笑ったり怒ったり・・・

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2026年05月15日
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カテゴリ: 本・書籍
2026年​5月13日(水)その1


ミニバラ、少し咲き始めました。








ミニバラの下には、どくだみのつぼみが。





今日は整形外科に行って、そのあと図書館へ向かいます。
朝井リョウ著「生殖記」を返却に。
朝井リョウさんの著作、超人気なのです。
早く返して次の人に渡さなくっちゃね。

編み物するものもなくなったし、手持無沙汰。
ということで本棚を漁って見つけたのが、松本清張著作「渇いた配色」
最初の数ページ読み始めて「あれ??これってドラマで見たことがある!」って思いました。
向井理さん主演で放送された「死の発送」
内容が全く同じなんです。
登場人物、事件、話の展開、何一つ変わらない。
ふつう松本清張さんの作品をドラマにするときって、タイトル変えます??変えませんよね。

で、ネットで調べちゃいました。
なんと「死の発送」も「渇いた配色」も、同一作品。
では何故ふたつのタイトルがあるのか?

「渇いた配色」は、1961年「週刊コウロン」で連載されたのですが、同誌が休刊となってしまい「小説中央公論」で掲載を継続。
その後1982年加筆・訂正をして、タイトルも「死の発送」と変えてカドカワノベルスから出版されたんですって。
でも私の持っている本は中央公論社ので、1991年発刊。
ということは、もう一度中央公論社に戻って、タイトルも最初の「渇いた褐色」に戻ったってことなのかしら??
検証はできませんが、松本清張作品の感想をネットに上げていらっしゃる方の言によれば、「渇いた褐色」にタイトルを戻すことは清張氏の希望だったんですって。

5億円もの横領をした「岡瀬正平」
7年の刑期を終え娑婆に。
その岡瀬の行動を見張るように、R新聞(夕刊紙)の記者「底井武八」は編集長の「山崎治郎」に命じられる。
警察の調べでは、4億円の金の使い道はほぼ分かったが、残りの1億円の行方が分からない。
編集長は、「岡瀬」がどこかにそれを隠していて、いずれそれを取り出す日が来るだろうと踏んでいるようだ。
「岡瀬」の住んでいる家の前に部屋を借り、一日中見はったり「岡瀬」の後をつけたりする「底井」
ある日府中の競馬場に出かけた「岡瀬」の後をつけた「底井」、そこで厩舎の男と話をするのを見かける。
しかし、レースの最中に「岡瀬」の姿を見失う。
そんな尾行を繰り返しているうち、「岡瀬」はだれかに殺されてしまった。
悔しがる編集長の「山崎」
その「山崎」の失踪。
「山崎」がトランク詰めの死体で発見されたのは、東北本線五百川駅付近。
しかし、そのトランクを田端駅から送ったのは、「山崎」自身であった!!!

自分の死体の入ったトランクを田端駅から送った「山崎」、どういうトリックがそこにあるのか。
犯人は誰か。
松本清張氏は、実に丁寧な考察を組み立ててこのミステリーを完成させます。

整形外科で注射を打っていただいたのち、図書館に。
朝井リョウ著「生殖記」を返却して、予約していた原田マハ著「異邦人」が届いたというのでお借りしました。
「異邦人」には、「いりびと」とルビが。
377ページの長編。
気合を入れて読まなくっちゃ。

そうそう話を元に戻して、「渇いた褐色」とは何か?
トランクのトリックを解くヒントになる、ある果物に付着していた砂のことらしい。
でもこのストーリーだと、「死の発送」の方がタイトルとしてピンとくるしインパクトもあるような気がします。
カドカワノベルスから発刊するときにタイトルを変えたのは、たぶんこのインパクトを重視したからではないでしょうか。
本の売れ行きは、表題の付け方で変わりますものね。
でも清張氏は「砂」にこだわりたかったのでしょうね。
ミステリーである以上、トリックを見破るきっかけが大切ですものね。
う~~~ん、どちらも理解できます。
同じ作品に2つの題名があるというミステリーは、解けましたけれどね。





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最終更新日  2026年05月15日 04時17分46秒
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Re:松本清張著「渇いた配色」(05/15)  
こんにちは♪

ミニバラ、可愛らしいですね。
これから楽しみですね。

同じ作品に2つの題名。
なるほど、そういう経緯があったんですね。

向井理さんのドラマかしら?
観たことないんですが、ちょっと面白そうな内容の小説ですね。
どんなからくりがあるんでしょう?

私も読みたくなりました。

(2026年05月15日 10時30分08秒)

Re:松本清張著「渇いた配色」(05/15)  
kororin912  さん
松本清張さんの作品は、大学生の頃から結婚までくらいに、ほとんど本を買って、読んでいました。

でも、この「渇いた配色」は、読んだことがなかったですね。

私、1983年に結婚したから、買ってなかったのかも。

それで、U-NEXTのポイントで購入して読んでみています。401ポイントでしたよ。

まだ最初の方なので、編集長に頼まれて、底井武八が見張っているところ。まだまだこれからです。 (2026年05月15日 15時26分38秒)

Re:松本清張著「渇いた配色」(05/15)  
私のブログにコメントをありがとうございます。
予約待ちの多い本は早めに返した方がいいですものね。
次の予約の本が借りられて良かったですね。
同じ作品に2つのタイトルがあるなんて初めて知りました。
本もドラマも見ていないです。ドラマで見たことがあるなんてよく覚えているなと感心します。 (2026年05月15日 16時13分59秒)

Re:松本清張著「渇いた配色」(05/15)  
松本清張さんの本は読んだことがありませんが
ドラマはよく見ています

何となく怖い場面が多くて
私は苦手なんです (2026年05月15日 21時15分58秒)

Re:松本清張著「渇いた配色」(05/15)  
ふろう閑人  さん
いつもながらの名解説ありがとうございます。
タイトルが二つある事の究明までも・・・。

清張らしい綿密なトリックなのでしょうね。 (2026年05月15日 21時52分57秒)

Re:松本清張著「渇いた配色」(05/15)  
ミニバラ~可愛い色ですね。
きちんと這うことが出来るようにされているんですね。
同一作品に2つのタイトルがあるって不思議な感じがしますよね。
大人の事情も複雑ですね。
(2026年05月15日 21時59分15秒)

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