七輪で焼く『焼肉』を販売し始めたが、最初はなかなか売れなかった。
最初の一週間、私は連日入り口の横の席で七輪を置いて焼肉を食べるが
なかなかお客様が引っかかってこないのだ(涙)。
外人さんは
「『YAKINIKU?』これってなんだい?」 から始まる。
どんな食べ物か説明しつつ、
入り口の席では七輪で焼きながら食べれますよ♪ と言うと、
面倒だと思うのか
「自分で焼きたくない。ホットプレートにしてくれ」となる...。
言葉って難しいなー。
姉妹店の『海山』ではカルビやロースが売れるのに、
ヨクヨク見ているとウブドでは何故か「タン塩」を頼む白人さんが多いのだ。
それを鉄板焼きでアペタイザーにして寿司や刺身を頼まれるので、
焼肉自体はそんなに食べてくれない...。(美味しいのに!)
あの七輪で焼く楽しみを知ってもらいたいなぁーなんて思うのだ。
そんな中、初めての焼肉に惚れちゃったお客様が現れた。
このお客様達、ウブドで大きなレストランを営業なさっているバリニーズの一族。
お父様は一番下の息子(小学6年生ぐらい)を連れて爆音をたてながら
『漁師』にハーレー・ダビットソンのバイクで乗りつけする。
刺身が大好きなちょっとコワモテなおじ様である。(良い人だけど☆)
そこの大きい息子さんは20代後半ぐらいだろうか?
いつも奥様や家族を連れてやってきてくれる、感じの良いお兄さん。
4日前に初めて焼肉を知ってしまった彼。
オオヨロコビして 「お父さんに教えなきゃ♪」 といそいそ帰っていった。
次の日も来てくれたのだが席がいっぱいで座れず
デリバリーで生肉を頼んでくれた。
何でも週に一度はおうちでバーベキューをするほど、焼くのが好きらしい。
そして昨日はとうとう、例の弟を連れて再戦だ!
七輪を目の前に小さな弟さんは目をキラキラさせている!
ジュージュー焼かれていく骨付きカルビを見つめているのだ。
いつもは憎たらしいガキだなぁなんて思っていたが、可愛いじゃないか♪
ちょっと見直した私である。(ゴメンね☆)
彼らは豚バラとカルビ(骨付きなんです)、上カルビが大好きなのだが
ヒンズー教徒さん、大丈夫ですかーーー?
こうして私は酒を飲むイスラム教徒がいるように、
ウシを食べるヒンズー教徒がいる事を知ってしまった。
しかし、臨機応変こんなのも悪くない。
次はどんなお客様がこの”楽しみ”をしってしまうのか?
今からとても楽しみである。
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