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何故か今日から、客船の入港時間を知らせる村内放送が無くなったので知りませんでしたが、今朝の朝船は着かなかったそうです。GW初日とあって100人もの観光客が、御蔵島で降りられず八丈流しに会いました(^^;。八丈流しとは、朝6時に客船が御蔵島に着岸できず、そのまま八丈島まで往復してしまう事です。そして昼の船が着岸すれば御蔵島に上陸できます。昼も着岸できなければ無料クルーズです。何だか御蔵島の着岸が苦手っぽいカメリア丸の船長さん。今日は頑張りました。船の手すりをぶつけて壊したそうですが着岸しました。おかげで午後着いた数家族と一緒に長滝山へ向かう事が出来ました。
都道を車2台で南郷へ向かいます。途中草祭りの神様にお参りして、明日葉の葉を1人1枚置きます。草祭りの神様は今は車道にありますが、昔は山道の入口にあったそうです。山へ入る前に草を置き、風で飛ばされないように石で押さえてお参りしてから山仕事に行ったそうです。そして山から下りてきたら置いた草を取り除きます。もし夕方、草が残っていたら誰かが山で遭難していると判ったそうです。
今では、山の神様に御挨拶をしてからハイキングって感じでしょうか?
登山道入り口。
天気は上々
ハイキング日和です
やっぱり山歩きは青空がいいっ
足元のショウジョウバカマも大歓迎っ♪
歩き始めてすぐに尾根筋の見晴らしの良い笹原に出ます。
御蔵島の最高峰は御山850mですが、季節風が強い為か、背の低く風に耐える形をした、高山のような樹木も生えています。
灌木は笹より高くはなれないみたいです。すごく見晴らしが良くて、遠くの島まで見えましたっ!
足元には御代ヶ池。神の御代から切られていないと言われるつげの木が生えているコースです。ガイドなしで歩ける展望台コースで、植林されたつげの木を見てから行くと、御代ヶ池のつげの太さに驚きます。
つげの木は百年で10cmの太さにしかならない固い木です。江戸時代には櫛材として御蔵のつげが大人気でした。
尾根の灌木、池の高度の森、そして海を見ながら歩ける御蔵島の山道が好きです。さすがに尾根から潮騒は聞こえませんでした。
御蔵島の山は照葉樹しか自生していないので一見地味ですが、良く見ると灌木にも花が咲いています。ヤマグルマの花は緑色で地味ですが、良く見るととても可愛い花塊です。
山桜も咲いていました。海の青をバックの山桜、大好き
冬の強い季節風でねじ曲がった、つげの木もありました。
御蔵島のつげの見事な虎杢は、この風に耐えた形から出来るんですねー。
http://plaza.rakuten.co.jp/romi63/diary/200905300000/ ↑ぜひ、木とは思えない、つげの光沢も見て下さいねっ。
登山道の両脇には、びっしりとマイヅルソウが生えていました。
ショウジョウバカマもマイヅルソウも、私にとっては尾瀬で見る湿原の花です。
今歩いている登山道の真ん中は踏み固められていますが両脇は苔でフカフカしていました。雨の多い御蔵の気候も良いのでしょう。
そして、登山道は笹を刈りはらわれるので日当たりも良いです。木道から見下ろすマイヅルソウを見慣ているので、同じ目線で見る湿原の花はとても新鮮です。
歩いている時には木が付きませんでしたが、帰ってから写真を見たら、意外と険しい風景の中に居ました。
島が海に1500mも埋まっているので、海水が無ければ二千数百メートルの火山です。写真の左側はかつての爆裂火口です。
今は車道も山道も無い、大きな谷となっています。不味い大ウナギが住んでるとか(^o^)
休憩を入れて2時間ほど歩いた所で同じ道を引き返し始めました。長滝山の山頂を過ぎて少し下った所でした。振り返るとさっき下った階段が梯子みたいに見えました。
行きは先頭をガイドさんが抑えてゆっくりだった子供たち。帰りはすごい勢いで、戻って行きました。は、早い!
あっという間にMちゃんと2人ぽっち。急に風の音が聞こえだしました。
カメラ持ちだけになったので、写真を撮りまくりながら来た道を戻ります。子供たちの声が聞こえなくなると、世界中で2人だけな気がしました。
私、子供の頃は裏山で一人でボーっとしていられたのに、いつのまにこんなにさびしがり屋になってしまったのかしら~
でも、空と山と海と囲まれ、幸せなひとときを味わいました。子供の頃、風や木漏れ日の音を聞いて育ったせいか、音楽を聴く習慣があまり無い私です。でも自然の音、鳥や風、それに静かな時にバックに流れる遠くの沢音や潮騒は、すてきなミュージックです。
島で”かまじっこ”と呼ばれるトカゲ。
先に行った人たちを待たせては悪いので急ぎ足でしたが、次々、フォトジェニックなものが現われて困りました。特に動物は動くので、撮るのに時間がかかります。
このかまじっこは、じっとしていてくれたので、楽勝(^^)v。遠目では可愛いのですが、アップにするとウロコがヘビっぽくて苦手です(^^;
帰り道は、車で里に戻りながら、観光しました。
途中の川の上流には島の水道タンクが見えました。そして、ずーっと下流、白く霞むくらい下流には水力発電所が見えました。太い導水管で水道タンクのあたりから、下流の水力発所まで水を落としています。

水力発電所には、 ペルトン水車 があります。 ペルトン水車とは、おわん形をした羽が並んだ水車の事です。
落差の取れる急な沢などで水力発電をするのに向いています。山肌に太い管がむき出しの物を見た事ありませんか。
小さいものは水量が少なくても落差があれば発電できるので山小屋などで使われています。
そんなに太い導水管ではありませんが、この落差はすごい500mはあるのではないでしょうか
それに、水道と水力発電に水を取られてるのに、まだまだ沢には水が豊富です。もう一本導水管が引けるのでは、と思ってしまいます。
かつては水力発電だけで電気をまかなったほどの水量があります。今は小さな火力発電所があります。でも火力発電所はとても小さくて、私は上水場かと思っていました。
可能かどうかはともかく、御蔵島の水量なら、島中の沢にペルトン水車をつければ、電力は足りてしまいそうに見えました。もし砂防ダムを造るのだったら、水力発電所にしてしまうのはどうでしょう
ま、素人のたわごとです(^^ゞ
さて、里まで大分戻った車道の脇に、巨大なスダジイがあります。
魚眼レンズの写真では小さく見えますが、これが本体。
その右側に、とんでもなく太い横枝が張り出しています。
何気に生えているので見落としそうですが、通りがかったらぜひ!
明日、帰る予定ですが、今夜はイセエビの御馳走でした。
今日も島で取れたものばかり
食事の途中であわてて撮りに行った夕日。

夕暮れの里。好きな風景です。
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