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今回の留学レポートでは、勉強に向かう態度を通して、大学で出会ったすごい人たちについて書いてみます。
その① アラブ系Aくん
前期のクラスって、担任の先生が「 このクラスのメンバーは、本当にすごい人たちであふれてますね。
」と言ってたのですが、それは今思えばリップサービスではなく、本当でした。
その中でも、このAくんの頭のキレキレ度は、私の人生で出会った中でも1、2を争うんではなかろうか?と思うのです。
中でも目立つのは、「瞬発力」。
スポーツで例えてみると、
(私のスポーツ例え、相撲や柔道などいつも格闘技で、すまぬ...)
みんな柔道の初心者、ある日、稽古で「背負い投げ」を習ったとします。
そしたら、Aくんは、たぶん家で一人で猛稽古してきて、
翌日の稽古で、試合をしてみたら、普通に背負い投げを使って戦ってくる感じ。
通常は、昨日、習ったばかりの技を、今日、単体でやれと言われればできる人もいるかもしれないけど、試合でいきなりそれができるっていうのは、難しくない?
普通、そんなのできないよ!?
まあ、彼のそんな瞬発力も、家での一人猛稽古がないと発揮されないんだろうけど、
私の場合(一般人)、猛稽古したとしても、試合で 出ん
!!( 千鳥ノブ風
)
授業中の態度も、果敢に挑戦するし、
質問も積極的で、また、それが「この人は、本当に頭がいいナ~(驚)」とホレボレするほどの、すごい球を投げてきます。
記憶力もいい(それもあるけど、授業の録画を何度も見てる&めっちゃ勉強してる)ため、
彼は私の 言語パートナー
なのですが(彼と週に1度、2人で中国語をしゃべる会?をしている)、
「君は、クラスであの時、こういう質問したね。」とか
「君は、こう言ってたよね。」(←ものすごーくささいなこと)を覚えていたり、
私が「このアプリ(ANKI)、勉強にいいよ。」と勧めたら、翌日には、
「あのアプリいいね。すすめてくれてありがとう。」と早速使ってるかと思えば、
「こういう使い方してみたんだけど、すごくいいから、君もどうかと思って。」
と教えてくれた使い方が、予想の斜め上を超えてくる!
(&何年も使ってる私の思いもつかない)使い方で、オドロキの連続なのです。
しかも、私は、彼と一緒に勉強して、4か月になろうとしてるんだけど、
横で見ている私もわかるほど、みるみる上達してる!!
私も語学業界が長いですが、たぶん、彼ほど上達のスピードが速い人は正直見たことがないのよね。
と思っていたら、さもありなん、
彼は、自国の〇〇大学(東大みたいなとこ)で研究者をしていて、
中国語を勉強している理由が、コロナが収まったら、中国の大学で働いている自分の教授のもとで働きたいらしく、
しばらく、その教授の手伝いをしたら、自分は国にもどって、大学で教えることになると思う...なんて言ってる経歴の人でした。
だから、私がおしゃべりしてる時に、軽~い気持ちで、
「あなたの国の食べ物って、あんまり知らないから、今度、暇なとき写真送って。」なんて言ったら、
翌日、彼の国の食文化についてのリポートが A45枚の写真付きのPDF
で送られてきた...
私としては、彼みたいな一般の人が食べたごはんの写真をち らっと見てみたいぐらいの熱量
だったんだけどナ~。
おかげで、いい勉強になったよ...
そして、彼の素晴らしいところは、頭脳の明晰さ&努力だけではなく、性格も素敵なんです。
ある意味、クラスの兄貴的存在で、みんなを引っ張ってくれるんだけど、決して出しゃばらず、
しかも、グループライン上で誰か困ったことがある場合に、
e.g. 大学の学習プラットフォームにログインできない、レッスンでわからないことがあった...
迅速に&わかりやすく問題を解決してくれ、しかも、それを押しつけがましくするわけでもなく。
実は、今回の夏期講習受講に至るまでもこういう経緯がありました。
前回のクラスで、担任のC先生の授業がすごくよかったので、なんとか、この続きの新規コースをやってもらえるように、大学と交渉しない?と、相談をAくんに持ちかけたのです。
(私の武術協会でのあだ名:Ms.交渉)
私の今までの経験だと、まあ、言い出した私が、相談相手の助けを受けつつ、自分がメインになって交渉するパターンなのですが、
Aくんは「よし、君の言いたいことはわかったし、僕も賛成するよ。じゃあ、僕にまかせて。」とさわやかに会話が終わり、
翌日、クラスメイト達に、その旨書いたグループラインを送り、賛同してくれる生徒を何人か集め、
学校側と交渉してくれたのですが、結局、新コースを開講するための定員数には達成せず、
「無理かな~」と希望も消えかけた私に、
「僕にもう一回まかせて。」とAくん。
通常は平日夜4時間コースのこの夏期講習(C先生ともう1人の先生で2時間ずつのクラス)に、
私たち前期のクラスの生徒のみ、C先生の2時間クラスだけを受けられるよう、
そして、前のクラスの教科書の続きからスタートするよう交渉してくれたのでした。
(だから、この夏はのんびり自分で勉強するつもり~なんて言ってた私が、こんなに 急遽、受講することになった
)
私を含め、前期のクラスメイト達は、みんな仕事の合間に、授業を受けてたため、
毎日4時間というのは、ちょっと時間的にも難しく、2時間でなければ、あきらめてた人がほとんど。
Aくんの交渉力&兄貴力には本当に感謝しているのです。
将来は、なんだかすごい人になるんだろうな~、
そして、そのすごい人になる過程の一部を、こうやってそばで見られる自分の幸運さを誉めたいほど。
プラス、Aくんのことを書くならば、同じくメキメキ上達している、
前クラスからのもう1人の私の語学パートナー、イタリア人Mくんも、書かねばならず!
彼についても、また次回で書いてみますので、お楽しみに~☆
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