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生まれて初めて、国立国会図書館を訪れました。場所は永田町、国会議事堂の至近です。国立国会図書館 posted by (C)まさやん6312まずは新館へ赴いて、登録カードを作らなければなりません。必要事項を記入し、健康保険証を見せて待つことしばし。ICチップ入りの登録カードが交付されました。国会図書館の登録カード posted by (C)まさやん6312この図書館には、日本で発行されたすべての書物がアーカイブされています。本館にはいると、ネットに接続されたパソコンがずらりと並んでおり、そこで閲覧可能な書物を検索し、貸し出しを申し込みます。書物によっては、すべてのページをカメラ撮りした電子アーカイブ版もあり、それはこのPCから閲覧することが可能。40数年前の鉄道雑誌を検索し、電子アーカイブ版で閲覧すると、あっという間に2時間近くが経過してしまいました。【送料無料】図書館を使い倒す! [ 千野信浩 ]価格:714円(税込、送料別)
2012年07月21日
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遅きに失した感がありますが、今、村上春樹著作の『1Q84』を図書館で借りて読んでいます。刊行されたのが2009年ですから、3年目にしてようやく活字を追っています。発刊当初、書店にはこの本を買い求める行列ができ、大ブームになったのは記憶に新しいところ。村上春樹の作品を読んだことのない僕にとって、その光景は奇異に映ると同時に、「通俗的なミーハー小説なのか?」と勝手な推測をして近寄りがたい雰囲気を自ら作り出していました。よって、これまで見て見ぬふり。狭山市立図書館の貸し出しカードを最近ようやく作ったので、気まぐれに、借りてみる気になった次第です。ところが読み進めてみると、これがどんどん深みにはまるくらい読むのが止められません。僕は、熟読傾向でページがなかなか進まないのですが、ことこの作品に関しては気がつけば一心不乱に読み進めていて、あっという間に20ページ、30ページ先まで達していました。何が自分をそれだけ入り込ませるのか。ストーリーの構成やシチュエーションの妙もさることながら、物語の中に流れている独特の表現がそれを手伝っているように感じました。たとえば固有名詞が散りばめられていること。車だったら「三菱・パジェロ」や「スズキ・アルト」。新聞紙名も「読売」「朝日」「毎日」「日経」。「東急新玉川線」というのもありましたね。今は「東急田園都市線」に吸収された渋谷-二子玉川の区間は、物語の時代背景であった1984年当時は、確かに東急新玉川線でした。こういう固有名詞が物語のリアルさにエッセンスを加えています。それに加えて、読者にイメージを鮮明化させるためか、敢えてセンテンスの次元に高低差をつけています。たとえば「屈強な、40歳前後でスキンヘッドの用心棒」のイメージをより鮮明にするため、「…区役所の出納課の職員には見えないし、自動車保険のセールスマンにも見えない」という表現でつないでいる。この「屈強な男」と「区役所職員・セールスマン」のまるで次元の異なる対比で、より登場人物の姿が頭の中に浮き彫りになるんです。さらに比喩の使い方が絶妙。「彼女は何をするにしても、ほとんど音を出さなかった。森を横切っていく賢い雌狐のように。」こういう絶妙なメタファーが、より物語を立体的にしています。人間の心理描写にもメタファーがふんだんなく採り入れられ、しかも外見上の手や口元の動きも、細かく描写している。要は、読者も登場人物の一人になったかのような錯覚に陥る感覚を覚えるのです。村上春樹に人気があることが、ようやく分かりました。そういうわけで現在はBOOK2を読破中です。【送料無料】1Q84 BOOK1 (4月ー6月)価格:1,890円(税込、送料別)
2012年06月04日
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ベストセラーとなった『日本でいちばん大切にしたい会社』。既にシリーズ3まで刊行されています。ここにきてようやく3冊とも目を通すことにしました。僕としては既に以前から知っている会社も取り上げられており、そういう意味であまり新鮮味はないだろう、という先入観で読み始めたのですが、とんでもない。「ここまで社員を思いやるのか!?」「ここまでお客さんに寄り添うのか!?」という事例がいっぱい出てきて、読んでいるうちにいつの間にか涙を流していました。感動小説ならいざ知らず、経済書で涙を流すなんて、そうそうないですよね。会社の休憩中に読んでいることもあって、流す涙を周囲に悟られないようにするのに苦労しています。世の中には、ここまで人に感動を覚えさせる活動をしている企業がたくさんあるんですね。今の勤務先はお世辞にも「従業員に尽くす」組織ではありません。「早く偉くなって『大切にしたい会社』の一角に混ぜてもらうようになりたい」そう思いました。【送料無料】日本でいちばん大切にしたい会社(3)価格:1,470円(税込、送料別)
2012年05月17日
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もう何十年ぶりでしょうか。公立図書館の門をくぐりました。たぶん小学生か中学生の頃に、富田林市の図書館を利用したのが最後。それ以後、貸出期限があるのと返却するのが面倒で、「本は買うもの」と心に決めていたフシがあります。しかし、やはり本を買い続けると置き場所にも困りますし、経済的に圧迫されるのも事実。そんなわけで、利用カードを作りました。このカードで所沢や入間など、近隣の市の図書館も利用できるそうです。で、さっそく借りた本がこれいきなりシリアスな本を借りてしまいました(^^ゞこの狭山事件、僕が生まれた年に起こった、女子高生殺害事件ですが、舞台となったのが今の居住地です。被害者の自宅は現存しますし、身代金の受け渡し場所だった酒屋さんも、残念ながらつい数年前に店じまいしましたが、建物は残っています。そして犯人とされた石川氏は狭山市駅前で現在もひっそりと暮らしているそうです。大阪出生の僕は、小学校2年生頃から道徳の時間で頻繁にこの狭山事件のことを学びました。僕の住んでいた富田林市の隣に狭山町(現在の大阪狭山市)があり、そこで起きた事件だと思っていましたが、それがすぐに違う、と分かると同時に、「埼玉県というところにも狭山という町がある」のをもう小学校低学年の頃にインプットしました。時代が下って、まさかその地に住まうことになろうとは、当時は知るよしもありませんでしたが。小学校の頃から嫌というほど聞かされた事件なので、当然、この地でも語り継がれているのかと思いきや、意外なことに僕と同世代の地元の人たちは、ほとんどこの事件のことを知らないんです。「そういえば、そういう事件があったのを子どもの頃に聞いたような……」程度の記憶なんですよね。その程度の扱いであることに逆に驚いたものです。地元にとってはあまりにも生々しくて、むしろフタをしてしまっているのでしょうか。この事件、惜しむらくは真犯人がまだ分かっていない、ということです。【送料無料】狭山事件価格:2,310円(税込、送料別)
2012年04月07日
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日記のタイトル、これは最近読んだ本のタイトルです。【送料無料】憂鬱でなければ、仕事じゃない価格:1,365円(税込、送料別)先日、テレビ東京の『カンブリア宮殿』で著者の2人がゲストに招かれており、この本の存在を知った次第。著者の一人である見城徹氏は「幻冬舎」という新興出版社の創業社長、もう一人の藤田晋氏はインターネット業界大手「サイバーエージェント」のやはり創業社長。親子ほどの歳の差がある彼らは、起業し社長業を歩む同じ境遇の中で生き方を共感し合った同士だ、ということで今回の上梓につながったんだとか。その中でも幻冬舎社長の見城氏の主張は目を見張るものがあります。本のタイトルにもなっている「憂鬱でなければ仕事じゃない」というフレーズもその一つ。つまり楽な仕事の仕方では、大した成果は上がらない。1つの仕事に対して憂鬱な状況を3つくらい抱えているくらいが後々の大きな成功を引き出す要素である、と。迷ったときには引くのではなく、さらに前へ出よ、というのが言い分。なるほど、と思いました。僕が今取り組んでいる仕事も、一進一退でなかなか上手くコトが運ばない状況があります。ともすれば「もう、どうでも良いや」なんて、投げ出したくなることもある。ただ、そういう憂鬱な状況を味わってこそ、何とか次の段階へ踏み込もうとしている自分もいる。会いたくない人に会って交渉し、苦手な計算をして稟議書を書き、取締役会で評論家気取りの役員たちからあらゆる攻撃を受けつつも、気がついてみれば次の段階へ進んでいて、「おぉ、ここまでよく来れたなぁ!」と自分に対して感嘆しているわけで。おそらく楽な状況で推移していたら、得られた果実に対して、そこまで自分を褒めることはないでしょう。「憂鬱じゃなければ仕事じゃない」秀逸なフレーズだと思いました。ほかにも「かけた電話を先に切るな」「切らして渡せなかった名刺は速達で送れ」「行く気がないのに、今度、飯でもと誘うな」「小さなことにくよくよしろよ」「パーティには出るな」「努力は自分、評価は他人」等々…読むほどに団塊の世代・見城氏のパッションには気後れしてしまいますが、しかしそこを若き藤田氏のフォローでうまく調和が取れている。なかなか読ませるエッセイです。
2011年09月15日
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東日本大震災の発生直後から、ツィッター等で世界中から届いた感動のメッセージ。それが『Pray for Japan』。国内から、被災地から、そして海外から。匿名の感動メッセージがネット上にあふれました。そのメッセージを集めた本が早くも出版されました。【送料無料】PRAY FOR JAPAN -3.11 世界中が祈りはじめた日-価格:1,000円(税込、送料別)わが家でも、ヨメさんが購入。一気に読みました。その中から一部を抜粋▼国連からのコメント『日本は今まで世界中に援助をしてきた援助大国だ。今回は国連が全力で日本を援助する。』▼NHKアナウンサーNHKの男性アナウンサーが被災状況や現況を淡々と読み上げる中、「ストレスで母乳が出なくなった母親が夜通しスーパーの開店待ちの列に並んで、ミルクが手に入った」と紹介後、絶句、沈黙が流れ、放送事故のようになった。すぐに立ち直ったけど泣いているのがわかった。目頭が熱くなった。▼海外ニュースが驚きとともに伝えたこと物が散乱しているスーパーで、落ちているものを律儀に拾い、そして列に黙って並んでお金を払って買い物をする。運転再開した電車で混んでいるのに妊婦に席を譲るお年寄り。この光景を見て外国人は絶句したようだ。本当だろう、この話。すごいよ日本。▼駅員さんと子ども駅員さんに「昨日一生懸命電車を走らせてくれてありがとう」って言ってる小さい子達を見た。駅員さん泣いてた。俺は号泣してた。読めば読むほど涙が滲んできます。感動を得たい人はぜひご一読を。印税の全額が復興のために寄付にあてられるそうです。
2011年06月18日
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先日の3連休にエニアグラムのワークショップに参加した際、他の参加者やファシリテータからエニアグラムの理解を深めるための「オススメの本がある」と聞かされました。何でも、10年ほど前に刊行されたものの今は絶版になっていて、もともと発行部数が少ないこともあり、かなりのプレミアムがついて取引がなされているとのこと。一般の書店では予約をしても入手は難しいらしく、古本屋さんにあればラッキー。アマゾンではしばしば出品されていて手に入る可能性が比較的高いらしいのですが、しかし価格は定価が4,500円弱のところ、40,000円のプレミアムがつくこともあるんだそうです。「じゃあ、大きな図書館に行って見つければ、たやすくコピーできるし経済的ですよね?」と水を向けるも、聞かれた方は「うーん、図書館でその本を見た、という話も聞かないですねぇ……」と首をかしげるだけ。「なるほど、そうですか……」と興ざめしつつ、ワークショップ初日に帰宅してから気まぐれにアマゾンにアクセスし、検索してみると、何と、たまたま出品されているのを発見。しかも価格は19,800円。話に聞いた「40,000円」で値付けされていたことを考えると、かなり安いお値段です。「それでも、定価の4倍以上の値付けだしなぁ……」と、購入ボタンをクリックするのには躊躇してしまいました。翌日、ワークショップ会場で「アマゾンにて19,800円で出品中」の話をすると、くだんのファシリテータは「それは『買い』ですよ! 絶対オトク!それだけ価値のある本なんですから」と背中を押されました。で、その日の夜に「えぇーい、ままよ!」と購入ボタンをクリック。最近になって出品者から送られてきました。写真を見る限りはちょっとした単行本ですが、実際は600ページをはるかに超えるボリュームで、エニアグラムでいうところの9つのタイプをさまざまな角度から解析し詳述。「この本をマスターすれば、イコール、エニアグラムをマスターできる」と言われるくらいの濃厚な内容が見て取れました。これからしばらく、この本と格闘です。【送料無料】エニアグラム(基礎編)価格:1,785円(税込、送料別)
2011年02月17日
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俳優業から作家業へ転進し、処女作が出版社のコンテストで優秀賞になった水嶋ヒロの『KAGEROU』。発売日に長男が買ってきてました。で、コタツの上に置いてあったその本をちょっと拝借し、週末読破しました。「意外にも」と言うと、作者ご本人には失礼ですが、人物や事象のディティール表現が優れています。テーマの着想も面白い。ただ、章を改めたときの場面展開が急激で、ちょっとストーリーの経緯がわからなくなる側面はありますが…。そういった荒削りなところがあるにしても、内容的には面白いし、若年層にも受ける小説だと思いました。場合によっては間髪入れずに映画化の話も出てきても不思議ではありませんね。【送料無料】KAGEROU価格:1,470円(税込、送料別)
2010年12月20日
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今や出版不況と言います。その昔、時代を謳歌した有名雑誌が次々と休刊したり、休刊は免れたものの、大幅に発行部数を減らしている雑誌などが続出しています。そんな中、驚異的に売上を伸ばしている雑誌がある。女性ファッション雑誌『sweet』がそれ。sweet (スウィート) 2010年 11月号 [雑誌]価格:680円(税込、送料別)発行しているのは「宝島社」。「宝島」というと、北朝鮮情勢や体制批判、さまざまな裏事情の暴露といった、少々危なげなコンテンツ制作が印象に残る出版社で、読者も男性をターゲットにしている感があり、そんなところが女性誌を手がけていることすら意外だったのですが、今や女性誌の発行部数は、並み居る強豪と対等の地位にあると言います。なぜ驚異的に部数を伸ばすことができたのか。それは、『付録』の効果なんだそうです。有名どころのブランドとコラボレーションし、雑誌専用の化粧ポーチやトートバッグなどを開発。その雑誌を購入しないと、手に入れることができない、という図式にします。購入者は、雑誌の金額でブランド品が買える、しかも通常の店では売ってないものだ、という希少性も手伝って、雑誌売場についつい立ち寄ることになる。そんな破格な値付けで、ブランド品メーカーはよく出版社と結託できるな、といぶかる向きがあるのですが、実はメーカーの方は、作った全量を出版社や書店が引き受けてくれ、在庫がゼロとなるので、効率がよい。しかも雑誌購読経由で新たな顧客を掴むきっかけにもなる。ということは、『Win-Win』の関係が成り立つんです。昨日の『カンブリア宮殿』で、この宝島社が取り上げられ、キャスターの村上龍が社長にインタビューしていましたが、実は同社も出版不況の波をもろにかぶり、3年前にはすっかり青息吐息で会社が倒れてもおかしくない状況だったんだそうです。起死回生を試みたのが、「付録で雑誌を売る」というsweet誌の戦術で、これは途中入社した広告代理店出身の女性社員による発案。ダメ元でトップダウンにより実行を決断したところ、大幅な部数増という成果が出たので、今はあらゆる年齢層向けの女性誌すべてに同じ戦術を用いているんだそうです。社長さん曰く「昔から雑誌には付録が付いていた。みんな付録目当てで雑誌を買う、というのは今に始まったことではない。もう一度、昔の「付録付き」雑誌を売ってみた。それだけなんです」と。そういえば、男性向けの雑誌にもありますよね。たとえば5年前にブームになった『週刊戦艦大和を作る』なんてのは、毎号、戦艦大和のプラモデルパーツが入っていて、取り付けるたびに完成に近づいていく。しかも毎号買わないと、パーツが揃わないので、これに魅せられた人は、おのずとリピーターになる。【送料無料】【激安アウトレットセール・戦艦大和】SALEoutlet値引割引%OFF犬山城大阪城安土城...価格:73,700円(税込、送料込)ちなみにこの夏から定期購読しはじめたベネッセーコーポレーションの『ねこのきもち』。これも毎号、猫向けの付録が付いています。『ねこのきもち』10月号の付録「猫用まくら」この付録がけっこう秀逸で、やはり付録が目当てで購読している人が多いとか。『付録』で雑誌を売る、というのは、古くて新しい手法なんですね。
2010年10月29日
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昨日の日記で「相手の立場に立った考え方を持つ」ことの効果や留意点を書きました。まるで自分はしっかりそういう考え方ができているかのような書きぶりでしたが、なんのなんの、毎日のように自分の立場しか考えていない瞬間に気づくんです。目の前で自分の立場がない状態や、相手から意表を衝かれた状況に陥ったとき、すぐに僕は近視眼的になり、その矛先を相手や環境のせいにすることもしばしば。そんな「自分が今、曲がった考えを起こしている」と意識したときや少し時間が空いたときには、僕はこの本を読み返すようにしています。「原因」と「結果」の法則価格:1,260円(税込、送料別)人間としての生き方、心の持ち方を説いた本です。この本に書かれてあることは、最初から最後までとても重要なことばかり。その中でも「これぞ真髄だろう」と思われる部分を抜粋して記しておこうと思います。私たち人間は、「原因と結果の法則」したがい、常にいるべき場所にいます。よって人生には偶然という要素はまったく存在しません。私たちの人生を構成しているあらゆる要素が、けっして誤ることを知らない法則が正確に機能した結果なのです。環境に不満を感じていようと、満足していようと、同じことです。私たちは、自分を環境の産物だと信じているかぎり、環境によって打ちのめされる運命にあります。自分の心をしっかりと管理し、人格の向上に努めている人たちは、「環境は思いから生まれ出るものである」ということを熟知しています。心は、それ自身が密かに抱いているものを引き寄せます。それは、それ自身が本当に愛しているもの、あるいは恐れているものを引き寄せるのです。人々が刑務所に入ったり貧困に苦しんだりするのは、過酷な運命や環境のせいなどでは決してありません。彼らがそうなるのはひとえに、彼ら自身の不純な思いと利己的な願望のせいなのです。環境は人間を作りません。私たちの環境は、私たち自身のことを外側に漏らすのみです。気高い思いばかりをめぐらしている人が、邪悪な道に落ちて苦悩することは決して起こりません。同様に、邪悪な思いばかりをめぐらしている人が、気高い目標を達成して真の幸せを感じる、ということも絶対に起こりません。人間は自分の思いの主人です。人間は自分の人格の制作者であり、環境の設計者なのです。私たちは、自分が「望んでいるもの」ではなく、「自分と同種のもの」を引き寄せます。こうして読んでくると、自分の周囲を取り巻く環境は、実は自分の心のあり方によって形作られており、だから自分にとっての良い環境を作り、それを維持していくには、自分自身の心を常に気高く保つことが肝要だ、ということなんですね。自分の心が折れそうになったとき、この本に目を通すと、ちょっぴり元気になります。僕の生き方のバイブルでもあります。
2010年07月29日
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最近、楽天ブログで仲間に加わらせていただいた良平&敦聡さんご夫妻。ご主人の良さんが書き下ろした、野良猫の物語『猫のなる木』を楽天ブックスで注文。猫のなる木価格:1,260円(税込、送料別)6月30日までの注文なら送料がタダだったので、少しオトク感を味わえましたさて、さっそく読んでみると、1匹のオス野良猫が主人公で、彼を取り巻く野良猫社会が描かれます。メルヘン調なところもあり、多少非現実的な場面があるものの、猫仲間や縄張り争い、恋や冒険、人間社会との関わりなど、さまざまな場面が展開されて、素直に面白い物語でした。とても平易な文章で、ところどころに散りばめられた敦聡さんのイラストも絵本チック。子どもの読書感想文の課題にもできる本ですね。ちなみにタイトルの『猫のなる木』。本を目にしたときから、このタイトルの意味するところがわからず、それだけに興味を惹かれたのですが、その意味は物語の最後の最後でようやく氷解しました。ちなみに著者の良さんこと古川良平さんは、本職の作家ではないらしく、ふだんは会社員とのこと。こういうストーリーをサクサクと描ける良さんは凄いなぁ、のひと言です。▼気まぐれ更新の、わが家の飼い猫ブログも夕べ久々に更新しました。こちらもよろしくでーす
2010年06月30日
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