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February 26, 2011
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カテゴリ: 教授の雑感



 まあ、確かに基本的に夫になる男の側が戸籍の上で「世帯主」となり、妻は夫の姓に変わらなくてはならない、という現行のシステムが男女不平等だと言われれれば、そうかなと。

 実際、家内の姓を名乗るのでもいいかと問われれば、うーん、やっぱり自分の名前を変えたくないなあと、男の私は理不尽にも思うわけ。だから、「結婚しても姓を変えたくない」という女性が居たとして、その気持ちが分からなくもない。

 要するに、結婚したら妻の側が夫の側の姓に変わるという日本の制度に、日本の男たちは安住しているんですよね。

 だけど、どちらかの姓に統一するということには、それなりにメリットもあるでしょう。特に生れて来る子供の姓のことをあれこれ悩まなくていい、というのは、すごく大きなメリットだと思う。逆に、夫婦別姓の制度が導入されたとして、その場合、子供の姓はどうやって決めるのでしょうか?

 ま、夫婦別姓が認められている国なんていくらでもありますから、その辺は何とかなるのでしょうが、しかし国によって事情が違いますからね。他国がやっているから日本も真似すればいい、という風には行かないかも知れません。

 例えば韓国も夫婦別姓ですが、韓国の場合、姓の数が異常に少ないからね。キムさんとキムさんが結婚することもよくある。そうなると、実質、夫婦別姓にならないですもん。

 あとベルギーも夫婦別姓ですが、そのために離婚が簡単になってしまって、離婚率が70%台ですからね。日本の離婚率の低さも、案外、「夫婦同姓」と「戸籍」の存在がかすがいになっているのかもしれません。

 私にはイラン人の親友がいるのですが、イランも夫婦別姓なんだよなあ。今度、それで特に問題がないのか、子供の名前とかどうやって決めるのか、今度会った時に聞いてみようっと。


 あるいは、日本でも「ミドルネーム」というのを作って、女性は結婚したら、夫の姓と自分の家の姓を両方名乗れることにするというのはどうかしら? 例えば「山田・田中 花子」とか。しかし、このシステムだと、変な苗字になる場合がありそうですなあ。小田さんが大田さんと結婚したら「大田・小田」になっちゃうし。大きいのか、小さいのか、どっちなんだ、みたいな。


 ちなみに、家内にこのことを尋ねてみたら、家内は別に私の姓になることに抵抗はないんですと。むしろ中学生とか高校生くらいの時に、好きな男の子の姓に自分の下の名前をくっつけてみて、「なかなか合うじゃん」なんていう遊びを友人同士でやっていたというのですから、まあ、古風なものであります。

 良かった、その点、家内が古風で。そうじゃなきゃ、誰も「釈迦楽」なんて抹香臭い名前に変わってくれないよ!


 いずれにせよ、こういう「伝統を維持するか、別なやり方を導入するか」に関わる問題ってのは、身近なところに騒ぐ人がいないと、真剣には考えないものですな。今回はいい勉強になりました。





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Last updated  February 26, 2011 11:53:14 PM
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