2010年02月28日
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 弟が「神様」を連れてきた。「まあ、神様っていうのはちょっと言い過ぎだとは思うんですけど」刻人が連れて来た彼女・梢の話は、その一言から始まった。「先のことが見えるんです」「先のことが見える・・・?」思わず怪訝な顔を向ける俺に、「はい」、と梢が頷く。「すごくぼんやりしてて、いつでも誰のものでも自由に見たい未来が見れるわけじゃなくて、時々突然パッとその情景が浮かぶだけなんですけど、外れたことはほとんどないです」「それって・・・未来予知?」柚島が驚いた声で訊くと、梢はあっさり頷いた。「それでですね」ぱん、と梢が小さく手を叩いた。「お兄さん方に今日、ご相談というか、話したいことがありまして」「俺らに?」「はい、あと一週間で世界が終わっちゃうかもしれないんですけど・・・どうします?」周りから「神様」と呼ばれている女の子はとんでもない一言を発して・・・。
 「世界平和は一家団欒のあとに」シリーズは、異世界を救った元勇者の父とその相棒だった母、魔法の運び屋や宇宙の平和を守っているらしい姉たち、街の不良たちに一目置かれていたりガンマニアだったりする弟妹たち、治癒能力があるガールフレンドを持つ主人公の星弓軋人が世界の平和を守ったりするストーリーです。軋人の能力は、ナイフで傷つけた人間の生命力を操るというもの。ナイフを常備しているうえ、見た目や雰囲気がちょっと恐い感じの軋人は周りから悪い人間だと誤解されています。そして、そんな超人揃いの星弓家の人々は毎回のようにトラブルに巻き込まれることになるのです。宇宙人、異世界人、悪の組織、など非日常的存在の方々が引力のように星弓家に惹き付けられて大事件を起こすことになっていきます。
 「世界が終わるのを何とかしてほしい」と依頼してきた梢ですが、それとは別に刻人個人に「十年間会っていないお母さんに会いたいから、家出を手伝ってほしい」という頼み事をします。実は梢の父親は、梢の予知能力を利用して金儲けすることばかり考えており、梢を異常なほど束縛しているのです。いかがわしいボディガード風の男達を雇って一日中梢を見張らせているほどです。当然、自由のない梢はどこにも行かせてもらえません。謎の存在によって梢と世界に危機が迫る中、刻人は梢自身を守り願いを叶えるため銀河警察と神様的存在と兄を敵に回して戦うことになっていきます。絶望している梢の思いを変えるため、ひたすら一途にストイックにどんな困難があろうとも立ち向かう刻人の姿がとても格好良くて大変面白かったです。
 ジャンルは、世界の危機アクション・ラブストーリー・ファンタジー。アクションやラブストーリーが好きな人にお薦めです。<終>


世界平和は一家団欒のあとにシリーズ












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最終更新日  2010年03月01日 09時58分15秒
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