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Ryu-chan6708

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2008.02.06
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カテゴリ: カテゴリ未分類



ユーコス とは、 ミハイル・ホドルコフスキーがオーナーだったロシア国内第2の石油会社の名前 だね。
1995年 民営化 で彼はユーコスの株の大半を取得し、その後、業績を伸ばし 第1位のルークオイル に迫る。
  株価も上昇し、 彼は世界の富豪16位にランク される。
英語が堪能 で欧米の評価も高かった。
  彼は、成功した「 オリガルヒ(新興財閥)」 だろうね。

A氏 プーチン政権 はなぜ、その 市場主義者のホドルコフスキー を追い出したのかね。

ホドルコフスキー の飛ぶ鳥を落すような力は最初は プーチン など足元にも及ばなかったらしいね。
 しかし 、プーチン が力をつけてくると当然、対立するね。
ホドルコフスキー プーチン の圧力を逃れるために アメリカに接近 する。
ブッシュ大統領 など、 アメリカの政治の中枢部にも接近 する。
  そして身を守るために 米メジャーの傘下 に入ろうとするが、これが逆に プーチン政権による逮捕 を早めたようだ。
プーチン政権 で検察は 脱税容疑 ホドルコフスキーを逮捕 し、同時に ユーコスの株 を差し押さえる。
  そして競売にかけられ売却され、 ユーコスは事実上解体
05年5月 ホドルコフスキー は禁錮の判決を受け、 北極海に近い北方の監獄に収容 される。
  「 国策逮捕 」と言われている。

A氏 :外 務省の佐藤優 氏の「 国家の罠・外務省のラスプーチンと呼ばれて 」と同じだね。
  「 ホドルコフスキー裁判 」は 1991年のソ連消滅以降、ロシアでの最大の体制転換 、すなわち、 国家の介入を認めた市場経済体制への第3の道への転換 だといわれている。

A氏 :結局、 ロシア は、 国家の権威があっての市場経済 だということかね。

:それが「 株式会社 ロシア 」の意味かね。
  国民も ロシアが外資に乗っ取られる のを欲していないのだろうね。
  これも 日本の国民感情 と似ているね。

A氏 :2月3日の 田原総一郎のサンディープロジェクト 竹中平蔵氏と木村剛氏が登場 していたが、彼らは 徹底的な自由な市場主義者 だね。
竹中氏 は、 今の株価低落などの日本経済の停滞は、サブプライムローン問題ではなく、それ以前から続いていると言い、 その原因は日本の経済の閉鎖性 だという。
 例の ブルドッグソース の例をあげているね。

:俺も録画して後で見たが、ブルドッグソースが外資に乗っ取られそうになったとき、 裁判所がその外資は「金儲け主義」だという理由 を挙げているのは、全く、 市場経済の無知 だというようなことを言っていたね。
村上ファンド 村上氏 が「 金儲けはよくないですか?」 と言っていたがね。
 竹中氏は徹底した 規制緩和 市場原理主義 だからね。
プーチン がその道をとらなかったのは、 ロシア国家という大国意識とアメリカ資本の流入に対する警戒感 と、やはり 石油で余力 があるからだろうかね。

A氏 木村氏 は、 ホリエン騒動 もおかしいとしているね。
  日本は折角の 若いベンチャー を潰す。
ヒューザー 耐震偽装 だというが、 大手の建設のほうは同じことをミスとして軽い罪 ですんでいる。
若いベンチャーに厳しく、大手に甘 いという
  これではこれから成長する産業が育たないという。

:木村氏は言う。
トヨタ ソニー も、 ベンチャーとして生まれ、60年後の今では大企業
  戦後の日本経済の活性化はそれらのベンチャーが作ったといっても過言ではない。
  今、 そのベンチャーを育てることを日本経済はしないと言う。
しかし、 これらのベンチャー は「 金儲け 」が 主目的 でなく、 新しい物づくりの 「志」 があったね。
  ホリエモン
のように「 すべてはカネだ 」という考えと違うね。

A氏 教育 も「 創造性ある人物 」を育てるという 国家的な戦略 が見えてこないね。
  もっとも、 竹中氏は学校で株の取引を教えろという考え だろうがね。

私:ロシア は、今は石油で国として景気はいいが、 経済の底力は弱い。
石油で余力がある間に中小企業を育てるように動いている
ようだね。
 この本はいくつかの 中小企業のベンチャーが努力する姿を紹介 している。
  それが成功するかが、 真のロシア経済の力 がつくことになるだろうね。






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Last updated  2008.02.06 06:17:19
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