない人間の喜びのゆたかさが、湯気の中で、むこう向きにうなじをたれている」なんてさ、普通、書けないよ。この文章一本で、この若い女性を圧倒的に描写しているじゃん。 っつーわけで、この本は聞きしに勝る、すごいエッセイ集だったのでした。教授のおすすめ!です。これこれ! ↓朝のあかり 石垣りんエッセイ集 (中公文庫 い139-1) [ 石垣りん ]
March 14, 2026
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今日、今年度最後の教授会が終わった後、退職教員の紹介がありまして。 で、3月で定年退職される先生方が数名紹介され、その方たちの挨拶があったんです。 まあ、これは毎年のことで、長く勤められた方は長く勤められたなりに、数年しか在籍されなかった方は短いなりに、それぞれ本学での思い出を語られる。 私はこのイベントが割と好きで、それぞれの先生方がどういう思いで、本学で過ごされたのかを、毎年興味深く聞くんです。 昔は面白いスピーチをされる方がいらっしゃいましてね。私が赴任したばかりの頃は、「伊勢湾台風の時は大学も大変だった」なんていう話をされる方がいたり。 あと、「この大学には『幸福の木』が一本ある。自分はそれに気づいた。でも、どれが幸福の木か、ここでは教えてあげない。皆さんそれぞれ、探してみればいい」などと謎めいたことをおっしゃって去って行かれた先生もいました。 最近は、あまり面白いスピーチがなかったのですが、今日はスゴイのがありました。 私と赴任時期が同期の先生だったのですが、その先生は音楽科の所属で、今日はスピーチの代わりにファゴットを演奏されたんです。 以前、あれはもう30年くらい前のことですが、ハーモニカが特技という先生が、ハーモニカを吹いたという例が一度だけありますが、それに続く二度目の演奏。 ハーモニカも良かったですけど、さすがプロが演奏するファゴットですから、なかなか見事でしたよ。クラシックではなく、日本のポピュラーな曲(名前は知らないけど、別れのシーズンにふさわしい曲)だったのもよかった。 まあ音楽科の教授を羨んでも仕方ないですけど、こういう特技があるのは、こういう時にはいいなあ! かく言う私も、来年の今頃はあの場でスピーチをしなければならない身。私も何か特技でもあればねえ・・・。 ・・・あった。私は八光流柔術5段で、師範なのだった。 演武、やるか・・・。
March 13, 2026
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