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A氏 : プーチン政権 はなぜ、その 市場主義者のホドルコフスキー を追い出したのかね。
私
: ホドルコフスキー
の飛ぶ鳥を落すような力は最初は プーチン
など足元にも及ばなかったらしいね。
しかし 、プーチン
が力をつけてくると当然、対立するね。
ホドルコフスキー
は プーチン
の圧力を逃れるために アメリカに接近
する。
ブッシュ大統領
など、 アメリカの政治の中枢部にも接近
する。
そして身を守るために 米メジャーの傘下
に入ろうとするが、これが逆に プーチン政権による逮捕
を早めたようだ。
プーチン政権
で検察は 脱税容疑
で ホドルコフスキーを逮捕
し、同時に ユーコスの株
を差し押さえる。
そして競売にかけられ売却され、 ユーコスは事実上解体
。
05年5月
、 ホドルコフスキー
は禁錮の判決を受け、 北極海に近い北方の監獄に収容
される。
「 国策逮捕
」と言われている。
A氏
:外 務省の佐藤優
氏の「 国家の罠・外務省のラスプーチンと呼ばれて
」と同じだね。
「 ホドルコフスキー裁判
」は 1991年のソ連消滅以降、ロシアでの最大の体制転換
、すなわち、 国家の介入を認めた市場経済体制への第3の道への転換
だといわれている。
A氏 :結局、 ロシア は、 国家の権威があっての市場経済 だということかね。
私
:それが「 株式会社 ロシア
」の意味かね。
国民も ロシアが外資に乗っ取られる
のを欲していないのだろうね。
これも 日本の国民感情
と似ているね。
A氏
:2月3日の 田原総一郎のサンディープロジェクト
に 竹中平蔵氏と木村剛氏が登場
していたが、彼らは 徹底的な自由な市場主義者
だね。
竹中氏
は、 今の株価低落などの日本経済の停滞は、サブプライムローン問題ではなく、それ以前から続いていると言い、 その原因は日本の経済の閉鎖性
だという。
例の ブルドッグソース
の例をあげているね。
私
:俺も録画して後で見たが、ブルドッグソースが外資に乗っ取られそうになったとき、 裁判所がその外資は「金儲け主義」だという理由
を挙げているのは、全く、 市場経済の無知
だというようなことを言っていたね。
村上ファンド
の 村上氏
が「 金儲けはよくないですか?」
と言っていたがね。
竹中氏は徹底した 規制緩和
、 市場原理主義
だからね。
プーチン
がその道をとらなかったのは、 ロシア国家という大国意識とアメリカ資本の流入に対する警戒感
と、やはり 石油で余力
があるからだろうかね。
A氏
: 木村氏
は、 ホリエン騒動
もおかしいとしているね。
日本は折角の 若いベンチャー
を潰す。
ヒューザー
も 耐震偽装
だというが、 大手の建設のほうは同じことをミスとして軽い罪
ですんでいる。
若いベンチャーに厳しく、大手に甘
いという
。
これではこれから成長する産業が育たないという。
私
:木村氏は言う。
トヨタ
も ソニー
も、 ベンチャーとして生まれ、60年後の今では大企業
。
戦後の日本経済の活性化はそれらのベンチャーが作ったといっても過言ではない。
今、 そのベンチャーを育てることを日本経済はしないと言う。
しかし、 これらのベンチャー
は「 金儲け
」が 主目的
でなく、 新しい物づくりの 「志」
があったね。
ホリエモン
のように「 すべてはカネだ
」という考えと違うね。
A氏
: 教育
も「 創造性ある人物
」を育てるという 国家的な戦略
が見えてこないね。
もっとも、 竹中氏は学校で株の取引を教えろという考え
だろうがね。
私:ロシア
は、今は石油で国として景気はいいが、 経済の底力は弱い。
石油で余力がある間に中小企業を育てるように動いている
ようだね。
この本はいくつかの 中小企業のベンチャーが努力する姿を紹介
している。
それが成功するかが、 真のロシア経済の力
がつくことになるだろうね。