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January 25, 2016
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カテゴリ: 教授の雑感
 今日、夕方のコーヒータイムに同僚のI先生から「エッセイを書きたい」との相談を受けました。

 哲学がご専門のI先生、難しい政治哲学の論文を書いてきたけど、もうそれはいいと。これからはもっと軽い・・・と言うと言い方は悪いですが、もっと多くの人に気軽に読んでもらえるようなものが書きたい。それについてアドバイスはないか、ということなんですな。


 あるよ。


 まず文章面から言うと、多分、今まで、ページが文字で埋め尽くされているような文章を書いてきたのだろうと思うけど、多くの人に読まれたいというのであれば、それじゃダメ。

 じゃ、どうするか。

 ワンセンテンスごとに改行する。これだな。学術的な文章としてはあり得ないけど、人に読まれたいなら、これ以外あり得ない。


 次はテーマ。

 これには二つの道がある。

 一つは、今、一般大衆にとって関心があるテーマを、哲学的に解説するという方法。例えば「終活」を哲学的に考える、とか。


 もう一つの道は、今、廃れているテーマを、改めて復活させるという方法。

 例えば、「今、改めて読むサルトル」とか。


 で、一番いいのは、この二つの方法を合体させること。つまり、今、人々の関心のあることを、廃れた視点を復活させながら解説する、という方法ですな。


 で、思ったのだけど、今哲学系の人が書くべきエッセイのテーマは「アラン」じゃないかなと。


 アランといえば『幸福論』が有名ですが、まあ、学術的な論文の対象となるようなものじゃない。学問的には放っておかれたモノですな。

 だけど、そういう放置モノを復活させ、それを通じて21世紀を生きる我々の幸福って何かを問うなんてのは、なかなかイケてるテーマじゃないかなと。


 そんなことをI先生に口から出まかせ的にアドバイスしているうちに、マジでこれ、いいテーマなんじゃないかと思えてきた。

 アランの『幸福論』を現代的にアレンジして解釈し、それをワンセンテンス改行方式で書く。

 I先生がやらないなら、私がやっちゃうよ、これ。





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Last updated  January 25, 2016 11:01:09 PM
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